@itan-journ@l praha

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

チェコっとみつけた、こんなモノ:第13回 Milkaのチョコレートビスケット

Milka.jpg

だいたい55コルナ(@275円)だけど、35コルナ(@175円)になっていたので、たくさん買っちゃった。

「チェコっとみつけた、こんなモノ」は、私がチェコで見つけたチェコっと可愛い、ユニーク、便利 etc・・・なものを雑談しながら紹介するというコーナーです。日本では見かけないもの、お土産にすると良さそうなものを中心にピック アップしています。ただしチェコで見つけたモノが対象なので、チェコ製ではないものも含まれます。その点は何卒ご了承下さい。

今、夫婦でハマっている食べ物といったらコレである。スーパーで見かけて何気なく買ってみたけど、そのウマさたるや・・・。切らすと絶望的になるくらい気に入ってしまいました。

ビスケットの上にミルクチョコが乗っかった、どこにでもあるお菓子なんですが。チョコのウマさが飛び抜けているんですよ・・・。まろやかで、濃厚!こんなのガキどもに食べさせたら、将来ダメな大人になっちゃうんじゃないかと思うくらい甘い誘惑の味がします。

あまりにチョコ部分が飛び抜けている為、ビスケットの印象は希薄なんですが、チョコだけ食べると甘過ぎるので いい具合にサポートしてるような感じです。食感はしっとりじゃなくてサクサクなのも好評価。華やかさはないけれど存在しているだけで、そのシーンが締まる名脇役の様な存在感と言えば良いのでしょうか。


Milka2.jpg

ロゴが盛り上がったチョコ部分も美しい・・・。


私は主に朝食に2~3枚食べています。特に朝時間がない上に、頭を使うチェコ語教室の日は最高のスニーダニー(朝食)ソリューション!

ミルカは私が小学生くらいの頃、日本でもCMしていたし普通のスーパーで板チョコが売っていたと思うのですが、今はどうなのでしょう・・・?(検索しても日本語のサイトが出てこなかったのでもしかして販売終了?)

ミルカについて調べてみたところ、19世紀初めのスイスでチョコレート屋さんから発展したブランドだそうです。ミルクチョコレート はミルクが命、アルプスで採れた良質な牛乳を使ったチョコということで売り出されたそうです。「ミルカ」はミルク+カカオの造語なんだそうな。

板チョコだけではなく、キャラメルやナッツやヌガーが入ったものやケーキっぽいものから、ショコラショーやアイスクリームまでバリエーションが豊富。しかしやはりミルクチョコの美味しさをシンプルに堪能出来る、スタンダードなものが一番美味しい様な気がします。

今だとスーパーにイースター用のチョコレートが沢山売り出されていますが、どのメーカーよりもやはりミルカの紫のウサギさんに手が伸びてしまいます。イースターはバレンタインの次にチョコを沢山食べる言い訳になる行事なんだそうな。イースター万歳!


Milka3.jpg

やっぱりイースターのチョコもミルカでしょ!


スポンサーサイト

MANGOで春物ゲット

日本では春爛漫だというのに、まだまだ寒いプラハ・・・。3月後半でも真冬の装備が手放せず、時折雪がちらつきます。暖かくなったらカメラを片手に元気いっぱいプラハの街へ飛び出したい!と思っていたけど、まだ先のよう。

気候はこんなんですが春物を探しに街をふらついてきました。まだファストファッション以外のお店に行ったことがないので、相変わらずファストファッションです。ショッピングモールも一度に色んなお店を回れて便利だけど、時間をかけてゆっくり服をディグる(本来は中古レコードショップでレアな掘り出し物を探すときの言葉)ときはやはり路面店。

私はナ・プリコピエ通り(地下鉄ムステーク駅下車すぐ)のMANGOとZARAに行きます。この二つを見て 、時間があったらバーツラフ広場大通りのPromodとBataもチラ見するという感じ・・・。ショボクてすみません。ナ・プリコピエ通りのZARAは冬のバーゲンの後すぐクローズしてしまったので「もしや潰れるの?」と思ったけど、この前見たら「Opening soon」となっていたので改装工事のよう。ホッとしたのでした。

ZARAが閉まっていたのではす向かいにあるMANGOヘ。ここのMANGOはものすごく大きくて、建物も内装もヨーロピア~ンな作り。ファストファッションだけど優雅な空間でお買い物が出来てなかなか快適です。モールで見るMANGOは全然良く見えないし欲しくないけど、ここで見るとすごく良く見えます。環境って大事なんだなあ・・・。店員さんも英語を話す人がいました(愛想の良さはスタッフによってバラツキあり)。


Mango.jpg


・デニムシャツ


799コルナでゲット(@4,000円)。ゴワゴワしなくて肌触りが良いです。襟付きのシャツを買うなんて学生以来かも。中学生のころはよく着ていましたが、その後ダサいアイテムとして認定されていたデニム シャツ。しかし数年前にステラ・マッカートニーがコレクションで発表してから、オサレアイテムとして返り咲いた感がありま す。確か長年敬遠されてきた上下デニムというルックでした。

去年買ったジムフレックスのパーカーと合わせてみました。「5時に夢中!サタデー」で玉袋筋太郎さんが、このコーデにおじさん風のつば付き帽子を被っていて可愛かったので、真似してみました(笑)。


Mango2.jpg


・トライバルワンピース

プラハに住んでいても、やっぱりトライバル調が好き!イカット風の刺繍が入った布に、コインの装飾・・・。私が着ずして、誰が着る!という・・・1,399コルナでした(@7,000円)。黒だしこれはヘビロテかも。

こちらのファストファッションのサイトやカタログ等で得ている情報なんですが、今年の春夏はトライバル調のアウターが流行の模様。コートやジャケットに、イカットやキリル、そしてモ ン族風の刺繍/模様が入ったアイテムをよく見かけます。モン族風のジャケットはPromodで見かけ、かなり購入を迷いましたが見送り。私がプラハで着たらリアルにモン族になってしまいそうで・・・。

Mango3.jpg


・カチューム

カチュームでいいんでしょうか。ヘアバンド?それともヘッドアクセ?黒ベースで葉っぱのビーズ刺繍が可愛く一目惚れでした。ちょっと前に買ったので、価格は忘れちゃったんだけど4,000円くらいなのが1,000円になっていたので買ったのでした。いつ付けるかが問題ですが、シンプルスタイルのときに付けてみようかなあ・・・。

余談:ちなみにMANGOの価格は、ユーロ通貨使用国<チェコ<日本の順番で設定されているようです。ヨーロッパ周遊をされる方はチェコよりもフランス やドイツ、スペインなどのユーロ通貨の国で買った方がお得なようです!

関連記事:
『雲南の花嫁』トライバル好きは必見!
セントジェームスのボーダー と ジムフレックスの袖無しボアパーカー

IKEAのPORTISシリーズが気に入ってしまった

プラハに引っ越してきて、家具や家庭用品を買うのはほとんどIKEAです。プラハにもお洒落なインテリアショップはありますが、価格帯はほとんど東京と変わらない印象。むしろ、東京よりちょっと高いかも?とさえ思います。MUJIやフランフランなどのカジュアルで、デザインもある程度よくって、ちょっとした生活雑貨を探すのが、意外と大変・・・。なので、玄関から寝室までお手頃価格で色々なテイストのものが揃うIKEA、最高のソリューションだと思います。

IKEAで色々と買ったものがあるのですが、特に気に入っているのがPORTISというシリーズの収納軽家具です。アパートの前の住人の方がハンガーラックを置いて行かれたので、それをそのまま使っているのですが、それがPORTISだったんですね。

最初は「ちょっとメルヘンチック?」と思ったけど、我が家のアパートの壁が真っ白なので、PORTISの曲線を描く黒いアイアン使いが映えて可愛いんじゃないか・・・と思うように。IKEAのサイトを調べてみるとPORTISシリーズには洗濯もの入れや靴置き場など、我が家に必要なものも売っていたのでシリーズで揃えることにしました。安いのに高級そうに見えるところも良いです。PORTISシリーズはこちらから見ることが出来ます。


ikea_portis3.jpg

前の住人の置き土産ハンガー ラックと、新しく買ったランドリーバッグ。
ikea_portis4.jpg

キャスの収納用品とコラボしてみました。
写真を撮るのでスカスカにしていますが、いつもはギッチギチに服などがかかっています。
白いドアフックは日本のナチュラルキッチンで買ったもの!
日本では大活躍でしたが、プラハではドアの幅が厚過ぎてはまりませんでした・・・。


ハンガーラックはバーの横にフックがさりげなく付いていて、バッグなんかをを引っ掛けられるようになっています。引っかけ収納好きの私にはたまりません・・・。ランドリーバッグはコットンのバッグ部分が取り外せて、船乗りの人が持つナップザックみたいに持ち運びが出来る仕様。


ikea_portis.jpg

玄関三点セット。
コートハンガーはいつもカメラに入らない位置にあります。
ikea_portis2.jpg

収納してみました。
いつもコートハンガーはクリスマスツリーのように盛り上がっています。


スタンドタイプのコートハンガーはバッグやストール、帽子なんかを置くとちょっとブティックっぽくって良いです。壁に取り付けたコートハンガーは、上が棚、舌にバーとフックが付いていて収納力抜群!しかも壁に取り付けられるというのが、壁掛けソリューション好きのハートをガッチリ掴みます。

シューズラックは、まあ普通っちゃ普通。しかし「ここから先が靴を脱いで上がるスペースです」という線引きがハッキリしないヨーロッパの家屋では、靴置き場があることで「ここに靴を脱いで置いて下さい。テイクオフユアシューズ、アンドプットゼムヒア」という意思表示になるのかもしれないと思うのであった。

PORTISシリーズはあと、室内用洗濯物干し(スタンドタイプ/壁掛取り付けタイプ)があるのですが、既にスタンドタイプのものが我が家にある為不必要・・・。壁取り付けタイプは、壁に取り付けながらも畳むというソリューションを提供してくれる素敵な一品だけど・・・。さしても必要がないので購入はナシかな・・・。PORTISシリーズで、玄関先に置いたり出来るちょっとしたサイドテーブルがあったら欲しいな〜。

関連記事:バスルーム用の壁掛けマガジンラックが欲しい

『欲望』90年代後半、このポスターが流行っていた

        



パリで9.9ユーロにてゲットしたDVDです。そもそもその日は、同じくパリでゲットしたマチュー・カソヴィッツ監督の「憎しみ」のDVDを観ようと思っていたのですが、ストリートの仏語がまったくわからずに断念・・・(じゃあストリートじゃない仏語ならわかるのかっていうと、それはまた別の話ですが・・・)。字幕もついてないし、無謀だったかも・・・言葉がわからない外国映画のDVD 13ユーロ、プライスレス・・・。

ということで「欲望」を観ることにしました。これはミケランジェロ・アントニーニというイタリアの有名監督の映画ですが、ロンドンあたりが舞台になっています。この映画も「ナック」と同様に小西康陽さんのエッセイで知った様な気がします。で、学生のときに観てそのまま記憶 の彼方という流れも同じ。しかし映画を観たことはなくてもこのビジュアル見覚えあるという方、多いのではないでしょうか。

90年代後半、渋谷系の若者の間では「欲望」のポスターを部屋にドーンと貼るのが流行っていたんですよ(それと双璧をなすのがジャック・タチの「僕の伯父さん」のポスター。スカシ派は欲望でほっこり派はタチだった)。インテリア雑誌でよくある読者の部屋訪問という企画だと、必ず1人くらいは「欲望」のポスターを自室に貼っている人がいたものです。

かく言う私も、ポスターではないんですがTシャツを持っていましたねえ・・・。白地にこのビジュアルがドーンとプリントされたTシャツで、確か大中で2,000円もしなかったような・・・(しかしなぜ大中で売っていたのだろう)。ただ大中で2,000円以下というクオリティーなので、一回洗濯すると見事に色が褪せてしまって悲しかったです。

大学生のころサブカル中二病を発症していた私は、まだ観てもないのに「欲望」Tシャツで学校に行き、映画好きと思われるフランス語非常勤講師に「aitantanmenさん、この映画好きなの?!」ってビックリされたりしました。「まだ観てないんです」と言うと、先生はガッカリされていましたが・・・。黒いカーディガンを羽織って「欲望」Tシャツを着るのが大好きで、「なんか赤と黒でアニエスみたい」って1人で思ってましたね(笑)。

と、鮮烈なビジュアルが先行してしまいがちな映画ですが、内容はいたって不条理!ちょっと難しいオトナの映画という感じです。

主人公のトーマス(デビット・へミングス)はファッションフォトなんかを撮っている売れっ子フォトグラファー。ある日、トーマスは朝の公園で密会しているカップルを遠くから撮影します。カメラに気が付いたカップルの女性(ヴァネッサ・レッドグレーブ)がネガを渡して欲しいと彼を追いかけてくるのですが、断るトーマス。彼女が帰った後で、写真を現像してみると何かが映っていることを発見してしまいます。引き延ばしてみると、そこには死体が・・・というあらすじ。

一見サスペンスフルな展開で、怖いな、怖いな~となってしまうのですが、そういう映画ではありません。結局、誰が何の為に殺人を行ったのかは最後までわからないし(というより、ストーリーが謎を追求していない)、ヴァネッサ・レッドグレーブの目的もわからないし。顔を白塗りにした前衛劇団みたいな集団はなんなのかもわからないし、トーマスが骨董屋でプロペラを買うのもわからないし、画家の友達とその彼女とトーマスがどういう関係だったのかもわからないのです。

わからない、わからないことだらけ!これが不条理というものなのね・・・ということはなんとなく伝わるような気がしますが・・・。真面目に筋を追うよりは、当時のファッションや雰囲気を味わいつつ、ぼんやりとした不条理感に身を委ねてしまうのが良いのかなあと思います。

主演のデビット・へミングスは決してイケメンではないんだけど、独特な雰囲気を持った俳優さんだと思いました。ちょっと中川礼二に似ている様な気もしますが。彼の服が何気ないけどカッコイイ。薄いブルーのシャツにホワイトジーンズを合わせて、黒いジャケットを羽織っているという。暖かくなったらこのコーデちょっと真似したいかもしれません。女性ならクラッチを持ってもお洒落かも・・・。

ヴァネッサ・レッドグレーブはさすがの美しさ。知的なエロさとでも言えば良いのでしょうか。あの衣装のネッカチーフみたいなのは、やっぱりシャツだけ脱いだときの効果を考えているのだろうなあ。近年でもなかなかこんな雰囲気を出せる女優さんもいないのでは・・・と思います。ヘアスタイルや全体の雰囲気がちょっと「男と女」のアヌーク・エーメっぽいと思いました。

ジェーン・バーキンが出ていることも書かなければなりません。モデル志望の若い女の子の役で出ていて、ヌードもあります(しかしこのシーンの必要性もまったくないので、それも不条理だ)。ジェーンは若い頃の方が顔立ちが濃い気がす るので、フランスに行ってからの方が綺麗だと思いますが。それでもデビット・へミングスと友達の女の子と3人でいるシーンでも、ジェーンのスター性みたいなものを感じます。なんか輝きが違う!という感じでした。

『ナック』リチャード・レスター監督ご本人が光臨!

         

【送料無料選択可!】ナック [廉価版] / 洋画

【送料無料選択可!】ナック [廉価版] / 洋画
価格:1,364円(税込、送料別)


プラハで開催中の国際映画祭にまた行ってきました。映画祭と一言で言っても、特定の監督や俳優にフィーチャーした上映も行っているようで、リチャード・レスター監督トリビュートの中の一作「ナック」を観てきました。

「ナック」の存在を知ったきっかけはピチカート・ファイヴの小西康陽さんのエッセイです。小西さんは若かりし頃に前列の方でこの映画を観て、モノクロの写真現像を猛スピードで見ているかの様な感想を持ったということが書いてありました。「ナック」に魅了された小西さんは権利を買って一晩限りの上映会も開いたのだとか。ピチカートのメンバーにも、どうしても観て欲しい映画だったんだそうです。

そのことを知った学生時代の私は、レンタルビデオで観てサントラもゲット。コンポーザーは007のテーマでもおなじみのジョン・バリーだったんですね(ジェーン・バーキンと結婚していたこともある)。ジャジーで渋くて格好よくって少しメランコリックな部分もあり、なんかロンドンだよなあ〜って当時思いましたね、ええロンドン行った事なかったんですけども・・・。メインテーマを聞くだけで、自分も映画の中に入りこんでしまったみたいな気分になる最高のサントラです。

ザックリ言うと、60年代スウィンギングロンドン当時の空気をそのまま閉じ込めたかの様な、こじゃれた青春映画。主人公はモテない小学校教師のコリン(マイケル・クロフォード)。コリンと同じアパートに住んでいるミュージシャンのトーレン(レイ・ブルックス)は史上最強のモテ男。そんなモテ男に女の子をゲットするコツ(ナック)を教えてくれ!と泣きつくコリンなのであった。コリンは新しくアパートにやってきたトムと一緒にアンティークのベッドを運んでいる途中、田舎から上京したての女の子ナンシー(リタ・トゥシンハム)と知り合う。しかしトーレンがナンシーを誘惑し事態は思わぬ方向へ・・・というあらすじです。巻き戻しを多用した思わずクスっと笑ってしまうドタバタ演出も各所にちりばめられており、ファニーな映画です。

※ここからネタバレします※



まず、トーレンのモテっぷりが凄い。いつも女の子たちが彼に会う為に長蛇の列を作っているんです。狭い廊下と階段を埋め尽くす女子の画で始まるんですが、み〜んな同じ白いニットにコインペンダントをして、ミニを履いたモデル風の女の子たちなんですよ。ここでまず、なんだこの映画!おしゃれだなあ!!とノックアウトされてしまう(タイトルのロゴもおしゃれ)。エキストラでジェーン・バーキン、シャーロット・ランプリング、ジャクリーン・ビセットが出ているそうですが、私は残念ながらジェーン・バーキンしか分かりませんでした。

コリン役のマイケル・クロフォードはいかにもモテなさそうなボンクラ男子ですが、私はこういう人、決して嫌いじゃないですねえ。なんかモテないだけに、付き合ったら優しくてマメな彼氏になりそうじゃあないですか。ハリー・ポッターのロンがこんな感じのメンズになってませんでしたっけ。コリンが「頼むよ〜女の子をゲットするコツを教えてくれよう〜」とトーレンに泣きつく姿は、まるでドラえもんに道具を出してくれと頼むのび太のよう・・・(笑)。その答えが「プロテインを食え。卵、ハム、チーズ」。要は筋肉つけろってこと?

同時進行で田舎からロンドンにやってきた女の子ナンシーの上京物語も進行します。パッツンボブヘアに、オーバーサイズのツイードっぽいコート、ハンチング帽もかぶっててバナルな感じが可愛いです。ひたすら「YWCAはどこ?」と聞いてロンドンの街をうろうろするナンシー。駅のコインロッカーで、こちらを閉めるとあちらが開く、あちらを閉めるとこちらが開くというドリフみたいなベタなギャグシーンがあるのですが、ここでかなりみんな笑っていました。やっぱりチェコ人ってああ見えてベタ好き?

アパートを追い出されてしまった青年トム(ドナル・ドネリー)が、コリンのアパートにやってきて、部屋をすべて白いペンキで塗りたくってしまいます。壁から床、棚まで全部真っ白。これはこれでお洒落だけど、汚れが目立つぞう・・・。しかしこの真っ白い部屋で行われる「ライオンの儀式」は白さのお陰で不思議と説得力が増して見えたような。

「俺がモテないのはベッドが悪いからだ!」と言わんばかりに、ダブるサイズの大きなベッドをピックアップするコリン。恋愛運を好転させる為にベッド周りを変えるってのはSATCでもミランダがやっていたような・・・。コリンとトムとナンシーがこのベッド(キャスター付き)をキャッキャ言いながら自宅まで転がすシーンがいいんですよ。なんか若いリアみつる魂が炸裂!って感じで。若者が家具を自分で家に運ぶというシーンは他の映画でも見たことあるけど、これから新生活が始まるぞとか、お金ないから自分で運ぶぞ、って感じが希望や若さの象徴っぽくなっているシーンが多いような気がしますねえ。それでキャッキャしながらベッドを転がす三人をオールドスクールな方々が「最近の若者は・・・」って苦々しく見てると言う。カーウォッシュに入っちゃって、ベッドが本当は白いことが判明したりするのも楽しいです。


ナック

ドリカム編成で、ベッドを路上で転がしてこそ真のリアみつる!


んで、ベッドを二階へ運ぶんだけど階段が激狭だから入らないと言う・・・。そこへモテ男のトーレンが帰って来て、なんか妙な雰囲気になってしまうんです。常々「女は支配されたいんだよ」と言っていたトーレン、ボンクラなコリンとトムをどかしてナンシーを誘惑しようとするんですね。怯えつつも、トーレンの手練手管にハマりそうなナンシー。トーレンとタンデムしてツーリングに出かけてしまいます。「大変だ、止めなきゃ!」と追いかけるコリンとトム。ここから軽快な音楽に乗せてのスラップスティック演出がまた楽しいです。トゲトゲした柵が股に引っかかって乗り越えられないコリンのシーンでまた場内から笑いが(笑)。

ナンシー、陥落してしまうのか!?と思ったら気絶というクラシックなオチ。わーどうしよう!とオタオタするメンズたち。むくっと起き上がったナンシーが「私犯されたわ!!!」と衝撃の発言。このとき三人の男たちが「えっ?」とコマ撮りで離れてまた戻って来るのが可愛いです。「犯された〜♪」と歌いながら街に飛び出すナンシー(笑)。非常時に「お茶を飲めば落ち着くはず!」ってイングリッシュジョークなのかな(笑)。

また家に戻って来て、すったもんだの末なぜかコリンとナンシーの間にラブなケミストリーが発生してしまうという(笑)。それと入れ替わりにトーレンのモテ神通力が消失してしまい、女の子たちから見向きもされなくなってしまうのだった。どうやらこの時点でコリンはついに「ナック」を習得(前は壊れていてなかなか点灯しなかったランプも、手をかざすだけで明かりが灯るように!)。逆にトーレンの「ナック」は消滅してしまったらしい。

冒頭とは真逆の立場になったコリンとトーレン。コリンはナンシーをゲットしてラブラブに。この1人だけミジメというのがまたいい具合に効いている。手に手を取り合い、夜のテムズ川河畔を歩くコリンとナンシー。しかも夜空に花火が上がっているし、遠くにはビックベンの夜景も見える!夜のロンドンと幸せな恋人たちの後ろ姿をカメラは幻想的に写す。こちらまでちょっと嬉しくなってしまう実に可愛らしいラスト。切手みたいになったエンドクレジットもお洒落〜。

映画が終わると、なんとリチャード・レスター監督ご本人が光臨!!!え〜っ!監督が来てるなんて知らなかった〜!!!と思わず体温が3度くらい上昇してしまう私。観賞後のQ&Aセッションということですよ!残念ながらヘタレな私は質問出来なかったのですが、レスター監督は次の様なことをコメントしておられました(私が理解出来る範囲でピックアップ)。

・ビートルズの映画はコミュニケーションをしなくても分かり合えている4人の映画だが、ナックはコミュニケーション過多だけど分かり合えていない4人の映画である。ビートルズはスターだけど、この4人はアマチュアっぽい。そのアマチュアっぽさが当時の既成概念と対立するユースカルチャーの雰囲気と合っていると思った。

・眉をひそめるオールドスクールな人々の表情は、通りでベッドを転がすシーンを撮ったときにカメラで撮った一般人のもの。撮影自体はカメラをなるべく目立せないように行った。台本にあった「モッズめ!」など若者を憂う台詞に合う表情を後からピックアップして台詞をかぶせた。

・ジョン・レノンは本人がその気になれば俳優としてもやっていける人だと思ったけど、アクティングは彼にとって馬鹿げたものとして映り、興味を引かなかったようである。

・俳優をキャスティングするときはカメラテストはしない。一緒にランチをして俳優の素の雰囲気を見たり、彼らの仕事観や演技観などを聞いてみて決める。よく食べる人かどうかは重要。

Q&Aセッションは司会と通訳の人と一緒に立ったままで(!)行われたレスター監督。見た目はちょっと知的な普通のおじいさんという感じの方でした。帰って調べたら81歳なんですね。いや〜プラハのような小さな街にわざわざお越し下さり、立ったままQ&Aセッションをやって下さるなんて・・・と帰ってからもテンションが収まらないのでした。リアルに「リチャード・レスターがやって来る、ヤア、ヤア、ヤア!」だったな・・・。

『愛人/ラマン』サヨナライツカ、影響されていた?

        



昨年友人Iとベトナム中部のダナンとホイアンに行ったときに、現地のDVD屋で買った一本です。「ベトナムを舞台にした映画っつったら、やっぱラマンっしょ!」という勢いで買い求めたのを覚えています(笑)。

ラマンには思い出がいっぱい。あれは高校生になる直前の春休み。友達の家(親は旅行中)にみんなで集まり、エロ映画の上映会を行ったのです。ラインナップは当時話題の官能映画「氷の微笑」と「ラマン」・・・。今ニヤリとした方は同世代の方とお見受けします。レンタル屋で借りる時も、知っている人や先生に見つからないかドキドキしたのを覚えていますねえ〜。ハード系エロ映画「氷の微笑」を鑑賞した後で、まったり系エロ映画の「ラマン」だったので相当眠くなり、「もうエロシーンだけでいいよ」と早送りしたりしたのを覚えています(なんという罰当たりな行為!)。

あと当時、雑誌オリーブでもラマンのヒロインみたいな、ストンとしたワンピにベルトして男物の帽子を被るというスタイリングが載っていたり、デュラスの小説を読むのが流行ったりしてたような・・・。私も原作本を手に入れましたが、全然エロシーンがないので途中で挫折してしまいました。そうそう、オリーブで今も覚えているのが「セクシーってなに?」という特集(しかしすごいテーマだな)。瀬戸朝香さんが冬の海辺らしき場所でラマンの原作本を読んで涙しているアップの見開きがあったんですよね。ラマンを冬の海辺で読んじゃう美少女のアップから始まる「セクシー特集」が、すごくオリーブっぽいなあ〜とため息をついたものです。

それから月日は経ち私も30代になったわけですが、ベトナムで買ったDVDには18禁のマークが・・・。あれ、15歳の中学生は観てはいけない映画だったのね。知らなかった!デュラスはこの映画の出来に不満だったそうですが、私は悪くないと思いました。所々もうちょっと演出がこうだったらな〜って部分があるにはあるんですが、何と言っても主演の二人、ジェーン・マーチとレオン・カーフェイがいい。

ジェーン・マーチですが、よくこんな新人がいたもんだなあ!と思います。瑞々しい思春期まっただ中の少女で、複雑な心境を表現出来て、脱げてハードなセックスシーンもOKという女優を見つけただけでも凄いと思うのですが。ヒロインは16歳という設定ですが、当時のジェーン・マーチは19歳なのでハードなシーンにも対応可という。この映画を観た後で知ったのですが、彼女にはアジアの血が入っているんですね。だから19歳でもあどけない感じが残っているのかな、とも思いました。アヒルみたいに突き出た唇がセクシーなんだけど、痩せっぽっちな体型に現役少女感があり、おさげ髪と男物の帽子がミスマッチが何とも言えない魅力を引き出している!「う〜む」と唸ってしまう存在感です。ジェーン・マーチはその後、ブルース・ウィリスと官能スリラー「薔薇の素顔」(結構なトンデモ映画だった気が・・・)に出たりして「ああ、こういう路線で行くのね」って思ったけど、その後はあまり活躍していないようですね(細々と出演作はあるようですが)。

レオン・カーフェイの、シュッとしたアジアのイケメンぶりもいい。麻の白い三つ揃えが似合うこと言ったらありません。欧米に出しても恥ずかしくないアジアンイケメンぷりですよ。それに超美尻ではありませんか?あれはレオン本人のではなく、ボディダブルの尻なんでしょうか。15歳当時は男の尻なんてなんとも思わなかったのに、歳を取ってからはそんなところに注目するようになってしまいました・・・。いや、当時はモザイクがかかってて、その辺がよく見えなかった様な気もします・・・。最初はなんつーロリコンで好色な男か!と思いきや、意外と純情だったというキャラクターも良いですよ。

タイトルの「愛人/ラマン」ですが、すっと中国系の男からみた少女のことだと思っていたんですよ。しかし、プチロワイヤル仏語辞典を紐解いてみると、「ラマン」は男性名詞。「男の愛人」という意味なんだそうです(女の愛人は「メトレス」)。すると、少女からみた男のことがタイトルになっているんですね。いや〜知らなかった!一言に「愛人」と言っても、どちらの性かで込められた意味合いが変わって来るタイトルだなあ〜と20年越しに気付くのでした。

昔はただ単に、仏領インドシナで華僑青年の愛人になった仏少女のスキャンダラス性愛告白ものだと思っていたんですが・・・。実に〜切ない話しですねコレは!はじめは若い体とお金の交換で始まった関係なんですが、だんだんと心が通い始めていくんですよ。まあこの辺はもうちょっと時間をかけて丁寧に演出して欲しかった部分ですが・・・。しかし中国青年は別の女性と政略結婚しフランス少女は帰国。もう会うことはないだろうけど、実は彼のことを愛していたのかもしれない・・・と帰路の船上で泣く少女なのだった・・・。しかもそれから数十年後、華僑青年から電話がかかってきて「死ぬまであなたを愛し続けます」と言われるという後日譚付きで(電話を取る後ろ姿はナレーション担当のジャンヌ・モロー?)。「死ぬまで愛し続けます」って・・・。これ、実はものすごい純愛話じゃないですか!やってやって、やりまくってるけど・・・。

ここまで書いて思い出したのが、世紀のクソ映画「サヨナライツカ」。辻さんてラマンに影響されていたんだろうか・・・。フランスに住んでるくらいだし、あるかもしれない。

ラマンは18禁なので、それなりにお床のシーンもあるんですよ(日本版はボカシ入りになるくらい)。しかしメインは過激な性愛ではなく、体と金の交換関係の後に生まれた二人の微妙な感情。特に少女がベトナムを離れるシーンと、船上で兄(若き日のメルヴィル・プポー)が弾くピアノで泣きじゃくるシーンはグッと来ましたねえ・・・。またジェーン・マーチのちょっと出た歯茎とか、泣くときの表情とか、船のへりに立っている佇まいがいいんだよなあ〜。しかしそのシーンが良いだけに、二人の間に恋愛感情が芽生えるシーンはもっと丁寧に掘り下げて欲しかった。

もう一つ、昔は気が付かなかったのが少女の複雑な家庭の事情です(エロばかりに目がいってたから)。少女のお母さんが亡きお父さんの遺産をつぎ込んで買った土地があって、実はそこが海に浸かっちゃう土地で開墾出来ないところだったんですね。で、一家は貧乏のどん底(ローカルのお手伝いさんがいるはいるんだけど)。さらにお母さんは長男しか可愛がらないという人で、結構病んでしまっている感じの人なんです。最初は娘と中国男の関係に激怒したりするんだけど、お金貰えるならドンドンおやりという風に変わってしまう(しかもお母さんは小学校の先生)。経済状態が、人となりを変えてしまうんですよ。切ないですね〜。

中国男の方は父親に少女のことを言いに行くんだけど、大金持ちの娘と政略結婚することになってしまいます(中国語で字幕がなかったから推測だけど)。関係ないけど、お父さんが住んでいるお屋敷がプラナカンぽくてグっと来てしまいました。この映画の舞台は今のホーチミンなんですが、画面からはほとんど湿り気みたいなものは伝わってきませんでしたね。季節にもよるけど、乾期なんてもうすごい湿気で死ぬかと思いましたが。セックスシーンでもあんまり汗かいてなかったし、そういう意味ではリアルなベトナム感はなくて、ヨーロッパ人が憧れるコロニアルな情緒の中のベトナムという感じで描かれていました。

あとヒロインの寄宿学校のレズっぽい友達がどう絡んでくるのかと思っていましたが、途中から出なくなってしまいましたね。ヒロインが学校で孤立してしまうシーンで、友達がどうリアクションするのか入れた方がよかったのではと思いましたが・・・。

まあ色々と言いたい部分もあることはあるけど、エキゾチックで綺麗なインドシナを舞台にした、性愛の果てに気付いた純愛ものとして楽しめましたよ。とにかく主演の二人がとにかくフォトジェニックだし、メコン川に浮かんだオンボロ船の上の出会いのシーン(二人の雰囲気&たたずまい、衣装)だけで5億点に達してしまっているので、まあ良しとしましょう。




ラマン

これだけで5億点!

『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』チャラチャラして観に行ったら大ケガした映画


        



プラハで開催中の国際フィルムフェスティバルで上映されていた一本です。この映画祭、色んな国の新旧映画がなんとたったの89コルナ(@450円!!!)で観られるという、とっても太っ腹で素敵なイベント。プログラムを見て「おっ!ゴズリングの最新作が。それにブラッドリー・クーパーさんも出てる!旬なイケメンが共演、うほっ!」と食いついた訳です。

プログラムの紹介文では、バイクレーサーのゴズリングが家族のために銀行強盗に手を染めて、それを追いかける警官がブラッドリーさんだと書いてありました。うわー、超面白そう〜♪ ゴズリングはまたドライバー役なんだ。「ドライヴ」みたいな映画なのかな〜と、その程度の知識だけを持ってチャラチャラと出かけて行きましたよ。89コルナでイケメン二人の最新作、こりゃオトク☆とね・・・。

しかし・・・そんな私のチャラチャラとした気持ちは木っ端みじんに打ち砕かれました。上映後の気分は、まるで焼肉の帰りみたいに胃が重〜い。なんか胃だけじゃなくてテンションもどんよりするし、ぐったりする。帰りがけに買物でもしようと思っていたけど、そんな気分になれず直帰。劇場を出ると3月も後半だと言うのに雪が降っていました・・・。ハア・・・。とにかく静かな場所で休みたい・・・。

ネガティブなことばかり言ってしまっていますが観客の気分を変えてしまうほどに、よく出来た映画なんですよ。内容もギッチリ詰まってるし3パートに別れているので、まるで3本の映画を一気に観たかの様な満足感・・・。これで450円なんて、コスパが良過ぎて怖い!生涯稀に見るコスパのよい映画鑑賞ではないだろうか・・・。あとから「すみません、やっぱり1800円でした」って集金の人が来たら「やっぱりそうですよね、おかしいなって思ったんですよ」って残りの1,350円を払ってしまいそうですよ。とにかく密度が濃くて、なんともいえない気持ちがいっぱいに広がる映画でしたねえ・・・。ゲップ!(失礼)





※ここからネタバレしますので、まっさらなまま鑑賞したいという方は今すぐブラウザを閉じて下さい※





あらすじですが、先に述べた通りにサーカスのバイクスタントをやっているゴズリングがいて、元カノ(エヴァ・メンデスはリアルでもゴズリングの彼女!この映画で知り合ったらしい)との間に息子が生まれていたことを知るんですよ。「なんで隠してたんだよ!」と言うことで、責任を感じたゴズリングは元カノと息子のためにお金を稼ごうとします。しかし、バイクスタントの仕事だと移動もあるしそんなに稼げない(着ているTシャツもボロッボロだし)。修理工のおじさん(ベン・メンデルソン)のところに住み込みで働くことにします。しかし、この修理工のおじさんが元銀行強盗で「一緒に仕事やるか?」と誘われるんですね。

バイクスタントで培ったドライビングテクニックで、銀行強盗をして犯罪の味を知ってしまうんですよ。大金も手に入って、元カノと息子もハッピー。ヨリが戻ったかの用に見えたけど元カノには新しい彼氏がいて、その彼氏が息子のステップファザーみたいになってしまってるわけです。で、新彼氏と喧嘩(というか傷害事件)したりして刑務所に入るんですが、修理工のおじさんのお陰で釈放。おじさんにもう銀行強盗はやらないと言われ、ゴズリングは1人で強盗をやることにします。しかし協力者がいないので上手く行かずに、警察に追い詰められ死んでしまうのでした。ここまでが第一部、ゴズリング編です(勝手にパート分けしています)。

最初のゴズリング登場シーンから、もう不思議な魔力にかけられたようにグーっと画面に引き込まれてしまいます。ずーっと至近距離から背中だけ写して、メット装着のシーンでゴズリング、キター!ってなるわけなんですよ。ずーっと至近距離で写されている撫肩の後ろ姿が、サソリのスカジャンを着ていた「ドライヴ」を彷佛とさせます。

元カノとのシーンも、「色々あった末に別れた元カノなんだろうな・・・」ってのが一目でわかる。説明台詞一切ナシ!視線の演技だけでわかるんですよね。それを撮影当時、現在進行形の(と決めつけてますが)ゴズリングとエヴァ・メンデスがやるのが、く〜!役者やのう!と舌を巻いてしまうんですよ。ええカメレオンみたいに。しかしアメリカのオナゴはピッチピチのタンクトップ着用時でもノーブラなんだのう・・・。

実はゴズリングの息子を密かに生んでいた元カノ。「俺稼ぐ」と懸命になるゴズリングですが、カタギではなく銀行強盗なのが切ないです(初仕事では、違う部屋に向かいそうになってたし)。バイクで逃げるシーンは、ものすごい迫力。アクション映画ではなく人間ドラマなんだけど、アクションシーンのクオリティが高過ぎ。猛スピードのときの視野狭窄感なんか、他のアクション映画でもあまり見たことないです。まるで自分も並走しているみたい。なんか画面が走り書きした絵みたいに見えました。

家族のための犯罪を犯すし傷害事件も起こしちゃうしで、結局破滅まっしぐらに突き進んでしまったゴズリング。あーあ、死んじゃった・・・。と、ここでゴズリングを撃った警官としてブラッドリーさん登場。事がすべて終わった後の停止状態で、警官の顔をよく見るとブラッドリーさんだったという感じに撮られています。なんと、二人のイケメンは同じ画面で共演しなかったのでした。

ここから第二部、ブラッドリー編。ゴズリングに脚を撃たれて入院したブラッドリーさん。彼にもゴズリングの息子と同じくらいの赤ちゃんがいて、助かってよかったよかったという安堵のシーンから始まります。警察の上司が取り調べにやってきて「どっちが先に撃った?」と聞くんですが、「犯人が先」ということはあえて言わず、上司の言葉に沿うように自分は先に撃っていないとするブラッドリーさん。観客は現場を目撃しているのでブラッドリーさんが先だったということはみんな知っています。ほとんど同時くらいだったけど、ちょっと先だったかなくらいですが・・・。

ブラッドリーさんは世間や職場にヒーローとして迎えられますが、自分の中では少しひっかかったものを感じています。まあ、別に自分が先に撃ったって言っても正当防衛として認められると思うんですが、警官である以上、生きたままの犯人確保がベストなんでしょうね。褒められつつも「う〜ん、俺、みんなが言う程・・・ヒーローって言われる人じゃないんだ・・・よね」と違和感を感じ続けるブラッドリーさんの微妙な演技も良いです。彼の感じている居心地の悪さが、こちらにも伝わって来てこちらも「ああなあ・・・」とやりきれない気分にさせられます。

ブラッドレーさんの先輩がレイ・リオッタ(レクター博士に脳みそ食べられた人ですね)なんですが、こいつが悪い奴なんだ!もう、オープニングクレジットで”レイ・リオッタ”って出ただけで「どうせ、なんか悪さするんでしょ?」と思うくらい(笑)。オフィシャルな捜査じゃないのにエヴァ・メンデスの家にガサ入れしてゴズリングが強盗したお金を探し、仲間内で山分けするという悪徳警官っぷり。ここでゴスリングの残された息子を抱っこすることになったブラッドレーさん。不思議な運命の邂逅シーンである。「こんなお金・・・」と良心の呵責を感じたブラッドレーさんは個人的にエヴァ・メンデスにお金を返そうとするんだけど、受け取ってもらえず。思い切って上司に山分けの件を打ち明けることに。

上司にはスルーされてしまいますが、先輩レイ・リオッタが「お前、上にチクっただろ・・・」とストーカーしてくるんですよ。怖いな、怖いな〜!(稲川淳二風)人里離れた場所に行って話そうとか、マジ怖い!山の中に埋められる!思わずガンを握ってしまうブラッドリーさんの気持ち、ちょっとわかる・・・。ということで、バック急発進で正解でした。キレてるやつからは逃げるに限る!その後、証拠固めをして先輩と仲間を告発。ブラッドリーさん偉い!相当悩んだみたいだけど、もう発砲のちっぽけな嘘なんて過去のことですよ・・・と言ってあげたくなります。

そして時は流れて15年後、二人の息子編です。ブラッドリーさんのお父さんのお葬式から始まります。てっきりブラッドリーさんが亡くなったのかと思ったら、生きてました。赤ちゃんだった息子AJ(エモリー・コーエン)もふてぶてしいティーンネイジャーに成長しています。ブラッドリーさんは奥さんと離婚しており、AJを新しい学校に転校させることになりました。新しい学校でAJが友達になったのは、どことなく暗い目をした金髪の少年ジェイソン(デイン・デハーン。17歳役だけど26歳なんだって!すごい童顔だ)。あれ〜この子はもしかして・・・?私気付いちゃったんですよ!(稲川淳二風)この子が成長したゴスリングとエヴァ・メンデスの息子なんですね。

ああ、親世代は色々あったけど息子同士は友達になって終わるんだなあ〜・・・と思いきや、ここからがまた結構長い!第三部は息子同士が友達になってすぐ終わると思ったけど、このパートが一番色んなことが起きてる様な気が!つるんでドラッグをやるようになった息子二人。警察にパクられるも、AJは警察OBで議員になっているブラッドリーさんのお陰ですぐ釈放。ジェイソンは少年院送りに。少年院から出て来て、またすぐにつるみ始める二人。ジェイソンのお母さんであるエヴァ・メンデスは彼氏と結婚しており、娘がいるという設定。エヴァ・メンデスの生活に疲れ切った老け感がすごいです。髪の毛ぐちゃぐちゃで、100均みたいなバレッタってのがポイントなんだな。

「俺の父ちゃんのこと教えてくれよ!」と母に詰め寄るジェイソン。結局、養父が本当のお父さんの名前を教え、ググって事件のことを知ってしまうジェイソンなのだった。ゴスリングが死ぬ間際に電話で「俺のことは息子に言わないでくれ」的なことを言っていたので、親パートは現在よりも少し昔、ネットがない時代くらいのことなのかな?たぶん。父を撃った警官の顔と名前も知ってしまうジェイソン。そしてまた偶然にAJのお父さんがあの警官だと知ってしまうんですね。ここから暴走し始めるジェイソン。AJは甘やかされて育ってしまったバカボンっぽいんだけど、ジェイソンのグレ方はもっと本質的で純文学っぽい。西村賢太風なのである。

ジェイソンは凶行に走ってしまうのか・・・?!このまま親父の世代からの負の連鎖が続いて行くのか・・・?!と非常にヘビーな気分での見守りになりますが、最悪の自体は免れホッ・・・。ラスト、ジェイソンは盗んだバイクで走り出すのだった・・・(注:ちゃんとお金は払っていました)。嫌なことばかりあった田舎に何もかも捨てて、1人でどこかへ旅立って行くという「ゴーストワールド」的ソリューションですね。まあ、希望があるっちゃある終わり方でよかったよ、本当に・・・。

観賞後のテンションは前に述べた通りです。もうお腹いっぱいで、動くのもやっと!2時間座っていただけで、15年分の歳を取った気分である。そういえば、この映画オスカーにかすったりしてたのかな?アメリカ公開は今年みたいだから、来年の賞レースに絡んでくるのかしら??みんな熱演だったから、取り立ててどの俳優が突出しているとも言い難いので監督賞か作品賞か脚本賞にノミネートされるのでは?と思うのですが・・・。

しかし、家に帰って来てから色々調べた訳ですよ。親子二代に渡る長い話しだから原作小説とかあるの?と思ったら、監督/脚本は・・・あの”鬼畜の所行なり”でおなじみ「ブルーバレンタイン」のデレク・シアンフランス監督によるものでした。もう納得ですよ。観た後に、生気を吸い取られた感じになるのが似てる!!!(本作の方がずっとシリアスですが)ゴズリングはブルーバレンタインに続いての主役起用なんだ〜。ところでシアンフランス監督、目が鼻の方に寄っていて奥目ってところがなんとなくゴズリングと似ていませんか?

日本公開は5月だそうです。出来れば次の日仕事がある日曜日ではなく、土曜日に観るのがおすすめかな・・・なにせグッタリするのでね。そのあとで出来れば飲み/デザートに行くことをおすすめします。

『危険なメソッド』精神分析はエロい!

  
       


ずっと観たかったこの映画、ようやっと鑑賞!去年の日本帰省時に観に行こうと思っていたんだけど、なんだかんだで行けず。「やっと観れたね」である・・・。この3ショットを見ただけでも、ちょっとテンションが上がってきます。

精神分析って・・・なんかエロいんですよ!女性患者「先生、こんな夢を見たんですが」医者「ああ、それは男根の象徴ですね。性的欲求が満たされないときに見る夢です」って、な〜んでもセクシャルなものに変換されてしまうような気がして。この精神分析=なんかエロいっていう公式がフロイト先生のせい!高校生の頃、少しかじって「面白いなあ!」って思ったけど、確かになんでもエロになっちゃうから中高生が大喜びそうな感じがします・・・。

精神分析の黎明期に活躍したフロイト(ヴィゴ・モーテンセン)とその弟子ユング(マイケル・ファスベンダー)、そしてその二人と関わった精神病患者のザビーナ(キーラ・ナイトレイ)のお話です。まずキャスティングがいいですね!どの人物も「おっ!」と思うステキなキャスティング。容姿端麗だし演技も実力派というお方を揃えていますよ。だからポスターの3ショットを見てもテンションが上がってしまうんですな。

まあ何と言ってもユングを演じたファスベンさんがいい。またファスベンさんのことが好きになりました(相変わらずベタな白人好きって言われそうですが)。8:2でカッチリわけた髪型も、おじいさんのような眼鏡もヒゲも・・・すっごく似合っていて、なんだか逆にすべてエロいです!役柄ともちょっとかぶるけど、ストイックな外見から抑圧されたエロスみたいなもんが滲み出ていてたまりません。いつもパリっと糊が利いたシャツを着ているのもええわ〜。あんな渋くてかっこええお医者様に個室で、後方からプライベートな質問とかされたら、もう大変ですよ。ファスベンさんのせいで、ユング本人のことも好きになってエロい目線で見てしまいそうでさえある。ちょっと落ち着け、自分。

フロイトはヴィゴですよ。ちょっと老け役だけど、目力ある〜。このヴィゴとファスベンさんが20世紀初頭のウィーンの、幾何学的に刈り込んだ芝生がある庭園などを散歩しながら精神医学のことを語り合うってだけで、なんか萌えてしまいます(まあ例によって難しい英語は全然分からないんだけど・・・)。本来この話はドイツ語で行われていたってところがまたね・・・ドイツ語萌えに対するアンテナも自分の中にあったんだなあと、まあ色々気付く訳です。そういやウィーンのカフェで二人がお茶するシーンがあるんです(ユングたんがザッハトルテを食べていた。萌え)あのカフェどこなんだろう、行ってみた〜い。

ザビーナ役のキーラが、なんといってもハマってる!ヒステリーで顔がぐにゃ〜っと変形してるわけなんですが、鼻から下がチンパンジーやウータンみたいに伸び縮みするんですよ。この演技、すごい。ザビーナは叩かれて快感を感じる性癖を、幼い頃に植え付けられてしまった女性。実は彼女とっても頭がいいのです。ユングの奥さんが受けた心理テストみたいなのに同席して、彼女の深層心理を言い当ててしまったり(これが後の伏線になってたな・・・)、難しい精神分析のトピックをユングと対等に議論できたりして、狂ってるところもあるけど本質的に知性があるという魅力的なキャラクターだと思いました。研究対象でもあるけどインスピレーションを喚起してくれる美しい女性。そりゃユングも好きになっちゃうよな〜って思うわけです。

そもそもユングには奥さん(サラ・ガトン)がいるんですよ。この奥さんも西洋絵画から抜け出して来たみたいなすごく綺麗な人なんですが、狂っててかつ頭のいいザビーナと比べると、ユングの子供を産むくらいしか出来ないという感じの女性として描かれているような気がしましたねえ・・・(実際はユングの奥さんも精神分析の本を書いたりしているみたいです)。奥さんが名家の出なので色々とユングもサポートしてもらってるみたいですが(小型クルーザーをもらったりしてたな)、本妻は本妻で絶対キープしておきたいし、ザビーナにも惹かれるという悩ましい状態(贅沢な悩みだが)。

そんな悩めるユングの前に現れたオットー・グロス(ヴァンサン・カッセル)。突然現れて「お前何悩んでるんだよ、自分の欲望に正直になればいいじゃん!快楽主義、ゴーゴー!」とユングをけしかけるだけの役でしたが(笑)。そういえばヴァンサンとヴィゴは「イースタン・プロミス」でも共演して、ゲイっぽい関係のキャラを演じていたなあ・・・。ヴィゴもヴァンサンも、きっとクローネンバーグ監督が好きなタイプの顔なのだろうな。

そんなオットーにそそのかされたユング、ついにザビーナと一線を超えてしまうのですが。結局しょうがない男だなあ・・・とも思いますが、そもそも精神分析という世界自体がエロなしでは成立しない学問みたいなもんなので、これもフィールドワークの一部みたいなもん?もうこうなるしかなかった?とも思いますねえ・・・。むーう、しかしなあ・・・ユングがザビーナと一線を超える前にもう少し、ジラし描写みたいなものを入れて欲しかったなあ・・・。「彼女は患者なんだ!ダメダメ!」と葛藤するユングたんとか、考えるだけで萌え〜じゃあないですか。

しかしキーラは本当に胸がない!いや、キャラクター的にも豊満な女性ってのはイメージが違うんじゃないかと思うのでいいんですが、もはや貧乳を隠す気さえこれっぽっちもないらしいのがすごい。ユングからプレイで叩かれてるときも乳首が出てるし、叩かれ終わった後も下着を着ているというのに片方の乳首が半分出てるし(微妙に気になるのだった)。濡れ場、濡れ場って言う割にベッドシーンで乳首一つ見せない女優はキーラの爪のあかでも煎じて飲むと良い!と思うのだった。最初、映画の企画が持ち上がったときはザビーナ役にジュリア・ロバーツが考えられていたようだけど、キーラで正解だと思う。オスカーは残念ながらノミネートされてなかったみたいだけど、狂う演技以外のところ、例えばオペラについて熱く語ったりするところとか、実に安定感のあるお芝居で良いと思いましたよ。

しかし、精神医学の黎明期を支えた人々にこんな人間ドラマがあったなんて、事実は小説よりも奇なりとはよく言ったものである。またザビーナに興味を持ったので、彼女の関連本を読んでみようと思うのでした。



『レベッカ』思ったより普通だったので、妄想キャスティングなど

          



友人Iから譲り受けたDVD第六弾は、ヒッチコックの「レベッカ」です。ある日のこと。その日は散々な日でした。まずこちらで作った銀行口座のPINコードが初回からなぜかアクセプトされない。銀行のサポート的なところに電話をしたところ、支店に行けということで、支店に行ったのですがお昼休みで閉まっている・・・。あ り 得 な い。

交代で昼食を取って、営業を止めないようにするというソリューションはこの国にはないらしい。小さなブティックとかなら「ランチ休憩中です」って張り紙よく見るけど、銀行だぜ?!気絶しそうになりましたが、こんなことで気絶していたのでは海外生活やっていけないわ・・・!と気を確かに持ち、家に帰ることにしました。自宅で洗濯機を回し「そろそろ出来たかな」と見てみると、なぜか脱水が出来ておらず微妙な異臭を放つ濡れた洗濯物たちがグッタリと洗濯機の中で私を待っていました。ひとつひとつ搾って、干してやっと洗濯完了(空気が乾燥しているせいか、乾いたら微妙な異臭は消えていました。ホッ)。

もう今日は振り回されてばっかり!さて、ネットで「5時に夢中!」でも見て癒されよう・・・と思ったら途中でネットが途切れる。妙〜に変だな〜。PCを再起動してみたり、ルーターの電源を落としてまたつけてみたりするけど、一向につながらないまま。夫が帰宅し、彼の携帯でプロバイダーの情報を見てみると、私達が住んでいる区域だけ一時的な障害が発生しているということらしい・・・。もう夜だし、これは明日の朝まで直らないな・・・と、DVDを観ることにしました。

前置きが長くなったけど「レベッカ」です。なんか古そうな映画だな〜と思ったら、なんと40年の作品。73年前の映画ですよ。最近観た中では一番古いかなあ・・・。

お金持ちのアメリカ婦人の付き人として、南フランスにやってきたヒロインの「わたし」(ジョーン・フォンテイン)。なんとヒロインは最後まで名無しのままです。一方タイトルにもなっているレベッカという女性は映画の中には出てきません。この対比がすこし不気味なんですね〜(淀川風)。ヒロインは滞在先の高級ホテルでイギリス人富豪マキシム(ローレンス・オリヴィエ)と出会い、なんと彼の後妻に入ることに。

マンダレイ(同名の地がミャンマーにもある)という執事や召使いが何十人もいる大きな大きなお屋敷で、新婚生活をスタートさせたヒロインですが、どうも女中頭のダンバース夫人(ジュディス・アンダーソン)とは馴染めず・・・。それに屋敷の中や近くのボートハウスには海難事故で亡くなった前妻レベッカに関する何か忌まわしい秘密が隠されているようで・・・という「これは何かある、何かあるぞ〜!」という不気味な舞台設定です。

私が想像したのは、奥さんを殺しては地下牢にコレクションしておく「青ひげ」みたいな話ですが、全然違うストーリーでした。ヒロインがお屋敷にやって来て、ビクビクしながらお部屋を探検中、気が付いたらダンバース夫人が側に立ってるみたいなシーンはさすがに怖いです。ダンバース夫人は岩下志麻に似ている冷たくて抑揚のきいた感じの中年女性。広い屋敷とはいえこんな冷徹で怖い人がいるのは嫌ですね〜。しかしこの映画における不気味さのピークはここから、レベッカの死について謎がとけるまで。そこから更にヒロイン夫婦に破滅的展開が待ち受けてるのかと思っていたので、「ああ結局これだけか・・・」という感じでした。ヒッチコック、スリラーの神様って言われてるけど、そんなにたいしたことないじゃん!と思ってしまいましたが、まあこれは代表作ではないので仕方がないか?

しかし長いんだ!130分の長尺で、昔の映画特有のマッタリ感もあって眠くなってしまいましたよ。この映画で一番小憎らしいキャラクターは、前妻レベッカのいとこの男ファヴェル(ジョージ・サンダース)でした。レベッカっていとことそういう関係だったの?!って思いましたが、昔はよくある話だったんでしょうかね。もしレベッカをリメークするとしたら、ファヴェル役は「レボリューショナリー・ロード」でキャシー・ベイツの息子役をやったマイケル・シャノンが適役じゃあないか、とふと思ったりしました。そうするとヒロインはケイト・ウィンスレットで、マキシムはレイフ・ファインズ、ダンバース夫人は藤村志保さんでどうでしょう(日本人だけど)。イギリス人だとシャーロット・ランプリング様かしら?と、妄想キャスティングが止まりません。

ダジャレで単語暗記4(チェコ語、フランス語)


チェコ語教室に通い始めて約3ヶ月。だんだんと難しくなってきました・・・。簡単な挨拶、形容詞の男性/女性/中性の活用、ある程度型が決まったフレーズ、数字・・・などやってきましたが、初級の最初の難関(私が勝手に決めた)である動詞の活用が出て来てしまいました。本当に頭が痛いです。

フランス語の動詞活用も気絶しそうになりながら、何度も書いて覚えた記憶がありますが、あのとき私は若かった・・・。今はそんな情熱もやる気もありません。だいたいどうしてこんなマイナー言語を勉強してるんだ?私(※チェコに住んでるからです)。

しかし、やるしかないのです。よくドラマの中でキャリアウーマンが「男は裏切るけど、仕事は裏切らない」と言ったりするでは ないですか。しかし私の経験から思うことなのですが、時として仕事も裏切るんですよ(特に大きな会社で働いてたりする場合は)。自分の能力や職責とは及ばない範囲で起きたこと、例えば上層部社内政治の結果とかトップダウンで下りて来たものによって、どんなに頑張っていても「裏切られた!」と思うことだってあるんです。まあ仕事というより「会社」に裏切られるということなのかもしれないけど、お勤めしている人にとっては仕事と会社はほぼ=の存在ということで・・・。

しかし遅まきながら私、気付いちゃったんですよ(稲川淳二風)、勉強は裏切らないということに!語学にしろ資格試験にしろキャリアアップのためにしろ、自分のためにやる勉強は一生懸命やればやるほど実り多きものとなって自分に帰って来るし、自分のさじ加減しかない世界だから、思もよらぬところで他人に裏切られることもないじゃないか・・・ということに最近気が付きました。これがリアル成果主義!だから頑張ろうじゃないか・・・!と挫折しそうな自分への励ましなのでした・・・。偉そうにサーセン。

※原語は面倒くさいので併記しません。
※語の和訳は基本的な意味に限定しています。
※活用があるものに関しては原形を基本としています。
※この勉強法の利用により生じた失笑等の損害には、一切応じかねますのでご了承下さい。


<チェコ語編>



同じホテルにステイニー(ステイね)」
ステイニー・・・同じ
海外旅行中の北斗晶一家をストーカーする岡本夏生をイメージ。

「『小さな魔女ジニー』のDVDあったよ」「違う、これじゃない」
ジニー・・・違う
そういうタイトルの海外ドラマがあるようですが、未見です。

違うイエニー(家に)住むことになりました」
イエニー・・・違う
いわゆる別居である。

「あのトブーイ(飛ぶ家)は君の?」
トブーイ・・・君の
かなりあり得ないシチュエーションだけど、許して下さい。

「このバーシュ(バッシュ)はあなたのものですか?」
バーシュ・・・あなたの
若かりし頃はコンバースのハイカットなどを履いていたものである。チェコ語ではフランス語と同じく親密度によって「きみ」「あなた」を使い分ける。無論活用も違うので大変だ。

イェイー彼女のアドレスゲットだぜ!」
イェイー・・・彼女の
「彼の」は、イェホ。

は寒いからジムニー(ジムに)行こう」
ジムニー・・・冬
しかし、真冬の朝でもジョギングをしている人がプラハにはいっぱいいます。

ズリーな、この意地悪!」
ズリー・・・意地悪
日本語とチェコ語の奇跡のコラボ、再び。

「太陽が、スルンと消えた、ツェ(ちぇ)!」
スルンツェ・・・太陽
と言いたくなってしまう程、冬の間の太陽は貴重だ。

「言うことを聞かないこの女の子ホルカー(放るか)?」
ホルカー・・・女の子
暖かいという形容詞もホルカーと言うらしい(発音は微妙に違うらしいが)。 ホットなオナゴは、ホルカーホルカーになる。

「この男の子クルックって鳴いてまるで鳩みたい」
クルック・・・男の子
子供を持つなら男の子がいいと最近思います。男の子の方が可愛くないですか?

オブホッドっていうなんだよ」「変な名前だな」
オブホッド・・・店
もうシャレでさえないけど、すべては暗記の為。許して下さい。

マグカップの中のコーヒーがヘルネッ(減るね)ク~(く~)ッ!」
ヘルネック・・・マグカップ
飲んでないのにコーヒーが減って行く不思議なマグカップなのだろう。

早くリフレに行こうよ」
リフレ・・・早く
日本にあるリフレと言う名前のマッサージチェーンに、早く行きたいというシチュエーションを想定。

「このブフ・ブルギニョン、レベル!」
ブフ・・・神
無宗教の人が多いチェコだが、「オーマイゴッド」に相当する表現で「イェジシマリア」というのがある。イエスとマリアの名を叫ぶことで、驚き等の気持ちを表現しているのが面白い。

プラーヴォ(ブラボー)!と右手を上げる」
プラーヴォ・・・右
右はヴレヴォ。プラーヴォ(右)という名前の新聞があるが、保守層が読む新聞なのだそうだ。日本ではそんなストレートなネーミングちょっとないなあ。


誕生日ナロ、ゼニニー(なろう、銭に)」
ナロゼニニー・ ・・誕生日
意味不明ですが、誕生日は周りの人にお金をかけてもらえるという日ということで。

プジェスニー(プレスリー)は時間を守る男だったそうだ」
プジェスニー・・・時間に正確な
ロックスターだけど時間厳守なプレスリーをイメージしてみた。

お義母さんも、もうトヒニェ(歳ね)」
トヒニェ・・・義理の母
クヒニェ(台所)と区別するのが難しい義理の母。義理の父はトゥハーン。

「ここにジーット(じっと)住んでいます」
ジーット・・・住む
プラハの街にはゴーレムという妖怪が住んでいるという伝説がある。


「鼻をにしたらナホル(治る)」
ナホル・・・上
鼻血が出た時の対処法をイメージ。

ドレを向いてごらん」
ドレ ・・・下
それでも鼻血が止まらないときは、下を向いてどんどん出した方が良い(かも)。

「遠くから来た、この子はダレ?(誰、子)」
ダレコ・・・遠く
近いはポブリーシュ。

水曜日に来る人はシュトレーダ(ストレートだ)」
シュトレーダ・・・水曜日
ゲイばかり来るお店だが、水曜日はストレートの人が多いというシチュエーションをイメージ。

木曜日チトブルッテク(ちと、ぶるってく→ちょっと寒くなる)」
チトブルテック・・・木曜日
予報によると、ちょっと寒くなる木曜日。チェコ語の曜日で、水木の発音の難しさは異常である。


<フランス語編>

「こんなコートを着るなんて、彼はパーデュッスー(パーです)」
パーデュッスー・・・(男性用)オーバーコート
コート全般は「マント」というけど、あえて男性用と言いたければこっちみたい。

編み物トリコなの!」
トリコ・・・編み物
トリコ・コムデギャルソンというブランドがあるけど、そういうことだったのか。直訳すると「編み物・男の子のように」

ラテを飲んでいたら、電車に乗り損ねた
ラテ・・・乗り損ねる、失敗する
英語でいうところの「アイミスザトレイン」ですね。

サーンス(算数)を勉強する意味がわからな い」
サーンス・・・意味、感覚
小学生時代の私の叫び。とにかく計算が苦手だった。それに比べたらまだ動詞活用の方が簡単かも?

Ira Mimosaのシャンソンコンサートに行ってきました

IraMimosa.jpg

Ira Mimosaのアルバム La lumière
写真がIENAのカタログっぽい!

先日、2区にある小さなライブハウス兼カフェRybanarubyで行われたシャンソンのコンサートに行ってきました。誘ってくれたのは、こちらでお友達になったノワちゃん(仮名)という日本人の女の子。私がフランスの音楽が好きだと言っていたのを覚えてくれていて、彼女の好きなアーチストのミニライブに声をかけてくれたのです。ノワちゃん夫妻、数カ国語を解するプラハ先輩も一緒に出かけてきました。

そのアーチストとは、Ira Mimosa (イラ・ミモザ)というチェコ人女性。シンガーソングライターのようで、歌詞は殆どがフランス語の美しいシャンソンです。ノワちゃんは彼女のファンで、もうライブは3回目。ある日、偶然に彼女のライブのポスターを見かけて「好きな音楽かも」と仕事の後にライブに駆けつけたところ、大好きになったのだそう。

ネットで検索して曲を視聴したところ・・・「こ、これは・・・!」と、私もすぐにIra Mimosaの世界が大好きになりました。真夏の白昼夢のように果無い旋律に乗せて、イラさんが囁くようなフランス語で語りかけて来るフラジールな世界と言ったら良いのでしょうか。♪こちらからデモが聴けます♪

さてライブですが、アフリカのお面や楽器がディスプレイされたワールドミュージック好きの趣味人の部屋・・・といった感じのカフェと併設された、小さなスペースで行われました(入場料を払うときに「何飲みますか?」って言われてワインを頼み、おおワンドリンク付きかーって思ったけど、他の人はお金を払っていた・・・どうやらお店の人が忘れていて私だけオンハウスになってしまったようだ。ラッキー☆)。カフェで飼っていると思われる犬2匹と猫2匹もステージと客席を行き来するアットホームなライブで、私は猫をヒザの上に乗せての鑑賞。シャンソン生歌と、猫とワイン、最高じゃないですか?!

イラさん(ボーカル、ギター)ともう一人のギターだけのアコースティックなライブで、もうすっかりフラジールな世界に魅了されてしまいました(MCはチェコ語なので、時折プラハ先輩から同時通訳入り)。非常にシンプルなフランス語なんだけど、ネイティブじゃないからこそ表現出来るイノセンスみたいなものを感じました。同じくフランス語に魅了されている者として勝手にシンパシーを感じる私。

作風から、ガーリーな乙女って感じの人なんだろうなって思ってたけど、実際のイラさんは非常にサバけたチェコ人のオネーサン。普段の声は低くて、男前な感じの印象を持ちました。ギャップ萌え要素も持っているイラさんなのだった。衣装はペールピンクの変形ニットに、グレーのスキニーを履き、白いショートブーツにインしていて可愛かったなあ。色白の人はパウダーっぽい色味が似合うなあ。


IraMimosa3.jpg

CDを買って、サインをしてもらいました。

ヘッタクソなフランス語で「ジュ、ジュブゼーム(す、好きです)」と伝えてしまったので、イラさんにキモがられていないか心配ですが・・・(照)。

ライブがはねた後はノワちゃん夫妻とプラハ先輩、ノワちゃんのお友達カップルとホスポダに流れて乾杯!私は初めて本場のウトペネッツ(ソーセージと野菜の漬け物。ガイドブックにも載っている超鉄板ツマミ)を食し舌鼓を打ったのでした。ビールはギネスの黒(チェコビールじゃないけど)。ビール最高!つまみもウマい!イエー!とひとときのリアみつるタイムなのでした(その後、調子に乗り終電を逃し寝ていた夫に迎えに来てもらったのだった)。

『アルゴ』ヌボーッとしたベンは、あれでなかなかのテクニシャン

        


週末、夫と映画に行こうと言うことになり私が提案したのは「OZ Great&Powerful」と「ヘンゼル&グレーテル」でしたが両方とも彼の触手に引っかからず、「アルゴ」に行くことになりました。オスカーもらったみたいだけど、あんまり興味ないのよね・・・とテンション低め。

シネコンで切符を買ってビックリ。なんと175コルナですよ!(約875円)高!だって、名画座では110コルナだったのに・・・(約550円)。「アルゴ」の日本公開は去年の11月だから、プラハではもうやってないかと思ったけど、土曜日の夜の回、なんとほぼ満員の入りでした。客層は20〜40代くらいの働き盛り世代の人が多かったです。

いや〜、面白かった!ベン・アフレックってデアデビルの人でしょ?なんか自分でも映画撮ってるみたいだけど、たいして面白くないんでしょ?と勝手に思ってたけど・・・ベン・アフレック、ナーメテーター!本当にごめんなさいという感じです・・・。

※ここからネタバレします。


前半はそんなに面白くないんですよ。そもそも中東情勢ってよくわかんなーい、アメリカとイランって仲悪いの?てか、なんでイラン人あんなに怒ってるの?とボケーっと画面を見つめる私。そうこうしているうちに、アメリカ大使館は暴徒化した市民に占拠され、危険を察知した数人の大使館員たちは裏口から逃げるのだった。

そしてヌボーっとしたベン・アフレックが登場(CIAらしい)。髪もうっとおしい長さになってるし、ヒゲも伸びてるし、なんだか近づくと髪やヒゲからオッサンのニオイがプーンとしそうなキャラである。友人Iもベン・アフレックのことをボンクラ男子と形容していたけど、CIAにもいるんですねえこういう人・・・という感じだ。そんな彼が叩き起こされ、緊急ミーティングに。会議室は全員オッサンもしくはおじいさんで、ほとんど全員タバコ吸ってるのが70年代って感じがするなあ。

人質救出のアイディアを練るベン。別居中の息子に電話をすると「猿の惑星」を観ていると言う。チャンネルを変えるベン。荒涼とした砂漠を行くコーネリアスが映る。画面を見ていた彼の瞳孔が開き、「これだ・・・」と閃くのだった。いや〜事実は小説より奇なり。「SF映画をでっちあげよう」と会議でプレゼンするも「マジかよ・・・」とみんなの反応は芳しくない(当たり前だが)。

実際のハリウッドのプロデューサーに会ってフェイクムービー作りの教示を請うベン。アラン・アーキンがいかにも映画業界にいそうな老プロデューサーを好演している。「リトル・ミス・サンシャイン」や「サンシャイン・クリーニング」でもおなじみ、一癖ある好々爺を演じさせたら右に出るものはいない、それがアラン・アーキンのおじいちゃんだ。メイクアップ・アーチストは「フリントストーン」のお父さん、ジョン・グットマン。なんか体型だけ見てるともうすぐ死ぬんじゃないかと思ってしまうほど太っている。

彼らの助けを借りて「アルゴ」というSFアクション映画をでっちあげることになり、イランへ飛ぶベン。この映画中常にベンのテンションは低い。というより曇天模様のようにドンヨ〜リしている(こちらもつられて眠たくなってしまう)。空港から別居中の妻に電話をかけるも、誰も出ないので、息子宛にハガキを書くベン。もしかすると、生きて帰ってこられないかもしれない・・・という思いが滲むシーンだ。

そしてイラン到着。逃げ出した大使館員たちはカナダ大使館に潜伏していたので、彼らと接触し作戦をドンヨリと説明するベン。「フェイクムービー?そんなん、上手くいくわけなくね・・・?」と彼らの好感触が得られるはずもなく。信用を得る為に、自分の個人情報を先に明かしてなんとか協力を請うのだった。それぞれの大使館員にそれぞれの架空のカナダ人映画製作スタッフのキャラクターがふられているので、とにかくその人物の情報をインプットしてなり切れば良いんですよ。簡単っちゃ簡単だけど、もしバレたら即死という失敗したときの損害がデカすぎる作戦なので、まさに綱渡り・・・。

成功するのかな〜、ダメなのかな〜、いや成功させるしかないんだな〜、と作戦決行の日まで鬱々とした状態が続きます(しかも大使館のイラン人お手伝いさんは彼らが何者か気付いているよう!)。飛行機に乗る前に予行演習的なロケハンをすることになり、みんなそれぞれのキャラに扮してバザールなどを回ることに。しかし、みんな表情がカタイ!!!もっと笑って、カナディアンジョークでも飛ばさないと!と見ているこちらがヤキモキしてしまう。しかも、プロデューサー役のなんか襟グワッシ!のシャツにスーツ(たしか頭にサングラスのせ)で、キャメラマンがフィッシングベストって、なんか衣装がコントみたいだぞっ!まあ70年代という時代を鑑みると普通の衣装なのかもしれないが・・・。

案の定、バザールでローカルのおじいさんを怒らせてしまい、騒ぎを起こしてしまう一行なのだった。おすぎさんも言ってたけど、意味の分からない言葉の怒号って本当に怖いですね。そんな中、イラン側から写真を撮られてしまう一行。大使館が襲撃される前に資料を燃やしたりシュレッダーかけたりしてたけど、イラン側は子供にシュレッダーの紙を修復させていたのだった!今のシュレッダーは紙吹雪みたいに粉々になっちゃうけど昔のシュレッダーはラーメンみたいに紙を縦長に切るだけなので、修復しようと思えば修復出来てしまうのだ。ここは地味に嫌な感じがしたなあ〜(子供はパズル気分なのがまたね・・・)。

ヤバいよヤバいよ・・・と不穏な空気のまま、ついに作戦決行の日がやって来る。しかしアメリカの上司から電話があり「やっぱりこの作戦ストップ!」的なことを言われてしまう。ええ〜、今更!あんなに頑張ったのに!しかしベンは「うちらは彼らに対して責任があるので」と作戦を決行。ちょ、ちょ、決行はいいけど、本部とのダンドリとかまだ大丈夫なの?まだ生きてるの?これをきっかけに退屈で長かった前半はここで終わり、ギアチェンジ!映画の加速度が一気に上がって行く。アメリカの上司、クソッ!と電話を投げるが一刻を争うため、バックオフィスもフル稼働で頑張るのだ。パソコンもメールもない時代だから、大きなテレックスから電文が吐き出されるのを待つしかないという制約も効いてるね〜。

チェックインカウンターにて、飛行機のチケット・・・取れて、ない!(途中で作戦ストップになったからキャンセルされたぽい)この間、CIAのバックオフィス猛稼働中。もう一回チェックしたら、取れて、た!フウーッ!ベタベタだけど、心をワシヅカミにされてしまう。このベタ演出はこの後ものすごい「かぶせ」を見せてくるが、もう心を掴まれてしまった観客としては翻弄される他ない。ベンのベタ演出の虜となり、結果が分かっているにもかかわらず「あぁっ!」とか「いやーっ!」とか言って、サッカー日本代表のゴール前で展開される相手側シュートの瞬間のように息をのんで身をよじらせるしかないのである。

パスポートコントロールでお約束のように引っかかり、それを抜けた後も搭乗口で革命軍的なイラン人から別室送りにされる(やっぱり・・・)。その間にも子供たちによる個人特定シュレッダー修復作業は続いているのだ。早く!早く〜っ!しかし中東の人は目がギョロっとしていて濃い顔なので、怖いな、怖いな〜。迫り来る離陸時間。「映画の撮影です!ホラ、これ絵コンテ、見てっ!」と作戦に反対していた大使館員(語学堪能)が、現地語で説明を始める。おお!よくやった!と思ったが、現地語ペラペラのカナダ人って、どう考えてもおかしくね・・・?という思いが胸をよぎる。が、イラン人は「フーン、結構面白そうじゃん!」とノリノリ。ああ、ここはツッコミなし、スルーでいいのね・・・と胸を撫で下ろす。観客のツッコミを、このようにかわすところも実はさりげに凄いと思う。出来が悪い映画だと、いつまでもツッコミがノドに引っかかった魚の小骨のように残ってしまうからだ。面白い映画はツッコミさえも飲み込んで、観客を味方にしてしまう力があるのだなあ〜と思う。

そして裏を取る為に、名刺にあったプロダクションに電話をかけるイラン人(てか英語流暢じゃねえか!)。ここで、誰も電話にでんわー!!!なんか超チープなどうっでもいいアクション映画の撮影に邪魔されてアラン・アーキンとジョン・グットマンが電話にでられないのである。そんな〜!!!ともう椅子からズッコケそうになる私。「もうこんなクソ映画の撮影の邪魔になっても知らんわ!」と画面を横切るアラン・アーキンおじいちゃん。早く、早くう〜ッ!もうギリッギリのところで電話に出たー!!!!ほお〜っと椅子に身を沈める私。た、助かった・・・。助かったよ・・・。

しかしここでスンナリ解放してくれないのが、またすごいところ。飛行機まで連れて行ってくれるバスのエンジンが・・・か か ら な い。うおーーーーーっ!!!ともう立ち上がって頭を抱えてしまいそう(※後ろの人に迷惑です)。引っ張るなあ〜!もう勘弁して!!!といいつつ、ベンの手の上で踊らされているだけの私・・・。そしてゲートに鍵がかけられたあたりの絶妙なタイミングでシュレッダーパズルが完成し、身元が割れる!空港のイラン人に電話が入り、全力で止めに走るイラン人。一方、人質はもう座ってシートベルトオン。さあいよいよ離陸!!!

というときに・・・管制塔から ニ 番 目 だ か ら 、ち ょ っ と 待 っ て って言われちゃうんですよ・・・!!!もう、どこまで楽しませてくれるんだかベン・アフレック!!!自身は、前の方の席でボーっと座ってるのに、観客をこれだけ翻弄するんだから、あんたーたいした黒幕だよッ!!!(※監督です)その間にも迫り来るイラン人たち。早く、早くーッ!!!ともだえる私。管制塔からOKが出て、テイクオフの準備に入る機長。滑走路を走り出す飛行機の横にピッタリとイラン人の車。どうなる、どうなる、大丈夫?大丈夫?大丈夫・・・テイクオーフッ!!!!と、乗り出した身をまた座席に沈めるのであった・・・。いや〜わかってたけど、これだけベタな手法でドキドキさせてくれるとは、相当のテクニシャンだね、ベン!!!

しかしこれ、首の皮一枚でつながったギリッギリの作戦ですよ・・・。特にアラン・アーキンおじいちゃんのタイミングに大きく左右されてる作戦!ベンも頑張ったけど、陰の功労者はクソ映画の撮影現場を横切ったアラン・アーキンおじいちゃん!しかしクソ映画のクソっぷり、アクションのキレのなさっぷりも本当に最高だったな〜・・・としみじみ(笑)。

かくしてモッサリとしたベンは仕事でも大成功をおさめ、家族との絆も取り戻し、めでたしめでたし・・・ってそんな都合良く行くか!!!って思ったりもするんですが、もう既にベンに並々ならぬ好感を持ってしまっているため、ベン!良かったのう〜となるんですよ。ここも地味に凄いところだと思います。人柄なのか?

SF映画のフィギュアがたくさんある息子の部屋で、愛する息子と一緒に寝ているベン。猿の惑星、スタートレック、スターウォーズ、そして「アルゴ」・・・と、さりげなくも映画讃歌になっているところがいい。夢があるじゃないですか〜。さりげない映画讃歌と同時に、ダメ男のお仕事復活話になってるのもいい。BSOL映画ならぬ、BSリーマン映画として見ても好感が持てるのでした。ベンよ、舐めていてゴメン。

『ブラザーズ・グリム』2005年に観てれば面白かったかも?

         



友人Iから譲り受けたDVDの第五弾です。最近フレンチフレンチだったので、ハリウッド映画でも観てみるかあ〜と気分をチェンジ。これ実はイギリス映画。製作にはドイツ、そしてチェコもいっちょかみしている映画です。舞台は近世ドイツの寒村。あのグリム兄弟が、実はペテン師だった・・・というところから話が始まります。

兄のウィルは、マット・デイモン。弟のジェイコブは、ヒース・レジャーですよ。ヒース・レジャーは既に亡くなってしまっているので、楽しんで鑑賞しながらもちょっと切ないですが・・・。ところで私はマット・デイモンが苦手。そのためボーンシリーズも一作も観ていません。なんかサル顔がダメなんですよね・・・。食わず嫌いはいけないとは思うんですが、どうも食指が伸びなくって。私の好きなモニカ・ベルッチ様が悪い女王様の役で出ていますが、マットが出ているためずっと敬遠していたのです。

うーん、まあまあ面白かったかなあ。でも今見るとCGとか普通っちゃ普通かも・・・まあ木が動いたり、オオカミが人に変わったりするくらいで。2005年当時に観ていたら、もっと楽しめたかもしれません。キャラクターや役者さんはそれぞれ魅力的なんだけど、な〜んかそれぞれの特性を活かしきれず、中途半端な感じで終わってしまったのが残念。せめてグリム兄弟だけでも、もうちょっとキャラを掘り下げてくれれば良かったかも。ティム・バートン監督だったら、もっと面白不気味な感じが出たかなあ〜とも思います。

そういえば、「赤ずきん」(アマンダ・セイフライド主演)も「白雪姫」(クリステン・スチュワートとリリー・コリンズの二作)も「ヘンゼルとグレーテル」(ジャガイモ顔のジェレミー・レナー主演)もそれぞれ新解釈で最近映画化されてましたよね。「ラプンツェル」、「ジャックと豆の木」もディズニーアニメでリメイク(?)されてるし。グリム童話、まだまだ使えるコンテンツの宝庫!ってことなんでしょうかね。

ちょっとまとまらないので箇条書きでの感想です。

・ヒース・レジャーの丸めがねに萌え。パッケージでは眼鏡はずしてるけど、かけてた方が絶対にカッコイイと思う!私は外人で眼鏡をかけてる人が好きなのかもしれません(残念ながら、私の周りにはいない・・・)。夫が老眼になるのが今から楽しみです(その前に自分が老眼になるのだが・・・)。しかし、つくづくヒース・レジャーの早過ぎる死が惜しまれる。

・マット・デイモンは髪が長いとあんまりサルっぽくないことを発見。むしろブロンドの髪の毛が結構綺麗です(だからといってイケメンではないのだが)。サルというより、なんか家畜っぽい気がしますな。

・兄弟と三角関係になるヒロインのアンジェリカ(レナ・ヘディ)は、どことなくキーラ・ナイトレイに似ていた。

・アンジェリカのお父っつあん役のトマス・ハネクという役者さんは、チェコ人でチェコでは有名な俳優なんだとか。

・モニカ・ベルッチが悪の女王。この頃のベルッチはまさに美の頂点といった貫禄が。でも思ったよりも出番が少なくてちょっとガッカリ。あとモニカって意外と声が高くて可愛いんですよね。落ち着いた低音ボイス風の顔だから、ちょっとミスマッチといえばミスマッチかも。

・グリム兄弟のペテンを手伝っている二人の男がいるんですが、彼らがフランス側に捕まって拷問にかけられちゃうんですよ。逆さ吊りにされて、顔に四角い水槽みたいなのをはめられているんだけど、中にエスカルゴがたくさん入ってるの。顔をエスカルゴが這ってたりして、「何コレ?!フランス風の嫌がらせ?」と可笑しかったです。

以上です。短くてすみません!

『タイピスト!』私見によるBSOL映画の定義付けと感想

        


パリに行く飛行機の中でエールフランスの機内誌をボーっと眺めていたら、なにやら素敵な写真が目に飛び込んできました。ガーンとそびえるエッフェル塔をバックに、古い型のスーツを着たロマン・デュリスと、50年代風モダンガールな格好をした女子がクラシックカーにもたれかかりながら、カメラ目線でこちらを見つめているという写真。まだやることやってない男女の恋の鞘当て・イン・パリ的なストーリーを感じさせます。

それがこの写真↓
populaire-romain-duris-deborah-francois.jpg


「ロマン・デュリスの新作なのね・・・」と興味をかき立てられたけど、短距離の飛行機だったので映画上映はナシ。しかも字幕がないと全部わからないし、ああ〜いつになるかわからないけど、日本に帰ったときにDVDを借りるしかないのかねえ・・・と思ってため息をついたのでした。

パリから帰って来てしばらくたったある日のこと。夫の仕事関係で知り合った在住日本人女性の方が、「この映画ご一緒しませんか?」と誘ってくれました!彼女(仮にプラハ先輩とします)は在住歴も長く、数カ国語を解する才女。「丁度観たいと思ってたので、行きます!」と仏語のハンデがあることも忘れて飛びつきました。

「BIO OKOという映画館でかかるので、そこで待ち合わせましょう」とプラハ先輩。プラハには、シネコン以外にも名画座風の映画館がちょくちょくあるそうです(しかもシネコンより安く鑑賞出来る)。BIO OKOという映画館は、カフェバーも一緒になっており、鑑賞前に待ち合わせたり観賞後に飲みながら映画を熱く語ることが出来る文化的なソリューション。映画館カフェってのも、日本にはあるようでないよなあ・・・。

劇場は1階席と2階席に別れており、2階席は普通のシートなんだけど・・・1階を見下ろしてビックリ!ビーチチェアだの、ベンチだの、ビーズクッションだの、はてはオープンカーなんかが並んでいます。なんとこれが全部座席!お、おしゃれ過ぎるだろっ・・・。

biooko.jpg  

ここがオサレ名画座、BIO OKOです。OKOは目という意味だそう。
訳すと「有機の目」って感じ?


biookocafe.jpg

BIO OKOの中のカフェ&バー。映画を観なくても利用可能です。
biooko座席

1階の座席を上から見た図。椅子のチョイス、自由すぎ!


さて、前置きが長くなってしまいました。チェコ語では「Laska vsemi deseti」というタイトル(夫に聞いたところ「10本の指で紡ぐ愛」みたいな意味らしい)。まあまあ楽しめる仏製50年代のBSOL映画!という感じの作品でした。まあ音声がフランス語、字幕チェコ語だったんで台詞を100%理解出来てるわけではないんですが・・・。

最近「BSOL映画」というキーワードで検索して下さる方もいらっしゃるので、一度私なりにBSOL映画の定義付けをしてみようと思います。そもそも「BSOL」という単語自体はTBSラジオのウィークエンドシャッフルからの借用です。本来の意味では「ブスな寂しいOL」ということなんですが、そこから転じて「恋も仕事も頑張るシングルOL」+「スイーツ(笑)」がミックスされた女子向けのものを差すときにBSOLと使うようになりました(私と友人Iの間だけですが)。

以前、私も愛読している女子向けガイドブックarucoについてプロファイリングをしたことがあります。このプロファイリングによる女子像がBSOLとほぼ=で結ばれているのではないかと・・・。

国籍:日本人女性(しかし北米にも多く生息していることが、米製BSOL映画の豊富さにより推測される)
年齢:20代中盤~30代前半(未婚率の高さに伴い、年齢が上昇中)
婚姻:未婚(恋人がなく、高確率で片思い中)
仕事:事務系の一般職か派遣社員
住まい:実家で両親と同居、もしくは一人暮らし
口癖:「頑張っている自分へご褒美☆」「デザートは別腹♪」

二昔前の少女漫画のヒロイン(トーストを加えながら「遅刻、遅刻〜」的な、ちょっとドジだけど可愛げのあるオナゴ)が成長して社会人になった姿といったところでしょうか。ひとつ誤解しないで頂きたいのは、プロファイリング属性に当たる人が「ブスで寂しい」というわけではないということです。「BSOL」という本来ネガティブな言葉が一人歩きして、そのキャッチーさゆえにジャンルを総括する名称になったと考えて頂ければ良いかと存じます。またこのBSOLはフィーリングなので、たとえプロファイリング属性から外れている人でも「BSOLイズム」「BSOLマインド」を持っている人ならば、男性でも既婚でもおばあさんでも楽しめるという世界なのです。

そんな”女子”たちが週末に女友達と劇場で観る、または家でリラックスしながらDVD鑑賞する用に開発されたラブコメ映画が「BSOL映画」です。

BSOL映画の基本的なプロットは、恋が長続きしない/長年彼氏がいない/振られたばかり等々の、女子会でドヤ顔発表出来ないラブライフを送る妙齢のオナゴ(可愛いけどちょっとドジ)が降り掛かる様々な困難にジタバタと奮闘しつつも、最後には運命の人と結ばれるまでを暖かく描くというものです(キャリア的サクセスもゲット出来たりする場合がある)。週末の”女子”たちにトキメキと癒しと明日への希望を与えてくれるポジティブなものとなっています。

DVDパッケージはどれもピンクや赤、♥モチーフを多用したりして、”女子”が手に取りやすい可愛らしいデザインが特徴。

代表的な作品を挙げると、「ブリジット・ジョーンズの日記」「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうな私の12ヶ月」、「幸せになるための27のドレス」、「男と女の不都合な真実」、「ブロークンイングリッシュ」、「そんな彼なら捨てちゃえば?」などがあります。

お買い物中毒な私!」「プラダを着た悪魔」なんかはお仕事もちゃんと頑張っているパターン。

抱きたいカンケイ」、「ステイ・フレンズ」、「運命の元カレ」などは、SATCの影響を受けてか、ヒロインが性的に奔放なパターンです。

あなたは私のムコになる」や「べガスの恋に勝つルール」、「10日間でオトコを上手にフル方法」などは、フェイクのパートナーがいつしかリアルなパートナーに変わるという100万年前からあるトラディショナルなパターンですが、最近ではBSOL映画コーナーに置いているDVDショップも多いみたいです。

ホリデイ」、「食べて、祈って、恋をして」なんかは海外旅行とBSOLプロットが合体した美味しいところ全部取りのタイプですね。旅行好きの私はこのタイプが一番羨ましいです。

私が近年観たのはこれくらいです(多い方?)。元祖は「ワーキングガール」なのかなという気もしますね。まあ先へ進まないのでこれくらいにしておきます・・・。

というわけで、Populaireですが50年代のフランスを舞台にしたラブコメです。田舎出身の若いオナゴのローズ(デボラ・フランソワ)が、セクレタリーとして小さな会社へ就職。その上司ルイが、ロマン・デュリスなんですね。ひょんなことからタイピングのフランスチャンピオンシップに挑戦することになり、更には二人でタイピングワールドカップの頂点を目指すというお話です。

ひたむきなデボラ・フランソワがとっても可愛い!お肌は雪のように真っ白で、マシュマロのようにプニプニと柔らかそうです。50年代なファッションも凄く似合ってる。一方ロマン・デュリスはブカブカなスーツを着て、まっとうな社会人役ですよ(しかも社長)。まあ確かにもう自分探ししてる若者という歳ではないのかもしれませんが・・・ロマン君というと「スパニッシュアパートメント」や「ガッジョ・ディーロ」とかの印象が強いですねえ、やっぱり・・・。

50年代の話なので、フランス人が簡単にセックスしない時代なんですね。セックスは結婚してからと言う。だから、まだ一線を越えてない二人の微妙〜な関係が醍醐味なんです。タイピングの強化トレーニングのため同じ屋根の下に住んでるけど、何もナシ。偶然、手と手が触れても何もナシ。雨が降って服が透けても何もナシ。ほっぺにチューしても何もナシ(てか挨拶)、夜寝室に二人でいても何もナシ。すぐ側にいるのにナシナシナシ!ナシのつぶてという、このじらしテク(という意図はないかもしれないが)。この、お互いに淡い好意を持っているけれども・・・in職場みたいな感じ、私も大好物ですよ。若い頃を思い出すわあ〜(私は成就しなかったけどね!でもそれで良し)。

機内誌にあった写真からは、同等の立場にある二人がウィッティーな丁々発止の会話をしつつ、反発しつつもラブになるんでしょうな〜・・・というイメージを持っていたけど、実際の映画は上司と部下、コーチと選手、先生と生徒みたいな上下関係でしたね。ロマン君のしごきにグっと耐えてタイプをするローズちゃんがまた可愛いのであった。でも実際こういうピュアでひた向きなタイプの女子って、男目線で言うとちょい面倒くさそうな感じもする(笑)。

実はロマン君は過去の恋愛のトラウマがあって、思い切って新しい恋に飛び込めないってのもお約束の設定だ。「アーティスト」のベレニス・ベジョが元カノ役ですが、私は途中まで二人は姉弟なんだと思ってましたよ・・・。ベレニス・ベジョの元カノが「あんた、いつまで臆病してるつもりだい?あたしのときの二の舞をするのかい?」的なことを言うシーンで、初めて元カノだったんだとわかりました。彼女はノルマンディーで上陸してきたアメリカ人と結婚して子供もいるんですよ。このアメリカ人旦那の仏語がまた超分かりにくい。仏語なまりの英語はわかりやすいけど、英語なまりの仏語は難しいと思いました。

私が好きなのは、ニューヨークのワールドカップの舞台裏でロマン君が告白するシーンです。各国代表が、自分の言葉で「『愛してる』って言ってるのね・・・ステキ☆」ってなるのが、ええのうと思いました。フランス映画なんだけど、かなりアメリカ製のクラシックなラブコメを意識した演出になっているような・・・。映画の中で「こんなシーンきっと100万回は観てるよな」って思うんだけど、その既視感と予定調和感は揺るぎない安定感となり、なんだか安心してしまうんですね。

はあ、しかしきっと台詞をすべて理解することが出来ればもっと楽しめたはず・・・(後からプラハ先輩を質問責めにしてしまいました)。フランス語は、まだまだ、まだまだですよ・・・と思ったのでした。

『ゲンスブールと女たち』ゲンスブールは神

         


この映画、日本にいた時から観たいと思っていたけど叶わず。パリのフナックで13ユーロくらいのソフトを購入しての鑑賞です。最初は仏字幕OFFで観て、その後仏字幕ONで見直しました。ゲンスブールがどんなアーティスト人生を送ったのかという知識があったから、途中で放り出されることなく付いて行けたと思います。

昔、ケイト・モスが「gainsbourg is god」と書いてあるセーターを着ているスナップ写真を見たことがありますが、私にとってもセルジュ・ゲンスブールはまさにそんな感じですね・・・天才、てか神!みたいな人です。学生のときにジェーン・バーキンやフランスギャルの曲を聴いていたのですが、どれも本当に小粋で洒脱な曲ばっかりで、そういえば曲作ったりプロデュースしてるのってセルジュ・ゲンスブールなんだよなあ・・・(名前と存在はなんとなく知っていた)と、彼のアルバムも聴くようになりました。むせ返る様なダンディズムとデカダンスをたたえた、彼の大人の男っぷりに、当時若干二十歳のコムスメの私はクラクラと目眩を感じました・・・。こんなに渋くてカッコイイ大人の男が存在していたなんて・・・!!!と。

ゲンスブールの凄いところは、どの曲も素晴らしく、捨て曲ナシというところだと思います。曲調は、フラジールだったり、ポップだったり、エロかったり、アナーキーだったりとバリエーションも豊富だし、それがどれも後世に語り継がれる、永遠に色あせない美しさを持った名曲(a.k.a. 神曲)なところがスゴイんですよ・・・。ゲンズブールはまさに神!と、ここまで言いつつパリに行ったとき彼のお墓参りをしませんでしたが・・・(寒かったので)!!

私がフランス語に惹かれた理由の一つに、ゲンスブールと彼のシャントゥーズたちの存在があったことは間違いありません(当時放送禁止になった「ジュテーム・モワノンプリュ」の歌詞の意味が知りたかったというのもある。やはりエロに対する好奇心は大いなるモチベーション源なのだ)。

さて映画の感想ですが「伝記映画って微妙なの多いけど大丈夫かな?」って思っていたのとは裏腹に、結構良い出来だったと思います。ゲンスブールは音楽だけじゃなくて映画監督/俳優もやっていたんだけど、そこはバッサリカットされていて、幼少期とミュージシャン人生と彼の人生を彩った女性たち(最初の妻エリザベート、ジュリエット・グレコ、ブリジット・バルドー、ジェーン・バーキン、バンブー)との関係に軸を置いて描かれていました。

あとセルジュの分身とも言える存在の人形が節目節目で登場して、彼の心象風景を伝える良い演出になっていたと思います。この人形とのやり取りがなかったら、セルジュが何を考えてどう行動をしているのか?というのが説明不足になってしまった場面もあっただろうし。イマジナリーフレンド的な役割も果たす人形との対話で、内面は少年のままの心を持った男、セルジュ!ってのも表現出来ていたと思います。余談だけど「少年のような心を持つ男性」と「少年のままの心を持つ男性」って全然違いますよね(笑)。

書きたいことがいっぱいあるので、いつもの箇条書きです・・・。

・海辺で幼少期のリュシアン(後のセルジュ)が、幼女に「あんたキモイからいや!」と振られる場面から始まります。醜男コンプレックスを描きたかったのかもしれないけど、リュシアン役の子は普通に可愛い男の子です。その後海の中のアニメーションが「Valse de Melody」に乗せて流れる・・・いいですね〜。ツカミはOKです。私にとって、この曲のイメージは「ヨーロッパ、酸いも甘いも噛み分けた大人」です。後年、歌詞を読んで「やっぱり・・・」と思いました。

・結構可愛いリュシアン少年。ヌードモデルのお姉さんと仲良くなったり、夜だけはピアノが上手になったりと、行く末を想像させます。この子役の男の子が可愛いし、演技も良い。子役パートは意外と長かったんだけど、リュシアン役の子が魅力的だったので見られました。

・成人したリュシアン役のエリック・エルモスニーノ・・・本物に激!似!(付け鼻しているそうです)。すげーそっくりで、よくもここまで似せたなと感心しきりである。若干線の細さはあるけど、このなりきりっぷりはスゴイ。最初は絵描きを目指したり、ギターを弾いてみたりするんだけど、結局ピアノに戻ってボリス・ヴィアンのすすめもあり作曲を始めることに。デビュー曲「リラの切符切り」の制作を助けたランニング姿のオッサンの妖精たちが可愛かった(しかも皆歌ウマい!)。

・評判を聞いたジュリエット・グレコ(アンナ・ムグラリス)からの依頼で「ジャヴァネーズ」を作曲。アンナ・ムグラリスは、シャネルやボーボワールなどフランス文化界のアイコンばかり演じていますね。てか目力がスゴイ。まるでヘビのようである。見つめられたら石になる・・・のメドゥーサばりのカリスマ性が。背中がバックリひらいた黒いドレスを着ているし黒猫飼ってるし、まるで魔女(インテリアもデカダンスだ)!短い出演時間ながら強烈な印象を残すのだった。グレコに捧げた「ジャヴァネーズ」ですが、やはりセルジュが歌ったバージョンが一番好きです。

・その後も売れに売れ続けて、フランスギャル(サラ・フォレスティエ)に曲を提供。フランスギャル、ちょっと太ってるし歳取り過ぎてるけど、顔は似てる!!「アニーとボンボン」というセクハラ曲もありますが、そもそもセルジュの曲を聴いてみたいと思ったのはフランスギャルにハマったせいもあります。ギャルの「夢見るシャンソン人形」や「涙のシャンソン日記」はカラオケでもちょくちょく入れてます・・・(照)。

・ゼブラタイム満喫中のセルジュ、なんとイニシャルB.B.ことブリジット・バルドー(レティシア・カスタ)と恋仲に!あの時代、世界中で一番エロかった女優が彼女ですよ(不倫だったが)。B.B.の登場シーンもわかってるなあ〜という演出。顔にシャドーがかかっててハッキリ見えないんですが、レオパードコートにホットパンツ、ニーハイブーツの激マブ女が犬を連れてカッカッと歩いてくるんですよ(バックにかかるのはもちろん「イニシャルB.B.」)!ぶっといアイラインのスモーキーアイズ、B.B.デター!!!となるわけです。ベタだけど、いいんです。

・レティシア・カスタがB.B.と聞いたとき、まあセクシー路線だとそうなるのかなって思ったんだけど、想像よりもレティシア・カスタがB.B.を完コピしていて、驚きました。あの鼻にかかったようなビッチっぽい声、気怠い話し方、裸シーツ、み〜んな再現されていて、すごい!セルジュのお父さんが、「うちの息子がB.B.と付き合ってるなんて〜!」と喜んで踊り出すのが可愛かったです。

・B.B.とのデュエット「ジュテームモワノンプリュ」がB.B.の夫の怒りをかってしまい破局。そんなセルジュにはジェーン・バーキン(ルーシー・ゴードン)との出会いが待っていました。セルジュが曲を提供したシャントゥーズの中で一番好きなのがジェーンです。しかし、演じるルーシー・ゴードンは髪型や服装で雰囲気は出ているけど、顔は全然ジェーンぽくないのです。う〜ん・・・と思ったけど、話し出すと英語なまりのフランス語がジェーンぽい!!なんかイギリス娘が一生懸命話している感じが、萌え〜なんですよ。「ケスクトュディー!」とか、たまらん。ファッションも「あ〜、この格好ジェーンのスタイルブックで見たわ!」ってのがあって、可愛かったです(演じているルーシー・ゴードンさんは惜しくも亡くなってしまいましたが・・・)。

・そうこうしてシャルロット誕生。幼いシャルロットがこれまた本人に激似!後で調べたら、リュシアン少年のお姉さんと妹を演じた子役が、ケイトとシャルロットも演じているそうです。このあたりから救急車で病院に運ばれたり、病気なのに酒とタバコを一向に止める気がなくてジェーンに愛想をつかされたり、お父さんが亡くなったりと、人生下り坂になってしまいます。

・インスピレーションのためジャマイカに行き、フランス国歌をレゲエ調にして発表。もの凄いバッシングを受けますが、やはりフランスでも国歌というのはアンタッチャブルな存在なんでしょうか。昔フランス語の授業で歌詞を読みましたが、ものすごいアグレッシブな歌詞なんですよね。ちょっと平和な現在にはそぐわない感じの歌だなあ、思ったのを覚えています。歌っている大人のセルジュがリュシアンに変わったりするので、昔から持っていた愛国心と、それに相反する感情がまだあったってことなんでしょうか・・・(そういえばリュシアン少年は、役所的なところにダビデの星を取りに行ったりしていた)。

・ジェーンと別れ、失意のセルジュですがバンブー(ミレーヌ・ジャンパノイ・・・まだジャンパノ「イ」か「ワ」で表記に揺れがあるみたい)と出会います。実はバンブーさんのことは割と最近知ったんです。二人の息子リュシアン・ゲンスブールがアルバムを発表したりして話題になったときにバンブーさんのことを知りました。映画では歌のシーンはありませんが、彼女の歌大好きです。歌唱力はハッキリ言ってそんなに無いんだけど、呟くようにたどたどしく歌うベタなチャイナ情緒のシャンソンが国籍不明な感じで好きなんですよね。声も少女のようだし。しかしミレーヌさんは、「中国の植物学者の娘たち」でも思いましたが、つくづく大成功ハーフだよなあ・・・。

ということで、最後はまた「Valse de Melody」に乗せて終わる・・・という映画でした。あれ、そういえばカトリーヌ・ドヌーヴとアンナ・カリーナ、ヴァネッサ・パラディは出てませんでした。まあ他の女たちほど深いかかわり合いがなかったからでしょう。しかしカメオ出演的な扱いでもいいから、チラっと出て欲しかったかも〜。誰が演じるのかという問題もありますが・・・。

パリ ぷらぷらフラヌール旅〜エピローグ:Lesson&Learned

旅のエピローグでは、惜しくも本編で使われなかった写真と旅のLesson&Learnedを振り返りたいと思います。まずは写真からどうぞ!

パリの夕暮れ

パリの夕暮れ。
パリを歩いているときにエッフェル塔が見えると、やはり少しテンションがあがってしまう。


パリの建物

プラハの古い建物は色々な色をしているけど、パリのは白&グレー。縦長の窓がお洒落だ。



ブーランジェリー

昼時のパン屋さんは大行列!みんなサンドイッチとか買うのかな。


近所の魚屋さん

ホテル近くにあった魚屋さん。
牡蠣はもちろん新鮮な蛤に帆立にウニがイッパイでした。
毎朝ここで深呼吸をするのが日課になっていました。

さて、ここで個人的なLesson&Learnedを記したいと思います。次のパリに参考になりますように。

Lesson&Learnedその1:ホテルは中心地に近ければ近い程良い!パリのホテルは立地がすべて。

地味に疲れたのが地下鉄での乗り換え。線と線の接続が悪い場合だと階段の昇降も激しいし、歩かされる距離も長い。特に荷物を持っての移動は本当に大変。出来れば何線も乗り入れている大きい駅から歩いてすぐのホテルだといいだろう。ホテル予約サイトなんかでは、どのホテルも「中心地から近く、どこへ行くのも便利です」と書いてあるが・・・実際のところは行ってみないとよくわからないと思った。

左岸だとモンパルナスビヤンヴニュ、オデオン、アンヴァリッド、セーブルバビロンなど。右岸だとシャトレ、マドレーヌ、コンコルド、オペラなど・・・。立地が良いホテルは2つ星でも3つ星みたいな値段のところもあるけど、妥協せずに探すのが大事だなあ〜と思いました。「カレーを征すものは、キャンプを征す」って言うけど、「ホテルを征すものは、パリを征す」と言っても良い!次はやっぱりサンジェルマン界隈に泊まりたいなあ〜。

Lesson&Learnedその2:一眼レフ重過ぎ!美術館の写真撮影の可不可は事前にチェックを!

初めて一眼レフをパリに連れて行ったのが嬉しくて、トートバッグに入れて毎日持ち運んでいましたが、これも地味に辛かった・・・。iPhoneでもいいじゃんって思ったけど、急に写真を撮りたくなったらどうしようと思って・・・(にしてはたいした写真を撮ってないんだけど)ジレンマだなあ。あと写真撮影の可不可は美術館によって異なるので、事前にチェックしておけばよかったと思いました。

Lesson&Learnedその3:買物は午前中が良い。

パリの店は閉まるのが早い。観光してお茶してから・・・だと、ゆっくりと買物が出来ない場合もあるので、午前中に行く方がよい(お客も少ないし、店員さんもまだ一日の始まりで疲れてないから機嫌がいい)。特に絶対に行きたい店の閉店時間は要チェックである。

Lesson&Learnedその4:旅のスローガンのおさらい


「忘れない いつもマイルを 貯めること」(1日目の日記より
「気になった 食べ物お菓子 即購入」(2日目の日記より
「行動は 閉店時間を 考えて」(4日目の日記より

Lesson&Learnedその5:良かった点のまとめ
・紙皿とプラスチックのフォーク&ナイフを持参してよかった。ホテルで中食時に大活躍。
・エコバッグも食料品買い出し時やお買い物シーンで大活躍。
・欲しい本/CD&DVDをあらかじめリストアップしておいたので、買い残しなしで悔いなしだった。

パリぷらぷらフラヌール旅は以上です。また会う日まで・・・オーボワ、パリ!

パリは、気ままに歩いて知る人ぞ知るお店を発見するのが醍醐味・・・だけど、時間の限られた旅行ではなかなかそうもいきません。そこで、カイエ・ド・パリの取材で日々パリの街を歩きまわっている私たちふたりが、「ここを歩けば後悔しないはず!」というエリアをピンポイントでご案内します。ルーヴル美術館やオペラ座、エッフェル塔など、パリを訪れたら必ず1度は足を運ぶ人気観光スポットから歩いて15分圏内にあるおすすめのお店175軒を紹介。雑貨、セレクトショップ、アクセサリー、レストラン、カフェ、サロン・ド・テ、美術館、そして各地区におすすめホテル1軒を加え、これ1冊あればパリの旅行を満喫できる盛りだくさんな内容になっています。今年オープンしたばかりの注目ショップや、パリのおしゃれスポットを知り尽くしたパリジャン、パリジェンヌが紹介する隠れた名店も掲載し、パリは何度も訪れているというリビーターさんでも楽しんでいただけます。メトロやRERの駅はもちろん、薬局、両替所、ATM、スーパー、郵便局、公衆トイレといった旅行者にとって必要不可欠な情報も網羅した完全マップ付きで、パリ初心者さんでも戸惑う心配はありません!旅のフランス語やコラム、そしてパリの空気を感じられるすてきな写真を満載して、すぐにパリ旅行の予定がない人にもぜひ手に取っていただきたい1冊に仕上がりました。 (楽天ブックスより紹介文を引用)

パリ ぷらぷらフラヌール旅〜4日目:ナイスなDVD屋&最後のカフェで失敗

楽しみにしていたゼブラタイムも、あっという間に過ぎ去り・・・私達はデザートでも食べようと場所を変えることに。モンパルナスといったらクレープリーが多いことで有名だけど、すっかりその情報が頭から抜け落ちてしまい・・・。ぶらぶらと夜のパリを徘徊する私達。すると、夜にもかかわらず営業しているDVD屋を発見!!!

ディスクキング

ディスクキング
というお店でした。8時過ぎてたけど営業中!

品揃えはハリウッド大作からクラシック名作、フランス映画と多彩。ウホウホと鼻を鳴らしながら、最後のDVDハントの始まりです。明かりに吸い寄せられるように、お客さんが次々とやってきます。夜ご飯を食べた後になにかちょっと買いたくなる気持ち、わかります。その点ルミネは夜遅くまでやってて、なんか食った後に洋服だって買えるからいいよな〜(またルミネ!)。

ディスクキング2

ジャック・リベットの「パリは我らのもの」とアントニオーニの「欲望」をゲット!
どちらも新品で9.9ユーロでした。ボンマルシェ!

その後も歩いて歩いて、モンパルナスの駅まで来てしまいました。適当なカフェに入ろうということで、歴史がありそうなこのカフェへ。

モンパルナス1900

モンパルナス1900というカフェです。

モンパルナス19002

これが内装。アールデコっている。

入口で、勤続30年といった貫禄のあるマネージャーさんがコートを預かってくれました。カフェですが、ディナーをしているお客さんでいっぱい。テーブルの上にはワインの瓶とグラスが林立しています。フランス語のざわめき・・・ああパリよ、またしばらくのお別れね・・・とちょっぴりオセンチ気分である。

表に内装の写真を掲げているだけあって、中はタイムスリップしたような雰囲気です。ピカピカに輝く鏡にランプ。まるで戦前のフランス映画の中にトリップしたような感じ。トイレもサロンに負けないくらいアールデコってて、私が探し求めていた金色のタオルハンガーが普通にありました。

アメリっぽくクレームブリュレをオーダーした私達。しかし、残念ながらあんまり美味しくありませんでした。なんかクレームブリュレの上にザラメの茶色いお砂糖が大量にかかっていて、甘過ぎ!砂糖をよけつつクレームブリュレを食べていたけど、クレーム自体もあんまり美味しくなく、途中でストップしてしまいました。最後の最後で微妙なものを食ってしまった・・・(でもカフェの雰囲気はとてもいいし、お客さんもたくさん入っていたので私達がハズレだったのかも)。

実はホテルのすぐ横にもブルターニュ風のクレープリーがあるなって思ってたんですが、そっちに行けば良かったです・・・。さて、楽しかったパリの滞在も今夜で最後。今回感じたことは、とにかく物価が高い!!!ということですね。ちょっとカフェで休憩、ちょっと本を買う(しかも中古)そんなに贅沢している訳ではないのに、300ユーロくらい持っていた現金が殆ど残りませんでした・・・(高額商品はカード決済してるのに)。感覚値だと東京の1.5倍〜2倍、プラハの2〜3倍といった感じでしょうか。さすがパリ、お高くとまった都市だよ〜!!!

続く

パリは、気ままに歩いて知る人ぞ知るお店を発見するのが醍醐味・・・だけど、時間の限られた旅行ではなかなかそうもいきません。そこで、カイエ・ド・パリの取材で日々パリの街を歩きまわっている私たちふたりが、「ここを歩けば後悔しないはず!」というエリアをピンポイントでご案内します。ルーヴル美術館やオペラ座、エッフェル塔など、パリを訪れたら必ず1度は足を運ぶ人気観光スポットから歩いて15分圏内にあるおすすめのお店175軒を紹介。雑貨、セレクトショップ、アクセサリー、レストラン、カフェ、サロン・ド・テ、美術館、そして各地区におすすめホテル1軒を加え、これ1冊あればパリの旅行を満喫できる盛りだくさんな内容になっています。今年オープンしたばかりの注目ショップや、パリのおしゃれスポットを知り尽くしたパリジャン、パリジェンヌが紹介する隠れた名店も掲載し、パリは何度も訪れているというリビーターさんでも楽しんでいただけます。メトロやRERの駅はもちろん、薬局、両替所、ATM、スーパー、郵便局、公衆トイレといった旅行者にとって必要不可欠な情報も網羅した完全マップ付きで、パリ初心者さんでも戸惑う心配はありません!旅のフランス語やコラム、そしてパリの空気を感じられるすてきな写真を満載して、すぐにパリ旅行の予定がない人にもぜひ手に取っていただきたい1冊に仕上がりました。 (楽天ブックスより紹介文を引用)

パリ ぷらぷらフラヌール旅〜4日目:ル・バー・ア・ユイットルでゼブラタイム!

さて・・・今夜で最後のパリ。ラストを飾るアクティビティーは・・・。生牡蠣を浴びるように食べる!です。私にとってはギメ美術館見学と並んでのビックイベント。パリ旅行が決まってから、生牡蠣・・・生牡蠣・・・とうわごとのように繰り返していたのです(いや、プラハでも生牡蠣食べられるんですけどね)。

目指すはヴァヴァン駅前のル・バー・ア・ユイットル。ここでシーフードの盛り合わせプレートを食べます。なんかドキドキしすぎてお腹あまり空いてないんだけど・・・。

バーラユイットル

キター!交差点に面していて超目立つル・バー・ア・ユイットル!
(レストランの入口は右側)


バーラユイットル2

どやー!大漁じゃー!とばかりに積み上げられる魚介類。
でもなんか漁師っぽさが全然なくって、洗練されてますなあ。


バーラユイットル7

カメラ目線をくれたおじさん。寒い中お疲れさまです!


バーラユイットル9

エカイエ(牡蠣剝き職人)のおじさん。ここで魚市場のようにシーフードをお持ち帰りすることも可能。


バーラユイットル8

パリで見るカニやエビたち、心なしか艶かしく見える・・・。


バーラユイットル6

注文を受けて盛りつけられた海の幸プレート!(二人分)


ゼブラタイム

カニ味噌をほじくり、ゼブラタイム満喫中の筆者。

金曜日の夜、予約入れてないけど大丈夫かな・・・と思ったけれど、大丈夫でした。海外でシーフードレストランっていうと、東南アジアによくある入口に生簀ドーン!な中華料理系ばかり行っていましたが、こんなに洗練されたお店は初めて。一応店内にも水槽があって大きなエビが生息しているんだけど、な〜んかパリのエビは落ち着いててオサレに見える。インテリアもお洒落だし、テーブルウエアもお洒落。そしてお手洗いに至ってもお洒落でした・・・(便器が四角くて、モノトーンカラーのトイレットペーパーが並んでいた)。

そしてメニューがなんとiPadですよ。スノッブですなあ〜!私はもちろん海の幸盛り合わせプレート(1人前)。ワインはウエイターさんにオススメされるままに、モエルーだかモワルーだかの白いグラスワインを注文。貝類がダメな夫は鴨料理・・・ここ、パリでも有名な魚介レストランですけど?(夫は貝類がダメなのだった)しかし、ちゃんと肉料理もメニューにあるんですね。

ワインをちびりちびりやりながらパンなどをちぎっては食べ、そわそわしながら待つ。まるでウェディングドレスに身を包んだ新婦の登場を待つ新郎のような気分だ(経験したことないけど)。

テーブルの真ん中にメタリックの筒のようなものがセッティングされ、その上に盛り合わせ用の受け皿が乗る。もう、じらさないで〜!そしてやってきたフリュイ・ド・メールちゃんたち。カニ、牡蠣、ムール貝、巻貝、小エビが照明を受けてキラキラと輝いています。ううう、パリに来てよかった・・・と男泣き(女だけど)。

調味料はマヨネーズ、パテ、オリーブオイル等々が用意されていますが・・・男は黙ってレモン!(クールポコ風)。生牡蠣の身にレモンをジュっと絞り、フォークで出来るだけ身が多くなるように注意深く剥がします。実食。海のミルクの名に違わぬ、カルシウムいっぱいのぷるんぷるんの身。冷たい冷たい牡蠣がトゥルンと喉を通り抜け、鼻腔を潮の香りがぷ〜んと満たします。そして、殻に残ったレモン汁をズュッと吸ってフィニッシュ・・・!フランス語で牡蠣は「レ・ズュイーットル」って言うけど、絶対このフィニッシュ音ありきな気がする・・・。フィニッシュして満足げな私を「うわ〜」と、まるでゲテモノを食いを見ているようなリアクションの夫。もちろん無視。

小さな巻貝は、それ用の小さな針でほじくって食べます。つまみソリューションとして最高!そして何より私が感動したのがカニです。カニ味噌の美味しいことと言ったら・・・味わったとたんに脳天を青い稲妻が貫き、エンドルフィンが分泌され始めました。もうココまで来ると食事なんだかオーガズムなんだかの境界線も曖昧です。うまい・・・本当にウ・マ・い・・・!カニ味噌なんて高級品、オラ日本でもあんまり食べたことなかっただ・・・。夢中で殻の中をほじくる私。カニの身を食べる時は「お〜い、ポン酢ちょうだい!」と叫びたかったですが・・・。

牡蠣よりもカニの美味しさにやられた、ル・バー・ア・ユイットルの夜なのでした。ちなみに夫は付き合いで来ているのでお会計は私。二人で料理と飲み物(1杯づつ)で98ユーロでした。チーン!

続く

パリは、気ままに歩いて知る人ぞ知るお店を発見するのが醍醐味・・・だけど、時間の限られた旅行ではなかなかそうもいきません。そこで、カイエ・ド・パリの取材で日々パリの街を歩きまわっている私たちふたりが、「ここを歩けば後悔しないはず!」というエリアをピンポイントでご案内します。ルーヴル美術館やオペラ座、エッフェル塔など、パリを訪れたら必ず1度は足を運ぶ人気観光スポットから歩いて15分圏内にあるおすすめのお店175軒を紹介。雑貨、セレクトショップ、アクセサリー、レストラン、カフェ、サロン・ド・テ、美術館、そして各地区におすすめホテル1軒を加え、これ1冊あればパリの旅行を満喫できる盛りだくさんな内容になっています。今年オープンしたばかりの注目ショップや、パリのおしゃれスポットを知り尽くしたパリジャン、パリジェンヌが紹介する隠れた名店も掲載し、パリは何度も訪れているというリビーターさんでも楽しんでいただけます。メトロやRERの駅はもちろん、薬局、両替所、ATM、スーパー、郵便局、公衆トイレといった旅行者にとって必要不可欠な情報も網羅した完全マップ付きで、パリ初心者さんでも戸惑う心配はありません!旅のフランス語やコラム、そしてパリの空気を感じられるすてきな写真を満載して、すぐにパリ旅行の予定がない人にもぜひ手に取っていただきたい1冊に仕上がりました。 (楽天ブックスより紹介文を引用)

パリ ぷらぷらフラヌール旅〜4日目:アンジェリーナでお茶

夫の行きたい本屋さんがテュイルリーの方にあるということで、メトロで移動。ちょっと疲れたからお茶しようよ〜となったので、アンジェリーナへ行くことにしました。6年前にも夫と訪れたパリのアンジェリーナ。その当時の記事を恥ずかしながらリンクします(こちら)。

その当時は大きいモンブランに四苦八苦しましたが、日本で売ってるハーフサイズのアンジェリーナモンブランはとても美味しいと思いました。モノの本で読んだのですが、アンジェリーナの近く、カンボン通りにシャネルの本店があります。マドモワゼル・シャネルはその上に住んでいたのは有名な話。マドモワゼルはご近所のアンジェリーナに足繁く通い、このモンブランをペロリと食べていたそうです。やっぱりエネルギッシュな女性は痩せていても健啖家なのかもしれません。

夕方5時を過ぎていましたが、アンジェリーナのテーブルに付くまでは行列が・・・。20分くらい待ってやっと入れました。今回は、サントノレを食べようかな〜と思い注文したところ「今日はもう売り切れです」という非情なお言葉・・・。チョコレートのモンブランならありますよ、と言われたけどものすごい濃そうなのでパス。結局またルリジューズにしました。


アンジェリーナ4

もともとオーストリア人のお菓子職人が開いたお店なので、ちょっとウィーンぽさも感じます。


アンジェリーナ

中はショコラクリームのルリジューズ。味は普通だった。
食べたいケーキがある場合は早めに行った方がいいみたい!


アンジェリーナ2

夫は2〜3時間ごとに、パンを食べないと死んでしまう体質なので、サンドイッチ。
こちらは美味とのこと。

アンジェリーナの後は、夫の行きたい本屋です。アンジェリーナのブティックでチューブ入りのマロンクリームを買いたかったんだけど、また戻ってくればいいかと先に本屋に行くことに。同じ通りにあるWHSmithという英語の本屋さんです。ここはイギリス系の本屋さんのようで、本の他にも英国土産なんかも扱っていました。閉店までずっと立ち読み。追い出された後はもう一度アンジェリーナに戻ってお土産を・・・と思ったら!

アンジェリーナも閉店準備中やないか〜い!!!食べ物屋さんだから勝手に夜遅くまで開いてると思ってたんですが・・・。スノビッシュな7時閉店だったのね(そのかわり朝早いのか)。「大丈夫、まだ入れるよ」と中に入る夫。閉店の空気を読まないとは、さすが外人!スタッフの方が「すみませんもう閉店で・・・」と夫の前に立ちはだかる。「ブティック利用もダメですか?」と夫。「あ、先ほどサロン・ド・テをご利用された方ですね。ちょっとお待ち下さい」と店員さん。しかし・・・「もうレジを締めてしまったので、ご利用になれません」とのこと・・・。

マロンクリームのチューブは目の前にあるのに、買えないとは・・・。「気になった、食べ物お菓子、即購入」←旅のスローガン2 (2日目より)が全然いかされていない!!!ここでまた一句。「行動は 閉店時間を 考えて」←旅のスローガンその3 ちなみに明日は帰る日なので、ホテルから空港に直行です・・・。

楽天で発見!これがそのチューブ入りマロンクリーム。
↓↓↓



パリは、気ままに歩いて知る人ぞ知るお店を発見するのが醍醐味・・・だけど、時間の限られた旅行ではなかなかそうもいきません。そこで、カイエ・ド・パリの取材で日々パリの街を歩きまわっている私たちふたりが、「ここを歩けば後悔しないはず!」というエリアをピンポイントでご案内します。ルーヴル美術館やオペラ座、エッフェル塔など、パリを訪れたら必ず1度は足を運ぶ人気観光スポットから歩いて15分圏内にあるおすすめのお店175軒を紹介。雑貨、セレクトショップ、アクセサリー、レストラン、カフェ、サロン・ド・テ、美術館、そして各地区におすすめホテル1軒を加え、これ1冊あればパリの旅行を満喫できる盛りだくさんな内容になっています。今年オープンしたばかりの注目ショップや、パリのおしゃれスポットを知り尽くしたパリジャン、パリジェンヌが紹介する隠れた名店も掲載し、パリは何度も訪れているというリビーターさんでも楽しんでいただけます。メトロやRERの駅はもちろん、薬局、両替所、ATM、スーパー、郵便局、公衆トイレといった旅行者にとって必要不可欠な情報も網羅した完全マップ付きで、パリ初心者さんでも戸惑う心配はありません!旅のフランス語やコラム、そしてパリの空気を感じられるすてきな写真を満載して、すぐにパリ旅行の予定がない人にもぜひ手に取っていただきたい1冊に仕上がりました。 (楽天ブックスより紹介文を引用)

パリ ぷらぷらフラヌール旅〜4日目:アラブ世界研究所とブキニスト

タジンとクスクスでお腹を満たした後は、アラブ世界研究所へ。ここで開催中の千一夜物語の展覧会を見ます。写真で見ていた、前衛的な建築のアラブ世界研究所ですが、中から見るともっと素敵でした。

モンドアラブ

アラブ世界のモザイクを張り巡らしたような外観。


モンドアラブ2

よく見るとメタリックな万華鏡みたい。


モンドアラブ3

内側から万華鏡をみた図。こんなに大きいんです。


モンドアラブ8

床に落ちる影も幻想的。


モンドアラブ4

屋上のテラスからはパリの街が一望出来ます。


モンドアラブ6

パリの建物は白とグレー。これがシックさの秘訣か。

千一夜物語の展覧会のチケットを買うのに行列でした(平日午後)。お客さんは、ほとんどが中高年でたまに学生風の若者。みんな結構中東のことに興味あるんだなあ〜と少し驚きました。千一夜はフランス語でミル エ ユヌ ニュイ。なんか可愛らしい響きです。展覧会は残念ながら撮影禁止でした。中は千一夜物語の写本やアラビアの絵、工芸品、ドラマの上映があったりしました。やっぱり私は工芸品が好きかも〜。ドーム型になっているブースの中に座って、イヤホーンで仏語とアラビア語の千一夜物語を聞けるコーナーはなかなかよかったです(休めたし)。

館内には図書室もあって、受付で名前を書くと30分インターネットが出来るようになっていました(夫はここでなにやら行きたい場所を検索していた)。ブティックではアラブ書籍やCD、雑貨を扱っています。雑貨は高いし品数が少なかったけど、書籍はすごい充実度でした。装飾芸術美術館のブティックもそうだけど、特定の分野の本が欲しかったら、普通の本屋に行くより美術館/博物館の方がずっと良いのかもしれません。

アラブ世界研究所を出て、セーヌ川沿いにブキニストを冷やかしながら、メトロの駅まで歩きます。

ブキニスト2

このあたりのブキニストはお土産類はなく、クラシファイドされマジに本を探す人仕様になってました。


ブキニスト

綺麗にラップされ、著者の名前が見るとすぐ分かるように!値段も良心的。

続く

パリは、気ままに歩いて知る人ぞ知るお店を発見するのが醍醐味・・・だけど、時間の限られた旅行ではなかなかそうもいきません。そこで、カイエ・ド・パリの取材で日々パリの街を歩きまわっている私たちふたりが、「ここを歩けば後悔しないはず!」というエリアをピンポイントでご案内します。ルーヴル美術館やオペラ座、エッフェル塔など、パリを訪れたら必ず1度は足を運ぶ人気観光スポットから歩いて15分圏内にあるおすすめのお店175軒を紹介。雑貨、セレクトショップ、アクセサリー、レストラン、カフェ、サロン・ド・テ、美術館、そして各地区におすすめホテル1軒を加え、これ1冊あればパリの旅行を満喫できる盛りだくさんな内容になっています。今年オープンしたばかりの注目ショップや、パリのおしゃれスポットを知り尽くしたパリジャン、パリジェンヌが紹介する隠れた名店も掲載し、パリは何度も訪れているというリビーターさんでも楽しんでいただけます。メトロやRERの駅はもちろん、薬局、両替所、ATM、スーパー、郵便局、公衆トイレといった旅行者にとって必要不可欠な情報も網羅した完全マップ付きで、パリ初心者さんでも戸惑う心配はありません!旅のフランス語やコラム、そしてパリの空気を感じられるすてきな写真を満載して、すぐにパリ旅行の予定がない人にもぜひ手に取っていただきたい1冊に仕上がりました。 (楽天ブックスより紹介文を引用)

パリ ぷらぷらフラヌール旅〜4日目:フラゴナールでお買い物、モスケ・ド・パリでタジンランチ

パリは、気ままに歩いて知る人ぞ知るお店を発見するのが醍醐味・・・だけど、時間の限られた旅行ではなかなかそうもいきません。そこで、カイエ・ド・パリの取材で日々パリの街を歩きまわっている私たちふたりが、「ここを歩けば後悔しないはず!」というエリアをピンポイントでご案内します。ルーヴル美術館やオペラ座、エッフェル塔など、パリを訪れたら必ず1度は足を運ぶ人気観光スポットから歩いて15分圏内にあるおすすめのお店175軒を紹介。雑貨、セレクトショップ、アクセサリー、レストラン、カフェ、サロン・ド・テ、美術館、そして各地区におすすめホテル1軒を加え、これ1冊あればパリの旅行を満喫できる盛りだくさんな内容になっています。今年オープンしたばかりの注目ショップや、パリのおしゃれスポットを知り尽くしたパリジャン、パリジェンヌが紹介する隠れた名店も掲載し、パリは何度も訪れているというリビーターさんでも楽しんでいただけます。メトロやRERの駅はもちろん、薬局、両替所、ATM、スーパー、郵便局、公衆トイレといった旅行者にとって必要不可欠な情報も網羅した完全マップ付きで、パリ初心者さんでも戸惑う心配はありません!旅のフランス語やコラム、そしてパリの空気を感じられるすてきな写真を満載して、すぐにパリ旅行の予定がない人にもぜひ手に取っていただきたい1冊に仕上がりました。 (楽天ブックスより紹介文を引用)



4日目の今日は、アラブ世界を体験する一日です。アラブ世界研究所とモスケ・ド・パリに行きます。今の私のアコガレの国はモロッコ・・・。なのでそれをパリで疑似体験してみようというプラン。いつか行きたいなああ〜。

遅く起きて、ありものの食料品にてホテル朝食。メトロでサンジェルマンへ向います。フラゴナールで旅行用巾着を買うのが目的。しかしサンジェルマン大通りは本当に綺麗でお洒落だなあ・・・。いわゆる誰もが知っているブランドショップという感じのお店ではなく、上質を知る大人が訪れるショップ・・・といったシックでさりげないブティックが並んでいます。大人ですよ、オ・ト・ナ〜。

フラゴナール サンジェルマン店はこの通りにあります。店内には卒業旅行風の日本人女子グループが。ええのう、気心の知れた女同士でキャッキャ言いながらの買物・・・。サンジェルマンのお店は巾着もあるし、お洋服もあるし、スリッパなどの雑貨も充実していました。店員さんに美人な日本人女性がいて、もしやなつみちゃん?と勝手に思ったり(じゃんぽ〜る西さんのエッセイ漫画に登場した女の子)。その美人店員さんから普通に仏語で挨拶され、私、パリジェンヌに見える!?と頬がゆるみます。しかし、さすが店員さんも心得たものですね(笑)。


フラゴナールお土産

ひとつ22ユーロ!ちょい高だけど、日本の通販で買うよりずっと安い。

刺繍が可愛い、レギンス&タイツ用の袋とセクシー・ランジェリー用の袋を買いました。セクシー・ランジェリーつーても、入れるのはユニクロのブラトップとパンツだけど・・・。下着用の袋はいくつかあって、これが一番可愛かったのです。しかし、昼用下着、夜用下着、セクシー下着と下着用の袋のバリエーションが豊富。お洒落なフランス女性は一日に何度も着替えると言うけど、下着もそれに合わせて変えるのね・・・いやはや。フラゴナールの旅行用巾着はとっても可愛いし実用的なので、これからパリに行くたびに少しずつ買い足して行きたいと思います。

楽天で発見!でも高いです!


メトロで移動し、モスケ・ド・パリへ。パリで一番大きなモスクです。この中にアラブスタイルのレストラン&サロン・ド・テがあり、ここでランチ!

モスケドパリ

住宅街の中、突如として表れる尖塔。

モスケドパリ2

看板がどことなくフレンチモロカンっぽい。
モスケドパリ6

やはりムスリムの方が多いです。
モスケドパリ3

羊と茄子のタジンにしてみました。やはりウマい・・・。しかし、お値段は少し高め。
夫はチキンのクスクス。どこでもチキンを食べる男だ。

私達が行ったときは丁度お祈りの前だったのか、ムスリムの人が大勢いて入口から中に吸い込まれて行きます。モスクの入口にはガードマンらしき男性が二人立っていて、彼らにレストランの入口を聞いたとき、少し空いた扉の隙間からモスクの中をチラ見することが出来ました。噴水があって、左右対称で、まるで天国のよう・・・すごく綺麗に手入れされたタマン・サリ(ジョグジャカルタの王様プール)や、タージ・マハールの前庭を彷佛とさせる空間が広がっていました。

レストランの中はもう中東です。壁に張り巡らされたタイルに、低めのテーブル。ああ〜ス・テ・キ☆残念ながらお客さんが沢山いたので、インテリアの写真は撮れませんでしたが、一見の価値ありです。メニューはクスクスやタジン鍋、そしてハマムとマッサージとお食事が付いたプランもありました(お土産にサボンノワールも付く!)。次は女友達と行って、これやるしかね〜!!

モスケ・ド・パリの帰り道、夫が「あのお店、aitan好きそう」と指差す先には、バブーシュはランプを売るモロッコ雑貨店が。さっそく入ってみる私達。バブーシュは色んな色の革を取り揃えていて、パウダーピンクやパウダーミントなどのフェミニンな色みに胸キュン☆(そして羊の匂い)しかし今回は見送りました。だってモロッコのスークはもっと安いだろうから・・・!近い将来、モロッコに行こうね・・・と夫と視線をからませる私なのでした。

続く

パリ ぷらぷらフラヌール旅〜3日目:フラゴナール香水博物館とオペラのブックオフ


買物デーはまだまだ終わらない。次はマドレーヌのフラゴナールへ行きます。ここは香水博物館も併設していて、なんと入場無料!香水博物館の中に入ると、まるで外の喧噪が嘘のように静謐な世界が広がっていました。お客は私と夫だけ。昔ながらの香水の精製方法の説明や、香水瓶のコレクション、香り当てをするコーナーなどがあり、小規模展示ながらも充実。特に近世フランスの香水瓶コレクションは小さくて可愛いものが好きな人ならたまらないでしょう・・・(残念ながら写真撮影は禁止)。ベンチもあったし、しばらく香りを嗅ぎながら休憩しました。


フラゴナール香水博物館


堂々としたエントランス。

博物館の下がフラゴナールの店舗になっています。私のお目当てはコットンの旅行用巾着・・・。前回のパリでいいな・・・と思ったんだけど、少し高かったのであきらめていたんですが、やっぱり欲しい!と思い立ったわけです。しかし、この店舗には雑貨の扱いはないということ。ありゃ、残念・・・。明日別の店舗に行かなくっちゃ。今、気が付いたんですがフラゴナールはもう一軒美術館を持っているようです(こちら)。こっちも見とけばよかった・・・とほほ・・・。

フラゴナールの帰り道、なんか可愛らしいインテリアショップがある・・・と思ったら、ザラホームでした。そうそう、ここも行きたかったのよね!(明日行くつもりだった)とホクホク顔でお店の中へ。旅行前からザラホームのサイトをチェックしていて、あれも買おうこれも買おうイヒヒ♪と考えていたアイテムがたくさんあったのだけど・・・実際のお店には目をつけていたアイテムはナシ・・・。色々物色するも心に響くものは特に見つからず。残念・・・楽しみにしていたのに!

ヨーロッパでは様々な国で展開しているザラホーム。しかしなぜかチェコにはないのです・・・。ポーランドにはあるのに、どうして?!(いえ、別にポーランドが田舎だとかいう意味ではありませんよ?)ザラホームは春に大阪と横浜にも出来るそうじゃないですか。日本に帰省したとき中華街とセットで行くのが楽しみですが。

さて、ここからはまた本探しです。オペラにあるブックオフに行くんだ!と夫の目が輝いています。そう、日本のブックオフがパリにも出店していて、日本語書籍が買えるのですよ(すぐ近所にフランス語書籍版ブックオフもあり)。やっぱりパリはすげーなあ。夫は日本語オタク+本好き。以前東京で暮らしいていたアパートから数メートル先にブックオフがあり、よく100円で「大学受験のための世界史」だとか、「日本人が読めそうで読めない漢字」とか、そういったマニアックな古本を買って来ていたものです(だから引き上げるとき、本がものすごい量になった)

ブックオフのある通りには日本食材店もあって、じゃんぽ〜る西さんがバイトをしていたのってココなのかな?と思ったり。日本語のフリーペーパーも数種類あるし、ブックオフもあるしでパリには在留邦人がたくさんいるのね〜、は〜やっぱ都会だわい、とため息をつくのでした。


ブックオフにて

ブックオフで、玉村豊男さんのパリ旅エッセイを2ユーロでゲット。
私が生まれる前に出版された本だけど、今読んでも充分役に立ちます。

さてさて、疲れ果てたのでもうホテルに帰ります。途中の無名ブーランジェリーで夫にマカロンを買ってもらいました。今夜はマカロンを食べながら本を貪り読みます。

4日目に続く

パリは、気ままに歩いて知る人ぞ知るお店を発見するのが醍醐味・・・だけど、時間の限られた旅行ではなかなかそうもいきません。そこで、カイエ・ド・パリの取材で日々パリの街を歩きまわっている私たちふたりが、「ここを歩けば後悔しないはず!」というエリアをピンポイントでご案内します。ルーヴル美術館やオペラ座、エッフェル塔など、パリを訪れたら必ず1度は足を運ぶ人気観光スポットから歩いて15分圏内にあるおすすめのお店175軒を紹介。雑貨、セレクトショップ、アクセサリー、レストラン、カフェ、サロン・ド・テ、美術館、そして各地区におすすめホテル1軒を加え、これ1冊あればパリの旅行を満喫できる盛りだくさんな内容になっています。今年オープンしたばかりの注目ショップや、パリのおしゃれスポットを知り尽くしたパリジャン、パリジェンヌが紹介する隠れた名店も掲載し、パリは何度も訪れているというリビーターさんでも楽しんでいただけます。メトロやRERの駅はもちろん、薬局、両替所、ATM、スーパー、郵便局、公衆トイレといった旅行者にとって必要不可欠な情報も網羅した完全マップ付きで、パリ初心者さんでも戸惑う心配はありません!旅のフランス語やコラム、そしてパリの空気を感じられるすてきな写真を満載して、すぐにパリ旅行の予定がない人にもぜひ手に取っていただきたい1冊に仕上がりました。 (楽天ブックスより紹介文を引用)

パリ ぷらぷらフラヌール旅〜3日目:ポワラーヌ&シティファルマでお買い物

フナックでの戦利品がいっぱいあったので、ホテルに一旦帰ることにしました。ホテルのすぐ前にあった昔ながらのブーランジェリー/パティスリーに寄ってテイクアウト。クロワッサンが1ユーロという良心的な価格のお店で、おばちゃん店員さん二人。「ボンジュール!何にしましょう?どれも美味しいよ!」と下町風接客。ショーケースにはボテっとしたエクレアやタルトなどが並んでいる(大体3ユーロもしない)。エクレアとルリジューズ(どちらもチョコ味)を包んでもらうことにしました。

このときハッと気付いちゃったんですよ。無名の、それこそストリートに1軒はあるような、本当にありふれたお店。ガイドブックに載っている高級店とは全然違い庶民的な雰囲気のお店なので、わざわざ観光客が買いに来たりしないし、値段もバカみたいに高くない。しかし、こういう店で買物をする方がよっぽどパリジェンヌであることに、私、気付いちゃったんですよ!

ピラミッド型にした包装紙で包まれたお菓子を開けて、部屋で頬張る。ショコラのクリームがパンパンに入っていて、とろけるように甘くって、おいし〜い!!!高級店のお菓子が美味しいのは当たり前だけど、庶民的な店のだって全然美味しい。これからはあえて普通の店でテイクアウトがツウ!とぼんやり考えるのでした。

・・・さて、甘いものを食べてリラックスしたところで、また街へ出かけます。今日はもう買物デー。サンジェルマンに向かいます。先ほど、無名の店で買物するのがツウ!と言ったばかりなのに、向かうのは有名ブーランジェリーのポワラーヌです(笑)。


ポワラーヌ店頭

本当に小さいし、看板もドーンと出ていないので見過ごしちゃいそう!

日本にもパンを空輸しているし、ネットでもパンを売っている有名店にも関わらず、うっかり見過ごしてしまいそうな小さなお店でした。中では白衣を着た無愛想なおばちゃん店員が二人。パンだけじゃなくてパン用まな板やエコバッグ、パン型クッションなどの雑貨も売っています。そういや昔、妹がポワラーヌのロゴ入りズタ袋(ジャガイモの袋みたいな色合い)をドヤ顔で持っていたな・・・あいつはポワラーヌの存在を知っていたのか。そのズタ袋も売ってましたよ。確か27ユーロくらいだったかな?ジャガイモ袋同然なのになんという高さ!

             


パン型クッション、部屋にあったら面白いかも〜と思いましたが、シャレで買えない価格だし、なんだか布地がテカテカしてて安っぽかったのでパスしました。せっかくなので自分のお土産用として、箱入りクッキーを買うことに。おばちゃん店員さんに告げると、非常に面倒くさそうに対応してくれました(笑)。レジの横には小さなバスケットが置いてあり、割れて商品にならなくなったクッキーがたくさん入っていました。「ジュプー?」と言うと、無言で「食べな」という風にうなづくおばちゃん・・・。

う、うまい・・・!遠路はるばる来たかいがあると納得させるうまさです。芳醇なバターを惜しげも無く使った、農業先進国フランスの大地の味がします・・・(あれ、なんかマズそう?)。夫も「うまっ!」とビックリしていました。

              


プニシオン(罪)という名前のクッキー。確か15ユーロくらいでしした。
しかし、それも納得のウマさ。大事に持ち帰って食べました。箱?もちろん捨てませんよ。

もし、私がパリ在住だったら帰省時のお土産は絶対コレにするわ・・・(手荷物にするの大変だけど)というくらい気に入りました。まさに罪というネーミングがピッタリの罪深い美味しさ。次来た時も絶対買います!店舗はパリ中にいくつかあるので、観光に都合の良い店舗を予定に組み込むのも良いかも。ロンドンにもニ店舗あります。にしてもな〜、こんなブーランジェリーが近所にあったら最高ですよ。やっぱりパリに住むならサンジェルマンがいいわ!と夫にブッこく私なのでした・・・(家賃どれくらいなんだろう)。

さて、次はヨーロッパで一番安いドラックストアという噂のシティファルマですよ。前回のパリでも行って、買い込みました。やはり激込み!!!日本人女子もいましたが、ローカルやヨーロッパからの観光客、中国人観光客でもう買物オリンピック状態。以前行ったときよりも店員さん(白衣着用)も増えていて、アジア系の店員さんもいらっしゃいました。

買うものは決まっているけど、やっぱりこれだけ安いと目移りしちゃう・・・。夫は人ごみから離れたところで私を見守っています(笑)。フランス語を勉強していてよかったと思うのはこういうとき。なぜなら表示を読んで、どういう製品なのかが分かるからです!逆にプラハのdm(ドイツ資本のドラッグストア)はドイツ語表示の製品ばっかりで、チンプンカンプンなのだった・・・。

シティファルマ

これが戦利品。

参考までに価格を記します・・・。

・ビオデルマの化粧落とし二本組み・・・ 15.5ユーロ
・ニュクスのプロディジューオイル・・・18.9ユーロ
・ニュクスのリップクリームニ本組み・・・5.95ユーロ
・ニュクスのトラベルキット・・・6.9ユーロ
・ラロッシュポゼのBBクリーム・・・12.5ユーロ(×2)
・コーダリーのミニハンドクリーム・・・1.99ユーロ(×2)

ちなみに楽天だとこれくらいのお値段です。

              

    
                 

              
 
              
 
             


合計76.23ユーロなり!私は何気にニュクスが好きなのですが、日本で買うと目ん玉が飛び出す程高いので海外でしか買いません・・・(ソウルのdoota!内の薬局にも安く売っていますよ)。ラロポのBBクリームはプラハの薬局でも買えるけど、シティファルマの方がずっと安い。そしてビオデルマに至っては、プラハの1本分以下の価格で2本買えるという大盤振る舞いです。

ビオデルマの拭き取り化粧落としですが、ヨーロッパに来てから大好きになってしまいました。日本にいた頃は水でザブザブ顔を洗わないと洗った気がしなかったけど、ヨーロッパだと出来るだけ顔を水に接触させたくなくなるのです。なぜなら水質のせいで、洗った後の乾燥がすごいから!だからコレで拭き取って、その後化粧水&保湿なのです・・・。

続く

追記:ちなみにプラハの薬局だと、ニュクスのオイルは750コルナ(@3,750円)でラロッシュポゼのBBクリームは395コルナ(@1,975円)でした。まあプラハも東京と比べるとオトク感がありますね。

パリは、気ままに歩いて知る人ぞ知るお店を発見するのが醍醐味・・・だけど、時間の限られた旅行ではなかなかそうもいきません。そこで、カイエ・ド・パリの取材で日々パリの街を歩きまわっている私たちふたりが、「ここを歩けば後悔しないはず!」というエリアをピンポイントでご案内します。ルーヴル美術館やオペラ座、エッフェル塔など、パリを訪れたら必ず1度は足を運ぶ人気観光スポットから歩いて15分圏内にあるおすすめのお店175軒を紹介。雑貨、セレクトショップ、アクセサリー、レストラン、カフェ、サロン・ド・テ、美術館、そして各地区におすすめホテル1軒を加え、これ1冊あればパリの旅行を満喫できる盛りだくさんな内容になっています。今年オープンしたばかりの注目ショップや、パリのおしゃれスポットを知り尽くしたパリジャン、パリジェンヌが紹介する隠れた名店も掲載し、パリは何度も訪れているというリビーターさんでも楽しんでいただけます。メトロやRERの駅はもちろん、薬局、両替所、ATM、スーパー、郵便局、公衆トイレといった旅行者にとって必要不可欠な情報も網羅した完全マップ付きで、パリ初心者さんでも戸惑う心配はありません!旅のフランス語やコラム、そしてパリの空気を感じられるすてきな写真を満載して、すぐにパリ旅行の予定がない人にもぜひ手に取っていただきたい1冊に仕上がりました。 (楽天ブックスより紹介文を引用)

パリ ぷらぷらフラヌール旅〜3日目:ル・セレクトでランチ、デュランスでお買い物


フナックを後にして、メトロに乗りヴァヴァンで下車。モンパルナスといえばヌーヴェル・ヴァーグのロケ地です。私のお目当ては「勝手にしやがれ」で、ジャン・ポール・ベルモンドがジーン・セバーグを連れて友達と待ち合わせをしたル・セレクト。ここでランチ!

界隈には、「ラ・クーポール」(子羊のカレーが名物)、「ラ・ロトンド」(画家の藤田が常連)、「ル・ドーム」(アニエス・ヴァルダ監督「5時から7時までのクレオ」に登場)など、キラ星のごとき老舗カフェが。迷ったけど、ここはやっぱりベルモンドでしょ!ということでル・セレクトにしました。

ル・セレクト

ル・セレクト。アメリカンバーって書いてあるのがちと気になるが。


ル・セレクト夜

こちらは夜のル・セレクト。
映画はモノクロだからわからなかったけど、ややケバケバしいネオンだったのね。


平日、雨模様のランチタイム時。お客さんは本当に近所に住んでいます、といった風の壮年ムッシュー&マダムが多かったです。ウエイターさんとも顔見知り風。私がア↑コガレなのはこれなんである・・・。カフェの常連客になって、ウエイターにさりげなくいい席に案内してもらったり、世間話をしたりしたいというア↑コガレ。まあ、東京でも店員さんと仲良くなるくらい通った食べ物屋ってあんまないんだけど・・・。

昼時のコースもあったけど、そんなにお腹が空いていなかったので何かシンプルなものを・・・とメニューを見る。グラティネ(8ユーロ)がある!これに決まりだ。グラティネは、オニオンスープとも呼ばれる玉ねぎとチーズがたっぷり入った暖かい料理で、スープとグラタンの中間くらいの存在だ。小さく切ったバゲットが中に入ってる場合もあるし、温められたものが横に添えられている場合もある。と、知ったかぶりで書いていますが、実は食べるのは初めて(照)。

どうやってその存在を知ったかと言うと、パリに長く住んでいたシャンソン歌手の石井好子さんのエッセイによく登場していたから。その日の舞台を終えた石井さんや同僚の歌手が誰からともなく「グラティネ食べて行かない?」と言って、深夜営業のカフェで熱々のグラティネをフーフー言いながら食べた・・・という描写があって、なんて文化的な香りのする食べ物なんだろうか・・・私も食べたーい!と思っていたのですよ。ものの本によると、オペラや観劇などの後で小腹を満たすためによく食べられるんだとか。しかしそんなに気取ったものではなく、日本で言う「飲んだ後のラーメン」的存在なんだそうです。


グラティネ

これがアコガレのグラティネ。チーズとろ〜りでウマい!


ウエイターさんが、俳優のドミニク・ピニョン風味の人だった(ジュネ監督の常連で、一度見たら忘れられない顔。「アメリ」に出ていた粘着質ストーカーの人です)。やっぱりウエイターのキャラが立っていることも、カフェの雰囲気作りに欠かせないのだなあ・・・。というか、老舗カフェという舞台がウエイターを仏映画の名脇役俳優に見せてしまうのだろうか。

お腹を満たした後は、すぐ近くにあるアロマショップのデュランス(リサーチ済み)でお買い物♪我が家用のアロマディフューザーを買うのが目的です。少し迷ったけど、無事お店に到着。


デュランス店頭

意外と小さいデュランス。となりはマルセイユ石鹸のお店なのでハシゴしてもいいかも〜。

お店に入ると、も〜エエ匂いのする石鹸だのぶっといローソクだの、棒がブッ刺さった瓶だの(お部屋用のアロマディフューザーです)色〜んなものがい〜っぱい!!!女子同士でキャッキャ言いながらお買い物したら、さぞ楽しいに違いない素敵フレンチ空間が広がっている。

取りあえず欲しかったのは香り付きの陶器製メダル。これをぶら下げておくと可愛いし、いい匂いはするしで最高じゃないですか?という代物だ(これ)。しかも、香りが消えた頃にアロマオイルを数滴たらすと香りが復活するという。我が家のトイレはものを置く場所がないので、フックにこれをひっかけてトイレの芳香ソリューションです。

あと棒がブッ刺さった瓶を友達が泊まりに来たとき用に購入。数種類ある中で、一番気に入ったのはバイオレットの香りです。店員さんに「お土産用になにか高くないものを探しているのですが・・・」と聞くと、香り袋をすすめられる(これ)。引き出しの中に入れておくと開ける度にいい香りがするという、さりげなくも素敵な代物で、3〜4ヶ月持つのだとか。マミンカとバビーチカに買い求めました。

デュランス

デュランスの戦利品。

お店の中では私も愛聴している映画「男と女」のサントラ(Plus fort que nous)がかかり、やだ〜も〜、私の好きなものどうしてわかるの〜?!といった感じ。お店の雰囲気にもピッタリ、気怠い雨模様の午後にもピッタリの選曲であった。神がDJも兼任していると思うのはこんな時なのかもしれない(大袈裟?)。

余談:パリは、特にお洒落エリアです〜という感じではない、なんてことのない通りに思わず入ってみたくなるような魅力的なお店がいっぱいである。店主が好きなものだけ集めました、というようなインテリアショップ兼アクセサリー屋さんなんかがゴロゴロしている。デュランスのある通りにあったお店もまさにそんな感じで、ウインドーにあった天然石の指輪に目が止まり、試着させてもらったけど残念ながらサイズがブカブカ。しかしながら、チェーン店ではない個性的な独立系ショップを冷やかしながら散歩をするのはどんなにか楽しいだろうと思う。

続く

パリは、気ままに歩いて知る人ぞ知るお店を発見するのが醍醐味・・・だけど、時間の限られた旅行ではなかなかそうもいきません。そこで、カイエ・ド・パリの取材で日々パリの街を歩きまわっている私たちふたりが、「ここを歩けば後悔しないはず!」というエリアをピンポイントでご案内します。ルーヴル美術館やオペラ座、エッフェル塔など、パリを訪れたら必ず1度は足を運ぶ人気観光スポットから歩いて15分圏内にあるおすすめのお店175軒を紹介。雑貨、セレクトショップ、アクセサリー、レストラン、カフェ、サロン・ド・テ、美術館、そして各地区におすすめホテル1軒を加え、これ1冊あればパリの旅行を満喫できる盛りだくさんな内容になっています。今年オープンしたばかりの注目ショップや、パリのおしゃれスポットを知り尽くしたパリジャン、パリジェンヌが紹介する隠れた名店も掲載し、パリは何度も訪れているというリビーターさんでも楽しんでいただけます。メトロやRERの駅はもちろん、薬局、両替所、ATM、スーパー、郵便局、公衆トイレといった旅行者にとって必要不可欠な情報も網羅した完全マップ付きで、パリ初心者さんでも戸惑う心配はありません!旅のフランス語やコラム、そしてパリの空気を感じられるすてきな写真を満載して、すぐにパリ旅行の予定がない人にもぜひ手に取っていただきたい1冊に仕上がりました。 (楽天ブックスより紹介文を引用)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。