@itan-journ@l praha

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中欧の森に跳梁跋扈する小さな吸血鬼・・・その正体とは?!マダニ体験記

久しぶりにリアル&グロなネタをドロップしたいと思います。前回のリアル&グロなネタはネズミの話でした・・・(N連続死体遺棄事件 閲覧注意)。少し長い話ですが、お付き合い頂けると幸いです。



※虫系の話が苦手な方は、読まない方が良いかもしれません。




ある秋の週末のこと。一人でアパートの掃除をしているときに、急に水道が止まってしまいました。家中の水道という水道がまったく出ません。断水のお知らせがアパートの前に貼ってありましたが、それは数日後の予定だということを確認したので今日止まるわけがありません。うちだけ・・・?夫が水道代滞納した・・・?と思ってオロオロしていると、近くの角に給水車がやってきました。しばらくすると近所の人がバケツを手に集まって、お水をくみに来ていました。どうやらこの界隈の水道が止まっているようでした。

予定されていた断水に関連した水道工事の偶発的な事故で、復旧まで時間がかかる見込みとのことでした(夫に電話して聞いた情報)。しかし、水が出ないと本当に何も出来ません。手も洗えないし、料理も出来ないし、トイレも流せないし・・・。仕方がないのでその日は夫とマミンカ(夫のお母さん)の家に避難することにしました。週末、マミンカの家で過ごして、実家の犬や猫と遊んで日曜の夜にアパートに帰ってきました(水道は日曜夕方に復旧済み)。

そして新しい週が始まり、火曜日になりました。火曜の午後あたりのことです。突然、背中にズキっとする痛みが走りました。どうやら皮膚の内側から発せられている不快な痛みに「一体何だろう??」と思って鏡を見ると背中に大きなニキビ(のようなもの)が出来ていました。「こんなところにニキビか・・・。しかし、いきなり激しい痛みを伴うなんて妙に変なニキビだな・・・」と不審に思いましたが「まあじきに治るだろう」と放置することにしました。

火曜日から週末まで学校や宿題や飲み会などで、慌ただしく1週間が過ぎました(なんだかリアみつる風で恐縮です)。さて土曜日のこと。その晩にあった飲み会で「おしり」についての話題が出たのを思い出し、お風呂に入るときに洗面所の鏡で自分の「おしり」を改めて見てみることにしました。私の尻は筋肉がまったくと言っていい程付いていない、見事なまでに垂れ下がった尻です。「こんなナン(インドのパン)みたいな尻がついてるなんて、もう死にたい・・・」と思っていると、例の背中のニキビが黒くなっていることに気が付きました。「ああ、もう枯れ果てたんだな。最初あんなに痛かったけど、枯れるのがえらく早いなあ・・・」と思ってカサブタのようになった黒いものを手で取ろうとしました。

しかし、それはカサブタではなく皮膚だったのです。正確に言うと、それは小指の先ほどの大きさのイボだったのです。引っ張っても皮膚と同化しているので取れません。感触はプニプニとして柔らかく弾力があります。不思議なことに引っ張っても自分の肌ではないかのように触られている感じがまったくしません。色は血豆の様な赤黒さで、非常に不気味なイボでした。なにこれ・・・・気持ち悪ーっ!!!

パジャマに着替えた後、パソコンで「背中 イボ 突然」などと検索してみると、皮膚疾患の情報がいっぱい出てきました。大きなイボは皮膚科でレーザー手術をして取ってもらうことが出来るそうで「取りあえず週が明けたら夫に皮膚科へ連れて行ってもらわねば・・・」と憂鬱な気分のまま床に入りました(夫、すでに就寝中)。

翌朝、夫にイボを見せてみました。「えー、なにこれ?!」というビックリ反応が帰って来るかと思いきや「ああ〜、これは・・・」となんだかイボについて知っているような反応です。「これ、虫さされだよ」と夫。え?虫・・・さされ?「チェコ語でXXXX(名前失念)って言うんだけど、日本語で何て言うのかわからない」と彼がgoogle翻訳で訳したところ、出て来た日本語訳は「ダニ」・・・。ダニに刺されてこんなになっちゃったのか・・・。すると、ここで突然クラスメートのSさんが言っていた話を思い出しました。


Sさん(アウトドア派、日本人)「チェコの森にはダニがいっぱいいるから、予防接種したんだ」
私「ダニで予防接種なんかするの?」
Sさん「えっ、知らないの?ダニに刺されると死ぬ場合もあるんだよ。外務省のページにも情報載ってるよ」


ダニに刺されると死ぬ・・・死ぬ・・・死ぬ・・・。目の前が真っ暗になりました。あわててネットで情報を検索したところ以下の様な情報がヒットしました。


外務省:世界の医療事情 チェコ

厚生労働省 ダニ脳炎媒介に関するQ&A

横浜市衛星研究所 ダニ媒介脳炎について


特にパンチが効いていた文章が、厚生労働省のページにあったこの一文です。

なお、平成13年(2001年)に、オーストリアに滞在した日本人が滞在中に田舎で感染してお亡くなりになった事例も報告されています。」※ちなみにオーストリアはチェコのお隣。

死・・・ダニに刺されただけで死ぬなんて、なんて恐ろしいの!!!テンションが落ちるどころの騒ぎではない私に、夫は「私も昔刺されたことあるから、大丈夫」と何の励ましにもならない言葉をかけてきます。そして夫は所用を足す為に出かけてしまいました。今日は日曜日なので皮膚科にも行けないし・・・これはリアルに嫌だな、嫌だな〜、怖いな、怖いな〜!!!(稲川淳二風)


上記のページによると、ダニは森林に生息しているのだとか。しかし私は森林には一切出かけていません。週末は断水事故があったからマミンカの家で過ごしたけど・・・はっ!マミンカの家は森のすぐ側にあって自然がいっぱいです。犬も猫もいるので、もしかしたらそこから・・・。しかし私と夫は今のアパートに引っ越すまでは、マミンカの家に同居していたんですよ。そのときはダニがもっとも活発になる夏でした。毎日庭にデッキチェアを出して昼寝したりしていたし(しかも水着で)、毎朝犬の散歩で森にも行っていたのにな〜。妙〜に変だな〜。 (稲川淳二風)

その日は大好きな映画も見ずに、ひたすらブルブルと震えながら(やや大袈裟)夫が帰宅するのを待ちました。夫帰宅後、もういちど背中チェック。イボは小指の先ほどあった昨日の夜よりも小さくなっていました。現在の形状・色はまるで日本で売っている乾燥梅干しを一回り小さくしたかのよう・・・。このまま小さくなっていって、いつかポロっととれるんじゃないかと思い少しだけ気分が軽くなりました。夫は小さい頃ダニに刺されていたので、治療法などの記憶が曖昧とのこと。マミンカに電話をして今後の方針を相談することにしました。

マミンカ「あら、刺されちゃったの?治療するキットがうちにあるから、来ればやってあげるわよ」
私「い、痛いんですか?」
マミンカ「全然痛くないわよ」
私「病院に行った方がいいんでしょうか・・・」
マミンカ「aitanがしたいようにすればいいわ」←(ドライ)
私「ネットで、死ぬ場合もあるって書いてあったから、専門のお医者さんにちゃんと診てもらったほうがいいかと思うんです・・・」

すると側で聞いていた夫が「ダニくらいで病院行ったら笑われるよ!」と言いました。結局病院に行くにも予約を入れるため数日待たなければならないそうなので、マミンカの家に行って治療してもらうことにしました。夫が「もうこれ以上ダニと一緒に寝たくないでしょう?」と言った意味がわからず・・・。一体どうして彼は、まるでダニが私の背中の中にまだ居るかのような言い方をするのだろうか・・・と思いつつ、とにかくマミンカの家へ急ぎました。

マミンカが持っていた「治療キット」とは、消毒薬と不思議なシェイプのピンセットのようなもの。「ジェローム(夫の仮名)や、おじいちゃんや、ヨランカ(姪っ子)が刺された時に何度もやったからまかせて」と頼もしいマミンカ。マミンカ自身も幼い頃から何度か刺されたことがあるダニ・キャリアらしい。これは心強い・・・。患部に消毒薬を塗られ、ちょっと何かが触れたかな?程度の感触を感じました。「ホラ取れた」とマミンカがピンセットごと見せてくれたものは・・・。


じぇ、じぇ、じぇ!!!



ピンセットの先に挟まれていたのは・・・直径8ミリほどのマダニでした。
グーグルのマダニ画像検索結果(閲覧注意)


このマダニが・・・イボの中に入っていて、私の血をちゅうちゅうと吸っていたのです。


しかも火曜から日曜までのほぼ1週間、マダニは私の背中に潜伏していたのです。


ということは・・・マダニと私は一心同体、四六時中一緒だったのです。
(だから夫が「これ以上ダニと寝食を共にしたくないだろう?」的なことを言ったのか・・・)


「ヒッ・・・!」と思わずマミンカの腕を握りしめる私。しかし・・・妙〜な好奇心からマダニをもっとよく見つめたくなり、至近距離で見てみました・・・(実は、取れた角栓や耳あかをしげしげと眺めるのが好きなタイプ)。




マダニの手足がモゾモゾと動いていました・・・。


宿主に寄生して潜伏なんてまるでエイリアンです。



よかったら小さな箱に入れて標本にしてあげましょうか?いらないならトイレに流すけど」とチェコジョーク(?)をかますマミンカ。もちろんトイレに流してもらったのは言うまでもありません。

「脳炎ウイルスを持ってるマダニだったら、感染して死ぬかもしれない・・・」と怯える私に「悪いマダニは100万分の1の確率しかいないから、大丈夫よ。でもaitanは森に行ってないなのに変ね」とマミンカ。そう、そこなんですよ。自然に囲まれたこの家に滞在したのは週末だけだし、犬猫とも触れ合ったけど、マミンカはそれを毎日私よりも長時間しているわけだし・・・。

もう一点「もしかして・・・」と思い当たる節は、洗濯物である。私と夫のアパートはバルコニーがないので部屋干し。少しでも通気をよくするために洗濯物部屋の窓を開けっ放しにしておくことがあります。その部屋の窓の外には中庭があり樹々が植わっているのですが、そこからマダニが入って洗濯物に付き、噛まれた可能性もなくはない・・・。でもそうするとマダニって森林以外にもいるってこと〜?!もう外に出られないじゃん・・・って思うのですが。

「1週間は様子を見て、大人しくしておきなさい」とベテラン女医さんのようなマミンカ。ダニ媒介脳炎ウイルスの潜伏期間は1〜2週間だそうです。これを書いている今は既に2週間が経過しているので、健康障害がなく普通に生きているということはセーフだったということでホッとしました。確率は低いとはいえ怖いな怖いな〜というのは変わりありません・・・。

マミンカによるマダニ除去後、マダニが潜伏していた場所は普通の蚊に刺された様な腫れ具合になっていました。しかし吸血されているときよりも除去した後の方がかゆいんですよ。マダニ吸血中に感じた自覚症状は最初のひと噛みだけで、あとは全く何も感じませんでしたから・・・。なんだかそれも不思議です。

ただ刺すだけならともかく、ダニの分際で人様に寄生して長時間吸血するってのが実に嫌な〜感じではないですか。この話をクラスメートのSさん(前述のアウトドア派日本人)に話したところ、確かにマダニに刺されることはチェコではわりとカジュアルに起こることらしく、薬局にマダニを取り除くキット(マミンカが持っていたやつ)やマダニよけスプレーも売ってたりするらしいです。来年の夏はマダニスプレーを買おうと思ったのでした。


以上、人生初のマダニ刺され体験記でした。

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『ラッシュ/プライドと友情』主演の二人は魅力的だが・・・

        


左が剛、右が光一(日本語吹き替え版)。


公開前、プラハの地下鉄やトラム停留所にたくさんポスターがあったので楽しみにしていた一作です。マイティー・ソーことクリス・へムズワースとヨーロッパ映画を中心に活躍する実力派、ダニエル・ブリュールがライバル同士のレーサーを演じるF1ムービーです。監督は「アポロ13」のロン・ハワード。

別の映画を観に行ったときに流れた予告編がメチャ面白そうだったんですよ。疾走するマシン、男二人の熾烈なライバル争い、そして人生・・・みたいなのが細かいカットでテンポよく繋がれてて「おお〜!」と思い、隣に座っていた夫に「次はコレ観るからね!」って言ったのでした。それで観に行ったのですが・・・正直、期待していた程ではありませんでした。実はこの映画は実話を元にしているんですね。70年代にF1で活躍したイギリスのジェームズ・ハントとオーストリア(チェコの隣の方)のニキ・ラウダの話なんだそうですよ。ニキ・ラウダさんご本人が映画を絶賛されているようなので出来は決して悪くないと思うんですが、もうちょっとこうだったらいいのに〜という部分があったのも確かです。



※ネタバレします。




主役二人のキャラクターはとても魅力的です。ルックス、パーソナリティー、ドライビングスタイル・・・どれを取っても全く対照的な男二人なんですね。まずジェームズ・ハント(クリス・へムズワース)なんですが、金髪碧眼の大男(しかしあまりに体格がいいとレーサーとしてはどうなんだろうか)で、ギャルにモテモテで女好きのプレイボーイ。「ハント。ジェームズ・ハント」って自己紹介するのはライカ007ですかね。ドライビングスタイルはどちらかというと直感的な感じでしょうか。一方のニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)は茶色い髪、茶色い目で中肉中背(いやむしろ小柄かも)で真面目な性格。運転テクだけではなくメカニックにも通じていて、ハントと比較するとキッチリとした感じのドライビングスタイルです。

この二人のレーサーとしてのキャリアと人間関係がテーマになっている話なんですがね・・・なんか私はいまひとつ入り込めませんでした。まず二人にとってレーシングがどれだけ大事なのかってことの描写が足りなかったと思うのです。レースの前は毎回死ぬかもしれないというプレッシャーに押しつぶされそうになるんですよ。ハントは毎回リバースしてるし。ライターカチャカチャやめられないし。それでもレースに挑む男たちはカッコイイ。でもなぜそこまでするのか?恐らく彼らにとってレーサーであることを辞めることこそが、死ということでしょう。泳ぐことをやめてしまうと死んでしまうマグロのように・・・(ってもうちょっと綺麗な例えがなかったものか・・・)。だからいつまでも走り続けなければならない。レーサーであることと、生きていることが殆ど=で結ばれているんだと思います。だからこそ、その部分をもうちょっとだけ掘り下げて欲しかったなあ〜。F1に詳しい人だと背景知識をよく知っているから逆に掘り下げは不要なのかもしれませんが・・・。

しかしクリへムは本当にカッコイイな〜、と今回改めて思いましたよ。今までなんか金髪のゴリラ・・・って思ってましたけど・・・画面にいるだけでものすごく華があるというか、彼の方を思わず見てしまう吸引力があるんですよね〜。今回はチャラいF1レーサーということで美女とイチャイチャするシーンもあり、見事に引き締まった筋肉とおしりを見せてくれました(尻フェチは必見)。一方のダニエル・ブリュールは、クリへムと比べちゃうとやっぱり地味なんだけど、なんかリスみたいで可愛らしいです。「みんなで一緒に暮らしたら」のときはアンパンマンみたいだなって思いましたけど、そこがまたキュートというか。ものすごいオーストリア・ドイツ語なまりの英語は聞き取りに苦労しましたが、これも見事でしたね。彼はドイツとスペインのハーフだからというのもあるかもしれせんが、独、西、仏、英(なまりも自由自在)を話せるようなので、すごいなあと思います。

私の好きなシーンは、未来の嫁マレーネ(アレクサンドラ・マリア・ララ)と出会ったニキ・ラウダがドライビングテクを披露するシーンですね。イタリアのパーティーでニキと嫁が出会うんですよ。で車がないニキが嫁の車に乗せてもらうんですね。しかし田舎で車がエンコしちゃって、通りかかったイタリア人に車を借りようとするんですよ。嫁は「イタリア男なんて、女が頼めばチョロいわよ」って言ってヒッチハイク。車が見事に止まるわけなんですが、イタリア人は嫁を見て止まったわけではなくレーサーのニキ・ラウダ(フェラーリと契約してて既に有名人)がいたから止まったんですね。「あのニキ・ラウダが俺の車を運転しているんだぜ〜!」と興奮するイタリア人に嫁のメンツ丸つぶれ(彼女はニキのことを知らなかった様子)。で「そんなに有名なレーサーなのに、おじいちゃんみたいな運転ね」って言うんですよ。ニキは「今は仕事中じゃないし、お金ももらってないから、本気出す必要ないし」って言うんです。でも嫁が「本気出してみなさいよ」ってけしかけると、ポンコツ車でものすごいドライビングテクニックを披露するんですよ。同乗のイタリア人大喜び。「見た?」という表情のダニエル・ブリュールに萌え〜でした。

一方、ジェームズ・ハントの嫁スージー(オリヴィア・ワイルド)は、やはりというかモデルです。しかし世の中には綺麗な女優がたくさんいるものですな〜。オリヴィア・ワイルドもメチャ綺麗だし、アレクサンドラ・マリア・ララもしっとりした大人の女性って感じで素敵です。アレクサンドラさんはあまりに落ち着いている感じの人なので、童顔のダニエル・ブリュールがたまに息子みたいに見えるんですが(笑)。ハントとスージーは結婚したものの、夫婦仲があまり良くなくてすれ違い気味。そういえばハントのパートではインコがよく出て来るんですよ。最初の方でハントが看護婦をコマすシーンでもカゴに入ったインコが出て来たし、嫁に別れ話を切り出されるシーンでも飼っているインコが意味ありげに映っていました。イライラしたハントがインコのカゴに当たるんじゃないかとハラハラしてしまいましたが・・・。

ところでハントとラウダは初対面でケンカしてたんですね。ハントがコーナーでラウダにぶつかったとかなんかで、ラウダがハントに中指たてて食って掛かるんですよ。そこからライバル関係がスタートし、レースを重ねる度にハントが勝ったりラウダが勝ったりしてトップを争う好敵手同士になっていくのです(ちなみにチェコでのタイトルはズバリ「ライバル」)。競っている間になんとなく互いへのリスペクトみたいなものが生まれて行くわけですが、邦題にある「友情」ってのは少し性質が違うものではないかと・・・。映画ではこの二人、密に連絡取り合ったり、一緒に飲みに行ったりしてませんからね。友情に限りなく近いライバル関係というところではないかと思ったのでした。Wikiによるとハントとラウダは売れない頃に同居していたという記述もあったりするので、リアルでは仲良しだったんでしょうかね〜。

その後、あるレースでラウダがスリップ事故を起こして車が炎上してしまい、全身大火傷の大惨事が起きてしまうのです。その日は大雨が降っていて、通常よりも事故が起こりやすい日でした。つまり死ぬ確率が普段よりも高いレースだったのです。ラウダはレース前にミーティングを招集して「危険だからやめよう」と言うんですが、多数決でレースは決行されることになってしまうのでした(ちなみにハントは決行側に一票を投じていた)。嫌な予感は的中しラウダは縁石に乗り上げてクラッシュ。なんとか一命は取り留めたものの大やけどを負ってしまいました。しかし、奇跡の回復力で数ヶ月後に復帰。やけどの跡も生々しい姿でインタビューを受けるラウダに記者が失礼な質問をするんですね。怒ったラウダはその場を退席。一部始終を見ていたハントが、その記者に「お前、ちょっとこっち来い」って裏でシメるんですよ。ここはなんか良いなって思いましたね。しかしあんなにでっかいクリへムにシメられたら即死してしまいそうですが(笑)。

ラウダは復帰レースで4位になり、見事にカムバック。その後、日本で行われたレースは事故のトラウマが蘇る様な大雨で、ラウダは途中棄権します。ハントは確か4位くらいだったのかな。その後で、たまたまプライベートジェットの飛行場で出会った二人が昔を振り返る様な話をしてエンドという地味な終わり方でした。実際のハントとラウダの映像も最後に出て来るんだけど、本当にクリへムとダニエルに雰囲気そっくりなんですよね。ここはちょっと感動しました。120分ほどの尺なんですが主演の二人がそれぞれに魅力的なので、先に述べたようにレーサーとしての心意気描写とかも含めて、もう少しだけそれぞれのキャラを掘り下げたりしても良かったんじゃないかなあ〜とも思いますねえ〜。そうするとラウダ感動の復帰レースや、ハントが記者をシメるシーンもよりグっとくるようになったと思うんですが。

日本では来年公開で、日本語吹き替えキャストはKinKi Kidsだそうです。ハントが光一でラウダが剛。逆じゃ?って思ったのは私だけ?クリへムのマイティー・ソー2作目は、チェコでは11月上旬公開ということでこちらはとても楽しみです。

チェコっとみつけた、こんなモノ:第27回 H&M HOMEの雑貨2

「チェコっとみつけた、こんなモノ」は、私がチェコで見つけたチェコっと可愛い、ユニーク、便利 etc・・・なものを雑談しながら紹介するというコーナーです。日本では見かけないもの、お土産にすると良さそうなものを中心にピックアップしています。 ただしチェコで見つけたモノが対象なので、チェコ製ではないものも含まれます。その点は何卒ご了承下さい。

第25回に続き、またH&M HOMEです。お手頃で可愛いインテリア雑貨が必要・・・でもIKEAまで行くのは面倒(IKEAはちょっと郊外にあり、勉強道具を持って移動するのは難儀)・・・それに今すぐに欲しい!・・・よし、H&M HOME行くか!という流れになっています。数週間振りに訪れたH&M HOMEは、少しだけ品数が変わっていました。今回買ったのは塩胡椒入れ(英語だとソルト&ペッパーシェーカーって言うよう)とカゴです。



HMリス

チップ&デールな塩胡椒入れ。299コルナ(@1,500円)。


IKEAのふっつーの塩胡椒入れを使っているのですが、来客用に可愛いのが欲しいなあ〜と思い購入。白磁でヨーロピアンな雰囲気がちょっとアスティエ風・・・?とテンションも上がります。さっそく塩と胡椒を入れてみたのですが、だ、出しにくい〜!片手だと全然出てこないので、もう片方の手でリスをポンポンと叩きながらかけてます。まるで動物虐待・・・。でもキッチンに置いておくと可愛いので許す。ちなみにメイドイン・スリランカでした。

ところでプラハにもリスが沢山生息しています。焦げ茶色のリスがリンゴの樹をタタターっとかけていく姿を見ると「お〜、なんかヨーロッパって感じじゃん!」って思うのでした。可愛いリスですが「ネズミに似てるから嫌だ」という人もいるみたいです。そういえばディズニーランドにはネズミもリスもいますね。ちなみに妹から聞いた話ですが、チップとデールは兄弟じゃなくて友達同士なんだそうですよ。



HMストレージ

ジュートのカゴ。349コルナ(@1,750円)。

今はアイロンかけしないけど、後でまとめてかけたいモノ(シャツ、枕カバー、シーツ、掛け布団カバー、etc...)を一時的に入ておくカゴが欲しいと思い購入。タダのジュートカゴなのに高かったけど、アイロンもの置き場がないとイライラするので買ってしまいました。まあ、こういうちょっとした収納系雑貨は本当に使えるので家の中にいくつあっても良いです。「収納」が仏語で書かれてたらもっといいのに〜って思います(”rangement”って言うそうな)。東京にいたときは、それこそ布張りのカゴだのなんだのをB-COMPANYなんかでいっぱい買いましたが、引っ越しのときにほとんど処分してしまいました。本当にモッタイナイことです。


今後、イブロシェのようにどんどん買物してしまいそうなH&M HOME。次はお客様用タオル、歯磨き用マグ、トレー(これも沢山あると超便利)が欲しいなと思っています。

『ローマでアモーレ』ジェシー・アイゼンバーグこそがポスト・ウッディ?

        



最近ヨーロッパがお気に入りのウッディ・アレン、バルセロナパリロンドンと続いてやって来たのはローマです。ウッディ・アレンらしいライトなご当地恋愛群像劇ですよ。今回はご本人も出演しています。原題は「To Roma With Love」。「ローマでアモーレ」という能天気な感じの邦題が良いです。群像劇なので、パートごとに感想を書いていきたいと思います。


※ネタバレしています。



・ヘイリーとミケランジェロ、イタリア人のお父さんがオペラ歌手デビュー?!

ローマにやってきたアメリカ人のオナゴ、ヘイリー(アリソン・ピル)はイタリアの美青年ミケランジェロ(フラヴィオ・パレンティ)に道を尋ねたことから恋に落ち、婚約。ヘイリーのお父さんジェリー(ウッディ・アレン)とお母さんフィリス(ジュディ・デイビス)がニューヨークからローマにやって来ます。ジェリーはミケランジェロのお父さんジャンカルロ(ファビオ・アルミリアート)が歌の才能を持っていることに気付き、彼を売り出そうとしますが・・・というお話。

ヘイリーを演じているアリソン・ピルさんどこかで観たことあると思ったら「ミルク」でレズビアンやってたり「ミッドナイト・イン・パリ」でゼルダ(「華麗なるギャツビー」原作者フィッツジェラルドの奥さん)をやってたりしてました。イタリアン美青年(しかも弁護士)を演じたフラヴィオ・パレンティさんは「ミラノ、愛に生きる」でヒロインの息子役をやっていたそうです。

ニューヨークからやってきたヘイリーのお父っつあんがウッディ・アレンなんですが、登場シーンから飛行機の中で乱気流にキョドったりして面白かったです。ミケランジェロのお父っつあんはローマで葬儀屋を営んでおり、身を粉にして働いて息子に教育を受けさせた苦労人。ウッディ・アレンはニューヨークだかどこかで音楽関係のお仕事をしているのですが、ミケランジェロパパがシャワーの中で気持ちよさそうに歌っているのを聴いて仰天。「なんて才能なんだ・・・!」確かに彼は声もいいし、めっちゃ歌が上手いんですよ(中の人は本物の歌手の方らしい)。「これなら、アメリカで天下取れる!僕がプロデュースするからデビューしよう!」とエキサイトしてしまうんですね。しかし乗り気じゃないミケランジェロパパ。なんとか彼を口説き落として専門家の前で歌わせるんですが、何故かそこだと全然ダメなんです。

シャワーを浴びながらでないと上手に歌えることに気が付いたウッディ。「誰でもシャワー中は歌の天才よ」という奥さんの意見をよそに、なんと舞台の上にシャワーブースを用意してそこでミケランジェロパパを歌わせるんですよ。普通に中世を舞台にしたオペラが上演されている中で、おもむろにシャワーブースが運ばれて来るんです。一例して裸になりシャワーを浴びて身体を洗いながら熱唱・・・。「世界一清潔な歌手だわね」と奥さんが言うのでした。一時は別れそうになってたヘイリーとミケランジェロも仲直り。大笑いとまではいかないけど、なんとなく可笑しい一遍です。


・アントニオとミリー、新婚夫婦それぞれに待ち受けるローマでの出会いとは?!

田舎からローマに列車でやってきた新婚若夫婦、アントニオ(アレッサンドロ・ティベリ)とミリー(アレッサンドラ・マストロナルディ)。親戚から仕事を紹介してもらえるということで、上京した若い二人はホテルにチェックインしますが、妻ミリーは親戚に会う前に綺麗にしたいと言って美容院へ。しかし初めてのローマで迷いに迷ってしまい、偶然映画のロケに出くわします。そこで出会った熟年スター(アントニオ・アルバネーゼ)に口説かれて食事に誘われるのでした。

一方、ホテルの部屋に残された夫アントニオのところへ、セクシーなコールガールのアンナ(ペネロペ・クルス)がやってきます。どうやら部屋の間違いのようですが、ちょうどそのときに親戚がやって来たのでアンナを妻のミリーと偽る他ない状況になってしまいました。

「それでも恋するバルセロナ」に続き、ペネロペがセクシーダイナマイトな現地の女役で登場。ピッチピチのミニワンピースにハイヒール(素足)にチェーンバッグというビッチファッションが最高に似合っています。胸がデカイのに他は細いという驚異的なスタイル、本当に羨ましいです。アントニオとミリーは新婚夫婦は童貞と処女で結婚しました!みたいな、初々しいカップルだったんですが、お互いに色々あって最後はめでたしめでたしという艶笑話でした。

しかしミリーを誘惑する映画スターのオッサン、私はどうしてもカッコイイと思えません。イタリアの脂ぎったオッサン、ひ〜勘弁して〜!って感じ。その点、突然登場した強盗は若くてワイルドでカッコ良かったです。客ではなかったものの、アントニオとお試しでやってみたアンナ(ペネロペ)は「お前、いいもん持ってんじゃん!!ヴラビッシーモ!」と彼を励ますのでした。こういうセクシーで陽気な娼婦が出て来る話は、なんだかすごくイタリアっぺーなあと思うのでした。


・レオポルド、一夜にしてセレブリティーに?!


ローマでつつましくも幸せな暮らしを送っているサラリーマンのレオポルド(ロベルト・ベニーニ)は、ある日突然有名人になってしまい、朝から晩までパパラッチに追いかけられるようになってしまいます。トーク番組に呼ばれて「今朝の朝食は何ですか?!」とインタビューされたりして、一体何が何やら。最初はそれを鬱陶しく思っていたレオポルドですが、次第にセレブの特権(美女選び放題、人気高級レストランも顔パス)に味をしめるように。ところがある日起きると、今度は隣人が有名人になっており自分には1人もマスコミが寄って来ないことになっていたのでした。セレブであることを捨てきれない彼は「有名人のレオポルドですよー!」と道で叫んだりするのですが、やはり身の丈に会った幸せが一番だということに遅まきながら気付くのでした。

ロベルト・ベニーニさんは「ライフ・イズ・ビューティフル」で有名な監督兼俳優さんですね。この人を見ていると昔NHK「イタリア語講座」に出ていたダリオ・ポニッスィさんを思い出します。なんか顔が同系統なんですよね。
この映画は各パートごとに別れてはいますが、オムニバスではなく同時進行で4つの話が進んで行く形式です。次の話もそうですが、どれも芸能界がらみの話なんですね。華やかな世界そのものだったり、芸能人だったりを前にした人間の滑稽さみたいなものをライトに描いている映画のようです。深みはそんなにないんですが、そこが逆に良いんだと思いました。食べものに例えると、パスタとオリーブオイルとにんにくがあればすぐに作れるアーリオオーリオですな。


・ジャックとサリー、ローマ版「500日のサマー」?!


イタリアに建築留学中のジャック(ジェシー・アイゼンバーグ)は同じく留学中の恋人サリー(グレタ・カーウィグ)とローマに暮らしています。あるとき道でアメリカ人の有名な建築家ジョン(アレック・ボールドウィン)に出会ったジャック。実はジョンは30年前にジャックと同じアパートに暮らしていたのでした。その縁でか、不思議な守護霊のようになってジャックに恋のアドバイスをするジョン。サリーの友人で売れない女優のモニカ(エレン・ペイジ)が失恋の傷を癒しにローマへやって来ました。風変わりなモニカに次第に惹かれて行くジャックでしたが・・・。

ジェシー・アイゼンバーグさんはこの映画で初めましてなんですが(「ソーシャル・ネットワーク」未見です・・・)、まるでヤング・ウッディ・アレンみたいな人ですねえ。全然イケメンじゃなくて理屈っぽい男が恋愛沙汰で右往左往というね・・・。ジュリー・デルピーは監督として、彼は俳優としてポスト・ウッディ・アレンになっていくのであろうか。しかも彼の英語も超聞き取りやすい!(逆に聞き取りにくい俳優代表はダウニーたん)この彼が恋するオナゴがエレン・ペイジですよ!「JUNO」みたいに自分の思ってることをのべつまくなしに話す個性派のオナゴ。文科系ナヨ男子に個性派女子、まるで「500日のサマー」のようです。

しかし、せっかくイタリアに来てるのにどうして二人ともその土地のものにトライしないのでしょうか。美男美女がザクザクいそうな場所に来てるのに、恋人の親友/親友の恋人でくっつくなんて、なんかもったいないよ!若いんだから手近で済ませるな!小さくまとまるなぃ!と思うのだった。

売れない女優をやっている変わった女の子のことを好きになって振り回されて、結局彼女はいなくなっていった・・・というちょっと可哀相なお話ですが。それを言うなら本来恋人の座にいた女性の方がもっと可哀相か。しかしなぜジェシー・アイゼンバーグ程度が二人の女間で揺れるのか納得いかない。しかしウッディ・アレンの映画だから・・・と思うとなんとなくそうか、とも思えるのだった。エレン・ペイジはどの映画でも殆ど同じキャラクターに見えてしまうんだけど、なんか魅力的です。

チェコっとみつけた、こんなモノ:第26回 Kofora (コフォラ)


kofola.jpg

コーラと「コフォラ」。プラハ市内の中華料理店にて。


「チェコっとみつけた、こんなモノ」は、私がチェコで見つけたチェコっと可愛い、ユニーク、便利 etc・・・なものを雑談しながら紹介するというコーナーです。日本では見かけないもの、お土産にすると良さそうなものを中心にピックアップしています。 ただしチェコで見つけたモノが対象なので、チェコ製ではないものも含まれます。その点は何卒ご了承下さい。

今回は正真正銘チェコのもの、コフォラです。コフォラとは、明らかに米国コカコーラを意識して作ったであろう味とネーミングの清涼飲料水です。

コカコーラと比較すると、微炭酸。その分甘みを強く感じる味。キレのあるコカコーラと比べてボンヤ〜リとした味が「コフォラ」という脱力系のネーミングと相まって、なんともいえない可愛らしさを感じます。このコフォラ、チェコでは非常にポピュラーなドリンクで、スーパーやコンビニ売店、ホスポダやレトランで必ずと言っていいほど見かけます。

コフォラについて調べてみた所、以下のことがわかりました。

・1960年チェコ生まれ。Galanaという薬品メーカーが製造したのが始まり。
・コーヒーを焙煎する際に出た余分なカフェインの有効活用を調査時に発明された。
・Kofoというシロップがメイン成分。
・Kofoにはリンゴ、さくらんぼ、スグリ、甘草(カンゾウ)など14種類の果物/ハーブと、砂糖とキャラメルが含まれている。
・糖分はコーラの1/3。
・食品添加物であるリン酸は含まれていない(コカコーラはリン酸含有)。
・コカコーラ、ペプシと比較するとカフェインは若干多め(生い立ちゆえか)。
・60年当時は共産主義時代で、西側のコカコーラやペプシが手に入るけれども高価だった。その為、コカコーラとペプシの半額で売られているコフォラの人気がチェコとスロバキアで広がった。
・近年ではレモン風味、シナモン風味、チェリー風味、ハーブ風味、シュガーフリーなどの種類を拡大中。
・2006年にチェコとスロバキアでソフトドリンク売上ナンバーワンを達成。
・ベストシーズンはやはり夏。キンキンに冷やして飲むのがおすすめ。
・夏の長いドライブで疲れた後に野外で冷えたコフォラを飲むと最高らしい。

参考文献:KofolaのHPWikipedia

共産主義時代にコカコーラが飲めない人たちの代用品「なんちゃってコーラ(失笑)」かと思っていたのですが、意外とナチュラルなシロップがメイン成分であり、そのメイン成分がKofoって名前だからコフォラなんですね・・・。しかもコーラと比較するとヘルシーです。この沿革を知った後だと、安易なパクリ精神だけで作られた飲み物ではないんですね・・・コフォラ、ナーメテーター!

なんかコーラより身体にいいってわかると、ますます愛おしく思えて来る・・・。以前通っていたチェコ語教室のクラスメートたちとレッスンの後でランチをしていたのですが、私が飲み物にコフォラを頼むと「だんだんチェコ人化してきたんじゃない?」とからかわれていたんですよ。「でも結構美味しいんだよ」と言っていたら、ついには全員がコフォラを頼むようになっていました。お店によってはペットボトルではない樽生のコフォラを供するところもあって、頼んでみたところやっぱり少し美味しいように感じました。

チェコやスロバキアを旅されるときに、ホスポダで「マーテ トチノウ コフォル?(樽生コフォラある?)」って聞くとツウっぽいかも・・・しれません。

チェコっとみつけた、こんなモノ:第25回 H&M HOMEの雑貨

「チェコっとみつけた、こんなモノ」は、私がチェコで見つけたチェコっと可愛い、ユニーク、便利 etc・・・なものを雑談しながら紹介するというコーナーです。日本では見かけないもの、お土産にすると良さそうなものを中心にピックアップしています。 ただしチェコで見つけたモノが対象なので、チェコ製ではないものも含まれます。その点は何卒ご了承下さい。

プラハのナ・プリコピエ通りにあるH&M(Myslbek <-ショッピングビルの名前 Na Příkopĕ 19-21117 19 Prague)の2階にH&M HOMEがオープンしました。

ファストファッションブランドがインテリア分野にも参入というとZara Homeが思い浮かびますが、ついにH&Mもインテリアに進出しましたよ。日本には既に上陸したZara Homeですが、実はチェコにはないんです!ポーランドやルーマニアにはあるのにな〜。なんでだろう〜なんでだろう〜。と思っていましたが、H&M HOMEが出来たのでまあ当面のところは良しとします(上から目線)。

H&M HOMEはどうやらヨーロッパでは展開しているようなので、欧州旅行の際にチェックしてみるのも良いかもしれません(しかし他国のHPを見たところ、やはりUKなどは品数も多いしチェコなんかよりずっと充実してるみたい・・・)。


HM HOME2

お店はこんな感じ。

HM HOME

ディスプレイも、まあそこそこ可愛い。

H&MチェコのHPを見るとわかりますが、寝室、リビング、キッチンとファブリックを中心とした品揃えになっています。個人的に思うのは、IKEAよりファッション性が高くて、Zara Homeより安価といったところでしょうか。プリントのテイストなどは少し日本のフランフランっぽいなと思いました。でも全体的にはシンプルめな感じです。


HM HOME枕カバー  
私が買ったのは猫の枕カバー(なんとオーガニックコットン)と・・・

HM HOMEトレー

カトラリーの絵がついたトレイです。

枕カバーが149コルナ(@745円)で、トレイが249コルナ(@1,245円)でした。枕カバーは可愛かったし、1,000円以内で買えて満足。一方のトレイはプリントが可愛いけど全体的にチープな作りだったので、ちょっと割高感があります。でも来客時におぼんが必要だったので、ここで調達としました。今後どのようなコレクションが出るのが、とても楽しみです。

どうやらこのように安くてトレンドを意識したインテリア雑貨を「ファストインテリア」って言うらしいですね。確かにな〜、今までお洒落なインテリア雑貨って高過ぎたんですよ!庶民はちょっとしたフォトフレームに1万円以上出せませんからね。まあ日本のザラホームは思ったよりも安くなかったですけど・・・。

余談:H&Mが入っているショッピングビル、Myslbekは寿司バー、dm(ドイツ系のドラッグストア。お菓子やナチュラルコスメなどお土産になりそうなものがいっぱい)、コレス(ギリシャのナチュラルコスメ)があったりしてなかなか便利です。綺麗なトイレにも無料で入れるのでトイレスポットとしても利用しています。

『ゼロ・グラビティ』シンプルな話なだけに色々考えてしまう

        



ジョージ兄貴とサンドラ・ブロックの宇宙映画です。本当はソー様ことクリへムが出ているレーシングカーの映画「Rush」が観たかったんだけど、夫の希望でこちらになりました。しかし結構面白かったですよ〜。全編ほぼ宇宙空間で、顔がしっかりと映るキャストはジョージ兄貴とサンドラの二人だけ、しかも3分の2はサンドラ一人だけin宇宙空間という意欲作です。監督はアルフォンソ・キュアロンさん。昔、ハリー・ポッターとか監督していた人ですね。

当初、ジョージ兄貴の役がダウニーたん(ロバート・ダウニー・Jr)だったんだそうです。うーんしかし、宇宙服に身を包んでダウニーたんの濃い〜目元だけが覗いてる状況はまんまアイアンマンだし、危機的状況になっても「おい、おめートニー・スタークなんだろ?なんとかしろよ!」って思っちゃうだろうから、ジョージ兄貴でよかったかも。ジョージ兄貴、ちょっと宇宙飛行士としては年取り過ぎ感もあったけど(白髪染めてなかったし)。

一方、サンドラの役はアンジェリーナ・ジョリー、マリオン・コティヤール、スカヨハ、ブレイク・ライブリーが候補に上がった後、ナタリー・ポートマンでほぼ決定だったんだけど、スケジュールの都合が合わず降板したのでサンドラ・ブロックに決まったそうな。しかしこれも大正解だったんじゃないですかね。ナタポだと「アミダラ女王が、ホームの宇宙で四苦八苦・・・?」ってなったかもしれないし、残りの人たちだとセクシー系なのでなんか宇宙飛行士ってリアル感がなくなってしまったと思うんですよ。宇宙服じゃないシーンは、なんか胸ばっかり見ちゃいそうじゃないですか?サンドラが非常時にアタフタしながらも持ち前の人間力でどうにかこうにか乗り切っていく感じは「スピード」のヒロインを彷佛とさせてなんか胸熱でした。過去作がポジティブに働いた好例だと思います。

私達は2D鑑賞でしたが、3Dだととっても怖そうです。是非大きなスクリーンの劇場で鑑賞してみて下さい。




※ここからネタバレします。





宇宙・・・そこは生命と重力が存在しない世界。アメリカの宇宙飛行士、ストーン(サンドラ・ブロック)とコワルスキー(ジョージ・クルーニー)たちが、ヒューストンと連絡を撮りながら船外作業をしています。ヒューストン管制官の声はエド・ハリスなんですね。普通に作業していたら、ヒューストンから作業を即時中止して船内に戻るように指示が出ます。宇宙空間を彷徨う宇宙ゴミ(衛星やロケットのかけら)がすごい勢いで衝突してくるんですよ。その衝突のせいで彼らの船は大破。船外活動をしていた他の飛行士たちは命を落としてしまいます。助かったのはストーンとコワルスキーだけでした。

宇宙ゴミ衝突のときにかかる不穏な音楽がなんともいえませんね〜。かつてこれほどまでに人を不安にさせる音楽ってあったでしょうか・・・。まるで宇宙のジョーズですよ。ジョーズはジョーズで怖いけど、全てを飲み込んでしまう深淵な宇宙空間もまた別の怖さがあります。ってか宇宙に放り出されたら、もうどうしようもないですね。船と飛行士を繋いでいるヒモってリアルに命綱なんだなあと思いますよ。

しかし非常時にも落ち着いているジョージ兄貴って、宇宙でも頼りになる男なんだなあ〜。サンドラは宇宙に放り出されてしまうのですが、ジョージ兄貴が助けてくれるんですよ。彼はどうやらジェットエンジンみたいな動力がついたものを背負っていて、サンドラを掴んだ後で船まで帰るんです。宇宙服内の酸素がだんだん減って行くのも怖いな怖いな〜!船の近くまで行けたので、とにかく船のどこかをつかんで船中に入らなければなりません。なんでもいいからつかまなきゃいけないんだけど、つかめそうでいて、なかなかつかめない!!!つかんだと思ったら衝撃で手が離れたりして、もうこのあたりは「あーあーあーあー!!!」と手に汗にぎるかなりのハラハラシーン。

サンドラの足がロープに引っかかり、彼女はジョージ兄貴に付いた命綱をつかみます。宇宙で宙づりになった二人ですが「引っかかっているロープは緩いから、このままだったら二人とも死ぬ。俺を離せ」というジョージ兄貴。「そんな〜!そんなこと出来ない!」とサンドラ。そういうやり取りがあって、ジョージ兄貴は自ら接続を断ち切るのでした・・・。えええ・・・。まだ結構序盤っちゃ序盤なのにジョージ兄貴はここで去ってしまいます。ええ〜!これから二人で頑張って地球に帰る話じゃないの?で、無事地球についた暁にはデートの約束とかするんじゃないの?って思うんだけど、そんな甘い話じゃないんですよ、この映画は!(ってか私の妄想ストーリーだと宇宙を舞台にしただけのチンケなBSOL映画って感じだな・・・)

なんとか船内に戻ったサンドラ。宇宙服を脱いで無重力空間の中で一息つきます。宇宙服の下はタンクトップと短パンで結構中は軽装なんですね。彼女が少し休むんですが、まるでお母さんのお腹の中にいる胎児のようなポーズをとってるんですよ。ここでは充分な時間が取られていたのでかなり意識して胎児ポーズにしている演出だと感じました。安全な船内=お母さんの胎内、宇宙ゴミがマッハで飛んで来る船外=世知辛い社会っていう対比で見せてる胎内回帰願望なのでしょうか・・・?

船から改めてジョージ兄貴やヒューストンに通信を試みますが、通じません。ああ、ジョージ兄貴・・・。非常時に頼りになって自己犠牲も出来るってどんだけすごい男なの!ってちょっとこの映画の兄貴は出来過ぎですよ。一息つく間もなく、宇宙ゴミ衝突のせいで船内で火事が発生。サンドラは火事部分の船を分離し、小さくなった船で脱出するのでした。

もう自前の船は使い物にならなくなってしまったので、近くにあるロシアの衛星まで行きそれを使って地球に帰ることにします。なんとかロシアの船の中に入りますが、操作画面のユーザーインタフェースがすべてキリル文字のロシア語です。しかしサンドラは備え付けのマニュアルを読んでなんとか動かそうとするんですよ。でもロシア船がポンコツなのか思ったように動かなくって、サンドラの心が折れてしまいます。もう終わりだ・・・と思い、自ら船内の酸素を切って自殺しようとするんですよ。

「寝るのと同じだから怖くない・・・」などと自分に言い聞かせたりするんですが、窓を叩く音がして見るとなんとそこには宇宙空間に放り出されたはずのジョージ兄貴の姿が!!!船内に入って来たジョージ兄貴「いや〜、まいったまいった!飲まないとやってられないよ!」とロシア船内に漂っていたと思われるウォッカらしき酒をグビリと飲むのであった。ええ?なんかちょっとおかしいでしょ・・・と思ったら、やっぱりこれはサンドラの妄想だったのです。自分を犠牲にして宇宙に放り出されたジョージ兄貴と、今の自分とを比較してみると、ここで自殺するなんてジョージ兄貴に申し訳が立たない!と自らを奮い立たせたサンドラは、再び宇宙服を着ます。

近くにある中国の衛星までなんと、消化器を動力代わりにして進んで行くんですよ。消化器を少しづつプシュー!プシュー!と発射させて船に近づいて行くんです。ここはなんかユーモラスなんですが、サンドラ・ブロックご本人の人柄みたいなものもあって、ヒロインということを差し置いてもすごく応援したくなってしまうシーンです。また死にものぐるいで船の出っ張り部分をつかみ、船内に入ると卓球のラケットなどが漂っています。そう、ここは中国の船。そして操作画面のUI言語は、漢字だけの中国語でした・・・。

別にサンドラはロシア語とか中国語とかにそこまで驚いてはいないんですよ。しかし今現在、学校に通っていて外国語を学んでいる自分からしてみると「これってやっぱ、ディスコミュニケーションってことが言いたいのかな・・・」などと勘ぐってしまったり。頑張って辿り着いた先で、ちょっとホッと出来るかと思ったら言語の壁が立ちはだかる、なんて可哀相なの!外国語は、その意味を解さない人にとって記号と同じですからね・・・。特に声のトーンやボディーランゲージがない状況下だと概要の推測も難しいし・・・。

チェコ語を勉強していて辛いとき「なんで同じヒトが使っているのに、こんなにも違う言葉なんだろうか・・・」と超原始的な疑問が頭をもたげるときがあります。ドイツ出身チェコ在住60年超のバビーチカは、私が苦しんでいる時いつもバベルの塔の話をするんですよ。昔々、人間の言語はひとつだけだったんだけど、天まで届くバベルの塔を作ろうとしたら神様の怒りをかってしまい、言語をバラバラにされたという旧約聖書のお話ですね。「バベルの塔が壊されてさえいなければねえ〜」とバビーチカ。あ〜神様、ごむたいな・・・。

漢字圏じゃない人にとって漢字は絵と同じようなものらしいです。しかし、サンドラは心を折られることなく漢字UIと向き合うんですよ。しかし、宇宙船や衛星ってみんなその国のローカル言語を使ってるんですね。飛行機のパイロットはどの国もみんな英語を使っていると聞いたことがあるのでなんだか意外でした。メイドインチャイナの宇宙船で帰ろうとするなんてサンドラ勇気あるなって思ってしまいますが(笑)、ロシア製よりはちゃんと動いています。

大気圏内に突入し、パラシュートもちゃんと開きました。しかし、宇宙に行けるくらい超ハイテク技術の塊なのに帰還するときは原始的にパラシュートなのが面白いです。どこか南国の海に着水!海中でポッドを開けると水が入って来て溺れそうになるんですよ。ええ〜死ぬ気で宇宙から戻って来たのにまさかの溺死?!と思ってしまいますが、これが最後の試練として地味に機能していたような気もします。

サンドラが戻って来た地球は暖かい風が吹いていて、植物が生い茂る場所でした。九死に一生を得てホームに帰って来たサンドラは、無重力に慣れた重い身体を引きずり立ち上がります。「ありがとう・・・」と思わずつぶやくサンドラだったのでした。そして原題タイトルの「Gravity」がドーンと出ます。あれ、タイトルは映画開始のときにも出てた様な気が・・・(最近の映画はラストシーンの後でタイトルが出るものが多いので、最初に出るのは珍しいなと思っていたのだ)。そしてエンドクレジットが流れた後にも「Gravity」と出た様な気がします。

重力ね、なるほど・・・。ラピュタでシータが「人は土から離れては生きていけないのよ!」って言ってたみたいなことでしょうか?人間よ、ちょっとくらい技術的に進歩したからって思い上がるな!っていう行き過ぎた宇宙開発への警鐘みたいなメッセージなのでしょうか。でもって胎内回帰願望や言語バリアによるディスコミュニケーションなども盛り込まれているのでしょうか。事故にあった宇宙飛行士が地球に帰って来るというシンプルなストーリーなだけに、色々と考えてしまう余地のある映画でしたよ。

観賞後、上記のことを夫に言ってみたところ「私が思うにね、監督がこの映画で言いたかったのは・・・」と彼も意見を述べてきました。映画観賞後、色々と意見を交わす私達ってなんか知的なカップル?うふふ☆と嬉しく思いながら夫の意見を聞いてみると・・・「私が思うにね、監督がこの映画で言いたかったのは・・・最近、宇宙にはゴミが増えて来ているってことだと思う」・・・なんじゃそらー?!夫はいつも予想の斜め上をいく意見を言うので、ずっこけてしまいます。「クラウド・アトラス」のときもそうでした。

しかし原題は「重力」なのに邦題は「無重力」なんですね。原題タイトル「重力」が最後にドーンと出るからこそ、シータみたいな考えが浮かんで来るのですが、「無重力」だと単なる宇宙空間アクションっぽいイメージが強く出るタイトルですね。日本の配給会社側の意図があるのでしょうか。ちょっと、いやかなり不思議です。



追記:アカデミーの監督賞をアルフォンソ・キュアロン監督が受賞しました!視覚効果賞、撮影賞、編集賞、音響賞、録音賞、作曲賞(あの宇宙のジョーズみたいな嫌〜な音楽ですかね)も受賞。すごい!残念ながら主演女優賞は逃してしまいました。まあ、サンドラはこれから先チャンスがまだまだあるでしょう。

『THE ICEMAN 氷の処刑人』ブラックコメディータッチで観たかった

       



「たまむすび」で町山さんが紹介されており、キャップことクリス・エバンスも出ているということなので鑑賞。家族思いの良きお父さんの裏の顔は、100人以上を殺して来た凄腕のヒットマンだった・・・という実話を元にしたお話です。

ポスターがなんかコメディーみたいですよね?色調が暗いんだけど、一見どこにでもいそうな普通のオッサンがテーブル下で大股開きになって銃を構えているという・・・。元になった実話も「ザ・世界が仰天!」みたいなエクストリームなネタだし、てっきりコメディーベースなんだと思ってたんですが、実際は暗くてちょっと中途半端な映画でしたね〜。



※ネタバレします。



なんかシリアスな人間ドラマに落とし込んで行こうみたいな雰囲気なんですが、それにしては主役リチャード(マイケル・シャノン)の心理描写みたいなのが全然ないんですよ。子供の頃にDVや虐待を受けた(もしくは家族の誰かが被害にあっているのを見ていた)回想シーンみたいのがチラ〜っとあるんだけど、それだけで。観客がリチャードの表情から何かを読み取っていくしかないのかな〜という感じでした。でも演技はとても良いんですよ。マイケル・シャノンさんは「レボリューショナリー・ロード」や「マン・オブ・スティール」に出ている実力派の俳優さんですが、なんかもう佇んでいるだけで怖い(笑)。きっと心の奥にな〜色々と抱えてるんだろうな〜みたいな感じも出ているし、独特の色気もあります。なんですけど、監督がマイケル・シャノンさんを100%活かしきってないように感じられてしまい、そこは残念でした。マイケル・シャノンは顔立ちもクセモノぽいキャラもなんとなくクリストファー・ウォーケンに似ています。

リチャード・ククリンスキーはポーランド系のアメリカ人。劇中でギャングから何度も「ポラック(Polack)」と言われていますが、この言葉はポーランド(系)人を意味する差別用語なんだそうです。我々がジャップと呼ばれるようなものか・・・。嫁のデボラがウィノナ・ライダーなんですよ。二人は結婚し可愛い娘を二人もうけます。この幸せファミリーパートみたいな部分もなんか暗い・・・。ヒットマンパートとのメリハリをつけるためにもアメリカンホームコメディみたいに、幸せ幸せ描写いっぱいにして「ああ、この幸せがいつか崩壊するときが・・・」みたいな感情に訴えかけるような演出にしたほうがよかったんじゃないかな〜なんて思ったり。あとファミリーパパが実は凄腕の◯◯だった!というネタで言うと、シュワちゃんの「トゥルーライズ」みたいな感じを想像してしまっていたのですよ。この映画もそのテイストでブラックコメディーにして「実は怖い怖い話だった・・・」みたいなゾっとする後味にした方が良かったんじゃないかな、と個人的に思いました。

ククリンスキーに殺しを依頼するのがギャングのボス、レイ・リオッタなんですが。彼が出てくると「一体、この後にどんなイヤ〜なことが待ち構えているのだろうか・・・」とワクワクします。若手だとキャップ(クリス・エバンスね)やジェームズ・フランコが出ていますね〜。ジェームズ・フランコは暗殺の標的なんですが、ククリンスキーに殺される前に「神様助けて〜!」って思わず神頼みするんですよ。ククリンスキーは彼にしばらくお祈りする時間をあげるんだけど、奇跡が起きることもなく銃殺されちゃうんですね。ジェームズ・フランコは結構ザコキャラも似合います。

キャップは、なんかヒッピーとオタクのハーフみたいな長髪ヒゲの怪しげな男になってました。彼も殺し屋なんですが、普段は車で移動するアイスクリーム屋さんなんですよ。子供たちに公園でアイスを売るおじさんが実はヒットマンってのもすごいです(これも実話らしい)。アイスを入れるケースに切断された死体(死亡時期特定をかく乱する目的で凍らせている)が入ってて、その上にアイスがポンッ!と無造作に置いてあるんですからね!アイス、一応紙に包まれていますが・・・。キャップとククリンスキーは一時期コンビを組んで働いたりするんですが。キャップはどこかに死体解体所みたいな作業場も持っていて、そこでククリンスキーと死体をカットしたりするんですよ。冷たい熱帯魚だなあ〜。でも鮮血ほどばしったりはせず、死体はカチコチに凍っているのでなんかスーパーの冷凍コーナーみたいなんですが。

結局、ククリンスキーは警察にバレて逮捕されるんですが家族としてはもう「えーーーーーっ!?」ですよね。町山さんの解説だと、どうやら彼は二重人格ということだったんです。実際のククリンスキーはヒットマンであることと、ファミリーマンであることを綺麗に切り分けて生きていたみたいですね。しかし、この映画だとそこもよくわからないんですよ。マイケル・シャノンの演技はどちらも同じテンションだったし。きっとリアル志向なんだと思うのですが、もうちょっとでいいから分かりやすくしてもらえるとありがたかったかな〜。監督はアリエル・ヴロメンさんという方で、この映画の前に日本ではおそらく劇場公開されなかった映画を何本か撮っています。この映画では共作で脚本も書いています。いい俳優さんがいっぱい出ているのに、監督と脚本がちょっと残念でもったいなかったかな〜という感じでした。

プラハで撮影されたミュージックビデオ<洋楽編>

さて今回は、日本のキモサベ誘致企画として、プラハで撮影されたミュージックビデオを貼って行こうと思います。私が独自で調べたものなので取りこぼしがあるかもしれません。「これもあるよ!」というものがあったら教えて頂けると幸いです。J−POP編の次は洋楽編です。


”Never Tear Us Apart" INXS




ブルタバ河畔(with白鳥とバイオリンの紳士達)、カレル橋、ユダヤ人墓地、天文時計に旧市街広場とこれぞプラハ!という王道な場所で撮影されています。しかし洋楽のミュージックビデオは、やっぱり外人さんが出てるからかカッコええ仕上がりになってるような。実はこのバンドのこと知らなかったんですが・・・。普通にカッコイイですね。80年に発表されている曲なので、まだチェコが共産主義の時代。当時の雰囲気も味わえる1本です。INXSは他にもプラハロケのビデオがあるようですが、建物の中やバルコニーでの撮影なので、ここでは割愛させて頂きます。


"Lucky" Jason Mraz and Colbie Caillat



男女のデュエット曲で、南の島にいる女性(コルビー・キャレイ)とプラハにいる男性(ジェイソン・ムラーズ)が互いを想い合うみたいな感じの歌でしょうか。男性がいるのがプラハの旧市街広場です。しかし曇り空のプラハとどピーカンな南の島のコントラストが強烈すぎて、なんだかチグハグな印象のビデオです。ちなみにチェコは内陸国なので海がありません。


”Diamonds from Sierra Leone” Kayne West



蟹江さんことカニエ・ウエストの社会派ソングです。シエラレオネのダイアモンドって曲なのになぜプラハで撮影?当のカニエさんによると、「建築やアートに興味がある、それだけさ」「彫刻やカテドラル、それに石畳の床は、見る人を、時代を超えた悠久の時に誘ってくれる。ビデオはモノクロで撮影する予定だ。白と黒で描かれる世界が、『Diamonds』の音楽を象徴しているんだ」 (引用元はコチラ)だそうです。なるほどなあ~。カレル橋(彫像も)、旧市街広場、天文時計などメジャーなスポットもたくさん出てきます。最後に出て来る教会はどこだかわかりませんでした、すみません。


”Don’t Stop the Music” Rhianna



ほとんどがクラブで踊るリアーナたんで構成されたビデオです。冒頭のタクシーでクラブに乗り付けるシーンで後方に赤いトラムが見えます。食料品店にチェコ土産で有名なスパワッフルの箱があるのも見えます。プラハっぽいのはその2点だけですね。リアーナたんがいるクラブは残念ながらどこだかわかりません。


"Someting" Lasgo



Lasgoはベルギーのトランスグループらしいです。J-POP編の日本語ラップでも思ったけど、こういう比較的新しいジャンルのミュージックビデオとプラハの相性は意外といいみたい。トランスの早いテンポに合わせてプラハ中央駅の美しいディティールやミュシャの絵がパッパッパッと映ったりするのが良いです。アールヌーヴォーのカフェは駅の中にあるのですが、残念ながら現在も修復中で入ることが出来ません。


"Look At Me" Geri Halliwell




スパイスガールズのジンジャー・スパイスことジェリ・ハウエルの曲です。聞き覚えがあるので、何かのCMソングになっていたような・・・。カバーかと思ったらジェリのオリジナル曲みたいですね。王道の場所がハッキリとは映るわけではありませんが、どうやらプラハ中央駅やプラハ城の周りでロケされているビデオのようです。



”Every Day I Love You” Boyzone 




旧市街広場とプラハ城前で撮影されています。ボーイゾーンはイギリスのボーイズグループなんだそうな。まあ綺麗は綺麗だけど、あまりフックがないビデオだと思います。


”Numb” Linkin Park



学校にも家庭にも居場所がない可哀相な女子高生が、カレル橋の上を彷徨ったり聖人像をデッサンしたりしています。残念ながら、リンキンパークのメンバーがいる教会はどこだかわかりません。



"Dont be a stranger" Dina Carroll



Dina carroll- Don't be a stranger (official video) 投稿者 tetleymoon

モノクロの画面でプラハ城やブルタバ河畔(白鳥も)が旅情たっぷりに撮られています。トランクを持って訳ありげに彷徨う女というのは、Boyzoneと川田まみのビデオにも登場したモチーフので、もしかしたらプラハってそういうイメージなのかも・・・?ダイアナ・キャロルさんのエモーショナルな歌声が素晴らしいです。しかし残念ながら彼女が熱唱している教会はどこだかわかりません。


”Silver and Cold” AFI



ブルタバ川に飛び込もうとする男とそれを止めようと車を走らせる仲間たち。だが結局男は自殺せず止めようとした友達は自動車事故・・・という陰気なビデオ。数年前、大晦日に乱痴気騒ぎした末、実際にブルタバ川飛び込んで亡くなった人がいるそうな。その人は阪神優勝で道頓堀に飛び込むタイガースファン的なノリで飛び込んだのであって、決して死ぬつもりじゃなかったのだろう・・・。


"Tell Me When" Human League



ちょっと懐かしい感じのポップスです。95年頃に撮影されたそうですが、80年代半ばくらいにしか見えません。プラハ城、カレル橋、トラムなどが登場しますが、彫刻がたくさん置いてあるお庭は一体どこなのかちょっとよくわかりません。ごめんなさい!


”Ordinary Day” Dolores O'Riordan



これとわかる観光名所は出てきませんが、赤ずきんちゃんのような女の子が走り抜ける建物と建物の間の石畳の路はまさしくプラハです。内面を見つめるような歌詞と静かなプラハの風景がマッチした1本です。
 


”Part Of The List” Ne-Yo



ニーヨさんもプラハロケ。このビデオには短編映画のようにちゃんとしたストーリーがあるんですよ。プラハのレコード屋さんで元カノと偶然再会したニーヨさん。しかし彼女は婚約者と一緒に来ていたのでした。彼女のことを想いながら、プラハを彷徨うニーヨさん。プラハ城、カレル橋、旧市街広場、スメタノヴォーナーブジェジー通り(プラハ城とカレル橋を一望出来る撮影スポット)など・・・。途中から当の彼女も一緒に来るのです。やっぱり彼女もニーヨさんを忘れられなかったようで。共に二人で楽しい時間を過ごすのですが、実はニーヨさんは別の女連れでプラハに来ており、その子が元カノから送られた「昨日は楽しかったね」メールを読んでしまい痴話ケンカに。その後ニーヨさんは車にはねられそうな子供を助けて身代わりになるという、変なミュージックビデオです。



” No Church In The Wild” Jay-Z & Kanye West




またまた蟹江さんことカニエさんです。Jayの兄貴とのコラボ曲で、とてもカッコイイ曲です。きっとすごく深いメッセージがあるのだろうけど、ここでは割愛します。観光スポットいっさいナシ。プラハ市内で機動隊と対決するカニエさんということで、結構大掛かりなロケが行われていたのではないでしょうか。最後ゾウも出て来るし・・・。”Diamonds from Sierra Leone"が2005年でこちらは2012年の曲なので、きっとカニエさんはプラハが気に入ったに違いないと思っているのですが・・・。

CREA Traveller Unforgettable Praha 偉大なる王を戴く王国へ 泣かせるプラハ 幻想のプラハ城巡り 美しい旋律が響く四大劇場 旧市街ラビリンスを探検 悪魔の水路からカンパ島へ 文豪が愛したスタラー・フチの森 最旬・可愛い雑貨&カフェ (表紙キャプション)  

プラハに刻まれた記憶を巡る旅 プラハの夜は音楽とともに更ける ボヘミアの森の温泉リゾート 素顔のカフカ ちょこちょこチェコ案内 チェコ雑貨に夢中 プラハ郊外の小さな町へ (目次より引用)

クレア・トラベラーシリーズのプラハ特集は、とにかく写真が綺麗で雰囲気たっぷり。非常に美しいプラハの街並を眺めているだけでも楽しいです。王道の観光名所に加えて、劇場や音楽ホールの情報もあるので本場のクラシックコンサートやバレエ、オペラを観たいという人にはおすすめです。もちろんおしゃれなレストランやショップ情報も。電子書籍ならスマートフォンやタブレットに入れて持ち歩けるからラクチンですね。

プラハで撮影されたミュージックビデオ<J-POP編>

10月になりました。寒いな、寒いな~!9月下旬から既にウールのコートを着込んでいる私ですよ。チェコのオナゴはわりとまだ薄着の人が多かったりして「あれ、私ってウールコートなんて着ちゃってちょっと大袈裟なのかな・・・?」と思ってスプリングコート羽織ったりしてみたけれど、それだともうめっちゃ寒い。薄着になったせいで微妙に風邪を引いてしまいました・・・。

ローカルの体感温度と在住1年目の日本人の体感温度は全然違うんだなあ〜と改めて思いましたよ。東京でも欧米系の方が秋冬でもTシャツ程度の軽装で歩いている姿を見ますが、やっぱり基礎代謝みたいなものが違うのでしょうかね。やっぱり周りに流されず、自分が快適な服装をした方がいいと思ったのでした。

さて今回は、日本のキモサベ誘致企画として、プラハで撮影されたミュージックビデオを貼って行こうと思います。私が独自で調べたものなので取りこぼしがあるかもしれません。「これもあるよ!」というものがあったら教えて頂けると幸いです。まずはJ-POP編から。



「そのスピードで」the brilliant green

Tbg - Sono Speed De - Click here for more home videos

私が初めてPVで「ここプラハだ!」って思ったのが、ブリグリのこの曲です。楽曲リリースの年あたりに初めてプラハを訪れて、ロケが行われたストラホフ修道院の図書館を訪れました。実際は書架のあるスペースに入ることは出来ないのですが、天井まである壮麗な本棚に感激。「昔の人はさぞや勉強が好きだったんだろうなあ~」と思ったものです。霧にけぶるカレル橋も美しいですよ(いつもは観光客でいっぱいです)。それになんといっても曲がいいね!詩的である。当時ブリグリの公式サイトにはチェコ旅行の感想がアップされていて、「スーパーの食料品がめっちゃ安い!」って書かれていたのも覚えていますよ。当時1コルナ3円くらいでした(今は1コルナ5円くらい)。こ の曲がテーマソングになった江角マキコと反町が出ていたドラマ「オーバー タイム」も結構好きでした。


「Be my Last」宇多田ヒカル




有名スポットは一切出てきませんが、プラハの持つ重厚で鬱々としたメランコリ~ックな雰囲気が切ない切ない曲調と合っていると思います。ヒッキーがいるレストランは一体どこなんでしょう?そのへん詳しくなくてごめんなさい(しかしこのときのヒッキーはガタイがいいなあ)。なにかで読んだけどこの頃のヒッキーは当時の夫である紀里谷和明さんの影響でプラハやチェコカルチャーに興味を持っていたとか。紀里谷さんはこのPVの監督もされています。



「fake star」平井堅




こちらも有名スポットは出てきません。平井堅が豪華ホテルの一室でパツキン美女といちゃいちゃするシーンがほとんどです。パパラッチに狙われるシーンでは、チラっとだけですが、プラハの街角が映ったりします。パツキン美女とからんでも全然違和感がないのは、さすが濃い~顔の平井堅といったところか。



「情熱の代償」GIRL NEXT DOOR




ネットで探した所、このPVもプラハで撮影されたことを発見。殆ど室内とお庭なので、どこかのお城の中で撮影されたんでしょうかね~。おとぎ話っぽい作りがちょっとチェコテイストなのかな。この前、ボーカルの方が水泳の北島選手とご結婚されましたが、ネットニュースの見出しで「北島とガルネク千沙 結婚」って出ていたのでハーフのタレントさんだと思っていました。



「プラハの女」島谷ひとみ




この曲もロケ地プラハということを知って探したのですが、残念ながらPVはありませんでした・・・。タイトルからして、しっとりとした歌謡曲なのかな~と思ったら、ものすごく情熱的な曲調でビックリしました。歌詞に「真っ赤に染まったプラハ」とか「カレル橋を渡り切る前に」とか「流し返そうモルダウへ」などご当地リリックがちりばめられています。


「I LOVE YOUをさがしてる」GLAY




GLAYもプラハでロケをしていました。メンバーが有名スポットを歩かずに、ティーン教会なんかが見える場所の建物から一歩も出ないのが逆に新鮮。プラハのお家の中で切ないラブバラードを熱唱するTERUさんなのでした。シャンデリアはモーゼルとかなのかな。とても高価そうです。


「Serment」川田まみ



川田まみさんのことは存じ上げなかったのですが、検索したらヒットしました。カレル橋、ブルタヴァ川のほとり、どこかの教会(どこだかわかりません、ごめんなさい)、プラハ中央駅などでロケされています。



「One」ALTIMA



上記の「Serment」の川田まみさんがチラっと登場します。同じテレビアニメのオープニング曲とエンディング曲に使われていたみたいですね。ロケ地はルドルフィヌム(音楽ホール)前、トラム18番線の内外、お城周りの路などです。決してスタイリッシュとは言えないまでも、日本語ラップとプラハの幻想的な風景が意外とマッチする不思議な味わいのビデオです。


洋楽編に続く


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プラハに刻まれた記憶を巡る旅 プラハの夜は音楽とともに更ける ボヘミアの森の温泉リゾート 素顔のカフカ ちょこちょこチェコ案内 チェコ雑貨に夢中 プラハ郊外の小さな町へ (目次より引用)

クレア・トラベラーシリーズのプラハ特集は、とにかく写真が綺麗で雰囲気たっぷり。非常に美しいプラハの街並を眺めているだけでも楽しいです。王道の観光名所に加えて、劇場や音楽ホールの情報もあるので本場のクラシックコンサートやバレエ、オペラを観たいという人にはおすすめです。もちろんおしゃれなレストランやショップ情報も。電子書籍ならスマートフォンやタブレットに入れて持ち歩けるからラクチンですね。

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