@itan-journ@l praha

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『007 私を愛したスパイ』英国旗ってホントおサレ

       



夫がDVDを持っていたので観てみました。もう40年くらい前の映画なんですね。ボンド役はロジャー・ムーアです。ボンドっつーと私は初代ショーン・コネリーかピアース・ブロスナンかダニエル・クレイグなんですが、ロジャー・ムーアも歴代ボンドの中では人気が高いみたいですね。ムーアボンドはコネリーボンドやクレイグボンドほど肉体派ではないけど、スマートでお洒落なボンドという感じでしょうか。ところでロジャー・ムーアはなんかちょっと蟹江敬三さんに似てやしませんか・・・?

DVDはもちろん原語で観たんだけど、願わくば広川太一郎さんの日本語吹き替えで観たかったなあ・・・。軽妙洒脱なダンディーボイスで、ロジャー・ムーアの肉声よりもロジャー・ムーアっぽいですからね(笑)。私にとって広川さんと言えば「名探偵ホームズ」のホームズなんですが、この大英帝国の2トップアイコン(ホームズは犬バージョンなんだけど)を押さえているって凄いです。広川さんは残念ながら既に亡くなられていますが、本当に惜しいことですよ。


広川さんで日本語吹き替えされたワンシーン↓




DVDの宣伝も広川ボイスで!↓




※ネタバレします。


古い映画なんで、今見るとププッ!と思っちゃうシーンがいっぱいですが、後世の映画に影響を与えてるのがよくわかります。私が思わず笑っちゃったのは、冒頭のオーストリアの雪山で、敵から逃れたボンドが崖から落ちるんですがパラシュートを開いて助かる場面。なんとバシュッ!と開いたパラシュートの柄がユニオン・ジャックなんですよね。おお女王陛下よ永遠なれ・・・!という感じなんですが、英国旗ってほんとお洒落だな~って、つくづく思うわけですよ。これが日の丸だったら、なんか生き延びちゃってスミマセン・・・みたいな自己犠牲を強いられてるみたいな世界になるし、星条旗だったら単細胞でバカっぽく見えるし(失礼)、トリコロールだったらそこまでのインパクトないし(トリコロールデザインを採用している国はいっぱいあるし)。 やっぱ、やっぱユニオンジャックだからカッコイイんですよ。赤と紺、大胆さと抑制の色使いと少し白が入っている配色もいいし、あの線のデザインも凝ってるし。

さて、今回のボンドは西と東の対立がバリバリにある世界で、核爆弾が潜水艦ごと盗まれちゃって大変なのを何とかする話です。黒幕は実業家のストロンバーグ(クルト・ユルゲンス)なんですが、国でもなく組織でもない一人の富豪が敵というのも珍しくないですかね。演じるユルゲンスさんは私の知ってるところだと「ハロー・グッバイ」に出てました。ドイツの渋い渋いオジさまという感じで007の悪役にはまことにピッタリです。ストロンバーグの海上要塞には恐ろしい仕掛けがあって、消したい人をエレベーターに乗せると底がカパっと空 いてサメがいるプールにドボンと突き落とされるようになってるんですよ。ボンドもそれに乗ってしまうんですが、底が開いても足を開いてなんとか踏ん張っている・・・というオチで脱力してしまいました。

今回のボンドガールはソ連側のエージェント、アマソワ(バーバラ・バック)なんですが、めっちゃ日焼けしててあんまりロシア人に見えませんね。カイロのピラミッドでストロンバーグの部下のフランケンシュタイン男(歯がメタルになってて何でも噛み砕く)とバトルしたボンドとアマソワがポンコツの車で逃げるんですが、途中で動かなくなっちゃって夜会服のまま砂漠を歩いて次の街まで行くシーンがあります。これは「慰めの報酬」でダニエル・クレイグとオルガ・キュリレンコにオマージュされたってことなのかな。アマソワさんの彼氏もスパイで、オーストリアの雪山でボンドを追っていた敵側だったんですが殺されちゃってたんですね。この彼氏とアマソワさんがベッドでピロートークしてるシーンがあったんですが、彼氏の胸毛がもじゃもじゃすぎてカーペットみたいになっててビックリしました(笑)。

ボンドの上司、MとMI-6の頼りになるギーク、Qが両方ともおじいさんだったのでこちらもビックリ。Mは私の中でやっぱりジュディ・デンチ様なんですよ(「スカイフォール」で死んじゃいましたが・・・)。「スカイフォール」でのQは可愛い可愛いベン・ウィショーでしたね。「私を愛したスパイ」の登場人物のメンズは、ポマード臭がするオジさんばかりなので、そこはちょっと若い子を配して欲しかったと思ったのでした。

強奪された核爆弾を乗せた二つの潜水艦は、それぞれニューヨークとモスクワに爆弾を投下して世界をカオスにするという企みでしたが、もちろんボンドたちの活躍によって阻止されるわけです。ボンドが爆弾のコアな部分を装置の中から取り出すシーンがあるんだけど、ちょっとでもコア部分が何かに当たったら吹っ飛ぶみたいな設定になってるんですね。でコア部分とそのまわりの金属がものすごいギリギリの距離で、周りは手に汗握りながら見守るシーンがあるんです。ここはお金をそんなに使わずにハラハラさせるシーンでコスパが高いな~と思いました。スパイというのはこういうアナログ的作業も冷静に行わないといけなくって大変なお仕事ですね。

ボンドたちはニューヨークとモスクワにターゲットを絞った潜水艦に偽の指令を送って、相殺させるのでした。めでたしめでたし。 しかしストロンバーグの海上要塞に拉致されたアマソワさんを助ける為に一人で要塞に向かうのです。アマソワさんはミッションコンプリートしたら彼氏の敵を取る為にボンドを殺すと言っていたのですが、わざわざそんなご婦人を助けに向かうとはヒーローですね。ストロンバーグは超長いテーブルがあるダイニングルームでボンドを迎えるのですが、この部屋には窓が沢山合ってそこから綺麗なお魚が見えるんですよ。ちょっと鴨川シーワールドのレストランを思い出してしまいました。そのテーブルの下には銃が仕込んであったのですが、ボンドはそれを奇跡的によけるんですね。絶対無理だと思ったんですが(笑)。

しつこく攻撃して来るフランケンシュタイン男をサメのいるプールに落とすボンド。 サメプール、後で出て来ると思ってたけどこんな使い方でした。でもフランケンはメタルの歯で逆にサメに食いついて撃退。しつこく生き長らえるのでした。タイトルは思い出せませんが、このフランケン男みたいなキャラも後発の作品でしばしば見る様なきがします。ストロンバーグを倒し、アマソワさん(なんかエロいコスチュームに着替えさせられて縛られていた)を助け出し、後は要塞から脱出するのみ。脱出用のポッドを見つけて崩壊する要塞から逃げることに成功するのでした。このポッドの中はソファや本が置いてあってかなり快適な住空間です。冷やしてあったボトルを開けるボンド。それはドンペリニョンでした。「この年のドンペリニョンを飲むとはストロンバーグはいい趣味してる」などと言うボンド。生きるか死ぬかの瀬戸際を経 験したばかりなのにこの洒脱さ、いいですねえ~。脱出ポッドは英国ソ連の共同船に回収され、Mたちがボンドの帰還を出迎えるのですが、ポッドの中ではボンドとアマソワさんがイチャイチャしているのでした。このシチュエーションは「フィフス・エレメント」でオマージュされてたのかな・・・?

ということで、完璧なボンド映画でした。クレイグボンドの次回作は現在撮影中だそうで、悪役はクリストフ・ヴァルツさんになるんだとか。クリストフさんのヴィランっぷりは容易に想像出来ちゃいますね(笑)。そしてボンドガールにはレア・セドゥとモニカ・ベルッチ様です(ペネロペは降板?)!!!超楽しみ。


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『ジゴロ・イン・ニューヨーク』タトゥーロがジワジワとイケメンに見えて来る


         



ウディ翁の作品かと思ったら、さにあらず・・・。監督/脚本/主演はジョン・タトゥーロですよ。ウディ翁は純粋に俳優としての参加です。ニューヨークに暮らす冴えない花屋のオッサン、フィオラバンテ(ジョン・タトゥーロ)と希少本の店を畳むことにした冴えないおじいちゃん、マーレイ(ウディ・アレン)は仲のいい友達同士。あるとき、マーレイの皮膚科医パーカー(シャロン・ストーン)から3Pのゲストスター探しを頼まれたマーレイは「いい男を知っている」とフィオラバンテのことを推薦します。話を持ちかけられたフィオラバンテは「なんで俺が?若くもないしイケメンでもないのに!」と 拒否しますが「人を幸せにする世界最古の仕事じゃないか!」とマーレイにしつこく頼まれ渋々承諾。パーカー医師相手に「仕事」を済ませますが、これが思った以上の大成功を納めて顧客が広がり売れっ子に。マーレイはポン引きとして欲求不満の有閑マダム相手に顧客開拓兼ブッキング担当、フィオラバンテは新進気鋭の男娼としてタッグを組むことに。ある日、マーレイはユダヤ人ラビの未亡人アビゲイル(ヴァネッサ・パラディ)をクライアントとして連れて来ます。アビゲイルは刺激的なセックスよりも、人肌の温もりを求めていたのでした。他の顧客とは全く違うタイプのアビゲイルに惹かれて行くフィオラバンテ。アビゲイルも彼のことが好きになってしまいました。ところがアビゲイルに片思いしているユダヤ人 の警官ドヴィ(リーヴ・シュライバー)がポン引きと男娼コンビのことを付け狙い・・・というお話です。

ところでタイトルでは原題も邦題もジゴロって言ってますが、私の認識ではジゴロってのは一回おいくら万円の世界じゃなくて、女と中~長期的に交際して彼女をいい気分にさせながら巧みにお金を引き出しそれで食ってる男みたいに思ってましたよ。ジゴロには仕事斡旋とピンはねをするポン引きは付かず、基本フリーランスの個人経営みたいなイメージもあります。英語だとジゴロと男娼ってのは、ほぼ同義語になるんですかね。まあさておき、面白かったですね~。ニューヨークを舞台にした人情味溢れる大人の為のちょっとしたエエ話で、お洒落にまとまってますよ~。ジョン・タトゥーロって俳優としても実力派ですが、監督/脚本としてもセンスある!ウディ・アレン映画にテイスト激似なんだけど翁の作品よりもちょっとだけ甘い仕上がりが絶妙で、な~んか人生捨てたもんじゃないじゃないか、みたいな幸せな気分にさせてもらいました。

主演タトゥーロが監督/脚本だからか、自身の魅力を熟知しててそのアピールの仕方をちゃんとわかってるんでしょうね~。途中から「あれ・・・タトゥーロってこんなにイイ男だったっけ・・・?」みたいに普通のオッサンだった彼がジワジワ、ジワジワと魅力的に見えて来るんですよね。それが男娼として自信をつけていくのと相まっていて、いや上手だな~と思いました。普通のフィオラバンテも、ものすごくいい人でその黒い瞳は人間的な優しさで溢れてるんですよ。じっと無言で見つめたりするシーンは思わず彼のことを好きになってしまいそうになるんですね。だからヒロインのアビゲイルが彼に惹かれたのもすごくよくわかるんです。まあ冴えないオッサン役ではあるんだけどオサレな花屋で働いてるし、自宅もこぎれいで洗面所にさりげなくプチ盆栽みたいなのが置いてあるし、お洒落に見えるんですよ。

ヒロインのアビゲイルを演じるのはヴァネッサ・パラディです。出てたの全然知らなかった!ヴァネッサはラビの夫を失い6人の子供を育てている未亡人で、厳しい戒律を守って生きている女性という役どころです(夫以外に髪を見せちゃいけないとか、ムスリムぽい戒律もあるんですね)。そんな女性が男娼を求めるという展開にも驚きますが。フィオラバンテの家でマッサージベッドの上に横たわり、直に背中を触られた時に思わず彼女は泣いてしまうんですよ。長い間こんな風に触れられたことがなかったから・・・というのがその理由なんですが、このシーンはすごくいいですね。人の心つーもんをよくわかってるなあ〜という感じがします。ヴァネッサ・パラディはその昔、高校教師を破滅に追い込むロリータ・ファタルな役をやってて、その後も小悪魔的な役が多かったかと思うんですけど、こういう役も似合うようになったんだなあ〜と思いますよ。老婆のような少女の様な不思議な魅力があるキャラクターで、戒律の為?か、いつも黒い服を着てるんですけどそれもアニエスベーに見えるみたいな・・・(笑)。

ウディ翁は「演技しているのだろうか・・・?」と思わせられる程にナチュラルなご本人役です。神経質で口数が多い早口の老ニューヨーカー・・・でも、願わくばいつまでもこういうキャラクターを演じて欲しい!翁、長生きしてよね!と思ってしまいました。フィオラバンテとの掛け合いは面白かったし、通常ポン引きと言えば暴力的で体格のいい男みたいなステレオタイプがあるかと思うんですが(でもまあ、これは娼婦から搾取する男のタイプか)、でも翁でしょというギャップも面白かったですね。フィオラバンテを客先に連れて行って「じゃ、下でコーヒーでも飲んで待ってるね」と妙に恥じらいながらそそくさと消える翁が最高でした。ところで翁は肝っ玉母さんなアフリカ系女性と一体どういう関係だったのだろうか。もしかして付き合ってたのか?

シャロン・ストーンがバイでセレブな皮膚科医というのも合ってますよ。そのラテン系の彼女セリマがソフィア・ベルガラという女優さんなんですが、肉感的でセクシーな人でしたね。調べたら「マチェーテ・キルズ」でギャルを引き連れたエロテロリストみたいな役をやってた人でした。この二人と3P(映画の中ではメナージュと言っていたが、フランス語でメナージュには家事という意味がある)してるときに急にフィオラバンテが調子悪くなって出来なくなっちゃうんですよ。どうやらアビゲイルと本気の恋に落ちたみたいだからなんですが、それを察して「よかったじゃ〜ん!」とゲラゲラ笑うレズ二人組のシーンがなんか好きです。

しかし、アビゲイルは厳しい戒律があり、彼女に横恋慕しているドヴィが二人の間を裂こうとします。結局、男娼と未亡人、ひとときの情の触れ合い・・・みたいな程度で終わってしまうんですが、これがプラトニックなもので成就しない所も渋くてイイんですよね。アビゲイルとフィオラバンテが家で魚のグリルを食べるシーンがあるんですが、このシーンも光の具合とか、魚を上手に切り取る方法を教えるアビゲイルのセリフとか、なんか大人な感じだし切なさもあっていいんですよ。

劇中で流れる音楽も洒落てるし、ヴァネッサ・パラディの歌も使われてるし、ラストはジャジーな音楽でエンド・・・か〜っ、洒落てる、洒落てるのう!脚本やキャスティングがいいってのもありますが、なんか雰囲気がすごくいい感じに仕上がってるんですよ。それは恐らくニューヨークロケーションのせいなのかな〜って思いました。色々な人種の人が住んでて、色々なエリアがあって、雑多とモダンがあるって感じで・・・(私のザックリとしたNYイメージ)。ロンドンでもいいけど、やっぱりニューヨークの方が、な〜んかよりスケールの大きい夢があるような気がしちゃいますね。邦題にもイン・ニューヨークってついてるし、人情話を都市の魅力に包んだ上手いネーミングだと思いました。

『ゴーン・ガール』事故物件には、ご・用・心

                                 



サスペンス好きの母から数ヶ月前に観たい映画だと聞かされて「ふーん、ガールが行方不明になっちゃうの~?」などとのんきに思っていましたよ。友人Y嬢から、マスコミの影響で冤罪になだれこんでしまう恐ろしさが描かれていると聞いていたので、主演のベンが厄介な目に合っちゃうドラマなんだろうな~って思っていました。ガールが行方不明でベンが大変!って主題 合ってるけど、その深刻さというか・・・コジレ方がシャレにならないレベルの非常に厄介でおとろし~い映画でした。全てが明るみに出て解決し、気持ちよく 終わらないところもいいですね~。サイコサスペンスな見かけなんだけど、最後は夫婦という厄介なユニットの闇に深く切り込んでいくという・・・たまにブラックコメディにも見えるところが楽しかったです。



※ここからネタバレ第一段階入ります(予告編程度)。



ベ ンベン演じる夫、ニックはパーティーで知的なブロンド美人のエイミー(ロザムンド・パイク)と出会い結婚。しかし5年目の結婚記念日に妻が自宅から姿を消 してしまいます。自宅には荒らされた跡が・・・。という始まりですが、例のごとく(「アルゴ」でもそうだった)ベンベンがヌボーっとしているので「本当にこの人心配してんのかな・・・?」って思っちゃうんですよ。嫁が事件性の高い消え方をしたのにこのリアクション・・・?って言う。警察が来て色々と取り調べを受けますが、ニックと嫁は結構いい家に住んでるんですね~。家具はちょっとIKEAっぽかったりするんですけど。ニックは嫁のエイミーとニューヨークにいた頃知り合い、交際を経て結婚。ところがニックのお母さんがガンにかかってしまい、お母さんのために夫婦はニックの故郷ミシシッピに引っ越して来たのでした。二人とも物書きみたいなことをしてるんですが、色々あって失業とかしちゃったりして大変なときもあったようです。今はニックは学校でライティングの講師とバーのオーナーをやっていてそれなりに生活出来ているようです。バーは嫁側が資産家なのでどうやら資金を出してもらったみたい。ニックの双子の妹マーゴ(キャリー・クーン)が店を切り盛りしています。

嫁のエイミーの両親はニューヨーク住まいのアッパークラス。娘エイミーをモチーフにしたキャラクターの児童文学書がベストセラーになっています。ニックは義理の両親とテレビに出てエイミー捜索のお願いを呼びかけます。ホットラインとウェブサイトで情報を募り、ボランティアによって付近の捜索が行われます。しかし、ニック演じるベンがヌボーっとしてるので、そこまで切羽詰まって見えないんで すね。ボランティア兼野次馬のギャル(と言っては年がいってたような・・・ベアトップのキャミを着てるのがまたなんとも言えない)からツーショット写真を撮られて笑顔で映っちゃったりしてるし、ワキが甘いんですよ。案の定、後からこの写真が拡散され炎上。いわんこっちゃない。でもこの野次馬女も笑顔で映ってる し、削除しないで拡散してるし、な〜んか悪意を感じるんですよね。SNS恐ろしみたいな感じなんでしょうか。そういえばエイミーのお母さんにも違和感を覚えましたね。付近捜索のときに彼女は真珠のネックレスをつけてるんですよ。娘が行方不明なのに、お洒落・・・?っていう。しかもミシシッピー田舎ディスらしきことも言ってます (笑)。まあ実の両親はそこまで怪しくなかったですけど、ジョンベネちゃん事件みたいなのもありますから油断は出来ないところです。

ロンダ刑事(キム・ディケンズ)とギルピン刑事(パトリック・フュジット)が捜査にあたりますが、どうやら二人とも「旦那が怪しい」と当たりをつけているようです。まあ、ニックは行方不明者と一番近い間柄&第一通報者なので身辺を洗われるのはしょうがないんですけどね。敏腕刑事らしくテキパキと仕事にあたるロンダ刑事と、ずっと黙ったままでニックを見つめて去り際になにか気になることを言って消えるギルピン刑事のコントラストがいいですね。ギルピン刑事は「もしかしてゲイ・・・?」みたいな粘り気のある視線の芝居が良かったです(結婚してるって設定だったけど)。色々と取り調べられるニックですが、嫁がこの土地で友達がいたかどうか、血液型は何型かとかに答えられないんですよ。 配偶者の血液型・・・実は私も、知らん(夫本人も知らないらしい)エイミーに親しい友達はいなかったというニックですが、近所に住む主婦と親しくしていたらしいということがわかります。この主婦がまたいい感じニックを不利に持って行く証言をするんですよ。

なんとなくヌボーっとしたままのニックは、双子の妹から「あんた、うちになんか隠し事してないやろな・・・?」とも言われてしまいます。もちろん妹には何も隠していません。が・・・ニックはなんと教え子(エミリー・ラタイコウスキー)と浮気をしていたのです。これまた冤罪にリーチな要素ですよ。あっちゃ〜というわけですが、妹にバレてキレられます(当然だ)。ところで嫁は手書きの日記(!)を つけていたんですが、その日記からの回想シーンが所々に挿入されます。実は夫婦仲はうまくいっておらず、子供を持つことについて意見の相違があったり、言い争いになって旦那が嫁に暴力をふるったりしていることが回想されます。当然のこととして、エイミーは夫ニックのことを怖がるようになっていくのでした。 あれ・・・?浮気はするし、手はあげるしで、やっぱニックってクソ野郎なの?とグラグラ揺れるんですよね。

テレビでは連日「ニック怪しい!」という報道ばかりです。町山さんの解説したポッドキャストによると、アメリカではこういった過激なワイドショーが多いらしいですね。キャスターの女性(ミッシー・パイル)の顔つき(なんか整形失敗したみたいなバービー顔)が、またわかりやすいヒール顔でグっときますねえ。彼女があることないこと言ってニックを犯人に仕立て上げようとするんですよ。ニックと双子の妹は仲が良過ぎて近親相姦ぽい!男女の双子はそうなりやすいって学者が!みたいなことまで言っちゃうんだから過激です。逆に訴えられそうなくらいですよね(汗)。

そんな中、思わず「ププッ!」と笑っちゃうシーンがいくつかあります。エイミー情報提供を呼びかける集会で「エイミーは僕のソウルメイトです」と、どんなに彼女のことを愛しているか聴衆に語るニックのスピーチを聞き、会場にいたニックの浮気相手が「Ass hole!」と口パクするシーンが最高です。エイミーの友達だったという近所の主婦が子連れで会場に突撃してきて「あんたの奥さん、妊娠してたのよーッ!6週間だったのよーッ!」と、とんでもないボムを投下するのでした。また浮気相手のカットになって彼女の「OMG!」という表情を押さえます。ああ最高(意地悪くて失礼)もちろんニックは妊娠のことは初耳です。

それに加えて、警察はニック宅の台所で大量の血液反応を見つけるのでした。それだけじゃありません、カード破産していたことも、妻に多額の生命保険をかけていたことも明らかになります。もうニック、まっ黒けじゃないですか!カードは身に覚えがないし、生命保険は妻に頼まれてサインしたことだと言っても全然説得力がありません。それにエイミーは子供を欲しがってはいなかったとニックは主張しますが、味方だった妹も庇いきれずに心が折れてしまいそうになります。

エイミーは記念日のプレゼントを探し当てる宝探しゴッコ(欧米系ってこういうサプライズほんと好きだよな〜)を仕込んでいて、色々な場所にヒントの手紙を置いていたのですが、そのナゾナゾに気が付いたニックは妹の家の納屋に向かいます。そこにはカードで買った様々な高級品と記念日のプレゼントが・・・。一方、警察は焼却炉にあった彼女の半焼けの日記を発見。そこには「夫は変わってしまった・・・。私は夫に殺されるかもしれない・・・」と怯える可哀相な妻の心境が切々としたためてありました。



※ここからネタバレ第二段階に入ります。



ここでシーンが切り替わり、なんと行方不明のエイミーが生きていたことがわかります!実はこれ、浮気をした夫を殺人罪で刑務所にブチ込むという壮大な目的の為にセットアップされた自作自演だったんですよ〜!!!ここでエイミー側のたくらみが次々と明かされます。コワい〜!!!彼女は犯罪の本を読みあさり、バカな地元の主婦(妊婦)と友達になり夫の悪行を相談、夫のカードでモノを買いまくり、夫受け取りの生命保険にサインさせ、友達になった妊婦のオシッコを取って妊娠を偽造(そんなこと出来るのね・・・)。夫が出かけた後で自宅を荒らし、自分の血を採り、床にぶちまけた後掃除。そして偽の日記を書きため、夫の悪行に悩む妻の心境を吐露。すべて完璧にやり遂げた後で、逃走用の車で逃げる・・・そして入水自殺(もちろん他殺の形跡を残して)すればミッションコンプリート。自らの命をかけた、ものすごい綿密なプランニング!ゾゾゾ〜!

車で逃げるエイミーの映像に被せて、彼女の恨みつらみが語られます。それはニックを含む男一般に向けられた恨みとも取れるモノローグ。ここもなんかコワいんですけど、女としてみたら少し切なくなるところですね。まったく男ってやつはよう・・・って言う感じで。ま〜、うまくいかなくなったら別れればいいんだけど、そうも簡単に割り切ることが出来ない複雑で歪んだ女心って言うんでしょうか。自分の思う通りの愛が成就しないんだったら、オマエ死ねや!みたいな残虐性は「つぐない」の作家志望の妹や「幸福の罪」のロリータにも通じるものがありますよ。この二本はティーンネイジャーの女の子によるセットアップで、殺人までは行きませんでしたが、エイミーは成人したとても頭の切れる危険物件だっただけに、ニックは御愁傷様でしたという感じもしますが・・・。

ニックが納屋で見つけた記念日のプレゼントには人形が三体入っていました。中世ヨーロッパ風の格好をしたカップルと子供の気味悪い人形です。キモい人形というとフィンチャー監督でマイケル・ダグラス主演の「ゲーム」に出て来たピエロみたいなのを思い出しますね。逃走中のエイミーはバンガロー的なところを借りて潜伏することに。そこで知り合ったグレタ(ローラ・カーク)に男に裏切られたことを話します。ニックはよくキスをする前に彼女の唇に指でタッチすることをしていたんですね。それは二人が初めてキスしたときのシチュエーション・・・。それと寸分たがわぬことを浮気相手にもやっているのをエイミーは偶然見ちゃったんですよ。許せん、許せん、許せん!とサイヤ人になったときの悟空みたいに体中が憤怒の炎に包まれるところです。ここも女心わかってるなあ〜といった感じです(原作者はやっぱり女性)。

ニックはニューヨークへ行き、敏腕弁護士のボルト(タイラー・ペリー)のコミットを取り付けます。この人が超頼りになりそうな人!とりあえず一息つけそうです。ボルトに勧められ、ニューヨークでエイミーの元カレとコンタクトを取るニック。なんと元カレも以前エイミーにセットアップされてレイプ犯の濡れ衣を着せられ、社会的に抹殺されたことがある人なのでした。エイミー、初犯じゃなかった・・・てかそうだよね、初犯であんな肝が座ったパーフェクトなセットアップ出来ませんよ。

そしてまた「ププッ!」ポイントが。グレタとワイドショーを見ていたエイミーは、自分のこと(行方不明者としてのエイミー)をディスったグレタにムカついて彼女がトイレに立った隙に飲み物(マウンテン・デューだ!)にツバを吐くのです(そして混ぜる)。ち、ちっちぇー!なんか人間性ってこういう小さいところに出るような気がする〜(笑)。整形バービー顔のキャスターが声高に「美しくて才能のあるエイミーを殺した犯人は万死に値します!」と言って番組終了。キャスターから褒めちぎられて、世論も自分に味方していると知ったエイミーは自分のバンガローに向かう道すがら、嬉しくなってジャンプし空中で両足を打ち合わせます。イエーイ、絶好調☆みたいな感じでしょうか・・・。思わず笑みが漏れる瞬間です(笑)。

ところが、その絶好調に水を差す出来事が。多額の現金を持ち歩いていることをグレタとその彼氏に知られて強奪されてしまうのでした。グレタたちは、エイミーが事情があって逃げている身であり警察にかけこめないことも察していたようです(でもなんで行方不明者のエイミーってことに気が付かないのだろうか。顔は同じなのに・・・)。資金がなくなったエイミーは元カレ、お金持ちのコーリングス(ニール・パトリック・ハリス)のところへ転がり込み、彼を丸め込みます。コーリングスはエイミーと別れた後しつこく付きまとっており、今もエイミーを想い続けているという男なので丸め込むのは簡単でした。彼の大きくて豪華なリゾートホテルのような別荘に匿われるエイミーなのでした。

ここでまた「ププッ!」ポイントが。テレビでニックの浮気相手のギャルが出てニックとの不倫を告白するのです。首まである襟付きのワンピースを着て「不倫を後悔しています」と泣くギャル。それを偶然見たエイミーは「いつもは乳丸出しの服ばっか着てんのに、どうして今日に限ってカマトトぶった服着てんのよ!」と毒づきます。たしかに浮気相手のギャルは登場したときは乳を強調したワンピで、ニックにたわわな乳をさらしていました(笑)。潜伏先の豪華別荘でニックが出演したトークショーを見るエイミー。ここでニックはハッキリと「彼女は生きています」と言うのですが、このテレビ出演は敏腕弁護士ボルトの提案なんですね。徐々にあぶり出して行こうという作戦のようです。

一方、大幅な計画変更を迫られたエイミーはカマキリ女のようにコーリングスを情事に誘って殺害。「氷の微笑」を思い出しますね。もちろん監禁されて暴行されていたという筋書きです。とうとうこの計画のために人を一人殺しちゃいました・・・。血まみれのエイミーはそのまま車を運転して自宅へ。こりゃあ大胆な計画変更ですよ〜!報道陣のフラッシュがたかれる中、ニックの腕の中に倒れこむエイミー。彼女を抱きとめながら「このクソビッチめ!」とつぶやくニック。そしてガクリと力を抜いたエイミーをアルゼンチンタンゴのキメポーズのように支えるニック。なにこれ、面白い!さて嫁は戻って来た、ここからどうなるの〜?!まだまだ楽しませてくれるの?とワクワクします。

ところで、エイミーを演じるロザムンド・パイクさんですが、私が知ってるところだと「アウトロー」や「17歳の肖像」に出てる女優さんです。背が高くてブロンドで、そこまで美人というわけではない印象の女性ですが。「アウトロー」のときにも思ったけど、なんか彼女は顔が面白いんですよね。真面目なシーンでもリアクションが面白く見えちゃう。なんかコメディっぽい雰囲気がする演技なんですよ。そんな彼女の持ち味が後半1/3で思いっきり活用されててココからはまた面白かったですね〜。



※ここからネタバレ第三段階に入ります。



病院に担ぎ込まれて、痛々しい姿でコーリングスに誘拐され監禁され暴行されたと証言するエイミーですが・・・これ嘘発見機にかければすぐに見破れませんかね?まあそうすると話が終わっちゃうので次行くとして。ロンダ刑事は矛盾を突こうとして質問をしますがエイミーにはぐらかされたりするんですよね。この「どの口が言うか!」というエイミーの女優っぷりもまた「ク〜!」と悪役ながらアッパレな部分です。ロンダ刑事も「このアマ・・・」とやっとニックの気持ちがわかってくれたようです。

救出された後のエイミーの聖女っぷりもまた「ク〜!」なんですよ。幸せな夫婦の姿を撮ろうとマスコミが殺到、野次馬も殺到。前はニックを糾弾していた野次馬たちもハッピーなカップルの姿を見て口笛&拍手。この愚民表現もグっときますね。所詮、一般ピープルたちの世論なんて浅はかなものじゃ・・・という描き方がいいんですよね。音楽もなんか良かった、良かったみたいな平和な曲がかかってますよ(笑)。どうやらエイミーは夫投獄をあきらめてこのまま一緒に暮らすことを選んだようです(トークショーで見た夫の訴えに感激したらしい)。しかし、ニックとしては・・・自分をハメようとしたし、殺人まで犯した女と1つ屋根の下に暮らすなんてもちろん出来ませんよ。

親が書いた本のサイン会らしき会場で、囲み取材されたエイミーとニック。エイミーは結婚生活についてもっともらしいことをドヤ顔で述べています。「みんな、ニックにセカンドチャンスを与えてくれてありがとう」みたいな上から目線(笑)。そして手は胸の上に当ててまるで聖人のようです。芝居かかってんな〜と苦笑。報道陣を前にして口は笑ってるけど目は笑っていないエイミーは「今、ほっぺにキスするのよ」とニックにだけ聞こえるようにいいます。エイミーのほっぺに近づき空中でチュっと音をたててキスをフェイクするニック。もう触れるのも嫌なんです。ここも最高ですね。そろそろ映画も終盤。この二人これからどうなるんだろ〜?と目が離せません。

殺人容疑も晴れたのでボルト弁護士の仕事は終了。ロンダ刑事も残念ですが何も出来ることはないようです(えっ、コーリングス殺害についてもっと詳しく調べないの・・・?って思うけど)。ここからはクライムサスペンスぽさは消えて普通の夫婦崩壊物語みたいな感じになってくるんですね。サイコパスの妻(やり直す気満々)と、そんな妻に戸惑いながらも逃げられない夫というバランスの話に・・・。そんななか、エイミーは妊娠しているとニックに告げます。エイミーが戻ってから肉体関係は一切なかったはずなのに何故?!以前、不妊治療の一環で取ったニックの精子を保存しておいて妊娠をしたのです。ふざけんな!とニック。いずれにせよ俺は離婚するんだ、なのになんでこんなことするんだ?理解出来ない!とニック。「あたしはあんたと復縁するために人まで殺したのよ」とエイミー。確かに・・・しかし、このまま一緒にいたってお互いが苦しむだけじゃないか!と激高するニック。「それが結婚ってもんよ」とエイミー。はいー、この映画のテーマ出ましたー!(ラジオ「ジェーン・スー 相談は踊る」の林みなほアナ風)クライムサスペンスから、ドツボにハマった夫婦のどうしようもないお話への急転直下です。

サスペンスのつもりで見た人はなんだこれ?ってビックリするだろうしし、え?そんなちっちゃな問題になっちゃう展開なの?とも思うけど、私達の一番身近にある怖ろしいもの、それは一度コミットした関係がダメになるとき・・・なのかもしれません。だから多くの観客に「うへえ〜!」と訴えかけるヤダ味(©宇多丸さん)があると思います。いや〜かましますね!また「結婚ってそういうもんでしょ、これが現実よ」という感じにサラっと言うエイミーのドヤ顔が最高ですね。

双子の妹マーゴはエイミー妊娠の一件を聞いて取り乱します。子供がいるから責任があってエイミーと別れられない、とニック。子供がいても別れられるけど、ニックの性格上そうもいかないのでしょう(事件の前に子供を欲しがっていたのはニックの方だった)。ニックとエイミーの自宅で行われるトークショーの公開収録に人々が集まりました。「昼顔」のカトリーヌ・ドヌーヴのような白い襟がついた黒いワンピースを来て現れたエイミー。この昼顔ワンピースは狂ってしまった妻という衣装的な表現なんでしょうか・・・。怖いな、怖いな〜。さりげなくニックにエスコートをうながす女王様然とした振る舞いも恐ろしいです。

どうやらニックも腹をくくってしまったようで、セカンドチャンスを大事にして二人で再構築をしていくとカメラの前で話します。そして妊娠発表をする二人。溢れる祝福。ファーストシーンで出て来たニックのモノローグ「一体君は何を考えているんだろう・・・」みたいなセリフとミステリアスに微笑むエイミーのアップが繰り返されて映画は終わります。もう、うわ〜って言うね。結局、ヌボーっとしたニックはお人好しなんですよ。だから弱点を押さえられていいように丸め込まれちゃうわけで・・・。な〜んで別れられないのかな〜って不思議に思うんですが、まあそういう性格ってことなんでしょう・・・。しかしそうまでしてキープしなきゃいけない結婚って何なんでしょうね。マスコミに美談を書きまくられちゃって別れるに別れられないという部分もあるのかな、多分。裏テーマはマスコミの影響力あな恐ろしということなのかもしれませんね。まあということで、結婚に憧れを抱いているタイプの人に冷や水を浴びせかける様な映画でした。

夫婦崩壊ものというと、最近では「レボリューショナリー・ロード」とか「ブルー・バレンタイン」とかがありましたが、それにサイコパスを加えた進化形の夫婦崩壊ものとして歴史に残る作品になるのではないでしょうか。事故物件にはくれぐれも気をつけたいものです。


世界最古のクリスマス市 ドレスデン日帰りの旅 2014(後編)

ドレスデン日帰り旅行の続きです。

ドレスデン42

こういう木の人形はドイツって感じがしますね。



ドレスデン31

曇り空なのでバレリーナもアンニュイな表情を見せます。




ドレスデン43

アメリカナイズドされたサンタさんもいます。



ドレスデン45

赤鬼と赤いキノコ、すごいインパクトです。



ドレスデン46

ふたたび市の中をうろうろします。



ドレスデン47

お店の上には趣向を凝らした飾りが。



ドレスデン49

映りこんだおじさんも飾りの一部のようです。



ドレスデン48

映りこんだ男性はちょっとだけジェイソン・ステイサム風味。



ドレスデン50

屋根の上の飾りは動くものもあります。



ドレスデン50てん5

一生懸命お料理している様がいじらしい!



ドレスデン51

子供たちのための娯楽もたくさんあります。



ドレスデン52

メリーゴーランドを楽しめるのは何歳くらいまででしょうか。



ドレスデン53

きっとそれは長い人生の中でほんの一瞬なのでしょう。



ドレスデン57

これは人力で動くブランコ。料金は2ユーロでした。



ドレスデン54

観覧車も。上から見たマーケットはまた美しいのでしょう。



藍色雑貨

食器などの家庭雑貨も売っていました。



ドレスデン61

りんごの飴はチョコレートコーティング。



ドレスデンのケーキ

やっぱりカサ高、ドイツのケーキ。



ドレスデン44

さて、シュトーレンを買わなければ!



ドレスデン56

味見したら美味しかったので、このお店でビオのシュトーレンを買いました。



ドレスデン55

マーケットはいくつかの区画にわかれています。この区画は一番広くて迷路のようでした。



ドレスデン59

日が暮れるとともにお客さんは増えて、休日の新宿のような人出になりました。

カフェは素敵なところが見つかったのですが、ランチはどこのお店も大混雑で席にありつけない始末・・・。とにかく座りたいということでベタにヒルトンホテルの中のレストランで、シュニッツェルを食べました。ちょっと残念なランチでしたが、そのかわり買ったシュトーレンが大当たり。シュトーレンって日本でも食べたことあるけど、モソモソ、パサパサしてて決して進んで食べたいものではなかったんですよ。季節ものだから家にあったら食べるくらいのお菓子だったんですが、美味しいシュトーレンって本当に美味しいんですねえ。ビックリしました。

一見乾燥してそうなんだけどドレスデンで買ったのはパサパサ感がないんですよ。1キロ21ユーロと少々お高めでしたが、ビオなので致し方ないでしょう。ドイツ人のバビーチカと半分こするので半分に切ってもらいましたが、こんなに美味しいんだったら自宅用に1キロ買えばよかったです。しかし残念なことにショップカードをもらったんですが何処かに行ってしまいました・・・。上の写真のお店なんですが、ググってみてもこれといったサイトには当たりませんでした。でもきっとドレスデンのシュトーレンならどのお店でも美味しいはず・・・。すっかりシュトーレンのファンになったのでプラハでも美味しいものを探してみようかなと思います。


シュトーレン

本当に美味しかったシュトーレン。


おわり


ドイツのクリスマスマーケットに焦点を当てた本も出版されているんですね。産業編集センターから出ている「私のとっておき」シリーズは思わず読んでみたくなる興味深いテーマの本が見つかります(そういえばマレーシアのプラナカンについてもこの「私のとっておき」シリーズで知ったのでした)。

概要:本場ドイツのクリスマスマーケットを知っていますか?クリスマス4週間前から、ドイツ各都市で開催されるクリスマスマーケットは、地域ごとに雰囲気や特徴ががらりと変わります。有名都市から個性豊かなマーケットまで、各地をめぐる一冊。ドイツのクリスマス文化が見えてきます。

 (概要は出版社ページから引用

世界最古のクリスマス市 ドレスデン日帰りの旅 2014(中編)


ドレスデン日帰り旅行の続きです。

ドレスデン27

クリスマスの山車?的な飾りが飾られていました。



ドレスデン25

中には動くお人形が入っていてキリスト生誕の物語を繰り広げています。



ドレスデン26

オーナメントを売るお店。



ドレスデン29

板で出来たお人形もあちこちにありました。



ドレスデン30

これもキリスト生誕劇のオブジェかな。顔が怖いです。



ドレスデン28

トルコ菓子を売るお店。やっぱりこういうオリエントなものに目がいってしまいます。



ドレスデン32

小雨が振っていましたがお客さんがいっぱいです。



ドレスデン33

ドレスデン動物園の広告?懐かしのウータンが・・・またボルネオ行きたい・・・。



ドレスデン34

寒くても雨さえなければもっと快適だったんですけどね。



ドレスデン35

ドレスデンの街を分断するように流れるエルベ川。
世界史で暗記したけど、こんなに小さな川だったんだ。



ドレスデン36

昔の貴婦人の格好をして観光案内?をするお姉さんが立っていました。



ドレスデン41

寒くなって来たのでお茶することに。
チアキ(仮名)が「ここ良さそう」と言ったクンストカフェに入ることにしました。



ドレスデン40

なるほど、居心地の良さそうなカフェです。



クンストカフェ

店内にはアンティークがイッパイ!(ショップでもあるのです)



クンストカフェ3

私達はお茶だけですが、食事メニューもありました。



クンストカフェ4

アンティークも素敵なものばかりな上に、そこまで高くありませんでした。



ドレスデン39

この猫ちゃんの小さい絵は65ユーロですよ!お買い得だと思います。



クンストカフェ2

素敵なアンティークに囲まれてお茶、すごくリラックス出来ました。


KUNST Cafe Antik
住所:An der Frauenkirche 5 01067 Dresden

続く


ドイツのクリスマスマーケットに焦点を当てた本も出版されているんですね。産業編集センターから出ている「私のとっておき」シリーズは思わず読んでみたくなる興味深いテーマの本が見つかります(そういえばマレーシアのプラナカンについてもこの「私のとっておき」シリーズで知ったのでした)。

概要:本場ドイツのクリスマスマーケットを知っていますか?クリスマス4週間前から、ドイツ各都市で開催されるクリスマスマーケットは、地域ごとに雰囲気や特徴ががらりと変わります。有名都市から個性豊かなマーケットまで、各地をめぐる一冊。ドイツのクリスマス文化が見えてきます。

 (概要は出版社ページから引用

世界最古のクリスマス市 ドレスデン日帰りの旅 2014(前半)

今年もクリスマスの時期が巡って来ました。実は私、クリスマスが嫌い・・・。「クリスマス?なんだ、そりゃ、耶蘇教の祭りだろ、ええっ?」(玉袋筋太郎さんの声で再生希望)って感じでこのお洒落でハートフルなムードに水を差したい!と常日頃から考えています。なんで嫌いなのかというと、クリスマスの装飾が飾られ出すということはもう年末。「今年も終わって行く・・・一体、私は今年何を成し遂げたのか・・・」みたいな気分になって、プチ鬱を患うからなのです。鬱々とする年末ですが、一旦年が明けちゃうと嘘のように気分が改まって清々しさを感じるので、いわゆるひとつの年末に特有の憂鬱ということだと思いますが。

さて、そんなクリスマス嫌いな私ですが友人のチアキ(仮名)から誘われて、ドレスデンのクリスマスマーケット見物に行くことにしました。なんでもドレスデンのクリスマス市は世界最古の歴史を持つそうで・・・。ドイツという国は空港しか行ったことがなかったので「どれ、ひとつ社会科見学にでも」と行ってみることにしました。Cedokというチェコの旅行会社が主催しているバスで日帰り、お値段490コルナ(@2,450円)のリーズナブルなツアーです。チアキによると、Student Agency(こちらもチェコの旅行会社)のバスチケットだとプラハ⇆ドレスデン往復で1,000コルナ(@5,000円)するそうなので、こちらの方が断然お得なんだとか。ツアーにはガイドさんが付き、最初だけドレスデンの名所を色々と説明してくれました(チェコ語だから、ほぼわからないんですけど)。あとは自由行動です。プラハ ドレスデン間は車だと約2時間でした。

クリスマス市は物品販売と屋台があって子供向けの遊戯施設なんかもある縁日みたいなもの、と言ったところでしょうか。物品販売は木製の人形やクリスマスの飾り、手袋やマフラー、アクセサリー、お菓子、家庭用品類なんかが多かったです。屋台はホットドッグ、ホットワイン、クッキー、パン、ワッフルなどですね。フード系のスペシャリティーはなんといってもシュトーレンです。シュトーレンはドイツの日持ちがする菓子パン。日本でも売っているのでもうおなじみですね。クリスマスを待つアドベント時期に一切れづつ食べるのだそう。外は粉砂糖で覆われ、中はドライフルーツやナッツなどが入っています。なんでもドレスデンはシュトーレン発祥の地だそう。本場シュトーレンを買うことを目標にしたのは言うまでもありません。

例によって色々と写真を撮って来たので載せてみます。


ドレスデン

ズウィンガーという美術館です。



ドレスデン3

中はお庭になっていました。



ドレスデン4

重厚さを感じさせる建築ですな。



ドレスデン2

ヨーロッパ〜。



ドレスデン5

寒くて小雨が降る中、上着なしで佇む男性。



ドレスデン6

男性の後ろにあるランプの中にビールジョッキがあると思ったら、電球でした。



ドレスデン9

これはオペラ座だそうです。




ドレスデン10

オペラ座の前にあった銅像。



ドレスデン8

オペラ座を背にして旧市街への方向を見るとこんな感じです。




ドレスデン11

くすんだ石の表情に歴史を感じますねえ・・・。



ドレスデン12

いたるところに像があります。



ドレスデン13

プラハとはまた少し違った趣ですね。



ドレスデン15

小雨の天気と相まって哀愁のヨーロッパです。



ドレスデン14

壁画がありました。



ドレスデン17てん5

ガイドさんが説明してくれたけど、チェコ語でよくわかりませんでした・・・。



ドレスデン18

建物の上に像、地震がない国だからこそですね。



ドレスデン16

ここでも馬車が疾走します。



ドレスデン19

ドレスデンの名所を描いた絵が売っていました。



ドレスデン20

伝統衣装に身を包んだお兄さん方がいました。



ドレスデン21

旧市街の中にある白亜の教会。



ドレスデン22

建物が直線的なところがプラハとは違います。




ドレスデン23

窓多過ぎ。


ドレスデンは道幅も広いし、なんか全体的に大きくってモダンな印象〜さすが先進国のドイツ、さすがEUのリーダー、やっぱり田舎のプラハとは違うなぁと思い、その感想をドイツ人のバビーチカに言ったところ「ドレスデンは戦争でひどく爆撃されたからね。それから新しく作った街だからそう見えるんだよ」とのこと。そ、そういえばドレスデン空襲の話はどこかで聞いたことあったかも・・・。古い建造物はなんと戦後に修復されたものなんだとか!特に写真にあったズヴィンガーと白い教会はほぼ全壊で、空襲前に撮られた写真を見ながら残されたガレキをコツコツと積み上げて修復したんだそうな。「地震がない国は石像とか上に置けていいやね〜」などと思っていたけど、そんな悲劇的な歴史を経ての歴史的建造物だったんですね・・・。この話はプラハに帰って来てから聞いたんですが、そんな平和への復興的マインドに溢れたドレスデンに思わず胸熱になったのでした。

続く


ドイツのクリスマスマーケットに焦点を当てた本も出版されているんですね。産業編集センターから出ている「私のとっておき」シリーズは思わず読んでみたくなる興味深いテーマの本が見つかります(そういえばマレーシアのプラナカンについてもこの「私のとっておき」シリーズで知ったのでした)。

概要:本場ドイツのクリスマスマーケットを知っていますか?クリスマス4週間前から、ドイツ各都市で開催されるクリスマスマーケットは、地域ごとに雰囲気や特徴ががらりと変わります。有名都市から個性豊かなマーケットまで、各地をめぐる一冊。ドイツのクリスマス文化が見えてきます。

 (概要は出版社ページから引用

チェコっとみつけた、こんなモノ:第36回 コルバチキ (スロバキアの紐状チーズ)

コルバチキ

スーパーで購入したコルバチキ。たしか30コルナ(@150円)くらいだったと思います。

「チェコっとみつけた、こんなモノ」は、私がチェコで見つけたチェコっと可愛い、ユニーク、便利 etc・・・なものを雑談しながら紹介するというコーナーです。日本では見かけないもの、お土産にすると良さそうなものを中心にピックアップしています。 ただしチェコで見つけたモノが対象なので、チェコ製ではないものも含まれます。その点は何卒ご了承下さい。

チェコのマーケットやスーパーで見かける白い紐状の食品・・・ねじられていたり、おさげ髪のように編まれていたり・・・あれは一体?と思っていたらチーズだということが判明。持ち寄りパーティーだったか、ホスポダだったか忘れましたが「ああ、あの紐じゃないか」と食べてみて「しょっぱくって美味しい!」と思ったのでした。それからはわりに好物になり、見かける度に買い求めるようになりました。食事をした後で「何かいまいち物足りないな~」というときにコルバチキを1つ食べるとお腹の収まりがいい気がするのです。

そもそもコルバチキとは何ぞや?とググってみましたが、チェコではなくスロバキアのチーズであること、紐状であること、それ以外には特にこれといった情報がありませんでした。以下の二本のyoutubeはコルバチキの作り方を実演している動画ですが、モッツァレラチーズを塩茹でして柔らかいうちに紐状に伸ばし冷水に浸けています。お湯と冷水には大さじ4杯の塩を入れてあるので、このプロセスでコルバチキのしょっぱい味が付けられているのでしょう。塩味を浸透させるために紐状になっているとも推測します。ということは「モッツァレラに塩味が付いてたら美味しくね?」ということがきっかけとなった食べ物なのかもしれませんねえ・・・。

TVレポーターの男性が自家製コルバチキにチャレンジ。買うよりも家で作った方がこんなにお得!という内容ですが、こんなしち面倒くさいことするなら買った方が・・・と思う私は主婦失格でしょうか。





お家でコルバチキを作る女性。面白いようにスルスルとチーズが紐状になっていきます。





コルバチキはそのまま食べる以外にもスモークさせたり、フライにしたり、サラダの具にしたり、紐状の形状をいかしてグラタンの上にのせてトッピング兼飾り付けに使ったりもされているようです。スロバキアのものですが、チェコの小さなスーパーや食料品店でも簡単に見つけることが出来るのでホテル飲みのお供にいかがでしょう。編まれているのもフォークロアな感じがして可愛らしい食品のひとつです。

買って良かった冬の定番〜Gren Prince、UGG、Gloves

以前、自分では買わないけど貰ったら嬉しいものとしてメイソンピアソンのヘアブラシのことを書きましたが、そのときに「クダラナイものばかり買ってないで、ずっと使える定番品にお金をかけるべきだった」と嘆きました。フルタイムで働いていた時は後先考えず「欲しい!」と思ったら買ってしまっていたのですが、そんな中でも「あ〜コレ買っといてよかった」と思える、プラハにも持って来ているモノがあります。それが表題にあるモノたちです。

暖冬だった去年と比べると極寒に感じられる今年の冬。自宅の玄関ホールで手持ちのアウターを並べてファッションショーをしていました。アウターなんてそのままバっと羽織るだけ、と思っていたんですが帽子、手袋、マフラー、ブーツの組合わせで全然印象が変わるんですよね・・・。合わせ方ひとつで野暮ったくもなるしこなれカジュアルも見えることは発見でした(今頃気が付いたのか・・・という感じですが)。そんな取っ替え引っ替えの中「防寒的にも合わせ的にも、グレン・プリンスとUGGとGlovesは外さない」ということに改めて気が付いたのでした。


二〜三年前イエナをぶらぶらしていたときに「使えそうなストールでも買おうか」と何の気なしに買ったのが始まりでした(写真の値段表示よりもずっと安くて、確か3.5万円くらいだったような・・・もしかしたら品番が違うのかも)。グレン・プリンスはスカーフやショール、マフラーを中心に展開しているイギリスのブランドなんだそうです。ちなみに私のはスコットランド製と書いてありました。カシミヤストールの素晴らしさは軽くて暖かいことと、肌触りが良いことです。肩に羽織ったときの心地よさは、まるでイケメンから「寒くないかい・・・?」とふんわり抱きしめられている様です(爆)。ストールは大きいのでマフラー風に首に巻いても、肩にかけても心地よく暖かい!外だけで使うのがモッタイナイので私は室内でも寒い時に羽織ったり、膝掛けにしたりしています。色はベージュと黒を愛用していますが次はグレーが欲しくなってしまいました。



いまさら説明は不要、オーストラリア生まれのムートンブーツ。色んなブランドがありますが、私はUGG派。ベイリーというボタン付きのモデルを皮切りに、この暖かさと履き心地の良さにハマり、クラシックショートという写真の丈のモデルを黒、ベージュ、グレーで揃えてしまいました。しかしグレーは実際に履いたところどうも似合わなくて(可愛いと言うよりもゾウの足みたくなってコミカルだった)、誰かにあげてしまいました。靴はほぼ黒だけどUGGでは黒よりも活躍するのがベージュです。ミルクティーみたいな色も暖かそう。ベージュのUGGには入れあげてクラシックトールという長い丈のモデルも買ってしまいました。クラシックトールはさすがに重装備過ぎるのか、父親から「南極観測隊」と言われてしまいました。でもムートンなので雨や雪の日には絶対履いてはいけません!濡れた部分が染みになってしまいますよ。



最後の定番は、イタリアのGlovesというメーカーのハラコのグローブです。地味で重くなりがちな冬スタイルは、手袋を派手にしてアクセントづけするのが自分的にここ数年のブーム。レオパードのハラコグローブを探していたら楽天のショップで発見して「まさにこんなのが欲しかったのよ!」と買い求めました。数年前に買って愛用しているのですがコレが可愛くてしかたありません(使い込んでハラコが部分ハゲになってたりするのですが・・・)。友達からも褒められます!ハラコ部分が可愛いのはもちろん、ライナーの肌触りも良くて最高です。レオパードの次はダルメシアンが欲しいな、欲しいな〜と数年前から思っているのですが、まだ手を出せないでいます。皮の手袋なのに今年のはスマホ対応ということで、年々進化してるんですね。Glovesの他のデザインも普通なんだけど品があって可愛いんですよ。ただブランド名が一般名詞過ぎて、検索に色んなモノが引っかかって来るのが玉にキズです(笑)。



冬のバーゲンが待ち遠しい今日この頃です。

『修羅雪姫』壮絶なまでに美しい梶芽衣子様

        



久しぶりの邦画です。これは夫が所有していたDVDで観たんですよ。チェコでは「Levne Knihy」(Cheap Booksという意味)という安い本を売ってるチェーン店があって、本の他に雑貨やDVDやオーディオやオモチャなんかも売っているお店で、行くと掘り出し物があったりするんですね。このチェーンがDVDのレーベルを持っているようで、そこから色んな映画の名作を出しているみたいで、このDVDもLevne Knihy印が付いていました。

うちの夫、エクスペンダブルズとかの筋肉バカ映画専門かと思っていたら「オーディション」とか日本ではそこまで知られていないコアな名作のDVDを持ってたりして、意外と趣味人だったりするのかなあ〜という感じですが。そういえば昔「The hills have eyes」というホラー映画をみせてくれたりしましたし(内容が過激な為ツタヤ等では取り扱いを自主規制しているらしい。後に町山さんのポッドキャストなんかでこの映画のことを知り、「あの映画だ!」とヒザをうったのでした)。「The hills have eyes」はさておき、外国で受ける邦画ってちょっとマニアックだったりしますよね。とにかく血がブシャーっと出るジャンルは人気があるような気がします。

さて、この修羅雪姫。「ん?釈由美子がこんな映画に昔出てなかったっけ?」と思いましたが、釈ちゃんの方はリメイクなんだそうです。時代設定は明治時代。ヒロインのお雪(梶芽衣子)は刑務所の中で産まれた「修羅の子」。母親の小夜(赤座美代子)が抱える怨みを晴らすために、預け先のお寺の和尚(西村晃)から殺人マシーンとして訓練された女です。雪のお母さんは夫と幼い息子を悪い奴らに殺され、自らは慰み者になって生き長らえます。徴兵制度に反撥する村人たちに金品を上納すれば兵役免除という嘘で騙した四人組の悪党が、詐欺の辻褄合わせのために無実の小夜の夫と息子を殺したんですね。雪のお母さんは悪い奴らの一人の愛人にされますが、そいつを殺害し刑務所へ。刑務所で刑務官とかたっぱしから関係を持ち出来た娘がお雪だったんですね。雪のお母さんは娑婆にまだ残っている悪い奴らに復讐するには子をなして、その子に復讐を託すしかないと思っていたからなんです。そうして殺人マシーンになったお雪はお母さんの怨みをはらすべく、悪い奴らを一人一人仕留めて行くという復讐劇です。

予告編↓


本編ハイライトシーンにのせてテーマソング(ネタバレ注意)↓



私は先に「キル・ビル」を観ていたため、お雪がオーレン石井にしか見えなかったんですが、こちらがオリジナルなんですよね。世代的にインスパイアされた作品を先に観てしまっているのは仕方がないんですけども。ハア〜、しかしタラちゃんがこの映画好き過ぎて好き過ぎて、その映画愛を昇華するべくして「キル・ビル」作っちゃったんだろうな〜とビンビン伝わって来ましたね。♪死んでいた〜朝に〜、弔いの〜雪が降る〜♪の修羅雪姫テーマソングもキルビルのエンディングで流れてましたし。当時は修羅雪姫のことをこれっぽっちも知らなかったので、なんだこの日本語の演歌調の歌は?とビックリしましたが、こういうことだったのねという10年越しの納得ですよ。キルビルと言えばルーシー・リュー演じるオーレン石井のセリフ「ヤッチマイナ!」とか「ココカラハ、ダイジナコトナノデ、ニホンゴデハナシマス・・・(オリジナルではエイゴ)」とか今でも普通に会話で使ってたりしますね。

私は非常に恥ずかしながら・・・梶芽衣子さんのお名前しか知らなかったんですが(タラちゃんが柴崎コウのことを「梶芽衣子的な美しさがある」と雑誌のインタビューで褒めていたのだ)、こんなに凛とした美しさを持ちつつも影のある女優さんがいたなんて!とビックリしました。とにかく美しい。着物を着て番傘(中に剣が仕込んである)を持ち楚々と歩く姿はまるでアヤメかカキツバタ。たおやかな佇まいのその内に復讐の青白い炎をたぎらせたタオヤメなんですよ。姿も美しいけどアップになっても美しい。逆三角でシャープな美しい輪郭にバランス良く配置されたパーツ、スっとした鼻筋に強い意志を感じさせる目(原作漫画のほぼ実写版ですね)。そんな彼女が復讐し返り血(すごい圧でブシャーッ!と吹き出すアレです)を浴びたシーンは壮絶な美しさです。そしてセリフ回しも美しいんですよ。日本語の発音が綺麗だから、決して大きな声でセリフを発してないのにキレがあるって言うんですかね〜。本当に素晴らしいです。

四人組のラスボスが岡田英二で、その手下が地井武男、お雪に協力する新聞記者が黒沢年男なんですが、チイチイは若過ぎてチイチイだ!ってわかりませんでした。黒沢年男は私の中でダウンタウンDXにたまに出てる面白いおじさんという印象の人だったんですが、やっぱり俳優さんだったんですね。イケメンだけど演技力不足で残念でした(梶芽衣子様のオーラがすご過ぎて)。

四人組悪党を一人づつ始末して行くので四部構成になってて、各章に漢字だらけの厳めしい名前が付いてるんですが、殆ど時代ものを観てない自分にとってはそれもクールジャパンな感じでカッコ良く感じました。あと悪人たちの顔が静止画で並んで出たり、お母さんの怨みをフラッシュバックするシーンが原作漫画の抜粋だったりしてモダンな演出がカッコ良かったです。このあたりもキル・ビルは影響を受けていますね。しかし、バリバリの映画マニアとはいえアメリカ人のタラちゃんにこうして日本の名作を逆輸入的に教えてもらうとは・・・しかもチェコの安いレーベルからDVDが出ていて、それを外国人の連れ合いに貸してもらうとは・・・日本の名作をもっと観なくてはいかんのう・・・と思いましたよ。続編もチェックしたいと思います。

『マジック・イン・ムーンライト』ツンデレなコリン・ファースに、また会えたね!



ウディ・アレン監督の最新作を早速チェックしてみました。あれっ一作前の「ジゴロ・イン・ニューヨーク」はまだ観てないや・・・(監督はジョン・タトゥーロで、ウディ翁は出演のみですが)。とりあえず本作の感想から行ってみたいと思います。しかし毎回ウディ映画を観る度に 思いますが、翁の多作振りには本当に舌を巻きますよ。翁の新作のお知らせに「え、また?!この前出たばっかなのに?」と、驚いてる方もきっと多いのではな いでしょうか。ほぼ毎年新作を撮ってますからね(しかも兼脚本!)。ロケも地元ニューヨークだけではなく欧米の色んなところで敢行してるし、80歳近いの に本当にパワフルです。どうかこの調子で新作を届け続けて欲しいものですねえ。

さて本作は「月下の魔法」というこの上なく古典的でロマン チックなタイトルがつけられているとおり、非常にオーソドックスなロマンチックコメディです。物語の設定は1920年代の南フランス。敵対していた男女が体験を共有して一緒にいるうちに惹かれ合うという、有史以前からある超テッパンで黄金の王道パターンを気をてらわずこの上なく正当派にこの上なく軽妙洒脱に仕上げた映画なんですよ。いい意味でライトな佳作といったところなんですけど、これじゃ物足りないと思う人もいるかも。レビューも賛否両論だというのもわかります。私的に はベテラン料理人が「たまには、こういう口当たりの軽いのもいいっしょ?」と余技でパパっと作ったみたいな一品料理的味わいが良いんじゃないかなと思いました。料理でいえば主菜ではなく三番手か四番手くらいの副菜。でもおつまみにもなってサッパリしてて美味しい、上手に出来たお酢の物みたいな感じですよ。

主演はコリン・ファース。頑固で皮肉屋で弁が立つ独身イギリス紳士というタイプキャストがもう最高にハマっています。私達が考える、少し昔の典型的な中流以上のイギリス独身紳士にこれ以上なくパーフェクトにピターッとはまるキャラクターなんですよ。そしてその実はツンデレだったという古典芸能的なキャラ設定もたまりません。「プライドと偏見」、それをモダナイズした「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズのダーシー氏の直系にいるキャラクター!(後者はファースが演じているし)ツンデレなコリン・ファースにまた会えたね!なのである。ブリジットで コリン・ファースのファンになった人は、きっとご飯を何杯もお代わり出来てしまうのではないでしょうか。ツンデレな英国紳士コリン・ファース再来で嬉しいのだけど、難を言うとちょーっとばかし年を取りすぎたんじゃないかな・・・とも思うのです。コリン・ファースは御年54歳。相手役のエマ・ストーンは26 歳なので30歳くらい違うんですよ。もはや親子。この年の差がちょっと、という人も中にはいるみたいですね。まあわからないでもないですが。

でも実際に俳優の年を知っているからこう感じるのであって、画面上ではそこまで年が離れているようには見えないんですよね。まあひいき目かもしれませんが。 エマ・ストーンが実際よりかなり若く見えるのが拍車をかけているのかもしれませんね。 エマ・ストーンは色気はないけど利発そうなオナゴの役です。お人形みたいな大きな目をした顔に二十年代ファッションで、本当にお人形チック。サイキックパワーを持つというソフィというキャラクターを演じています。そのソフィがお金持ちのキャトレッジ家のお坊ちゃんブライス(ハミッシュ・リンクレイター) に熱烈アピールをされていて、南フランスにあるキャトレッジ家の別荘に遊びに来てるんですね。初対面の人のことが見ただけでわかったり、その人の持ち物に 触れただけで過去のことを言い当てたり、降霊術をしたりして亡くなった人と交信したりしてて、怪しさ満点なんです。キャトレッジ家のグレース夫人(ジャッ キー・ウィーヴァー)はソフィの能力を絶賛していて不思議な能力を研究するための財団を作るとまで言い出してるんです。キャトレッジ家の友人であるハワード(サイモン・マクバーニー)はソフィのことを疑問に思い、幼なじみで世界的マジシャンのスタンレー(コリン・ファース)に種明かしをするように依頼。南フランスにやってきたスタンレーはキャトレッジ家に滞在し、ソフィの化けの皮を剥がそうとしますが・・・というストーリーです。


※ネタバレします。


もともとはソフィのことを訝しがったブライスの姉夫婦がマジシャンである友人ハワードに依頼していた件だったんですね。ハワード曰く見れば見る程ソフィの能力を信じてしまうということ。さてこの皮肉リリック製造機のスタンレーは?というともう最初からものすごく否定的。「俺はそこらのマジシャン風情とは違う一流のイリュージョニストなのだから詐欺師風情に騙されるわけがない」と自信たっぷりなんですよ。マジシャンだからこそ「すべてのイリュージョンにはトリックがある」という確固たる信念があって、超自然的なものとかスピリチュアルなものとかを真っ向から否定しているスタンスの人なんですね。この映画では「rational」という形容詞が何度も繰り返し出て来ますが「理性のある、正気の、合理的な」という意味で、スタンレーというキャラクターを象徴する言葉になっています。このあたりはツンデレのツンの部分。尖ってます、尖ってますよ!この時点でソフィーはスタンレー自身や家族のことをかなり言い当てていますが、まだスタンレーは完全に信じていません。

ある晩に開かれた降霊術の会でソフィはグレース夫人の夫の霊を呼び出します。降霊した印としてドン!と音を鳴らす夫の霊。YESなら一回、NOなら二回で す。こういうのは小中学校時代にやってたコックリさんを思い出しますね~。私達は50音とYES/NOを書いた表の上にコインを置き、コインの上に指を置いて動かしてましたが。クラスの誰かが好きな誰かの名前とかクッダラないことばかり聞いていたんですけども、それにも飽きて守護霊を呼び出すことにしたんですよ。友達の守護霊は大王(おおきみ)でした。だって「大王ですか?」って聞いたら「YES」って方に行ったんだもん。私の前世の霊は日本語が不自由 だったので「外国人ですか?」と聞いたら「YES」。性別は男性でした。外国人の男性ってことで「イエス・キリストだ!」ということにされたのでした。 しかし日本語が不自由なのに 、どうして「外国人ですか?」って日本語がわかるんだろう(爆)。

さてスタンレーはソフィーを観察するためにプロバンスへ住むヴァネッサ おばさん(エイリーン・アトキンス)のところへ彼女を誘います。ヴァネッサおばさんの真珠のネックレスを触っただけで、おばさんの昔の悲恋のことを言い当てるソフィ。このことでスタンレーは今までの猜疑心を一切捨てて、彼女のことを信じるようになるのでした。「す、すごい!君は本物だ!」って興奮するスタンレーですがすごい身の変わり様(笑)。でも、あれ~?妙~に変だな~って思うんですよね。おばさんの家からの帰り道、車が故障して雨に降られた二人は近 くの天文台(スタンレーが子供時代によく行っていた場所)に避難します。雨が上がった後に天文台のドーム部分を開けて星を見る二人。突然の雨、幼い頃の思い出の場所に二人きり、夜空にきらめく星たち・・・と、次第にフラグがピンピンと立ち始めるんですよ。そうそう、スタンレーにはロンドンにフィアンセがい るのでした。念のためにリマインドしておきますよ。ツンツンしていたコリン・ファースもサイキックパワーを信じるようになって次第にツンツンを軟化させていきます。

ある夜に行われたパーティーで、ソフィはスタンレーに「サイキックパワーは別として、私のことどう思う?女としてどう思ってる?」と聞くのですがスタンレーは「えっ、別にそんなこと考えたこともないよ」と正直に言ってしまうのでした。ソフィは御曹司ブライスよりもスタンレーのことが気になっているようです。 しかしスタンレーは今までのポリシーが180度逆になるというパラダイムシフトを迎えていたのでそれどころではなかった様子。自分の期待していた答えが聞けずに失望したソフィは「もういい!」と怒ってどこかへ行ってしまうのでした。翌日、大勢のマスコミを迎えて行われた記者会見でスタンレーは今までの 「rational」を否定し、ソフィというサイキックパワーをもった女性のことを全世界に発表します。ところがそのとき、ヴァネッサおばさんが交通事故で重傷だという知らせが入りスタンレーは病院に急行。手術中のおばさんのために彼は神に祈りを捧げます。ところが。やはり骨の髄まで「rational」 だったスタンレーは「いや・・・やっぱりおかしい!ソフィはでっち上げだ!」ということに気が付くのでした。

無事手術が成功したヴァネッサおばさんを病院に残してキャトレッジ家の別荘に向かうスタンレー。ここでソフィーとハワードが共犯関係にあったことをあばくのでした。種明かしは実に簡単。ハワードがスタンレーの個人情報をソフィーに流していたんですよ。ハワードはライバル視していたスタンレーを欺いて鼻を明かしたかったんですね。サイキックパワーの全ては二人がでっち上げた真っ赤な嘘だったんです。しかし「幸せに生きて行く為には多少のイリュージョンも必要なんじゃないか?」的なことをとハワードとソフィーが問いかけます。例えばグレース夫人。夫の生前の不義を長年の間疑っていた夫人は降霊術で「あなた、浮気はしてないわよね」と聞いてYESの印をもらい「やっぱり、女性は私だけだったんだわ・・・」と心の平安を得るシーンがありました。 ウーン、これは「恋のロンドン狂騒曲」でも似た様なテーマがありましたね。この映画でナオミ・ワッツのお母さんは怪しげな占い師の元に通いつめて占い師のいいなりになってましたが、他のキャラクターが破滅していく中でラストは彼女が一番心安らかになっていましたよ。外から見ると騙されている人なんだけど本人の中では幸せ、別にそれでいいじゃないかというのをちょっと思い出しましたね。

スタンレーはフィアンセの待つロンドンに帰ろうとしますが、ヴァネッサおばさんが「あなた、実はソフィのことが好きだったんじゃない?」とスタンレーに言うのでした。ここで自分の本当の気持ちに気付いたスタンレーは、キャトレッジ家のお屋敷に戻りソフィに御曹司との結婚をやめて自分と結婚して欲しいと告げます。え、急に?とも思いますが、フラグがばんばん立ってたのがここで一気に回収されてるわけなんですよ。映画も後半なので「最後はどうなるんだろう?」と 怒濤の展開にやっぱり目が離せなくなってしまうんです。しかし、ここでいきなりロマンチックな雰囲気にならずワンクッションあるんですよね。「もういちど天文台で夜空を一緒に見上げたい。君が好きなんだ!」とデレにギアチェンジしたスタンリーなんですが、ソフィにしては今更求婚されてもハア?って感じなんですよ。プロポーズしたところで結局口論になってしまうわけです。

見事にフラれたスタンレーはヴァネッサおばさんのところに戻り「やっぱり最初にソフィに会ったときから彼女のことを好きだったんだ。僕らの間には何かがあったのにな・・・」と後悔します。そうしたら床が降霊術をしていたときと同じようにドン!と鳴るんです。「ソフィ?」と反応するスタンレー。すると再びドン! と鳴ります。あ〜フラレてスタンレーが狂っちゃったんだ、と一瞬思ったりもしたんですが(笑)。「僕と結婚してくれる?」ドン!振り返ると笑顔のソフィー が立っていたのでした。めでたしめでたし!なんだ〜このロマンチックが止まらない最後は・・・と思わず恥ずかしくなっちゃうエンディングでした。いや〜しかし、超ツンツンから次第にデレになり、デレを自覚しつつ迫るもツンな体勢を崩さずにいてフラレてしまい、でも最後は超デレデレのコリン・ファースが見られた だけで価値がある映画だったのではないでしょうか。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』マーベルは裏切らない(by友人I)


        


           

話題になっていたので観てみました。いや、普通に面白かったですね〜。SFなんだけど要所要所で懐メロのキラーチューンがかかり、テンションを否応なく上げられる不思議な娯楽作品ですよ。あらすじはというと、イケメンと、あらいぐまラスカルと、スリムになった樫の木おじさんと、緑女と、ストロング金剛の人間宇宙人動植物の寄せ集めチームが、ひょんなことから協力して悪い奴らから宇宙を守るというストーリーです。

懐メロというのは、唯一の地球人である主人公のピーター(クリス・プラット)が持っているウォークマンから流れるテープに入ってる曲なんですね。ピーターは10歳くらいのときにUFOに拉致されていらい宇宙育ちという設定で、拉致されたときに持っていたのがSONYのウォークマンなんですよ。ウォークマン、懐かしいな〜。私も幼稚園のころ親に買ってもらって童話を聞いたり公文の英語のテープを聞いたりしてました。それからCDウォークマン(振るとすぐ音飛びする)、MDウォークマンと来てiPodを経てiPhoneとiPadですよ。初めてiPodを手に入れたときの衝撃は今でも忘れられません。友達からもらったmp3を片っ端から取り込み、聴きまくった日々。思えばあのときが一番音楽を聴いていたときかもしれません。

主人公が持っているカセットに入っている曲は、病気で亡くなった彼のお母さんが青春時代に聴いていた曲なので60年代70年代の曲ばかりなんですよ。私はリアルタイムじゃないんですが、iPodヘビーリスナー時代にこの時代の曲もよく聴いていましたよ。全部、映画やテレビで使われているものばかりで馴染みがあるものばかり。「Hooked on a Feeling」はヴォンダ・シェパードのカバーで(「アリーmyラブ」のエンディングで使用)、「I'm Not in Love」は映画「ヴァージン・スーサイズ」のサントラで、「Ain't No Mountain High Enough」は「ブリジット・ジョーンズの日記 キレそうな私の12ヶ月」のサントラで、そして大ネタの「I Want You Back」は「5時に夢中!」のオープニングで毎日聴いてますしね。特に感動的なのが「Ain't No Mountain High Enough」。♪エーノーマーテーハーイナッ!♪というサビのすごくスケール感のあるラブソングで、聴いてると思わずグワーッと鳥肌がたってしまう名曲なんですよね。ラストでこの曲がかかって泣きそうになってしまいました。いつもひねくれてばかりいる私ですが、ここでは正しい観客!(なんて言いつつも、ベタなネタに弱いのだ・・・)。

♪エーノーマーテーハーイナッ!♪




マーベル映画なんですけど、これといった有名スターが出てません(グレン・クローズが脇役で出てますが)。にもかかわらずヒットというのが凄いですね。純粋に面白さによるものなのが偉い。主人公のピーターを演じるクリス・プラットは、これで人気に火がついたと言われてるみたいなんですが私的にはうーん・・・という感じ。確かにガタイはいいけど、アメリカってこういう感じのメンズ好きだよね〜?って思います。萌え要素がもう少し欲しいところです。あらいぐまラスカルことロケットは声がブラッドレイ・クーパー。ブラッドレイさん本人はイケメンだと思うのですが、彼の声は別にイケメンでもエロくもないということに気が付きました。ロケットの相棒、スリムな樫の木おじさんことグルートの声は暴れん坊大将のヴィン・ディーゼル。「アイム、グルート」というセリフしかないのですが、それに様々なニュアンスを込めた声の演技が意外と高評価といったところでしょうか。緑女ことガモーラはゾーイ・サルダナ。あれ、「アバター」の人だよね?今度は緑色かい!と世界中が突っ込んだことでしょう。最後にストロング金剛ことデストロイヤー(デビット・バウティスタ)はどっかで見たことあるなあと思ったら「アイアン・フィスト」で金箔を塗りたくられてた人ですね!俳優のキャリア、順調にいってるみたいで何よりです。

映画が始まって、あのマーベル印(アメコミの漫画がシャシャシャシャーとめくられてMARVELと赤いロゴが出る)が出て来たので「これマーベルなんだ」と気が付いたわけなんですが・・・コレクター役で、ベニチオ・デル・トロが出ていましたね!この人、この部屋、見覚えある!「マイティー・ソー/ダーク・ワールド」のオマケシーンに出てた人じゃないですか。マーベルユニバースのひとつということなんですが、この先コラボとかあるんでしょうか・・・。本作の5人組はもうすでにアベンジャーズ感が出てるし、ちょっとB級イロモノっぽいのであんまり正統派ヒーローたちには絡まないで欲しいなと思ったりして・・・(笑)。そうそう、マーベルユニバースの父、スタン・リー氏のカメオ出演今回はちゃんとわかりましたよ。前半の方で若いオナゴを口説いてるおじいさんの役でした。確か「アイアンマン」でも若いオナゴをはべらせてる役でいい味だしてましたよね。チャーミング!

キャップを観るまでは全然興味なかったけど、やっぱりマーベル映画って出来の善し悪しはあれど、ある一定の満足度は保証されている優秀なプロダクトだなあと思う訳ですよ。「マーベルは裏切らないんだよ」とキャップ一作目を観た時に言った友人Iの言葉を三年越しに噛み締めるのでした。映画評論家の町山さんも「信頼のマーベル印なんですよ」と友人I同様のことをポッドキャストで仰っていたので、友人Iの株が少し上がったのでした。今後も信頼のマーベル印は裏切らない!続編も期待です。

信頼のマーベル印なんですよ」by町山さん↓

自分では買わないけど貰うと嬉しいものについて

クリスマスが近づいて来ました。最近タイトルのようなキーワードで拙ブログに来て下さる方が多く、時節を感じます。プレゼントは何を買えばいいのか悩みますよね。かく言う私もその一人。リクエストを聞かないで贈る場合は本当にどうすればいいのか難しいです。この場合、個人的にNGだと思うのが洋服や装身具の類。よほど贈る相手の趣味と、プレゼントとかち合わない様なその人の所持品を把握してないと難しいのではないかと・・・。それが趣味に合わないものだったりすると残念なオブジェとしてクローゼットに残るか、セカンドハンドに売られるといったことになってしまいますからね。

ということで女性向きですが「自分では買わないけど貰うと嬉しいもの」についていくつか挙げてみました。これらは私の欲しいものでもあるんですが、ひとつのアイディアとして備忘録も兼ねて記録しておくことにします。こうしてアイテムを見てみると、私が欲しているのは「上質な日常」というやつなのでしょうか・・・。

・高級ホームフレグランス


身体に直接つけるパーソナルな嗜好品である香水を贈るのは難しいけど、ホームフレグランスだったらきっと喜ばれると思います。香りは重くて濃厚なものより万人受けするアッサリめの香りの方が無難なような。いずれにしても貰った人が気に入らなかった場合はおトイレの芳香剤として活躍するでしょうから・・・(笑)。しかしここで大事なのは合成香料ではないものを選ぶことです。天然のものは香りがまろやかだし長持ちしますからね。デュランスのホームフレグランスは自宅でも使っていましたが2〜3ヶ月持ちました。ほとんど液が蒸発したあとも香っているので今はクローゼットに入れています。ちなみに引き出しに入れるサシェは半年以上持ったと義理の祖母が言っていました。デュランスは出来る限り有機栽培された原料を使っているので、その辺にこだわりのある人に喜ばれるのではないかと思います。チェコには直営店がありませんが、ビオのスーパーにデュランスのトワレやサシェなどが売られています。ホーム系のプロダクトも気になるけどバスグッズやスキンケアも気になる・・・。でも継続して使用する消耗品としてはちょっと高いかな〜という印象です。



・高級アロマキャンドル

自分で買わないけど貰ったら嬉しいものと考えて一番に思いついたのがアロマキャンドルでした。それも高級でお洒落な。ヤンキー(アメリカの大衆的なアロマキャンドルブランド)のキャンドルなんて絶対にダメです。アロマキャンドルは見た目も色々。アヴェダのようにガラスに入ったナチュラル系のものからラデュレのようにロココ貴族趣味のものまであるので、お相手に合わせて選ぶことも出来ます。香りも色々ですが、やはりリラックス系のものが無難でしょう。すべての用事を終えて寝る前にアロマキャンドルを灯し、読書をするのは至福の時間。不思議なもので火を見ていると心が落ち着いて安らぎます。DNAに深く刻まれた太古からの記憶でしょうか・・・。フランスの田舎から届けられた様なナチュラルな佇まいに心も和みます。



・高級バスソルト


恐らく貰って嫌な人はいないのではないかと思われるのがバスソルト(自宅にバスタブのある人限定)。お風呂場は最短距離で行けるリゾートでありサンクチュアリなのです。そういえば昔フィトメールとかリヨメールとかブルターニュ系の痩せるバスソルトをバケツで買っていました。あれものすごく高いんですよ。ただ海水を乾燥させた後の塩なのに1キロかそこらで1万円くらいするんです・・・。結果?うーん痩せたような痩せなかったような・・・。でも発汗効果がすごくてデトックスにはなりましたよ。しかしあまりに不経済ということで、普段使いはクナイプのバスソルトに落ち着きました。さて、バスソルトと一口に言っても様々な種類がありますが、ここはリラクシング系統が無難でしょう(スリミング系統を贈ると「私デブってこと・・・?」というあらぬ誤解を招きかねません)。エルバビーバは日本でも定番になったオーガニックのブランドで、ボディ&バスグッズが豊富です。バランスというこの商品はリラックス系ですが、PMS時期や産前産後とデリケートなときに効くバスソルトなんだそうです。リラックス+@機能というのがいいと思います。しかし楽天で公式ショップの約半額以下で購入出来るとは・・・。




・高級バスマット


お風呂上がりの素足が最初に触れるバスマット。それが柔らかく心地よいオーガニックコットンの高級品だとしたら、どんなに贅沢な瞬間でしょうか・・・。なんてことを書いていますが、我が家のバスマットはMUJIとIKEAのものです。特にIKEAのなんて、300円くらいのバスマットで吸水性が悪くて悪くて仕方ありません。ほとんど濡れた足が床の上で滑らないためのマットとしてしか機能していないのです。まあ安かろう悪かろうで仕方ないのですが。しかし探せば高級なバスマットってあるもんなんですね。このお値段でアウターが買えてしまいますよ。このアビスアンドハビデコールというブランドはポルトガル生まれ。リッツカールトンやドバイの一流ホテルでも使われているのだそうです。ということは、手に入れれば自宅が高級ホテルのバスルームに?見た目も素足を優しく包んでくれそうなフッカフカの高級バスマット、一度でいいからそのふみ心地を味わってみたいです。



・高級ヘアブラシ

私が最初にメイソン・ピアソンを知ったのは雑誌オリーブだったような気がします。そのあとソニア・パークさんのショッピングガイド本でもたしか紹介されていたのを見た様な・・・?「ヘアブラシ界のロールス・ロイス」とうたわれる名品なんだそうですよ。創業1862年、イギリス製と聞いただけでそのへんに弱い人はクラっときてしまうかも。そんなに古いってことはシャーロック・ホームズも使っていたかもしれないってことですからね。なんでこんなに高価なのかと言うと、北インド産の高級なイノシシの毛を使用し、職人さんが一本一本手作りしているから。使い心地は残念ながら知りません。しかしレビューを読むとツヤが出てサラサラになるそうです。モデルや女優さんにも愛用者多数だとか。ブラシの毛の堅さや大きさによって種類が分かれています。色は定番の黒、白、水色、ピンクなどがありますが、やっぱり黒でしょう。黒いボディに刻まれた金色のメイソン・ピアソンロゴに伝統を感じます。しかし流行ものの服などをストレスにまかせて買うよりも、こういう高級定番ものにこそお金をかけておくのだった・・・と今になって思うのでした。


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