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@itan-journ@l praha

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『ザ・イースト』イケメンすぎるエコ・テロリストに萌え~



       



皆様、ご無沙汰しております。やっとブログを再開できるようになりました。以前のペースに戻れるかはわかりませんが、ゆっくりマイペースでやって行きたいと思います。またよろしくお願い致します。

さて、再開一発目は「ザ・イースト」(ジ・イーストじゃないのね)。ちょっと地味な作品ですが、たしかこの映画は・・・公開時に町山さんのたまむすびポッドキャストで紹介されていたので知ったのだと思います。潜入捜査の話なので、ちょっとサスペンスタッチの映画が観たいなと思ってチョイスしました。

いやー・・・なんか、切ない話でしたね・・・。潜入捜査したヒロインがターゲット側の信念に揺れ動くのもよく描けてるし、アレクサンダー・スカルスガルドはイケメンだしで、ヒロインにガッツリと感情移入してしまい、なんか心がちぎれそうになりましたよ。アレクサンダーの印象が強くて、なんと鑑賞翌日私の夢にも登場してくる始末(どんな夢だったか忘れてしまいましたが)。そんな北欧イケメン、アレクサンダーのお父っつあんは「ニンフォマニアック」 や 「マイティー・ソー」に出ているステラン・スカルスガルド。うーむ、どうやったらあんなイケメンが生まれて来るのだろうか・・・。お母さんが美人なのかな。しかし美男美女ってのは、わりと普通めの親から生まれて来る様な気がしませんか?






ヒロインのジェーン(ブリット・マーリング)は元FBIで今は民間の警備会社に勤務し主に潜入捜査を行っているという設定です。上司のシャロン(パトリシア・クラークソン)から、過激な環境保護テロ団体「ザ・イースト」について探り出し潜入するというミッションを言い渡されます。ジェーンは同棲しているボーイフレンド(ジェイソン・リッター)にドバイに出張だと嘘を付き、ミッションに入るのでした。

ヒロインのブリット・マーリングは初めましてなんですが、とっても知的な美人!こんな美人が潜入捜査なんて大丈夫なのかい?って思うけど・・・。しかし、美人で演技もいいんだけど、なんかイマイチ特徴がないな~とは思いました。ポスト・ナオミ・ワッツ?警備会社の上司を演じるのは「しあわせのまわり道」に出てたパトリシア・クラークソン。やっぱりババアだけど色気があって素敵ですね~。あんな熟女憧れます。ヒロインに「あなたは若い頃の私に似てるわ・・・」などと言ったりするけど、実は利益優先の冷徹なエクゼクティブだったりする彼女の存在感がよかったです。

ミッション開始時、ヒロインは栗色だった髪を金髪に染めるんですが、これはどういうことなんだろう?なんとな~く髪色が暗い方が信用出来そうな気がするけども・・・。サラという偽名を使いバックパッカーを背負って地方をさすらうヒロインですが、同じく放浪している旅人たちと出会って彼らと行動を共にします。仲間達と列車に無銭乗車していたところを駅員に見つかって捕まるんですが、すんでのところで逃げるヒロイン(ペンダントトップが脱出のための秘密道具になっているのだ)。しかしそのときに負傷してしまい、仲間だったルカ(シャイロ・フェルナンデス)に助けられます。実は幸運なことにルカはターゲットの「ザ・イースト」のメンバーだったのでした。

自ら負傷を深くしたヒロインはルカに助けを求めます。目隠しして連れて行かれたのが「ザ・イースト」のアジトで、医者のドク(トビー・ケベル)から治療を受けるのでした。ヒロインはアジトでリーダーのベンジー(アレクサンダー・スカルスガルド)とイジー(エレン・ペイジ)と出会います。この時点でアレクサンダー演じるベンジーはモジャモジャ長髪のヒゲぼうぼうなので、風貌がよくわからない。これがポイントですよ!一 方のエレン・ペイジ は町山さんから「いつもテロリスト少女」と言われていたけど、本当にこういう役が合いますね。

映画冒頭でザ・イーストが原油を海に垂れ流した石油会社かなんかの社長の家をテロるシーンがあるんですが、ここが実に小気味良いんですね。ザ・イーストのモットーは「目には目を」ということで、社長の豪邸に潜入し通気口などの穴という穴から原油を豪邸の中流し入れるというテロをするんです。ざまあみろ!という感じで溜飲が下がるんですよね〜。このザ・イーストは田舎の空き家を占領して暮らしてるんですが、電気もガスも水道もなさそうな環境でヒッピーのような生活を送っているわけです。湖(というより水たまり?)で身体を洗ったり、拘束服を着て手が不自由な状態にして食卓につき、口 でスプーンを操って隣 の人に食べさせたり。最初は怪しまれていたヒロインでしたが次第に メンバーたちに受け入れられて、あるミッションに参加することに。

そのミッションはパーティー会場潜入なので、今まで小汚かったメンバーたちが身なりを整え、ドレスアップするんですが。ここで別人28号になったアレクサンダー・スカルスガルドが出て来る訳です。えーっ、ちょ、イ・ケ・メ・ン!とヒロインもちょっとビックリ。イケメンすぎるエコ・テロリスト・・・イイ!(笑)忍び込んだのはある製薬会社の新作発表会。新薬の認可が通ったお祝いみたいなんですが実はその薬はアフリカで人体実験された成分が危険なもので、ドクのお姉さんか妹がその薬のせいで亡くなっていたのです。ドク自身にも手が痙攣する後遺症が残っていたのでした。ザ・イーストは人体に深刻な影響のない程度の濃度にした新薬をシャンパンに入れ 、集まったパーティー客に飲ませるというテロを企てます。

それを知って上司のパトリシア・クラークソンに電話をするヒロインですが、上司は「その製薬会社はクライアントじゃないから」と言われてしまうのでした。結局テロは決行され、パーティー出席者は嘔吐などの体の不調を訴えてニュースになりますが、狡猾な製薬会社からは逆に新薬のPRとして利用されてしまうのでした。








と・・・ここまで書いたものの、多忙の為約三ヶ月間も放置してしまったので、記憶が曖昧になってしまいました・・・。そのため、詳細なあらすじを追いながらの感想文が書けません。ここからは、二ヶ月経っても私の心の中に残る場面だけを書いて行きたいと思います。




以下、ネタバレします。





まあ、なんと言っても ヒロインとアレクサンダー・スカルスガルド演じるベンジー(ミッション・インポッシブルのペグ兄と同じ役名だ!)の関係性の構築がなかなかよく出来ていたと思います。ザ・イーストのアジトとなっていた空き家は、ベンジーの実家だったみたいなんですが、そこでヒロインが幼い頃のベンジーの写真を見つけるんですね。どうやらベンジーはいい家のお坊ちゃんだったようで、色々あって今こうなっているみたいな感じ。そしたら壁一枚隔てたところでお湯を使う音がするんですよ。ヒロインが隙間から除くとベンジーがお風呂に入っているんですね。バスタブから上がり、バックショットでのヌード。おお・・・。長身のわりに小さくて引き締まったお尻です。偶然に彼のプライベートな場面を垣間みてしまいヒロインも観客もハッとしちゃう。それで男として意識しちゃうんですよ。ここが良かったですね。

裸とか下着姿を偶然見ちゃって、その人のことを意識しちゃう演出ってのは、映画の中でたまにありますよね。ジェニファー・ローレンスがオスカー主演女優賞を取った「世界にひとつのプレイブック」(私は評価してないけど)でも、ブラッドレー・クーパーが着替え中のジェニファーを見て意識してしまうってシーンがありました。中学生みたいでベタっちゃベタですが。

あと意識するいいシーンが湖での水浴びシーン。ここでメンバーたちは全裸になり沐浴するのですが、湖の中で一人を浮かべ、後の二三人が頭や手足を持ち儀式めいたことをするんですね。彼らが考える「浄化」の一環みたいな感じなんです。最初は着衣のまま岸辺でそれを見ていたヒロインですが、次はあなたの番よ、と言われ戸惑うんです。そしたらベンジー(もちろん全裸)がやってきて「僕たちを信じて身を委ねて」と真剣な目で訴えかける訳ですよ。もう・・・もう・・・!!!って感じじゃないですか!!!で「浄化」をしてもらうんですが、ヒロインの頭を支えているのがベンジーなんですね。こんな、自分のドタマの至近距離に、好きな人のXXXがっ・・・!というわけかはわかりませんが、ヒロインはそのまま気を失ってしまうのでした。

このシーン、町山さんもポッドキャストで触れていましたが、赤江さんと山ちゃんがイマイチのこシーンのセンシティビティーを理解しておらず、「え~?この繊細さがわからないの?」とビックリされていましたね(笑)。

こうしてヒロインは ベンジーのことを男として意識し出すと共に、ザ・イーストのポリシーに少しづつ共鳴していくわけです。エコリストたちへの共鳴のプロセスも、決して「男に惚れたせいだろ」って感じでもなく、真面目に「果たして彼らのしていることは本当に間違っているのだろうか・・・。私サイドがしていることは本当に正解なのだろうか・・・」と揺れているのが伝わって来る感じだったと思います。ヒロインは何度か潜入捜査を抜けてリアル世界に戻るんですが、今までの世界で違和感を感じてしまったりするわけです。このベンジーへの恋心とエコリストたちへの共鳴がよく演出されていて、もうヒロインに共感してしまうんですよ。エクストリームなアクションは素晴らしかった潜入捜査映画「X-ミッション」に足りてなかったの はコレ、この丁寧な心理描写なんだよなああああ~と強く思ったのでした。

テロリスト少女、イジーも実はお嬢様。彼女のお父さんは権力側で大企業の社長だったんですね。で、その会社が有毒物質を工場から垂れ流しにしているので、お父さんの会社に脅しをしかけるんですが、その最中にイジーが警備員に撃たれてしまうんです。現場からバイクで逃げたザ・イーストでしたが、アジトに到着する頃にイジーはひん死の状態になっているのでした。ドクが緊急オペを施しますが、薬の副作用で手が痙攣していて上手く出来ません。ヒロインが「私が手を動かすから指示して」と彼からメスを取りオペを行うのでした。度胸座ってる!そしてそれを見てベンジーがガーン!とヒロインに惚れるんですね。ここも説得力あった 。

結局、手術の甲斐なくイジーは亡くなってしまうのでした。ここは最初説明されてないんですね。朝になってヒロインが泣きながら森の中に行くシーンがあるだけで。そうしたらベンジーも森にやってきて、そのまま二人は貪るように愛し合う訳です。このシーン、ここが切なくて痛い!死の後にセックスをするというのがまた象徴的じゃないですか。ここで思い出したのがトリュフォーのドワネルものの1シーンです。確かおじいさんが亡くなった後に、アントワーヌと従姉妹が屋根裏で泣きながらセックスしたというのがセリフで語られるんですね。いや人生ですよ。

もうすっかりザ・イーストになったヒロインですが、一度理由を作ってアジトから出てリアル世界に戻るんですね。そしてまた アジトに戻りベンジーと合流。ベンジーが「きみを連れて行きたいところがある」と言ってヒロインを車に乗せます。うたた寝をしていたヒロインが目を覚ますと、そこは見慣れた風景が・・・。そう、いつからかはわかりませんが、ベンジーは彼女が潜入捜査官であることを見抜いていたのでした。

ベンジーはヒロインを脅して、上司のパソコンから潜入捜査中のエージェントのリストを入手するようにと言うのでした。ヒロインは逆スパイをすることに。ここはサスペンスフルでかなりハラハラさせられました。上司パトリシア・クラークソンの留守を見計らってメディアにデータをダウンロードし、会社を出るヒロインですが、エレベーターホールのところで上司と鉢合わせしてしまいます。ここですっ かりエコリストに寝返ったヒロインがゴミ箱から食べかけのリンゴを取って齧り「ほら、まだ食べられるのに捨てられているの!」と言うシーンがあるんですが、ここも良かったですね。まあそれで何か変だと気付かれてしまうんですが。

騙し合ってはいたものの、同じ方向を見ていたベンジーとヒロインでしたが、最後は別々の道を選ぶという渋い終り方でした。その後のヒロインは潜入捜査のエージェントたちに一人一人コンタクトを取り、大企業の非人道的なやり方を伝えて彼らの考え方を変えて行くのです。うーん、正直そんな簡単なことじゃないでしょう、と思ってしまったのですが、真面目なヒロインらしい着地だったのかなと思います。

町山さんによると、監督のザル・バトマングリはこれが長編二作目で、主演女優のブリット ・マーリングとは公私とものパートナーらしいです。二人はこの映画を作る前にフィールドワークをして本当のエコリストたちと生活を共にしたりしたのだとか。アプローチも真面目で好感がもてます。そして何と言ってもアレクサンダー・スカルスガルドにやられちゃいました。彼はイケメンだけど、普通のイケメンじゃなくって、得体の知れない狂気を秘めたイケメン(北欧産)。だからどっぷり好きになっちゃ危険!みたいな感じがするんですよね。またそこも魅力なり。今まで「メランコリア」のちょい役ぐらいしか印象になかったけど、いい俳優さんだなと思ったのでした。お父っつあんのステラン、いい息子をありがとう!そんな彼の肉体美を余すところなく堪能できそうな「ターザン」も楽しみです。



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