@itan-journ@l praha

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『危険なメソッド』精神分析はエロい!

  
       


ずっと観たかったこの映画、ようやっと鑑賞!去年の日本帰省時に観に行こうと思っていたんだけど、なんだかんだで行けず。「やっと観れたね」である・・・。この3ショットを見ただけでも、ちょっとテンションが上がってきます。

精神分析って・・・なんかエロいんですよ!女性患者「先生、こんな夢を見たんですが」医者「ああ、それは男根の象徴ですね。性的欲求が満たされないときに見る夢です」って、な〜んでもセクシャルなものに変換されてしまうような気がして。この精神分析=なんかエロいっていう公式がフロイト先生のせい!高校生の頃、少しかじって「面白いなあ!」って思ったけど、確かになんでもエロになっちゃうから中高生が大喜びそうな感じがします・・・。

精神分析の黎明期に活躍したフロイト(ヴィゴ・モーテンセン)とその弟子ユング(マイケル・ファスベンダー)、そしてその二人と関わった精神病患者のザビーナ(キーラ・ナイトレイ)のお話です。まずキャスティングがいいですね!どの人物も「おっ!」と思うステキなキャスティング。容姿端麗だし演技も実力派というお方を揃えていますよ。だからポスターの3ショットを見てもテンションが上がってしまうんですな。

まあ何と言ってもユングを演じたファスベンさんがいい。またファスベンさんのことが好きになりました(相変わらずベタな白人好きって言われそうですが)。8:2でカッチリわけた髪型も、おじいさんのような眼鏡もヒゲも・・・すっごく似合っていて、なんだか逆にすべてエロいです!役柄ともちょっとかぶるけど、ストイックな外見から抑圧されたエロスみたいなもんが滲み出ていてたまりません。いつもパリっと糊が利いたシャツを着ているのもええわ〜。あんな渋くてかっこええお医者様に個室で、後方からプライベートな質問とかされたら、もう大変ですよ。ファスベンさんのせいで、ユング本人のことも好きになってエロい目線で見てしまいそうでさえある。ちょっと落ち着け、自分。

フロイトはヴィゴですよ。ちょっと老け役だけど、目力ある〜。このヴィゴとファスベンさんが20世紀初頭のウィーンの、幾何学的に刈り込んだ芝生がある庭園などを散歩しながら精神医学のことを語り合うってだけで、なんか萌えてしまいます(まあ例によって難しい英語は全然分からないんだけど・・・)。本来この話はドイツ語で行われていたってところがまたね・・・ドイツ語萌えに対するアンテナも自分の中にあったんだなあと、まあ色々気付く訳です。そういやウィーンのカフェで二人がお茶するシーンがあるんです(ユングたんがザッハトルテを食べていた。萌え)あのカフェどこなんだろう、行ってみた〜い。

ザビーナ役のキーラが、なんといってもハマってる!ヒステリーで顔がぐにゃ〜っと変形してるわけなんですが、鼻から下がチンパンジーやウータンみたいに伸び縮みするんですよ。この演技、すごい。ザビーナは叩かれて快感を感じる性癖を、幼い頃に植え付けられてしまった女性。実は彼女とっても頭がいいのです。ユングの奥さんが受けた心理テストみたいなのに同席して、彼女の深層心理を言い当ててしまったり(これが後の伏線になってたな・・・)、難しい精神分析のトピックをユングと対等に議論できたりして、狂ってるところもあるけど本質的に知性があるという魅力的なキャラクターだと思いました。研究対象でもあるけどインスピレーションを喚起してくれる美しい女性。そりゃユングも好きになっちゃうよな〜って思うわけです。

そもそもユングには奥さん(サラ・ガトン)がいるんですよ。この奥さんも西洋絵画から抜け出して来たみたいなすごく綺麗な人なんですが、狂っててかつ頭のいいザビーナと比べると、ユングの子供を産むくらいしか出来ないという感じの女性として描かれているような気がしましたねえ・・・(実際はユングの奥さんも精神分析の本を書いたりしているみたいです)。奥さんが名家の出なので色々とユングもサポートしてもらってるみたいですが(小型クルーザーをもらったりしてたな)、本妻は本妻で絶対キープしておきたいし、ザビーナにも惹かれるという悩ましい状態(贅沢な悩みだが)。

そんな悩めるユングの前に現れたオットー・グロス(ヴァンサン・カッセル)。突然現れて「お前何悩んでるんだよ、自分の欲望に正直になればいいじゃん!快楽主義、ゴーゴー!」とユングをけしかけるだけの役でしたが(笑)。そういえばヴァンサンとヴィゴは「イースタン・プロミス」でも共演して、ゲイっぽい関係のキャラを演じていたなあ・・・。ヴィゴもヴァンサンも、きっとクローネンバーグ監督が好きなタイプの顔なのだろうな。

そんなオットーにそそのかされたユング、ついにザビーナと一線を超えてしまうのですが。結局しょうがない男だなあ・・・とも思いますが、そもそも精神分析という世界自体がエロなしでは成立しない学問みたいなもんなので、これもフィールドワークの一部みたいなもん?もうこうなるしかなかった?とも思いますねえ・・・。むーう、しかしなあ・・・ユングがザビーナと一線を超える前にもう少し、ジラし描写みたいなものを入れて欲しかったなあ・・・。「彼女は患者なんだ!ダメダメ!」と葛藤するユングたんとか、考えるだけで萌え〜じゃあないですか。

しかしキーラは本当に胸がない!いや、キャラクター的にも豊満な女性ってのはイメージが違うんじゃないかと思うのでいいんですが、もはや貧乳を隠す気さえこれっぽっちもないらしいのがすごい。ユングからプレイで叩かれてるときも乳首が出てるし、叩かれ終わった後も下着を着ているというのに片方の乳首が半分出てるし(微妙に気になるのだった)。濡れ場、濡れ場って言う割にベッドシーンで乳首一つ見せない女優はキーラの爪のあかでも煎じて飲むと良い!と思うのだった。最初、映画の企画が持ち上がったときはザビーナ役にジュリア・ロバーツが考えられていたようだけど、キーラで正解だと思う。オスカーは残念ながらノミネートされてなかったみたいだけど、狂う演技以外のところ、例えばオペラについて熱く語ったりするところとか、実に安定感のあるお芝居で良いと思いましたよ。

しかし、精神医学の黎明期を支えた人々にこんな人間ドラマがあったなんて、事実は小説よりも奇なりとはよく言ったものである。またザビーナに興味を持ったので、彼女の関連本を読んでみようと思うのでした。



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