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@itan-journ@l praha

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『ハイ・ライズ』スタイリッシュなタワマン映画



                        
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この映画のことを知ったのはTwitterで、どなたかが全裸で股間に本を置いて日光浴をするトムヒ様の写真をあげていたからです(確か本には「ようこそ」と書いてあったような)。高層マンションを舞台にした、住人同士のドロドロが描かれる人間ドラマといった趣にも惹かれて鑑賞してみました。

日本でもタワーマンションに住むことがステイタスで、低階層より高階層の方が高いという認識があるようですね。この映画でも同じで、低階層の住人が上にコンプレックスを持っているみたいな描写がありました。全然話は変わりますが、タワーマンションのことを「タワマン」って略すじゃないですか。この略称が非常に卑猥なものに見えて来るのは私だけでしょうか・ ・・。

画面が非常にスタイリッシュ。もちろんその中に住まうトムヒ様(細身のスーツをビシっと着ていて、職業はお医者さん)もスタイリッシュ。タワマンの中で開催されるパーティーもスタイリッシュ。ということで、スタイリッシュづくしだったのでした。最上階にお住まいなのは、このタワマンを建築したジェレミー・アイアンズ様です。舞台設定が70年代あたりなんですが、衣装やインテリアや小道具などが本当にぽくて、画質がクリアじゃなければ当時そのままな雰囲気だったと思います。

しかし、内容はあんまりハッキリと覚えていません・・・。
もっとタワマン内の人間関係ドロドロで、でもそのドロドロから抜け出せなくって、みたいな人間臭~い話なのだろうかと思ったのだけど、そこまでの粘度はなく。トムヒ様が臨月妊婦と不倫したり、シエナ・ミラー演じるシングルマザーと関係もったりするんですけどね。あと自殺者も出るし。でもスタイリッシュなのでそのあたりもなんだかサラ~っとしてるんですよ。で、結局最後はタワマン内のパワーバランスが壊れて、無秩序に支配されていく・・・みたいな話なのでした。

うーん、わからんな!と思い、例によって町山さんの映画ムダ話を購入。解説を聞いたら「え、そんな単純な話だったんだ」と拍子抜けしてしまいました。ご近所付き合いがテーマの話じゃなくて階級社会闘争の話だったんですね。いや、タワマンの中で格付けが行われているっぽいことは感じられるんですが、それが私のように鈍い観客にもわかるようにはあまり描かれていないんですよ(予告編では強調されていたが)。例えば「高階層の奥さんはヨーカドーじゃなくて成城石井で買い物してる、キー!」みたいなヒガミのセリフなんかが低階層の主婦から吐かれていたらわかるんですけど(笑)。まあ縦社会ってことなんでしょうか。タワマンはこれ以上ないくらいのその象徴なんですが、いまいちそこまでピンと来ませんでした・・・。

町山さんによると、構造的には縦になった「スノー・ピアサー」だということです。なるほど!あとは「エリジウム」も宇宙の金持ちVS貧乏という意味では同じだと。なるほど!そう考えると腑に落ちます。支配層への下克上なんですね。でも本作がなぜわかりにくかというと、主人公のトムヒ様がスタイリッシュなタワマンライフを享受可能な中産階級であるという点じゃないでしょうか 。

「スノー・ピアサー」のクリエヴァは生まれたての赤子を食べるくらい食糧がないところの住人、「エリジウム」のマット・デイモンは超絶ブラック企業で文字通り使い捨てにされる労働者。その主人公たちがド底辺からド根性で支配層にガチンコ勝負を挑む!というストーリーなので大変にわかりやすくて共感しやすかったんだと思います(私がこういう浪花節が好きなせいもあるけど)。ルーク・エヴァンス演じる低階層住まいの夫が主人公ならもっとわかりやすかっただろうけど、そうじゃないところがこれまたスタイリッシュなんでしょうかね。


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