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@itan-journ@l praha

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『ドクター・ストレンジ』3D以上の鑑賞を強くおすすめ



       


なんだか世界中で大ヒットしているらしいという噂を聞いて行って参りました、ドクター・ストレンジ。まあマーベルなのでいずれにせよ行くつもりだったのですが。今回新たにMCUに参加するヒーローなんですね。で、演じるのはベネ様。正直、ドクター・ストレンジしてるときの彼はヒゲだし白髪見えてるしで、あんまり個人的にはグっと来ないのですが・・・。やっぱりどうしたってシャーロックの印象が強いし、シャーロックのときが一番イケメンだからかな。そいや相棒のジョン(マーティン・フリーマン)は「シビルウォー」に役人みたいな役で出演していましたね。

面白くなかったわけじゃないけど、正直私はそこまで刺さる映画ではありませんでした。ドクター・ストレンジのキャラクターはちょっとマイルドなトニー・スタークって感じ。ものすごい自信家で皮肉屋。一度打ちのめされてドン底に落ちたものの、努力の末に這い上がってヒーローになるという展開も似てる。合間合間に小さいギャグが入るみたいな展開もアイアンマンぽいっちゃぽい。でもトニー・スタークほどの人間的魅力があるかと言うと、それはちょっと疑問。俳優としてということなら、ベネ様の方がダウニーたんより好きなんだけど、どうしてかなあ・・・。というわけで私はそうでもなかったのですが、夫には面白かったようで「続編も絶対に観に行く!」と申しておりました。

それはさておき、この映画はとにかく特殊効果が凄い。これは・・・さぞやお金かかってるんだろうな~とマーベル側の気合いみたいなものを感じました。「インセプション」みたいに街がブワーっと折り畳まれたり折り紙みたいになったり、もう色んな方向に広がって展開していったりするスペクタクルがふんだんに入ってるし、未体験の異世界へ飛ばされるシーンなども映像として見応えタップリ(手の五本指が手になりさらにその指から手が出て・・・みたいなシュールな映像も)。私達は2D鑑賞だったのですが(貧乏だからいつも2D・・・)この映画は3D以上での鑑賞を強く強くおすすめ致します。




※核心部に触れるネタバレはなしです。




天才神経外科医のスティーブン・ ストレンジ(ベネディクト・カンバー バッチ)は、難しい手術を次々と成功させて万能感に酔っていました。ところがある日、交通事故で負傷しなんとか一命は取り留めますが、外科医の命とも言うべき指が麻痺して思うように動かせなくなってしまいます。同僚で恋人のクリスティーン(レイチェル・マクアダムス)は献身的に彼を支えますが、時間が経ってもなかなか現実を受け入れられないスティーブンの元を去って行くのでした。

スティーブンは同じく麻痺に苦しんでいたもののそれを治癒させたジョナサン(ベンジャミン・ブラット)という男から、ネパールのカマル・タージに行けというアドバイスをもらい旅立ちます。そこで会ったのはアンシエント・ワン(ティルダ・スウィントン)という高僧のような女性でした。彼女の特異な能力を見たスティーブンは弟子にしてもらうことを頼みます。最初は断られたものの受け入れられ、弟子のモルドー(キウェテル・イジョフォー)やワン(ベネディクト・ウォン)と共に修行に励むことになります。一方、アンシエント・ワンにはカエシリウス(マッツ・ミケルセン)という敵がおり、一味は虎視眈々と世界の破滅を狙っていたのでした。特殊能力を身に付けたスティーブンはカエシリウスたちを阻止する為に立ち上がります。

・・・というザックリ導入部です。

おしゃれなマンションに住んでいて、高級時計も死ぬ程持っているスティーブン。高級車を飛ばしデートへ向かいますが、ものすっごい見通しの悪いカーブ連続の山肌の道路で、スマホに出ながら運転(それも複数台追い越しながら)という危なっかしさ。あー、このままじゃ事故るよアンタ、事故る・・・と思っていたら案の定クラッシュなのでした(まあ事故に合わないと始まらないんだけど)。このときにしていた高級腕時計の裏にクリスティーンからの愛の言葉が掘ってあるんですね。ガラスが割れて時が止まったままになってしまうんですが、スティーブンはその時計をネパールでも大事に持っているんですよ。この時が停まった時から彼の人生がまったく変わってしまったということなんでしょうね。ちなみにブランドはジャガー・ルクルト。モノにもよりますが、だいたい安いもので100万円くらいする時計です!

ネパールへ渡ったスティーブンですが、中の人ベネ様は若い頃にインドのチベット仏教寺院で英語を教えた経験があるそうな。意外とスピリチュアルなものにもオープンな感じがしますね(理詰めのシャーロックなイメージと逆だからかな)。裏通りで泥棒に囲まれ襲われたスティーブンを助けたのがモルドーというカマル・タージの修行者でした。モルドーを演じるのはベネ様と「それでも夜は明ける」で共演済みのキウェテル・イジョフォーです。彼は生真面目な役とそうでもない/全然違う役をやることがありますが、やっぱり生真面目な方がなんとなく合ってるかなあ。でもちょっと真面目で潔白過ぎるかも、と思ったらこれが伏線になるんですね。

モルドーに連れられて師匠のアンシエント・ワンとの対面を果たすのですが、原作ではこのキャラクターはチベット人男性らしいんですね。うーん、そう言われると私の頭に浮かぶキャスティングはケン・ワタナベ、チョウ・ユンファくらいかなあ・・・真田広之はちょっと違うという感じ。しかし、監督のスコット・デリクソンはアンシエント・ワンを男性じゃなく女性にしたかったらしいです。しかしアジア人のオバチャンだといわゆるドラゴン・レディ的女傑なステレオタイプになっちゃうし、若いとオタク受けする萌え系になっちゃいそうってことで、西洋人の俳優にしたんだそうです。ホワイトウォッシングだという批判もあったそうですが、ティルダ・スウィントンの起用は慧眼であったと思います。もともとストイックで両性具有的な魅力を持つ女優さんですし「オルランド」で女性も男性も演じています。それだけではなく、浮世離れした凄い何かを持っている人というキャラクターは彼女以外考えられないのではないでしょうか。

カマル・タージの図書室で司書的なことをやっているワン役にベネディクト・ウォン。この中華系の俳優さんは色んな映画で見ますね。「オデッセイ」で科学者の役をやっていました。フィルモグラフィー調べたら 「堕天使のパスポート」にも出てる。てことはキウェテル・イジョフォーとも共演してるんだ(ティルダ、ベネ様、キウェテル、ウォンと全員イギリス人ですね)。デブなんだけど、いわゆるただのデブキャラではなく、何かしらのソリューションを運んで来る知性派という感じの人ですね。ハリウッドの伊集院光的な・・・?

敵役は「鳥顔のナイスミドル」マッツ・ミケルセンですよ。悪くないけど、ちょ~っとだけ太ってて身体が重そうかな・・・と思ってしまいました。鳥顔のシャープさが活かし切れてないというか・・・。マッツの実兄、ラース・ミケルセンも悪役としてベネ様と共演済み。「SHERLOCK」のシーズン3で恐喝王マグヌセンという悪役をしてました。兄弟ということで同じDNAを持ってる感じはするんだけど、マッツのがやはり鳥顔でエロいフェロモンが出ていると思います。でも本作でのマッツ・ミケルセンの悪役、ちょっとインパクトが足りな いんですね。お付きのものも何人か従えてるんですが、彼らは完全に書き割り的な感じだったし、悪の野望ってのがイマイチよくわかりませんでした(私の英語力不足もあるけど)。

ベネ様の彼女役はレイチェル・マクアダムスですが。彼女も優秀な医者なんだけど、ドクター・ストレンジになったベネ様に何回もオペを頼まれてドタバタしてたりするところがちょっとBSOL映画のキャラクターぽい感じ。しかしレイチェルは、ちょっぴりドジで可愛いんだけど医者役をやっても違和感ないんです、というラインを体現できる女優さんなんだと思います。衣装がほとんど緑の手術着でちょっと可哀相だったけど・・・。レイチェルはガイ・リッチーの「シャーロック・ホームズ」でホームズの宿敵兼訳ありの女、アイリーン・アドラーをやっていました。本作で間接的にシャーロック(ベネ様)とアイリーン(レイチェル)という作品をクロスしたホームズ&アイリーンのカップリングになっているんですね。そう考えるとしっくりくるキャスティングです。まあ原作のアイリーンはドジ可愛い女じゃなくって、ホームズと互角以上に渡り合う頭の良い女性なのですが。

今更ですが、ドクター・ストレンジってのは本名なんですね。スティーブン・ストレンジという名前の天才外科医がヒーローになったから、すなわちドクター・ストレンジ(ヒーローにならなくても同じか)。キャラクターやアクション自体よりもその舞台となる不思議な世界の描写の方が魅力的に見えるのはいいのか悪いのか。さすがに扇子を持って戦うティルダ・スウィントンはかっこ良かったけど、その他のキャストのアクションはあまり印象に残らないんですよね。東洋的思想がベースにあるヒーローだから、空手やカンフーみたいな型を使ってもっとカッコ良く火の輪っかを出したりしたら良かったのかな〜。う〜む・・・。ということで、大ヒットしているようですが個人的にはあまりピンと来ない映画でした。俳優さんは好きな人ばかり出ているんですけど、なんかもうちょっとの工夫でもっともっと良く出来たんじゃないかなあ〜と思ってしまったのでした。

ちなみに私がマーベルで好きなのはぶっちぎりで「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」。で次点だと「マイティー・ソー」です。どちらもキャップとソーの一作目ですね。この二作はヒーローも魅力的だったし、話の展開もすごく好きでした(そういえば、どちらもプラトニック・ラブがある)。さて今回はおまけシーンがふたつ。ひとつはタイトルやメインキャストのクレジットの後で、もうひとつはいつものようにすべてのクレジットが流れ終わった後です。これからのアベンジャーズにドクター・ストレンジが絡んで来る感じの作りになってました。うーむ、そうだとしたらストレンジはトニー・スタークと似てるからぶつかるのかな、それとも仲良くなるのかな。あとは忘れちゃいけないスタン・リー様のカメオシーンですが、後半に出て来ます。相変わらずキュートでいらっしゃるのでした。


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