@itan-journ@l praha

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『マッドマックス2』マックスは旅のお侍さん


      



マッドマックス 怒りのデスロード」が面白かったので旧作をチェックしています。さて、二作目はだいぶ「怒りのデスロード」みたいな世界観に近づいて来ました。かなりディストピア化が進んで、警察もないし法もないという完全な無法地帯になっています。貴重な石油を奪うか奪われるか(そして殺されるか)という殺伐とした世界なのです。マックス(メル・ギブソン)は一作目だとお肌ツルツルで白いタンクトップが似合う爽やか青年でしたが、二作目では壮絶な戦いを経て磨かれたイイ男になっています。無精髭に革ジャンも馴染んでいますよ。ここまで来ると「あ、このメルギブ知ってる」という感じになってきました。

今回のお話もいたってシンプル。マックスが、より凶悪化した暴走団と対立するニューエイ ジなコミュニティーを助けるために一肌脱ぐという話です。このプロットは、まんま「怒りのデスロード」ですね。よりヤバくなった暴走族のビジュアルにも注目です。ノースリーブの革ジャンとかボンテージ風衣装にモヒカンという悪役像は、その後の作品に大きな影響を与えたとか。「北斗の拳」もそうなんだそうですが、筆者は世代なのに「北斗の拳」のことをまるで知りません。知識と言えば「ひでぶ」ぐらいでしょうか。なんか作画に迫力がありすぎて読むのが怖かったのを覚えています。ユアッシャー!(「YouはShock」と言っているんだと知った時は驚きました)


※ネタバレします。


この印象深いモヒカンの悪役はウェズ(ヴァーノン・ウェルズ)というのですが、なぜか尻が丸出しに なっているボンテージ衣装を着ています。尻の割れ目は見えないんだけど、尻の膨らんだ部分が露出しているという凝った衣装なんですね(上にスカートみたいなカバーがかかっていたような)。ここまで尻にこだわり抜いた衣装を見るのは初めてでした。ある意味、Tバックよりもすごいです。ウェズの上役がヒューマンガス(ケル・ニルソン)という覆面レスラーのような男。鍛え抜いたプロレスラーのようなごっつい身体をしているんですが、素顔は鉄仮面で覆われていて見えません。恐ろしいんだけど、ただコミュニティーを襲撃して石油を略奪するという野蛮な方法ではなく期限までに石油精製所を受け渡せば命は保証しよう、という取引を持ちかけます。

マックスは偶然に砂漠で捕虜にした飛行機乗 りの男ジャイロ・キャプテン(ブルース・スペンス)からこの石油精製コミュニティーの存在を知るのでした。このジャイ ロという男はオーストラリア版・ねずみ男かよ?というキャラクターでしたね。小物で小賢しい男だけどなんだか憎めないという・・・。ウザそうな主人公にまとわりつくんですが、意外と大きな働きをするのでした。マックスコミュニティーの長パッパガーロ(マイケル・プレストン)と契約し、彼らの精製した大量の石油を運ぶ巨大タンカーを調達する仕事を請け負うことになります。このコミュニティーの中にフェラルキッド(エミール・ミンティー)というブーメランを操る言葉の話せない少年がいて、マックスと心を通わせる重要な役を担っています。あ、あと犬もいた。マックスには犬の相棒がいるのです(名前は「犬」。やはり、一作目と同じく犬は可哀相なことになってしまうのだった・・・不憫) 。

タンカートラック調達までに色々あり ヒューマンガスの手下によって負傷を負ってしまったマックスですが、ボロボロの身体でトラックを運転しコミュニティーの逃走を助けることになります。もちろんヒューマンガスとウェズらが執拗に追って来ます。改造装甲車チェイス、キター!と盛り上がりもマックスに。「怒りのデスロード」は、ほぼカーチェイスで構成されていたので、そりゃあテンションが常時上がっているわけですよね。敵のしつこ過ぎる妨害と追跡をかわし、逃げ切れるのか?!とハラハラ。コミュニティーにいたキャラクターも援護してくれるんですけど、途中で犠牲になったりしちゃうんですよ。フェラルキッドがギリギリのタイミングでマックスのタンカーに乗り込みますが、この子はなんとか助かって欲しいものだのう・・・ と思うのでした。爆走しながらの激闘の末に、マックスのタンカーはコントロールを失って横転。えー?!ヒーローの車が横転して終わりなんてそんなのアリなの?それに石油がたんまり入ってるんだから大爆発になるのでは?!と思ったら、タンカーから流れ出ているのは赤い砂利。マックスのタンカーはフェイクだったのです。

精製した石油はコミュニティーの別の車で安全な場所に運ばれていたのでした。犠牲者は出たものの、コミュニティーは無事に石油と共に別の安全な地へ移ることに。そしてオープニングでナレーションをしていたおじいさんの声が再登場。「砂漠をさすらう勇者マックスのお陰で、ワシらは生き長らえることができたのじゃ・・・」(訳適当)なんとこのおじいさんの声こそが 成長したフェラルキッドのものだったのです。「しかし彼の姿をそれ以降、誰も見ていない・・・」というナレーションに砂漠に消えて行くマックスの影・・・というシブ~い終り方でした。

「怒りのデスロード」でも思ったけど、マッドマックスってなんだか日本の時代劇みたいですね。悪い奴らがうごめく腐敗しきった世の中で、困っている可哀相な人々をさすらいの剣豪であるお侍さんが助けるという(もちろん斬られた悪い奴らは、お侍さんが刀をサヤに収めた瞬間に「ひでぶ」となるのがお約束なのだ)。「ありがとうございました!せめて、せめてお名前を・・・」と感謝する人々に「拙者、名乗る程の者ではない。御免」と高楊枝で去って行く・・・みたいな。洋の東西を問わず、こういう英雄譚は人々に好まれるのかもしれませんね。

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2015年の春夏に買った(もらった)もの


中国チュニック


・中国の刺繍が入ったチュニック


よく行く名画座の隣にあるカフェで購入。その日はカフェでイベントがあったらしくお洒落な格好をした女の子たちが集まっていました。カフェの隅にはハンガーラックや箱が置いてあり、フリーマーケットが開かれていたのです。お洒落な女の子たちによるフリーマーケットだったで、品物もちょっと洒落たものばかり。このフリーマーケットは値段をお客さんが付けるシステムで、収益はすべてドメスティックバイオレンスなどを受けている女性たちの支援に使われるそう。民族チックな刺繍が入ったチュニックを目ざとく見つけ、確か150コルナ(約750円)を募金箱に支払いました。家に帰ってみて着てみると、スケスケでベージュやモカ色の下着を着てもまだ透けている状態。可愛いのに困ったな・・・という感じですが、そのうちに私もコレをフリーマーケットを出すかもしれません。


ZaraTシャツ


・Tシャツ(ZARA)


寝間着代わりに使っていたマレーシアで買ったTシャツ(かなりボロボロ)に、いつの間にか夫が噛んだチューインガムがベッタリとついていて洗濯しても取れないので文句を言ったところ、新しいのを買ってくれると言うことになり選んだのがコレ。プロパーで450コルナ(約2,250円)くらいでした。前にもこういうレンガ色というか芥子色のチュニックを買ったけど、どうやら今年の私はこういう色が好きみたいです。夫からは「なんでいつもジャガイモの袋みたいな色の服買うの?」と言われますが・・・。


Promodチュニック


・チュニック (Promod)


柄が可愛いと思ってプロパーの頃から狙っていた一着をセールでゲット。800コルナ(4,000円)が半額の400コルナになっていました。こういう7分袖のブラウスは、曖昧な気温のときには重宝します。こちらの夏は30度を越したと思ったら、急にその半分の15度に下がったりとジェットコースターのよう。そのため体調を崩したり、寒暖差アレルギーというのを発症してくしゃみが止まらない人も少なくないのだとか。急に暑くなったり寒くなったりするため、日本のように明確な衣替えという作業は必要ないようです。



モロッコバッグ


・モロッコのバッグ


ドイツのバビーチカから譲り受けたバッグ、もとはモロッコに住んでいた別のバビーチカから彼女へのお土産だったと思われます。A4サイズが入るけど、ファスナーが閉まらないのがご愛嬌。民族っぽいけどカッチリしたスクエアな形のミスマッチが気に入っています。友人からも可愛いと褒められましたが、ガンガン使っているうちに上部の縫い目がほつれて来ました。革製品って普通に針と糸で修繕していいものなのだろうか・・・。



パシュミナ


・ドバイのパシュミナ

仕事でお世話になっている方からのドバイ土産で頂きました。その方曰く、ドバイはパシュミナが安くて豊富なんだそうです。ペールカラーに大きなローズの柄という私のテイストとは全然違うロマンティックなものなのですが、巻いてみるとシックリくるらしいのでなんだか不思議です。ストールやマニキュアなどは今まで持ってなかった色などをもらうことがありますが、こういった他人のプレゼントによっておしゃれの幅というものが広がって行くのかなあと思います。


Mangoチュニック

・フォークロア刺繍のチュニック(MANGO)

路面店ではなくショッピングモールの中のMANGOで購入。バーゲンで半額になっており 599コルナ(@3,000円)で購入しました。これで一体何枚目だというくらい、刺繍のチュニックを買い続ける私・・・。おそらく一生買い続けるのでしょう。いつかコレクションをお見せしたいです。このチュニックはちょっとヨーロッパっぽい刺繍でチェコの民族衣装にも通じる感じがします。前から思っていたのですが、チェコはもっと刺繍ブラウスをたくさん作ってお土産として売るべきです。魅力的な商品なんだし、地方の地場産業も潤うし、いいことばかりじゃないですか。


Zaraコート


・コート (ZARA)


暖かいウールのコートなんですが、おそらく春物ということらしくバーゲンに出ていました。2,799コルナ(@14,000円)が1,800コルナ(@9,000円)になっていました。白いウールのコートは前からずっと欲しかったので商品的にはノーマークでしたが見つけたときは嬉しかったです。何故かと言うと、3月4月に暗い色のコートを着たくないから・・・。この時期は日差しは春なのに気温はまだ冬並みというお天気が多く、そんなお天気の下に暗い色のコートは似合わないし、暗い色にももうウンザリしてきているからです。これは真っ白なので汚れるのが少し怖いですが。



Zaraワンピ


・芥子色のワンピース(ZARA)

出た、またまた芥子色!プロパーのときから可愛いと思っていたワンピースをゲットしました。999コルナ(@5,000円)が699コルナ(@3,500円)でした。ザラはいきなり半額というわけにはいかないようです・・・。でも狙っていたからいいのです。袖の刺繍部分から肌が見えるようになっていてヌケ感があります。最近ようやっとわかって来たこの「ヌケ感」というファッション誌頻出用語。要は少し肌を見せて重くなり過ぎるのを防止するってこと・・・ですよね。代表的なのが長袖にショートパンツ、長ズボンにサンダル、みたいな。決してオッチョコチョイのことではないのです。




Zaraワンピ2


・パッチワークのワンピース (ZARA)

これもプロパーから狙っていたものを見事ゲット。値段と割引率は上の芥子色ワンピと同じでした。パッチワークひとつひとつの柄は、東欧ぽいフォークロアな感じですが全体を引きで見るとなんとなく私の心の故郷、東南アジアぽいと思います。とても軽いので水着の上に着るビーチドレスとしても使えそうです(って書いてるけど、ビーチなんて次にいつ行けるのだろうか・・・)。


Zaraチュニック


・デニムとレースのトップ(ZARA)

同じくプロパーから狙っていたものです。799コルナ(@4,000円)が499コルナ(@2,500円)でした。デニム地にレースの刺繍(これも隙間から肌が見えるようになっている)が可愛い!!!しかも私の好きなバタフライ袖(二の腕ガード)。ベタにボトムもデニムにして茶色やベージュの革で出来たショルダーや サンダルを合わせたいです。



ミニバッグ


・お散歩バッグ

友人が手作りしたミニバッグをバザーで買いました。お値段100コルナ(@500円)で、収益はチャリティーに寄付されます。小さいのにシッカリと内ポケットも付いていてなかなかの優れものです。そういえば、会社で働いていたときはこういう布製の小さいバッグにお財布と携帯を入れてイソイソと出かけていたっけ。今は日光浴兼散歩をしに近くの公園に出かけていますが、そのときに使おうと思います。白と赤と青は、チェコ国旗に使われている色でもありますね。


さて、そろそろ日本へ帰省する時期がやってきました。日本ではどんなものを買ってしまうのでしょうか・・・?

『天使が消えた街』実録犯罪モノかと思いきや・・・


            

天使が消えた街[DVD] / 洋画
価格:3652円(税込、送料別)


このカーラちゃんの表情もミスリードを狙っている気がする・・・。



ダニエル・ブリュール主演で、カーラ・デルヴィーニュちゃんも出るし、実際に会った事件をモチーフにした私の好きな実録犯罪モノかと思い鑑賞。実録犯罪モノは洋画よりも邦画や韓国映画の方が身近に感じられるんですが、まあ洋モノも悪くなかろうと思って・・・。2007年にイタリアで起きた「ペルージャ英国人留学生殺害事件」が元になっている映画です。この事件、筆者はボンヤリとしか覚えてないんですが・・・確か英語圏からイタリアに来た女子留学生が二人でルームシェアしてて、そのうち一人が殺されて残った一人が容疑者になるという事件だったなあ~という程度。きっとダニエル・ブリュールがその事件を追う刑事かジャーナリストで、カーラちゃんが容疑者か被害者の女子学生なんだな、んで女子留学生二人の心の闇とか覗けちゃうのかな、きっと表面上は仲良くルームシェアしてても実は壮絶なマウンティング女子みたいな事態とかあんだろ~な~って思うじゃないですか。原題は「The Face of an Angel」だし、天使みたいな顔してその実・・・という怖い話なんだろうな~ワクワク!・・・と。でも違う、そうじゃない(鈴木雅之)。全!然!違う映画なんですよ。

ちなみに邦題が似ている映画として「消えた天使」というリチャード・ギアとクレア・デーンズが出ている女性失踪事件を扱った映画があります。この映画に友情出演的にアヴリル・ラヴィーンが出てるんだけど、アヴリルとカーラちゃんがブロンドだし、なんとなく雰囲気が似ているからきっとこの二作を混同する人が出て来るんじゃないかと思うのですが。クライムサスペンス好きの私の母親なんかがツタヤで間違えて、まんまとレンタルしそうなニオイがぷんぷんします。しかも邦題を検索したら堂本光一主演の同名テレビドラマもありました。もうちょっと邦題の付け方、考えた方がいいんでないの・・・?


予告編





※ネタバレします。



ダニエル・ブリュール演じる主人公トマスの職業は映画監督。この事件をモチーフとして映画を作ろうとイタリアへリサーチにやってきた人で、確かにこの事件に取り憑かれた男として描かれます。しかし私の当初の期待は前半で脆くも打ち砕かれます。事件の裁判傍聴シーンもいっぱいあるんだけど、なんか全体的にフワ~っとしてる。あれ・・・おかしいな、あれ・・・?事件そのものや関係者にフォーカスしていくというよりも、主人公トマスの心象風景みたいなものに時間が裂かれています。あれ・・・この映画、ちゃんとクライムサスペンスにする気あんのかな・・・・?犯人突き止める気あるのかな・・・?と戸惑っている間に、トマスはケイト ・ベッキンセール演じるジャーナリスト、シモーヌと男女の関係になったり、事件にハイエナのようにたかるタブロイド紙記者と対立したり、離婚した妻との間にいる娘のことを思ったり、事情を知る謎の地元人エドアルド(バレリオ・マスタンドレア)に意味深なことを言われて翻弄されたり、英国人留学生のメラニー(カーラ・デルヴィーニュ)と友情を築いたり・・・。ちょ、ちょ、ちょ、犯人誰か突き止めなくていいわけ?事件のこともっと掘り下げなくていいわけ?と私は置いてきぼりにされてしまったのです。期待していたカーラちゃんは、ビッチなマウンティング女子でも天使のように可哀相な被害者でもなく特別に事情を知る女でもなく、本当にただの一留学生だし。あれ~、妙~に変だな~?と肩すかしを食らってしまうのです。

ラッシュ/プライドと友情」などに出ているダニエル・ブリュールはアンパンマンみたいな顔をしてる童顔の俳優ですが、今回は9歳の娘がいて離婚歴があるくたびれた男の役です。彼がどうしてこの事件にそこまでのめり込むのかがイマイチわからなかったんですよねえ・・・。殺された留学生のエリザベス(サイ・ベネット)のことを離れて暮らす自分の娘に同化させていたのか?とも思ったんですが、そこらへんもフワっとしてましたし。

そもそもですが、被害者のエリザベスと容疑者のジェシカ(ジュヌヴィエーヴ・ガウント)がどちらもブルネットの茶色い目の女優で非常に似てるんですよ。欧州に住んでいるのに欧系の顔を識別するのが苦手な筆者には紛らわしかったです。こういう場合はどっちかを金髪か赤毛にして欲しいところ・・・(笑)。最初、映画監督のトマスはクライムサスペンスを作ることが頭にあったみたいなのですが、事件を深く知ろうとすればするほど世間が飛びつく様なスキャンダラスな要素に違和感を覚えて行きます。そして映画プロデューサー達との会議で「ダンテの『神曲』の構造を取り入れた、愛と人生の探求モノにしたい」みたいな発言をして、一同ポカーン・・・という。そりゃそうだろ!って感じですが。私は後からググって知ったのですが「神曲」にはベアトリーチェという女性が登場するんですね。トマスの娘の名前がベアトリーチェなので、娘の不在が彼の心に影を落としているということのようです。と同時に「これはただのクライムサスペンスではなくて、もっと心理的な深い映画なんですよ」というこの映画自体のスタンスの表明ということになっている感じです。

そもそもどうして世間がこの殺人事件でそんなに盛り上がってるのか?と思ったら、容疑者のジェシカが可愛いかったからってことだったんですね。ふむ。映画の中では被害者も可愛かったけど、モチーフとなった事件は不謹慎ながら容疑者の方が確かに美人です。美人が普通の容姿の女の子を殺すよりも、その逆の方が私にはグっとくるものがありますね。これやっぱり積年のルサンチマンなんでしょうか(笑)。それに木嶋香苗容疑者だって、そうじゃないですか。「こ、こんな容姿で、結婚詐欺・・・?!」って方がずっと面白いしドラマだと私は思うんですが。あ~婚活サイト殺人事件、園監督が映画化してくれないかなあ。お星様にお願いしておこうと思います 。

ということで、映画の中の映画からクライムサスペンスであることを辞めてしまった本作ですが、真犯人は謎の地元人エドアルド?と思わせるシーンもあって、ここは少しドキドキしました。この人はイタリアの田舎に住んでる割にはおっさん英語上手じゃん、という感じなんですが。「俺は誰よりも事件のことをよく知っている。脚本も書いたから読んでくれ」と自信満々なエドアルドの自宅で映画のスクリプトを読むトマスが、そこで偶然に犯行に使われたのと同じナイフを発見するんですね。咄嗟にそれを持ち去り、ホテルの部屋の引き出しに入れておくんですが、翌日引き出しを開けると跡形も無くなくなっているという・・・。どゆこと?あー、やっぱりリアリティーを求めてはダメかとガックリしてしまうんですが。 エドアルドはイタリア警察の捜査のズサンさについて語っていましたが、それについてはなんだかわかる気がします。ヨーロッパの地方や小国なんて先進国にある都会に20年ほど遅れを取っているという感じですからね(筆者体感)。

監督脚本する映画の路線も定まらないし、事件も容疑者が捕まっているものの真実はわからないし、ということで混乱しているトマスの前に気さくな英国人留学生のメラニー(カーラ・デルヴィーニュ)が現れます。メラニーは親しくなったトマスにドラッグ調達の便宜を図ってくれたりするのでした。私は動くカーラちゃんを初めて見たのですが、いい意味でモデルっぽくないんですね。パリコレやヴィクトリアズシークレットのショーに出てるスーパーモデルさんなんですが、映画だとそのオーラが全然違う 。確かに細いんだけど、市井になじむスタイルの良さというか。学生役なので服装もファストファッションで買ったようなカジュアル服を着ていて、本当に学生に見えるのがすごいと思いました。で、性格が気さく!サバサバ女子!そもそもこの役が子供っぽくってほぼ性を感じさせないのです。疲れ切ったトマスは、この子とハッピーになるんだろうかな〜と思ったけどそれもナシ。小料理屋の美人女将のように疲れきった中年男の心は癒しますが、それだけなんですよ。一緒に旅行行って同宿しても何もナシで終るんですが、それがいいんですね。悲しい雰囲気に支配された映画の中で、明るい彼女の存在が一服の清涼剤となっていました。

そして、トマスは若くて楽しい盛りに命を絶たれてしまった被害者エリザベスに想いを馳せて映画は終ります(結局、映画の企画は頓挫してしまったっぽい)。観賞後はポカーン・・・だったけども今こうして振り返ると、若くて美しくて前途ある娘さんの死は彼女を愛していた人達(特に被害者の父親がクローズアップされていた)にとっては耐え難い苦しみであり本当に悲しいことであって、自分の娘には限りある命を精一杯生きて欲しい・・・みたいな意味も込められているのかなあ、という気がしました。トマスにとって被害者エリザベス、娘のビー、友達のメラニーが同一線上にあって、それぞれが「青春の中で絶たれた生命」、「これから青春を迎える生命」、「青春のまっただ中の生命」を象徴していたのかなあ・・・という。一方の容疑者ジェシカは少し悪い子な感じに描かれていましたが、彼女が真に無実だったとしたら「青春を社会的に奪われた生命」ということになるのかなあ。いや深い話ですよ。この映画を観て一番感じ入ること来るのは、やはりトマスのように家庭の事情でなかなか会うことが出来ない小さい娘を持つお父さん方なのではないでしょうかね。

監督はマイケル・ウィンターボトム。名前をちょくちょく聞くことはあるのですが、実はあまりよく知りません。昔にレイチェル・ワイズが出ていた「I want you」という映画を観たことはあるのですが、記憶が飛んでいます。彼の「ひかりのまち」というロンドン群像劇は面白そうなのでいつか観てみようと思います。

『マッドマックス』核となる一作目!

       



超絶に面白かった「マッドマックス 怒りのデスロード」を鑑賞してから約一ヶ月・・・。やっと旧シリーズに手を出すことが出来ました。さて一作目はさすがに79年公開と古い映画なので地味だし荒削りなんだけども確固たる面白さはシッカリとあって、この約40年後にあの新作だと思うとジョージ・ミラー監督は本当に凄い人だなあ・・・と思わずにはいられません。「怒りのデスロード」が一作目のエッセンスを核としての、バイオレンスとマッドネスが存分にスケールアップされた、満を持してのリブート新作であるいうことも改めて感じ取ることができました。

※ネタバレします。

今から数年後の近未来・・・。そこは一種の無法地帯になっており、無限に伸びる道路上を暴走族が跳梁跋扈する治安の悪い悪~い世の中。凶悪暴走族軍団に大切な人々を奪われた警官のマックス(メル・ギブソン)が、復讐に立ち上がる!というシンプルなストーリーです。にしてもメル・ギブソン、若~っ! !!(当時23歳)筆者が初めてメルギブを認識したのが、すでに中年のときに出演していた「マーヴェリック」(ジョディ・フォスター共演の西部劇)だったので、なんだか不思議な気分です。メルギブがたくさん登場するのは中盤ぐらいからなんですが、さすがスターというか彼が1人いるだけで画面が非常に安定してました。

いや~、しかしオーストラリア訛りの英語、大半がよく聞き取れなくて私は「はん?」とキョトン顔でしたよ。でも話を追うのに全然支障がないというのが嬉しいですね。これだったらたぶん私がわからない中国語でもスペイン語で吹き替えられていても大丈夫じゃないかというくらい、簡潔なストーリー展開なんです。ナイトライダーという暴走族の親玉を撃退したマックスがその 配下から狙われるんですが、卑劣なことに彼の大切な人たちから狙われてしまうんですね。同僚で親友のグース(スティーヴ・ビズレー)は全身火傷を負わされて瀕死の重体に。妻ジェシー(ジョアン・サミュエル)と幼い息子まで巻き添えになって殺されてしまいます。

ナイトライダー亡き後の暴走族はトーカッター(爪先切り)というおっさんが率いているんですが、演じるヒュー・キース・バーンが「怒りのデスロード」でイモータンジョーを演じている人と同じ人。リブートでも悪役、しかもより不気味にスケールアップして演じられるいうのは俳優さんとしても嬉しいんじゃないでしょうか。暴走族は改造したKawasakiなどのバイクを駆っているんですが、マシン自体はそこまでバリバリ改造入ってない感じ だし、服装もヒルビリー風でリブートの白塗り山海塾と比べると全然普通な感じ。でも集団になるとヤバ臭を発するという感じなんです。Wikiによるとエキストラは本物の暴走族を使っているとか・・・。

マックスの親友のグースが暴走族のメンバーにガソリンをかけられ火だるまにされた後、責任を感じたマックスは上司に退職届を出しますが「取りあえず落ち着け。休暇でも取れ」と言われて家族でキャンプに出かけます。愛する妻と可愛い息子と愛犬と過ごす幸せな時間・・・はい、もうフラグがビンビンに立ってますね。息子を連れてアイスクリームを買いに行った妻がトーカッターの暴走族にロックオンされてしまうんですよ。まとわりつく暴走族を何とかまいて逃げる妻。てかこれだけ治安悪いんだから、女子供の単独行動は危険なのでは・・・と思うのですが。

海辺にキャンプの場所を変えたマックス一家。なんとあんな危ない目にあったにもかかわらず、妻は愛犬を連れて一人で海水浴に出かけるのです 。泊まっている家から海岸までは森を通らなければなりません。案の定、何者かに見張られている不穏なカメラワーク。怖いな、怖いな~。海水浴の帰り、森を通ってるときに姿が見えない暴走族たちの声がこだまします。そして目の前には腹をさかれた愛犬の死体が・・・!ちょっとこれは「バイオレンスレイク」を彷佛とするシーンでしたね。もちろん本作が先なのは言うまでもありませんが。妻はここから逃げることが出来るのですが、その後飛び乗った車がガス欠に。車を捨てて走るも追いかけて来た暴走族に子供もろとも轢かれてしまうのでした。このバイオレンスシーンは間接的に、道路に落ちた子供の靴で表現されています。

妻子を殺されて復讐の鬼となったマックスは改造屋に車を持ち込み、 必殺仕事人のごとく暴走族を一人一人潰して行きます 。殺すといっても武器を持ったりする接近戦ではなく、改造車に乗ったままで威嚇したりスピードだしたりして相手の軌道を狂わせて自爆させるというのが新しいですね。特に親友グースを火だるまにしたジョニーボーイ(ティム・バーンズ)への仕返しが壮絶でした。大破した車(ガソリンもれしている)に手錠でジョニーボーイを繋いで、5分後に爆発するように仕掛けます。糸鋸をそばに置いて、助かりたかったら手錠に繋がれた自分の脚を切るしかないという鬼設定です。現場から立ち去るマックスの背後でドカーン!と火柱が立ってEND・・・。メル・ギブソンも新人だったし、制作費低予算な感じが地味で荒い画面にも滲み出ているのですが、逆にそれも味。そしてスピード狂のアドレナリンを刺激する復讐 劇というのが面白かったです。これからマックスがどのようにマッド道を極めて行くか、どんな下劣な敵が出て来るのか、非常に楽しみです。

『ヒステリア』懐かしのヴァイブレーター、ラビットちゃん


        




マッドマックス旧作シリーズに行く前に、ちょっとした箸休めです。最近、英語の勉強の為にBBCのポッドキャストを聞くようにしているのでイギリス気分の筆者。そのためイギリスで起きた実話もの映画にしました。映画の最初に「この映画は実際の出来事に基づいています。マジで」とテロップが出ます。実話ベースの映画だと、こういったテロップは冒頭でよく出ますよね。でも念押しされるケースは珍しいです。・・・ってことはにわかに信じ難い面白トピックなんだろうな~とワクワクします。

実はこの映画は大人のオモチャ、ヴァイブレーターの誕生秘話なのです。19世紀末、ヴィクトリア時代のイギリス。現代よりもずっと女性の地位が低く、社会的な制約にギュウギュウと締め付けられていた窮屈な時代だったそうな。その締め付けは彼女たちのセクシャリティーにも及んでいたそうです。そもそも女性には性欲がないと思われていたらしい・・・。そういうことが積もり積もってムキャー!となりヒステリーを引き起こす女性が続出したそうな。私はシャーロック・ホームズの研究本でチラと読んだのですが、当時は性的にメチャメチャ厳格な時代だったよう。脚がエロを感じさせるということで、なんと家具やピアノの脚を布で包んだりしていた家もあったとか。しかし一歩、裏路地に入ると売春婦が客引きしていたりして、性風俗産業に簡単にアクセス出来る環境だったんだそうです。この性に関してエクストリームに両極端なところが、なんとなく人間社会の営みって感じがするなあ・・・と思ったりしますね。


予告編↓




※ネタバレします。


主人公は青年医師のモーティマー(ヒュー・ダンシー)。まだ若く希望に燃える彼は最新医療を用いて患者の治療にひたむきに取り組んでいましたが、迷信を信じる医師の下で働くことが出来ず、勤めていた病院をクビになってしまいます。当時は治療としてヒルに血を吸わせていたりしたんですね。ゾゾゾ!その後、転職活動を経てモーティマーが辿り着いたのがダリンブル医師(ジョナサン・プライス)のウィメンズクリニックでした。そこでは大量発生したヒステリー患者のために、ある特別な治療を行っていたのです。

という導入部。主役のナイーブなボンボン臭が半端ないこの人は、ヒュー・ダンシーです。彼のキャラがいいんですよね。若くて、少し理想主義者で、素直で、ほっぺたが赤いお坊ちゃんですよ。こういった彼のパブリックイメージがヴァイブレーター開発秘話というドぎついテーマに上品で柔らかいタッチを添えています。ヒュー・ダンシーは私が好きな映画「スリーピング・ディクショナリー」や「お買い物中毒な私!」でヒロインの相手役を務めている人ですね(毛色は違うけど、どちらもBSOL映画だな)。演じているキャラがどれもナイーブなイイところのお坊ちゃんという。プロフィールを調べたところ、お父さんが哲学の教授でヒュー自身も名門校を出ているそうです。なるほど。ちなみに実の嫁はクレア・デーンズで、息子もいます。妻がハリウッド女優でも地味目なクレア・デーンズとは、なんか手堅い感じがします。ヒューさんは童顔ですが現在は40歳なんですね。こちらは意外でした。

ヒステリー患者のための特別治療とは・・・医師が素手に植物抽出のオイルをつけて患者の膣内をマッサージするというもの。いわば手◯ンです。患者さんはひっきりなしに訪れるので、老齢のダリンブル医師はアシスタントを求めていたのでした。「や、やってみます!」とモーティマー。カンの良い彼はすぐに患者さんをオーガズムに導くことが出来、医院はご婦人方予約でいっぱいになるのでした。いや、時代が時代とはいえ手マ◯が治療って凄いですね。来てるのはだいたいオバチャンなんですけど、そのオーガズム到達表現が面白くて太ったイタリア婦人だと急にオペラを歌い出したりするんですよ。マジな話、ひとりひとりにマッサージをしてオーガズムに導くというのは相当に過酷な重労働であろうと思います。

ダリンブル医師には二人の娘がいました。次女エミリー(フェリシティー・ジョーンズ)は、おしとやかにピアノを奏でる貞淑な女。一方の長女シャーロット(マギー・ギレンホール)は女性の地位向上や貧しい人の為に働く気の強い女傑。正反対の姉妹なわけですが、髪と目の色や雰囲気が似ていて抽出元は同じという姉妹感がよかったです。次女のフェリシティー・ジョーンズは「博士と彼女のセオリー」でホーキング博士の内助の功の内幕を見事に演じ切った人ですね。本作だと若干、久本雅美感があるというか歯が前に出ている様な気がしましたが。長女役のマギー・ギレンホールは当時としては完全に型破りな女性。彼女もヒステリー持ちで治療を受けるのか?と思ったら違いました。モーティマーはダリンブル医師から「次女と結婚してワシのクリニックを継がんかね?」とオファーされ、それを受けるのですが型破りでありながら理想に燃える長女の心意気に触れて長女のことをだんだん好きになるという話も同時進行です。

確かに長女のマギー・ギレンホールが魅力的に描かれているんですよね。鼻っぱしの強い女ではあるのだけれど、身銭を切って貧しい人々を助けているし、何より聡明で教育の重要さに気が付いているのです。彼女が地味な服を着て一生懸命にボランティアをしているかと思えば、デコルテを出したドレスを着てパーティーに現れたりしてギャップも上手に使っています。だからといって次女のフェリシティー・ジョーンズがただ男に従順なだけの女かと言えばそれも違うのがいいんですね。結局モーティマーと婚約破棄をするのですが、それは彼女からで「今までしていたことは、お父さんを喜ばせるためで私のしたいことじゃなかった」と一皮剥けるのです。ささやかなウーマンリブなんですが、それがいい。しかし、女性が虐げられて来たことやヒステリーの苦しみがセリフで語られるだけだったので、ここは映画のテイストを損ねずシリアスにならない程度に「女性にとってはひどい時代だったんですよ」という部分を見せてくれてもよかったかもしれません。

モーティマーは治療のしすぎで腱鞘炎になってしまい(そりゃそうだ)、ある日ミスをしてしまいます。そのせいでクリニックをクビに。友人で発明家のエドモント(ルパート・エヴェレット)のもとに身を寄せることになったモーティマー。ある日、エドモントの家でスティック状の回転する機械を見つけます。キター!という感じですが(笑)。そもそもはフワフワの羽を付けてそれを回転させて使うお掃除用機械として作られたものでしたが、羽部分よりも振動するモーターの部分に注目したモーティマー。振動部分を腱鞘炎の手に当てると・・・今までの痛みが和らいで極楽のよう。振動の回転数を上げたために電気がショートしてしまいましたが、それくらい気持ちよかったのです。「これ、何かに応用出来るかも・・・」ということで、思いついたのがヴァイブレーターでした。

さっそく試作品を作ってみましたが、誰でテストしよう?ということになり呼ばれたのがダリンブル医師宅で働いていたメイドのモリー(シェリダン・スミス)です。このメイド、モーティマーがクリニックで働いていたときにモーションをかけてきていたのですが、なかなか憎めない感じのキャラクター。後に街娼をしていたところを長女シャーロットに拾われてメイドになったということが明かされます。演じる女優さんは知らない人でしたが、ちょっと「アリー・マイラブ」に出ていた秘書のエレイン(ジェーン・クラコフスキー)を彷佛とさせる脇役でした。試作品からいきなりオーガズム連発で、これは行ける!と確信したモーティマーはダリンブル医師のクリニックにマシンを売り込みます。

一方、弱者をかばって暴力事件を起こしてしまった長女シャーロットは法廷に上げられることに。モーティマーは彼女がいかに素晴らしい女性かを力説証言し、刑は軽減されるのでした。シャーロットが刑務所を釈放された後、モーティマーは彼女にプロボーズします。うーん、ハッピーエンドなんですが、ここはちょっと甘過ぎたかなあ〜と思います。女傑のシャーロットが婚約指輪を貰って喜ぶようなキャラクターだったっけ・・・?てのもあって、結婚ソリューションはどうも・・・。時代設定を考えると先進的すぎるかもしれないけど、指輪はぴしゃりとはねのけて「あなたの妻(当時的には=所有物という認識)にはならないけど、対等なパートナーってことでよろしく!この指輪はお金にして施設の資金に充てましょう」みたいな方が良かったかなあ〜と思いました。監督は女性でレズビアンの方なので、そこはちょっと意外でしたね。

エンドロールにのせて、その後のヴァイブレーターが大ヒット商品になったことが示されます。そして時とともに形を変え、進化し続けるヴァイブの写真が・・・。おそらく劇中でもっと女性が虐げられていることやヒステリアで苦しむ姿が見せられていたら、ここはより胸熱になったと思われます。ヴァイブレーターは女性解放の機械でもあるんですから。惜しいな〜。ヴァイブがだんだん近代になり、90年代になり、あの「ラビット」が登場します。SATCファンならばご存知の名器「ラビット」ですよ。小さなウサギちゃんがついたピンクのヴァイブ、懐かしい〜!とSATCのエピソードを思い出しました。「ラビット」に夢中になったシャーロットが引きこもりになってしまうという話です。最初は「そんなの哀れだわよ!ヴァイブは寝た翌日に花を送ってくれないし、親にも会わせられないじゃない!」などと言っていたシャーロットですが、もうラビットとズブズブの関係に(笑)。このままじゃイカン、となったキャリーとミランダがシャーロットからラビットを取り上げるのです。シャーロットの寝室でラビット確保に成功したキャリーとミランダが「任務完了!」とばかりに握手するシーンは、名場面づくしのSATCの中でも筆者のお気に入りです。シャーロットとラビット、そのハイライトシーンはこちらを。(この頃はシリーズ初期だからまだ普通の格好してたのね)

ヴァイブといえば、筆者も昔に男友達から会社を辞めるときにプレゼントしてもらったことがあります。ドンキホーテで買ったというチープなそれは、スイッチをいれるとブブブブ・・・と小さく振動する奇妙な機械でした。スケルトンタイプだったので中に通ったカラフルな配線などがまる見えで、あまり興味をそそられる代物ではありませんでした。なにより、いつ何どき「バチッ!」と火花を出してショートしそうなチープな人工物をデリケートな部分に入れるのが恐ろしくて、そのまま引き出しの肥やしになっていました(さすがに未使用とはいえ人に見つかるとバツがわるいので処分した)。私は岩井志麻子さんと同じ、電力や器具は使用しないロハスな「屋久島派」なのでございます(余計な情報すみません)。

余談:最近、更新頻度がガクっと落ちてしまい常連様にはご迷惑をおかけしております。私のリアルが充実しているとでも言うのでしょうか(その実、単に忙しくなって時間管理が上手いこと行かずに映画鑑賞に充てる時間が充分に取れないだけ)。ただ映画を見るだけだったら二時間空けば出来ることなのだけれども、その後に感想を書くとなるとなかなか気軽に行かないわけで・・・。いっそのこと感想を書かなければ良いのですが、それはそれでなんだかシックリこないと言うか、自分の中で映画鑑賞+感想でワンセットになっている為、そういうわけにもいかず・・・。長い目で生暖かく見守って頂ければと思います。

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