@itan-journ@l praha

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チェコ人が知らないチェコ語~プラハのチェコ語教室から3 (コースを終えての雑感)

チェコ語代名詞

チェコ語の代名詞のクレイジーな表。
英語だとme, you, her, him, us, them だけなのに・・・。


約1年にわたるチェコ語のコースが今月終了しました。今の気分はと言うと・・・「疲れた」「ホッとした」「もう終わりか・・・(決して寂しさを表現しているのではない)」という感じです。コースを終えての感想と私が感じていることなどを綴ってみたいと思います。

先に以前書いた関連記事を読むとより楽しめる(?)かと思います。

チェコ人が知らないチェコ語〜プラハのチェコ語教室から

チェコ人が知らないチェコ語~プラハのチェコ語教室から2(前編:なぜチェコ語は難解なのか?を自分なりに考えてみた)

チェコ人が知らないチェコ語~プラハのチェコ語教室から2(後編:エピソード集)


前期の終わりではヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)のA2というレベルに相当する項目を学習しました。チェコ語で言うと7格のうち単数形をすべてカバーしてA2終了という感じでした。今期はB1ということで、7格の複数形と命令形、比較級、最上級、仮定形、伝聞形などを勉強しました。(CEFRに関しては、アルクさんのページでいい感じにまとまった表が見られます)。レベルBが真ん中に来ていて1はその下半分なので、英語でいうと、Lower Intermediate のレベルでしょうか。しかしながら個人的には、Upper Beginnerに相当するA2終了時と実力は、さほど違っていないような気がします(あくまで私個人ではということです)。

しかし・・・私には本当に本当に本当に辛い半期でした。以前の記事にもダラダラと書きましたが、私はそもそもチェコ語が好きではないのです。好きではない、という柔らかい言い方にしましたが、ぶっちゃけ嫌いです。それだからA2のときとは比べ物にならないほど毎日の授業が辛く、嫌いなものだからますます落ちこぼれてしまってもっと嫌になるという悪循環に陥り、胃のあたりがどうもスッキリしないウィークデーを送っていました。学校に通うことは自分で決めたんですけれどもね・・・。

A2から引き続き、チアキ、カスミ、サヨコ、ヘレンと同じクラスになりましたが、ロベルタとはクラス離れてしまい、いつも隣で文法の複雑さに一緒にため息をついていたヨンエも半期で卒業してしまって少し寂しい始まりでした(全員仮名)。そして私が入れられたクラスは皆ものすごく出来が良く、私はそこで完全に浮いていました。A2のテストの結果でクラスわけがなされたそうですが、私は何故か出来る方のクラスに入れられてしまい(恐らくその中で最下位だったと推測)優等生向けの展開が早い授業にはなかなか付いて行くことが出来ませんでした。クラスを変更したいと申し出ましたが学校の都合上それも叶えられず、ハニワのような表情でほとんど発話することもなく席につき授業を受けていました。おそらく本物のハニワを私の席に置いたとしても誰も気が付かなかったのではないでしょうか・・・。

周りのクラスメートたちは「チェコ語の翻訳者になりたい」「チェコの歴史や文化に興味がある」「仕事を見つけてチェコに住みたい」とモチベーションが高い人ばかりだったので、たまたまこの国に住むことになったモチベーションのない私を「どうしようもないやっちゃな・・・」と思っていたのかもと想像に難くありません。私のやる気のなさは、もちろん先生も気が付いており「しかしながら」という接続詞を覚える際に「aitanはチェコ語が嫌いです。しかしながら、テストを受けなければなりません」という例文を作ってくれました。後からクラスメートに聞いたところ私はいつも授業中に「ハーッ・・・」とディープなため息をついていたそうです。自分では全然意識してなかったのですが。今更ながら、クラス内の士気を下げてしまったことをお詫びしたいと思うのでした。

しかし・・・教室内で感じる劣等感というのは小学生でもアラフォーでもまったく同じフィーリングなことは、今思うと面白い発見でした。勉強出来ないなりに、懸命に授業のしっぽを追う日もあったのですよ。懸命に付いて行っているつもりなのに、まるで私だけが30秒間タイムワープしたように皆とやっているタスクが見事にズレていることが起こって驚愕としたり。順番に問題の答え合わせをしている中で、間違えた答えを言ってしまい他のクラスメートから「ンッンー(Noという意思表示)」とか「これは◯◯です!(正しい回答)」と言われ穴があったら入りたくなったり、時には泣きたくなったり。

このことを義理の母マミンカに愚痴ると「だって、aitanはチェコ語がわからないから勉強してるんでしょ?」と言われ超正論に二の句が継げなくなったり(マミンカはフォローしているのだが)。とにかくクラスメートはみな出来る人ばかりで居心地が悪かったのは事実ですね。チェコ語の神にも見放されているせいか、順番に発表する答え合わせでは、何故だか間違えている箇所だけが連続で当たってしまうという運の悪さも発揮してしまい、もうフへへへへ・・・と笑うしかないという感じでした。答え合わせで間違える度に、私の脳裏には「ウルトラクイズ」の誤答すると泥土のたっぷり入った落とし穴にドボンするゲームのことを、そして泥土まみれになっている自分のイメージが頭に浮かぶのでした。


答え合わせ中の脳内イメージはコレ↓





そんな気持ち的に余裕のない授業だった為、残念ながら以前書いた様な先生や個性溢れるクラスメートの紹介とおもしろエピソード集は今回はありません。辛かったけど楽しかった前期、 ただひたすら辛かった後期という感じです。後期の授業のスタイルがほぼドリルをこなしていた学習塾のような印象の授業だったので、それが私には合わなかったのかもという理由も考えられます。チェコ語は嫌いですが、ブロークンなチェコ語を駆使して話をすることは決して嫌なことではなく、むしろ楽しいとさえ感じます(アルコールを飲むとより一層)。もちろんルールとして文法を頭に入れなければ話せませんが、それよりも既存の知識をフル回転させチェコ語で表現をする喜びを味わうことが私にとってはよりウエイトが高いことなのだろうなあ、と思った次第です。というか単なる飲みニケーション好き?

出来ないくせに自習もしないので、ズルズルと落ちこぼれるままでいた私ですが最後の試験(B1レベルのサーティフィケート取得試験)の前は真っ青になって勉強しました。試験前の3日間は学校を休んで朝から晩まで自習(授業はレベルが高くて出てもあまり意味がないと判断した為)。前述したようにB1では7格複数形のマスターが必須になりますが、複数形の前に単数形がシッカリと頭に入ってないということに今更気が付き、単数形に立ち返って勉強しました(こんなんでよくA2が突破出来たな・・・と我ながら思った)。常に胃がせり上がった様な違和感を抱え、朝は嘔吐きながら寝食を忘れてチェコ語と向き合ったせいか、今までどんなに気を使ってもマイナスに転じることのなかった体重がマイナス2.5キロになりました(やったね☆)。久々に号泣するというデトックス体験もし、最後の詰め込みでなんとか追いついたせいか、無事に合格。もし不合格だった場合、9月に追試なのでひと夏をチェコ語に費やしたくない!というのもネガティブなモチベーションとして機能したのだと思います(しかし、書いてて本当にチェコ語嫌いなんだなと再認識・・・)。

矢吹 丈のように真っ白に燃え尽きた私。終了後はクラスメートや学校の友人たちと祝杯をあげ、この夏はゼブラタイムを満喫するぞ~!!とウキウキなのですが、のど元過ぎれば熱さをなんとやら、せっかくここまで勉強したんだし、もっとチェコ語で言いたいことがちゃんと言えるようになりたいと思うようになりました。私、気付いちゃったんですよ(稲川淳二風)。この国に住んでいる限り、この国の言葉から逃れることは出来ないってことに・・・!まあ、チェコで日常生活を送る分には問題ないとは思うのですが・・・チェコ語学習と、今まで放っておいたフランス語学習(こちらは好き)との間で揺れている今の私なのでした。

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チェコ人が知らないチェコ語~プラハのチェコ語教室から2(後編:エピソード集)

チェコ語の漫画

「これで勉強しなよ」と地中海ファミリーの息子(10歳)が貸してくれた、チェコ語のガーフィールド。


前編では、チェコ語が難解な理由について私なりに述べてみました。後半は半年前に前の学校について書いたように「チェコ人が知らないチェコ語」と題して、 私が知る限りではありますが、どのような人がプラハのチェコ語学校に学んでいるのか、どのような教室シーンそして放課後シーンが繰り広げられていたかを チェコっと書いてみたいと思います。



※登場人物の名前はすべて仮名です。



<チェコ語教室の先生>

エヴァ先生
的確な指導力、ユーモア、面倒見の良さと教師に必要なものを全て兼ね備えたパーフェクトな先生。とにかくこの先生に教えてもらったことがラッキー、と生徒から慕われている。背が高くて金髪碧眼の知的美女(ジョディー ・フォスター似)だが、自身の美しさに無頓着。プライベートではティーンネイジャーの息子と二人暮らし、ピクサーアニメのシュレック似の彼氏がいる。

マルケタ先生
金曜日だけクラス担当するセカンドティーチャー。本業は歴史を専攻する大学院生で、歴女というだけではなく文化全般に博識なカルチャー女子。独特の皮肉とブラック なユーモアセンスを持ち、疲れた金曜日のクラスを楽しく彩るムードメーカー。口癖は「ユッピー!」(やったー!みたいな意味の感嘆の表現らしいが、皮肉屋のため、本来の意味で使われることはあまりない)。


<初心者+αコースでチェコ語を学ぶ生徒たち>

aitan(筆者)
国籍:日本
東京からチェコ人の夫とプラハに引っ越して来たのんきな兼業主婦。配偶者はチェコ人だが夫とは日本語で話している為、なかなかチェコ語環境に浸れないことが悩みといえば悩み。いつも高田純次ばりの適当さで授業に望んでいるが、テストの前だけ慌てて勉強し出す。放課後にクラスメートとランチに行くことが楽しみ。


ヨンエ
国籍:韓国
高校生を頭に三人の子持ちとはとても思えない若さの韓国人女性。子供たちの教育の為にソウルからプラハへ移住してきた。日本留学経験があるため流暢な日本語を話すことが出来る。いつも家族の為に韓国料理を三食作りながら勉学に励む姿はリスペクトに価する出来た女性。目下の悩みは家族のために節約し なければならないので、大好きなブランドバックが買えないこと。俳優ソ・ジソブのファン。

ヨンジュン
国籍:韓国
ヨンエの夫。クラスではビールとタバコが好きなキャラクターを確立。字とイラストが異様に上手く、ノートを提出する課題ではいつも先生を驚かせている(イラストは黄桜のCMでおなじみの小島功風)。たまにチェコ語学習の壁にあたると口数が少なくなる一面も(妻のヨンエにも伝染)。「これ、おいしいです」「そこ、行ったことあります」などの簡単な日本語を話すことが出来る。お酒が入るとチェコ語が急に流暢になる。

チアキ
国籍:日本
チェコの文化に興味があって留学してきた変わり者の20代女子。本が好きでチェコの作家の本はほとんど読破している読書家。日本人らしく腰が異様に低く、控えめな性格で、生真面目。特にライティングは素晴らしくテストではノーミスの偉業 を達成。 苦手なのはリスニングと会話で、つまると「え~っと」「なんだっけな~」と日本語でつぶやき皆を和ませている。意外と面食い。

カスミ
国籍:日本
芸術家一家に生まれ、幼い頃からチェコの絵本が身近にあったため、チェコに興味を持って留学してきた女の子。将来はチェコ語の絵本を翻訳する翻訳家になることが夢。ナチュラル志向でヨガを嗜み、季節の素材でジャムや和食を作るのが好き。常にほんわかムードを漂わせている女子だが、なんと学校全体でナンバー2の才女。特に文法の正確な知識は他を凌駕する実力の持ち主。

テヒ
国籍:韓国
チェコに音楽留学しにやってきたバイオリニスト。若さにもかかわらず落ち着いた知的な雰囲気を漂わせているお嬢様。 低音ボイスでなまりのない綺麗なチェコ語を話す。学校主宰のコンサートでは「戦場のメリークリスマス」 を演奏し皆を陶酔させた。イギリスドラマ「シャーロック」が好き。もちろんベネディクト・カンバーバッチのファン。

クリスティーナ
国籍:ドイツ
チェコ人の夫を持ち、現在第一子妊娠中のドイツ人女性。ビスクドールのように可愛らしいルックスで、しずかちゃんのような鈴の鳴るような声でチェコ語を話す。 おやつはいつもリンゴとニンジンのナチュラル派で、プラハ郊外の大きなお家ではなんと馬を二頭飼っている。嫌いなものはテレビ。

ロベルタ
国籍:ベネズエラ
チェコ人の夫を持つお目目くりくりの南米美女。いつもトップスとアクセサリーとアイシャドーの色をリンクさせているおしゃれさん。情に厚く涙もろいラテン気質。子供の様な無邪気な性格で、プラハを雪を初めて見たとき は思わず教室の外に駆け出してしまったことも。チェコ語の文法には苦労しているが、物怖じせずにどんどんチェコ語を話す体当たり実践派。

モハメド
国籍:シリア
シ リアから亡命してきた歯科医。容貌は「ドラゴンクエスト」のトルネコにそっくり。オープンで強引な性格で、宿題もほとんどやってこない自由人。のわりに授 業中はかなり自己主張が強くaitanからウザがられている。スペイン語と英語が話せるのが自慢らしい。実はジェントルメンで気のいいオッサン。ビザの事情などにより、惜しまれながらクラスを途中離脱。


サヨコ
国籍:日本
世界を飛び回るビジネスウーマンだったが、出張先のチェコでチェコ人男性と恋に落ち、現在婚約中。面倒見のいい姉御肌で、日本人学生に日本物資(お菓子、温泉のもと、塩昆布 etc)を惜しみなく分け与える寛容さを持っている。自身も学生だがアジア人にはわかりにくい文法解説にも定評があり、いつもaitanとヨンエに頼られている。アウトドア派のスポーツ好きで彼氏とアイスホッケーを観戦するのが趣味。


ヘレン
国籍:イギリス
在 チェコ10年のベテラン英語教師。ニコール・キッドマンのように背が高い迫力系美女。チェコ語でジョークを言えるくらい流暢に話せるが、文法を知らないか らという理由で初心者+αクラスにやってきた。あけっぴろげな性格で授業中にどんどんイングリッシュジョークを(チェコ語にして)放り込んで来る。自身の英語の生徒だったチェコ人男性と高級住宅地で事実婚中。

※チアキとサヨコはもともと、ひとつ上のレベルにいたが、自ら「もっと基礎を固めたい」と言って私達のレベルに来た為、日本人が多いクラス編成になったのだった。



<教室内エピソード>


・英語は共通語?

私がいたクラス は 初心者+αクラスで、まったくの初心者が集まったクラスではなかったものの、学期始めはかなり教室内で英語が使われていた。授業中、先生は英語で単語の意味や文法を説明し、生徒は英語で質問するという具合だった。しかし授業が進むにつれてだんだんと英語使用の割合が減って行き、一ヶ月経った頃には先生が使うのはチェコ語だけになっていった。単語の意味を説明するのも平坦なチェコ語。生徒が質問するのもたどたどしいチェコ語。ああ、もうチェコ語を使うしかないんだ・・・と震えが来たのを覚えている。

先生は英語を話すがネイティブではないので、よくイギリス人で英語教師のヘレンに「これってこういう意味で大丈夫かしら?」と確認し、ヘレンはチェコ語で大丈夫だと答える。しかし英語は教室内で多数の人がわかる言語ではあるけれども、全員が英語を解する訳ではない。韓国人のヨンジュン、ベネズエラ人のロベルタはほとんど英語がわからない。これは少し衝撃だった。なぜなら、チェコ語を学ぶくらいだから英語は既に習得済みなのだろうと思い込んでいたからだ。

実際、他のクラスでも英語がわからない人は結構いたらしい。ドイツ語は出来るけど、英語は勉強してこなかったというウクライナ人もいた。日本では外国語といえば大部分の人がまず英語を勉強するので、それは他の国でも同じなのだろうと思っていたが、私の思い込みだったようだ。比較的簡単な外国語とされる英語を入れないで、難解なチェコ語を勉強することは無謀のように思え、さぞかし大変だろうと思った。しかし、逆に考えると外国語の中で難しいとされるチェコ語を勉強した後だったら、他の外国語は簡単に感じるだろう。そう考えるとデメリットばかりではない。きっと英語は「こんなに文法がシンプルでいいの?」と思えるに違いない。



・プラハは好きですか?


セカンドティーチャーのマルケタ先生が、初めて教室にやってきたときに私に聞いた質問が「プラハは好きですか?」だった。マルケタは何気なく聞いただけだと思うが、これはなかなかに難しい質問である。プラハの街は綺麗だし、全体的にノンビリとした雰囲気があって比較的安全で、生活するのは悪くないが・・・やはり東京とかパリ、ロンドンと比べると田舎で都会っぽい楽しみ(ショッピングとか、ショッピングとか、ショッピングとか)の場所は乏しいし、大都市が持つ洗練された雰囲気はない。

もともと私はヨー ロッパに憧れていて、特にフランスの映画や音楽が好きだった。しかしそれは学生時代の話で、社会人になってからは東南アジアに足繁く通うようになり、青い海に囲まれた熱帯の島で暮らすことを夢見るようになったのだ。だが、長い紆余曲折の末にプラハに暮らすようになった・・・。でも将来は東南アジアに暮らすのが夢なのだ。しかし当面はプラハで生活していくわけであって・・・結論は「プラハのことは好きでもないし、 嫌いでもない」といったところだ。「プラハは好き?」という質問は在住の外国人女性たちからもよく聞かれる。「好きでもないし嫌いでもない」と答えると彼女たちは一様にフーッとため息をつき「よく、わかるわ」と共感を込めて言う。それぞれに事情はあるだろうが、住んでいるからこそ無邪気に「この街が好き」と言える時期は過ぎ去ったのだろうと推測される。

長くなってしまったが、私がプラハに抱く思いはそんな感じなのだ。しかし初心者に毛が生えた程度のチェコ語でそれを説明出来る訳がなく「好きではないです」と答えてしまった。もちろんその後に「でも嫌いでもなく・・・」と続けたのだが、「好きではない」という決定的な第一声がマルケタにインプットされてしまったようだ。 「aitanがプラハを好きになってくれればいいけど・・・」「aitanは嫌いだろうけどプラハは・・・」と授業中のネタにされるようになり、コース終 了後にマルケタからもらった手紙でも「プラハのことが好きになるといいね」と書かれていたのだった。プラハのことは好きでも嫌いでもないが、クラスは本当に楽しかったよ、とマルケタに返信しなければならない。


・チェコ語を学ぶそれぞれの理由

私のクラスを見てみると、チェコ語を学ぶ人には大きく2パターンある。1つ目が私の様なパターンで「家庭の事情でチェコに住むから、生活のために現地語の習得をしようと思って」(道具的動機付け)という理由で勉強している人。二つ目が「チェコやチェコの文化に興味があって」(統合的動機付け)というパターン。言語学的にこの2パターンは、どちらがより強い動機付けかということは定められていないらしい。しかし、私が感じるに絶対に「チェコやチェコの文化に興味があって」(統合的動機付け)のパターンの方が学習意欲が高い気がする。

私や韓国人のヨンエは新しい文法を習う度に、教科書を見て「ハア~ッ・・・」とか 「アイゴ〜・・・」とため息をつくが、チアキやカスミは「難しいよね」と言いつつもどこか楽しそうだ。実際彼女たちの伸びは早い。一度カスミちゃんに勉強のことについて聞いてみた。「チェコ語ってバビチカ(おばあちゃん)とかミミンコ(赤ちゃん)とか響きが可愛いじゃないですか。勉強が苦痛だと思ったこと?う~ん、ないですね」とのこと。やらなきゃいけないものではなくて、楽しいからやるもの、だから勉強も進む。その理屈はわかるものの、実際に目にしてやはりと実感したのだった。好きこそ、ものの上手なれ。


・ドイツ女性の掃除術

「どのくらいの頻度で◯◯をしますか?」「一週間にX回です」という文型の練習をしたときのこと。スポーツ、映画鑑賞、料理、散歩 etc....を入れるのだが「掃除」を入れてドイツ人のクリスティーナに質問してみた。「とくに決まってない」とのこと。「私は一週間に一回だけど?」 と聞いてみると「本当に決まってないの。汚れたらすぐ掃除をするから」との答え。す、すごい・・・。ドイツ製のお掃除用品は結構充実してるし、ドイツはわりと適当な欧州の中でもいつもピシっとしてるイメージがあるけど本当にそうなんだ。義理の祖母であるドイツ人のバビーチカも同じようなことを言っていた。「台所を使った後はいつも掃除をして、出したものを元の位置に戻すんだよ」と・・・。確かにバビーチカの家の台所はいつもピカピカでモノが出ていることがない。掃除は溜めずに随時、これが美しい家への第一歩なのかもしれない。


・チェコの姑と嫁の関係


私の義理の祖母バビーチカ(ドイツ人)と義理の母マミンカ(チェコ人)は、いわゆる姑と嫁の関係だがとても仲がいい (関連記事:ドボルザーコヴァの集い)。私自身もマミンカとは良好な関係を保っている(と、少なくとも私は思っている)。一方、私の日本の母は姑である祖母のことがあまり好きではないらしかった。だから嫁姑問題は、個人よりも”家”という括りが重んじられる東アジアに特有の現象なのかと安易に思っていた。 しかしながら、ヨーロッパにも嫁姑問題は存在しているらしい。

週末は何をしたか話すのが定番の月曜日の授業でのこと。「姑(マミンカ)の 家の庭を大姑(バビーチカ)と一緒に掃除しました」と私が発言したら、エヴァ先生が「本当?!aitan は勇気があるわねえ」とのけぞった。どうしてそんなに驚くのかわからなかったけれど、つまりそういうことなのだそうだ。チェコ人のエヴァ先生が彼氏のお母さんと会うときはいつも緊張するのだそう。イギリス人のヘレンはパートナーの実家に帰省するのが鬱陶しいと言っているし、前の学校で一緒だったフランス人女性は「夫のお母さんとは、できるだけ会いたくない」とハッキリ言っていた。

「嫁姑」という括りとは別にして、単純に人間として合う/合わないがあるのだろう。私はたまたま合う人だったのだ。日本で仕事運や上司運はまるでなかったけど、どうやら姑運には恵まれたようだ。仕事と違い姑はそう気軽にチェンジすることは出来ないので、これはこれでラッキーだったと言えるのかもしれない。


・チェコの9月は、オチンチ◯?

12ヶ月をチェコ語で言う練習をしたときのこと。なぜか9月(září:ザージー)に来ると、私の隣の席に座っている韓国人のヨンエが辛そうに笑いを堪えている。最初は気のせいかと思ったら、また9月のときにヨンエの様子がおかしくなる。ヨンエの隣に座っている夫のヨンジュンは、あきれ顔で「お前・・・」と言いたげな表情。不思議に思ったので、こっそりと「どうしたの?」と聞いてみた。「だって、だって、ザージーは・・・」と窒息しそうになりながら言うヨンエ。

その刹那に、以前、韓国人の知人に教えてもらったことを一瞬で思い出した。韓国語でザージー/ジャージーは「オチ◯チン」を意味する言葉なのだ!それを思い出し、私も思わず下を向いて笑いを堪える。エヴァ先生が「aitanとヨンエ、いったいどうしたの〜?」と私達を不思議そうに見るが、絶対に説明出来ない(したくない)!一方、もう1人の韓国人のお嬢様テヒのリアクションを盗み見ると、ほんの少し苦笑しているだけ。さすが品がある人は違うと思ったのだった。



・チェコのお金もオチンチ◯?


下ネタ続きでこのエピソードも。チェコでお金は「peníze:ペニーゼ」と言う。しかし、あるシチュエーションで「ペニーゼ」を「ペニス」と発音する場合があるのだ。いや「ペニス」よりも「ピェニス」に近い感じ。だからリアルに英語で男性器を発音しているみたいに聞こえて、そこだけが文章の中で妙〜に浮き上がっているように感じる。お金がキンタ◯・・・(正確にはペニスは袋じゃなくて棒を指すのだが)。なんか日本語とも通じる部分がある。他のクラスのウクライナ人女生徒(オバチャン)が「先生がピェニスって言うたびに、私、ハっとしちゃうのよ!」と言っていた。その気持ち、よ〜くわかる。



・ファックの次はビッチ、ジェ?


前の記事で「本当?」「マジ?」を意味するチェコ語は 「fakt:ファクト」だということを書いた。これが私の耳には「ファック」に聞こえて勝手にドキッとしたものだ。教科書にあったダイアローグに「・・・・・(文章), vid'?」というセリフがあった。最後の「vid'」が私の耳には「ビッチ」に聞こえる。アメリカ映画で本当に仲のいい女同士が親愛の情を込めて「ちょっとビッチ〜、私の服勝手に着ないでよ〜」みたいに言い合ってるシーンを見たことがあるので、そういう感じなのかと勝手に思ってしまったが、チェコ語なのでそんなわけがない。この「vid'」とは「〜でしょ?」みたいなフレーズだそうだ。しかし・・・やはりどうにも慣れない。他に「〜でしょ?」というフレーズで「ジェ?」というのがあるので、「ビッチ」のかわりにこればかり使っている。ジェ?



・まるで小学生 ?シリアのオッサン、モハメド


このクラスで一番強烈だった生徒は、おそらくシリア人のモハメドだ。シリアからチェコに亡命してきたのだが、そんな苦労を一切感じさせない明るさとウザさでクラスに君臨していた。最初のうちは随分と威勢が良かったので、もの凄く出来る生徒なのかと思っていたが、 徐々に彼の実力が明らかに・・・。ほとんど勉強しないし超適当なため、複雑な文法をまるで無視して話し始めるのである。先生が訂正すると「ああ!私はなんて ケアレスミスをしてしまったんだ、本当はわかっていたのに・・・」というテンションで慌てて言い直す(毎回)。文法は無視するくせに、知っている文法だと自信満々に「◯◯を持っています。アクザティブ!」「少しの◯◯です。ゲネティブ!」な どと格の名前をドヤ顔で言う。

一番ウザかったのはドリルの答え合わせのとき。先生が「では1番は何でしょうか?」と問い、みんなで「◯◯ です」というコールアンドレスポンスをしているとき。モハメドは自信があるところは「◯◯です!」と先生を食い気味にひときわ大きな声を発するが、わからないところはみんなが「◯◯です」と言ったのを聞いてすかさず大きな声で「◯◯です!」とかぶせて来る。まるで小学生の男の子のようだ。最初はウゼーな、と思っていたがそのうちに慣れてしまった。

ペアで会話をするときも先生の出した課題を消化しきれない。なぜなら課題から脱線して他のことを 話し始めてしまうからである。モハメドと組んだ人は結局、発表することが出来なくて「途中です・・・ 」と答えるしかないのだった。授業中にモハメドの携帯が鳴り響き(もちろん携帯はマナーモードにする決まりなのだが)、一応教室の外に出てから話し始めるのだが、 廊下にいても「シュクラン、シュクラン!(アラブ語でありがとう)」とデカイ声が教室に鳴り響く。自由過ぎるモハメド。だがなぜか憎めない。きっと中東を旅する途中で出会ったら「腹は減ってないか?オレの家に来い、嫁が夕飯を作るから食って行け!なんなら泊まって行け!」とオファーしてくれそうなオッサンなのである。ウザかったけどいないとちょっと寂しい、それがモハメドなのである。



・夫とラブラブのベネズエラ、一方の韓国は・・・


「◯◯なしでは、生きられません」という文型を練習したときのこと。韓国人のヨンエが「コーヒーなしでは、生きられません」と言う。夫のヨンジュンが「ビールなしでは 、生きられません」と言う。お肉が苦手なカスミが「豆腐なしでは、生きられません」と言う。ベネズエラ人のロベルタが「愛なしでは、生きられません」と言ったときに、教室がどよめいた。「だってそうでしょう?」という濁りのない表情のロベルタ。「ひええ〜」と我々アジア勢。

ロベルタの夫とは実際に会ったことがあるが、南米から来たお茶目で無邪気な妻をそっと見守る包容力のある夫といった感じ。こういう絶妙のバランスが夫婦なんだな〜、 と思ったのを覚えている。愛がなによりも大事、愛がなければ死んでしまう・・・と真顔で説くロベルタ。いや〜、それはわかるけど口に出してはちょっと恥ずかしくて言えない。一方の韓国人夫婦ヨンエとヨンジュンは、エヴァ先生に「あなたたちも愛なしでは生きらないでしょ〜?」とからかわれても、見事に超・低テンションでリアクションがない。ヨンエ曰く「もう私達は17年も一緒にいるから、そんなんじゃないですよ・・・」。しかし私は見た。ヨンジュンの携帯待ち受け画像が、ヨンエの笑顔写真だというのを!



・ある韓国人メンズの結婚観

チェコ語では「結婚する」という動詞が3種類くらいある。男性の「結婚する」は「oženit se」で「(嫁を)取る」という意味を内包しており、女性の「結婚する」は「vdát se」で「(自身を)あげる」という意味を内包している。男性でも女性でも使えるニュートラルな「vzít se:結婚する」という動詞もあるので「結婚する」が3種類あるのだ。ハア・・・。

エヴァ先生がひとつひとつ意味を説明してくれるのだが、女を取るだのあげるだのと前時代的な女性蔑視感がある(日本語でも「嫁にもらう」と言うが)。「なんだか気持ち悪い・・・」と隣の私にささやくヨンエ。するとヨンジュンが韓国語でヨンエに何か熱弁している。ヨンエが訳してくれたところによると「夫婦関係に上下など存在しない。結婚したら対等な同僚として一緒にやっていくもんだ。それが結婚だろう」と言っていたらしい。私は思わず口笛を吹きそうになってしまった。韓国は日本よりも男尊女卑の社会だと聞いていたので、ヨンジュンのモダンな考えに感心したのだ。それと同時に「◯◯人だから◯◯だ」という凝り固まったステレオタイプイメージは、実際に接してみないとなかなか払拭出来ないものだなと思ったのだった。



・質問にもお国柄?

イギリス人で自身も語学教師のヘレンは、質問魔。会話は一番出来るのに、いや出来るからこそいつもエヴァ先生に質問をぶつける。しかし彼女の質問は「英語ではこう言うけど、チェコ語では何て言うの?」みたいに英語ベースの質問なので、比較言語学的に役に立つことも多い。英語をチェコ語に直訳して通じるときもあるし通じないときもあったりで、 なかなかに奥が深いのだ。しかし「ヘレン、それ授業を止めてまで聞く必要ある・・・?」という不必要かつ高度過ぎる質問もいっぱいだ。

一方、日本人のチアキは休み時間や授業後になるとノートを胸に抱えて先生にタタタ・・・と駆け寄り「プ、プロシームヴァース(す、すみません)」と言って非常に申し訳なさそうに質問をする。彼女は背が小さいので、子供が一生懸命勉強しているみたいで本当に可愛らしい。みんなの時間を奪うことなく控えめに質問をするチアキ、日本人らしくてとても好感が持てるのだった。


・おやつ百景

ハードな授業のあとの休み時間には、皆それぞれ持参したスナックを食べて英気を養う。私はサンドイッチ(パンの切れ込みにスライスチーズを挟んだだけ)、りんご、ミカン、チョコレートなどをローテーションで持参して食べ ている。韓国人のヨンエはキンパ(韓国の海苔巻き)、ベネズエラ人のロベルタはバナナのケーキとなんとなく持参するおやつに国際色が出ている。「よかったら、これ食べない?」とおすそわけが回って来るのがとても嬉しい。そんな中で度肝を抜かれたのがドイツ人のクリスティーナのおやつだ。彼女は携帯を見ながら、生のニンジンをポリポリとかじっていた。真のナチュラリストはやることが違う。


・ミクラーシュとトラウマ

12月初旬のチェコの行事に「ミクラーシュ」と呼ばれるものがある。ザックリいうと、聖人ミクラーシュ(英語でニコラス。サンタクロースの原型みたいな人)が天使と悪魔を引き連れて、幼い子供のいる家を回るクリスマスの前哨戦みたいな行事だ。大抵は近所の人がこの三役に仮装をして家々を回る。ミクラーシュは子供にいい子にしていたかどうかを尋ね、 いい子には天使からお菓子が、悪い子には悪魔からジャガイモなどが与えられる。本当に悪い子にはオプションのペナルティーとして悪魔が持っている袋の中に入れられ、連れ去られたりするらしい。

学校でも生徒がミクラーシュ(ウクライナ人男子)、天使(ドイツ人女子)、悪魔(バングラディッシュ人男子)に扮して教室を練り歩き、私達にはチョコをエヴァ先生にはジャガイモを配った(先生はオチ担当)。大人から見ると他愛のない年中行事だが、悪魔の袋に入れられた子供にとっては結構なトラウマを残すものらしく「子供にとって、やりすぎのミクラー シュはいかがなものか?」という結構マジな議論が毎年起こるらしい。しかし悪者の悪魔の他にサンタクロースおじさんのミクラーシュ(彼は中立)と天使がいるのでそこまで怖いものではないような気がするが。チェコの人たちに秋田の伝統行事「なまはげ」を見せたら腰を抜かすんじゃないだろうか。全員が禍々しいワイルドな鬼の「なまはげ」はトラウマどころかPTSDレベルである。


・チェコのクリスマスの遊び

クリスマスの遊びとして学校で教えてもらったゲームがある。お盆の上に6つの小さなマグカップを逆さにして置く。その中には、コイン(富)、 指輪(結婚 )、パン(幸福)、ハンカチ(旅)、人形(子宝)、丸めたティッシュ(不運)が入っていてそれぞれが何かしらの運を象徴している。お盆の上でマグカップをすべらせ てシャッフルし、ひとつ選んで中を見てみるのだ。中の物が来年の運勢を告げるというなかなか面白いゲームである。コインならお金持ちになる、指輪なら結婚できる、パンなら全体的に幸福になる、ハンカチなら旅行が出来る、人形なら子宝に恵まれる、ティッシュを引いたら・・・もう一度チャレンジOKらしい。私は1回目がティッシュで2回目が結婚(既に既婚)、3回目で子宝を引いた。先生は「ホルチチカ(女の子)よ!」と予言していたが・・・。


・年末はエモーショナルな季節

チェコの年末はクリスマスムード一色で終わる。ベネズエラ人のロベルタの提案でクラスでもプレゼント交換をすることにした。クジ引きをしてそのクジに書いてある名前の人へプレゼントを買うというシステムである。これで誰かしらが誰かに贈り物をすることになる。それとは別にお金を出し合って、エヴァ先生とマルケタにプレゼントを買うことにした。ロベルタはそれぞれカードを買って来 て、みんなで寄せ書き(もちろん、たどたどしいチェコ語)。

先生には内緒にして最後にみんなでプレゼントをした。カードを読んで感激する先生。「本当に素晴らしいクラスだわ。みんな仲良しだし、やる気があって・・・」と感謝の言葉を述べる先生。見ると韓国人のヨンエが泣き出している。「みんないい人ばか りなのに、私は今期でお別れです・・・」とヨンエ。彼女と夫のヨンジュンは半期だけ学校に通うことにしていたのだ。思わずもらい泣きする私。泣き上戸のロベルタも大きな目に涙を浮かべている。「良いクリスマスを、良い新年を」と先生と抱き合うとまた涙がこぼれる。年の瀬は普段の感謝を伝える機会だが、 エモーショナルな感情がほとばしるときでもある。



・期末もエモーショナルな季節

年末もエモーショナルだったが、 セメスターが終わるときもそれはエモーショナルである。テストが終わり、修了証を先生から受け取り、皆で祝杯を上げる。5ヶ月間の血と涙の結晶が修了証 (ペッラペラの紙なのだが)。それを「よく頑張ったわね」と先生から暖かい言葉をかけてもらって授与されると、もうこみ上げて来るものがある。涙もろいヨンエの防波堤はもろくも決壊。感慨深げに修了証を見るヨンエとヨンジュン夫妻のツーショットを見て、私の防波堤も決壊。校内で2位(1位は同じスラブ系言語を話すロシア人。アジア人が二位というのは快挙)になったカスミちゃんの感激の涙を見て、決壊。泣いてアイラインがすべて流れ落ちてしまって後悔。最初はチェコ語が田舎っぽいとか色々ゴネたりしたけど、やっててよかった!先生ありがとう、みんなありがとう!このときの熱くピュアな気持ちを真空パックにして保存し、やる気のないときに吸引出来たら・・・と思うのだった。





<放課後エピソード>


・今日は私の誕生日!ケーキをお裾分け


日本で誕生日を祝うというと、テレビの影響かサプライズパーティー的な色合いが濃い気がする。突然電気が消えて、奥からローソクを灯したケーキがハッピーバースデーの歌とともに運ばれて来る。主役は(わかっていても )「え〜!」と驚き感激するのが幸福な予定調和の風景だ。しかし予定調和を行うには友達が自分の誕生日を知っていることが前提になる。大人になってから出 来た友人の誕生日は意外と知らないことが多いし、誕生日をわざわざ聞くというのも事前準備をするようで少し気恥ずかしかったりする。

こちらに越して来てからは、バースデーガール/ボーイ自らが 「今日は私の誕生日!ケーキをどうぞ」とお裾分けして回るのを何度か目にした。そのときに「エッ、そうだったの?いや〜、おめでとう」と驚きつつも「なんか誕生日なのに奉仕させちゃって悪いな〜」などと思ったりする。日本ではご存知の通り、バースデーの当事者は王様なので下々のものがするようは下働きとは無縁だからだ。 しかしこうしてカジュアルに誕生日を伝えることが出来るシステムってなかなか合理的で悪くないものである。当事者が年に一回準備するだけでいいし、友人の誕生日が来る度に準備する気遣いも減って楽といえば楽である。


・子供は語学の天才

子供はスポンジのように知識を吸収し、体得する。この能力を発揮出来るのは若いときの限られた時間のみだ(感覚値だと15歳くらいまで?)。以前の記事でも触れた知人の地中海ファミリーの息子、10歳はギリシャ語、フランス語、英語、チェコ語を操るマルチリンガル。チェコ語はチェコの学校に通うようになって覚えたらしい。最初はまるでわからなかったけど、3ヶ月くらいで耳が慣れて皆が何を言っているのかわかるようになったとのこと。

韓国から移住してきたヨンエとヨンジュンの子供たち(16歳、14歳、10歳)も現地校に通い、1年経った今では全く問題がないらしい。末の子は親のチェコ 語の宿題を見てやっているとか。また現地校では英語/ドイツ語を学習中でトリリンガルになるのは間違いない。すごい、子供は本当にすごい。幼い頃に外国語 を習わせてくれなかった自分の親を恨むばかりである。しかしインターではなく現地 校に入れるって、親としてもすごい決断だと思うのだった。習うより慣れろ、子供にとっては最短の語学習得なのかもしれない。



・チェコ人も語学の天才?

ヨーロッパの真ん中にある小さな国チェコ。前半でも書いた通り、その人口は東京都よりも300万人ほど少ない。周りを外国に囲まれた小国のため、おのずと外国語を話すことが必要となって来る。私自身が外国人のせいもあるが、プラハで知り合ったチェコ人は基本的に数カ国語を話す人が多い。英語、ドイツ語、ロシア語、 フランス語、スペイン語、イタリア語など欧州主要言語のうちの2カ国語は出来る人が多い印象だ(日本語を解するチェコ人もいる)。日本だとバイリンガル で「すごい!」となるが、欧州だとトリリンガルでも別段、驚くことではないらしい。トリリンガル以上だとマルチリンガルとかポリグロットと言う。ロベルタの友人のチェコ人男性はチェコ、英、仏、西、独、伊、露、さ らに少しの日本語が出来る。彼はアイススケートリンクを作る職人で、仕事のため世界中を回り現地で語学を習得したのだそうだ。世界中を旅するためには船乗りにでもならないと無理かと思っていたが、世の中色々な職業があるものである。



・アルコールが語学習得に及ぼす絶大な影響


飲むと饒舌になるのは普通のことだけど、外国語も上手くなる気がする。いや上手くなっている気がするだけだと思うが、シラフのときの気負いや緊張、ストレスなどがなくなり、リラックスして口から言いたいことが飛び出して来るのだ。しかもそれがブロークンであっても同じレベルで勉強する者同士だと通じてしまったりするので勢い盛り上がる。金曜の授業やテストが終わった日、「もう飲んじゃいましょうよ」と連れ立ってホスポダへ向かうことがよくあった。1杯目のジョッキが空になる頃にはテ ンションも上がり、すっかり陽気になってしまう。チェコ語を習い始めて数ヶ月の人ばかりだから、文法を無視どころが文章さえも成立せずに単語を並べただけになることもあるのだが、何故か私達の中では通じてしまう。恐らく先生やネイティヴの人は私達が何を話しているか到底理解出来ないだろう。しかしお酒を飲んでいるときは本当にリラックスして間違えなんて全然怖くなくなる。会話のクラスはすべて飲みながらやるといいのではないだろうか、と本気で思うのだった。



・日本語を操る才媛たち

学校には日本語が出来る外国人女性が何人かいた。まずは韓国人のヨンエ。なまりのない綺麗な日本語をそれは流暢に話す。クラスが始まった ばかりの頃、彼女と会話のペアになり「日本に住んでいたことがあって、韓国では日本語の先生をしていました」とチェコ語で聞いた時は、私の聞き取りが変なのだろうか?と耳を疑った。その後日本語で話してその上手さに仰天したのだ。もちろん授業以外で彼女と話すときは日本語に決定。いや授業中も「難しい・・・」とか「マズそう・・・」(チェコのクリスマスは鯉を食べると聞いて)とか日本語でつぶやくヨンエなのだった。

もう1人は台湾から来た女の子、スーちゃん(仮名)。もともとロシア語専攻で、チェコ語に興味があって留学してきたこれまた変わり種の女子である。チェコ語は私よりも上のクラスにいてかなり流暢。彼女の日本語は少し台湾なまりがあるが、何かを日本語で理解した瞬間に 「あ〜はいはいはいはい!」とか帰り際に「おつかれさまです〜」と言ったりしてかなり日本人っぽい。スラっとしたスタイルにロングヘア。「レッドクリフ」に出ていた台湾女優のリン・チーリンに似てめちゃくちゃ可愛い。彼女にそのことを言うと「リン・チーリン、何歳か知ってますか?」と言われた。リン・チーリンは39歳、スーちゃんはまだうら若き25歳なのだった。なんかごめん、スーちゃん。

最後の1人はロシアからやってきたエカテリーナさん(仮名)。学校の廊下でサヨコと日本語で話していたら「すみません、日本人ですか?」と話しかけられた。ロシアの綺麗な女性から急に日本語で話しかけられたので驚いた。旦那さんの仕事の都合で日本に数年住んだことがあって、日本語で読み書き会話が出来そうだ。チェコに住んでいると、なかなか日本語を使う機会 がないので私達と日本語会話をするのがとても嬉しいとのこと。いや〜、そんな風に言ってもらえるなんて・・・。ちなみにエカテリーナさんのチェコ語のレベルは私と同じなのだが、スラブ語圏の国から来た人は理解速度が早いのでスラブ系学生のみを集めたクラスで勉強している。文法がほぼ同じなので、進み方が高速なのだそうだ。

まさかチェコ語の学校に日本語を話す人が三人もいるなんて!これは本当に驚きだった。しかも皆綺麗な女性。美人だし知的で頭もいい、天はニ物を与えるのですね。


・密接になるチェコと韓国の関係

プラハの街を歩いていると、韓国人とすれ違うことが多い。観光で来ているのか在住なのかはわからないが、日本人よりも多い気がする。「プラハの恋人」という韓国ドラマ(未見)の影響ってすごいんだなあ、とボンヤリ思っていたのだが、どうやら理由はそれだけではないらしい。韓国人のヨンエ曰く、サムソンを初め韓国系企業がチェコに進出し始めたことによるらしい。チェコはヨーロッパの中心にあるので西側と東側の両方で業務展開をするには都合がいいのだとか。なるほどである。大韓航空がインチョンとプラハの間を飛んでいるのも、チェコ航空の株をたくさん買ったりしているのも韓国系企業の進出と関係があるのだそうだ。在住の日本の先輩に聞いた話だったか、2006年頃に日本企業のチェコ進出ブームがあって、たくさんの企業(主に製造業)がチェコに進出して在住の日本人も増えたという。しかしその後のリーマンショックなどのあおりを受けて撤退した企業もあり、ピーク時よりだいぶ日本人の数も減ったとか。在チェコの日本人は減ったけれども、韓国人の数は増えており、人数は日本人を抜いたのだそうだ。

ヨンエ一家がチェコ移住を決めたのも、韓国企業がチェコに進出していることが主な理由だという。「チェコで子供に教育を受けさせて、こちらにある韓国企業に就職して欲しいんです。教育のシステムは韓国よりチェコの方がいいですから」とヨンエ。チェコ語学校に通う韓国人学生も「将来はサムソンで働きたいから、チェコ語を勉強してます」という子が多いらしい。なるほど、就職ありきなのか。しかし、知人もあまりいない上に言葉もまったくわからないヨーロッパの小国に一家で移住してくるなんて、そうとう凄い決意だ。しかしヨンエとヨンジュンはわりにケロッとしている。しかも彼らは自営で生計を立てようとしているのだ。しかし子供たちはもうチェコに馴染んでおり、一番上の子は医者を目指して勉強中なので、彼らの計画は今のところ上手くいっているようだ。


・カスミちゃんとお料理交換日記・・・のはずが


お 料理上手のカスミちゃんは、プラハのファーマーズマーケット で買ったお野菜を使って和食を作ることが出来る。いつも「ひとりでは食べきれないから・・・」とタッパーにつめて学校に持参し、私達に振る舞ってくれるの だ。きんぴら風のお総菜や煮物に感激する日本人学生たち。私が男だったらカスミちゃんのことを好きになってしまうかもしれない。美味しく頂いた後タッパーを洗って返すことになるのだがカラのタッパーを返すわけにはいかないので、その中に私が作った料理を入れて返すようにしている。トマトのタブレ、ミネストローネ、トマトと卵の炒め物・・・私、気付いちゃったんですよ。私の料理、ほとんどトマトばっかりだってことに!彼女より随分と年上なのに、料理初心者なのがバレバレで恥ずかしいのであった。



・ホンザという名前の彼氏

バイオリンを学ぶ韓国人の女の子、テヒがビザの関係でドイツまで行かなければならなくなった。テヒがヨンエとそのことについて韓国語で話しているのを横で私は聞いていた。私は 「カッカジュセヨ」「ケンチャナヨ」「サランヘヨ」「マシッソヨ」というツーリスト韓国語しかわからないのだが、勉強しなくてもいい外国語をネイティブが話しているのを聞くのが大好きだ。エキゾチックな気分になる。「ドイツまでどうやって行くの?」みたいなことをヨンエが韓国語で聞いたら、テヒが「ホンザ」と答えた。チェコ語でホンザというのはヤンという男の子の名前の愛称である。「はは〜ん、テヒにはホンザっていう彼氏がいるのか〜」とニヤニヤした私。

その後、みんなで飲みに行ったときに「テヒってチェコ人の彼氏いるんでしょ?」とヨンエに聞いてみた。「え・ ・・?テヒは今シングルですよ」とヨンエ。「だって、ホンザって言ってたじゃない」と言うと、夫のヨンジュンが「あ〜、アローン、アローン」と英語らしき単語を口にした。んん?一体どういうこと?「ホンザって、韓国語で1人って意味なんですよ・・・。テヒはドイツまで一人で行くんです」とヨンエ。え、そう だったのか・・・。私、勝手に誤解して恥ずかしい!テヒに変なこと言わなくて本当によかった・・・と思ったのだった。



・チェコにイケメンはいない?

前の記事にも書いたが、チェコの女性は綺麗なことで有名だ。他のEU圏から来たメンズが国の友達に「オレの彼女、チェコ人なんだ」って言うと、かなり羨ましがられるらしい。実際にチェコ出身のスーパーモデルは多いので、まあそうでしょうね〜という感じである。だからか一般の女の子も可愛い子が多い(でも容姿に無頓着な子も多く、磨けばもっと光るだろうに・・・と思うことも多い)。チェコの子供もお人形さんみたいに可愛らしい。小学生の男子なんかも美少年揃いで「将来は、一体どんな不埒な美男子に成長してしまうのだろうか・・・」と思ってしまう子がたくさんいる。

しかしである。プラハの街にイケメンがいないのである。本当にいないのである。何て言えばいいのか、20代〜30代くらいのメンズ自体もあんまりいないのである。子供か高校生か、オッサンか。これは私の行動範囲の問題かもしれないが・・・。トラムやメトロでイケメンを探してみるが、本っ当に見当たらない。そういえばプラハ城の兵隊さんにもイケメンは少ない。妙〜に変だな〜と、この疑問を学校の女子にぶつけてみたところ「わかる!」と圧倒的な同意を得られた。

しかも「あら、イケメン?」と思って見てみると、ファッションとか佇まいがゲイっぽかったりする。む、難しい・・・。なんでこんなにストレートのイケメンがいないのか!しかしEUの他の国でもイケメンって思ったより全然いないかも。世界的に見て美女の人口の方がイケメンよりも多い気がする。イケメンは貴重だ。みんなの共有財産として保護しないとそのうち滅びるのではないだろうか ・・・とわりと本気で心配である。えっ、私の連れ合い?もちろんイケメンだと思ってますよ。でも友達は彼のことを「そうでもない」と言ったりしてます。結局、美というのは主観的なフィルターの問題なのでしょうね。


・日本人が好きなチェコ語、チェコ人が好きな日本語

日本語を学ぶチェコ人学生と、チェコ語を学ぶ日本人学生とでパーティーが開かれた。無論彼らの方が話せるので会話はおのずと日本語になる。お互いの言語で好 きな単語はどういうものかという話題になった。私が好きなチェコ語は「písnička:ピースニチカ」。歌という意味の単語で、なんだか夜空に輝くお星さ まのようにキラキラしたファンシーさを感じるからだ。他のクラスの日本人メンズ(学習歴ニ年)は「zakázan:ザカーザン」らしい。これは禁止という意味で、よく侵入禁止という札に書いてあるが、ザカーザンという硬質な響きがロボットアニメのタイトルみたいでカッコイイとのこと。

一方、チェコ人の女子学生が好きな漢字は「嵐」。「山に風が吹いて、嵐なんてカッコいい〜」と言っていた。チェコ人の男子学生が言った。「僕が好きな日本語は・・・夕焼けです!」理由は「とても・・・綺麗です。空が真っ赤に焼けているという表現はとても風情があって・・・」とウットリとした目つきで語る彼。説明はもちろん日本語である。その他にも彼らは村上春樹や大江健三郎、安部公房などの本を読破し、日本語で文学を味わっているのだそうだ。私、日本人だけどこの三人の作家どれも読んだことない・・・。いや〜、恐れ入りました。やっぱり好きこそものの上手なれですね。

チェコ人が知らないチェコ語~プラハのチェコ語教室から2(前編:なぜチェコ語は難解なのか?を自分なりに考えてみた)

チェコ語の格

格変化の千本ノック練習。前にある動詞を見て、どの格が来るか判断する。
後ろに付けられたアルファベットは7格のそれぞれの頭文字。


チェコ語を学び始めて約1年が経ちました。昨年9月からは新しい学校に通い、毎日チェコ語を勉強するようになりました。今現在の私が体験したチェコ語学習の状況を書き留めておこうと思います。

前回の記事「チェコ人が知らないチェコ語〜プラハのチェコ語教室から」では、現在形・過去形を使っての簡単な会話が出来るようになった、とドヤ顔で書いていましたが・・・実は頻出フレーズを脳内にストックしていただけで、7つあるチェコ語の格のことはほとんど知らなかったのだ・・・ということに気が付きました。恥ずかしいです。まあ前の学校は週に二回だったし、ゼロから始めた訳だから、習い事の域を出ない学習だったということはあるのですが・・・。

チェコ語は難解な言語である」 という定説をよく聞きますが・・・ぶっちゃけ何がそんなに難しいのよ?ええっ?と思っていたんです。その難しさの正体がこの「格変化」です。前の学校ではキチンと格変化を習っていなかったのです。格変化が必要な場合は先生が「そこは"マミンカ"ではなく、"マミンク"って言うのよ」などといちいち訂正していたのですね。「なんか名詞が色々と変化してるんだなあ〜」とボンヤリ思っていたくらいだったので、クラスメイトが教室にある格変化表を指差し「これがチェコ語でいちばん難しいとされているやつだよ」と言ってたのもイマイチ、ピンときていませんでした。

先生がチェコ語で言うことを聞いて理解したり、教科書にあるチェコ語の平坦な文章を読んだりすることは、実はそんなに難しくはないんですよ。何が難しいかって、7つある格を活用させて話したり文章を作ることが非常に難しいのです。非常に難しいと書きましたが、私にとってはこれが鬼のように難しい。チェコ語って、外国人から話されるのを拒んでいるのではないか・・・と思うくらい複雑です。

ここで私なりにチェコ語の7つある格変化を説明してみたいと思います。以下がザックリとまとめた概要ですが、学習して 1年目なのでザックリした説明であることと、専門家ではないので100%正確なものではないことをご了承下さい。


※(チ)-チェコ語、(英)-英語、(日)-日本語
※格の該当する部分に下線を引きました。
※Petr(ペトル)は英語のPeter(ピーター)にあたるメジャーな名前です。


・主格(1格)ー Nominativ
 主語として使うノーマルな格。
(チ)Petr je student.
(英)Peter is student.
(日)ペトルは学生です。

・属格(2格)ー Genitiv
 「◯◯が所有しているもの」「〜(場所)から」「〜(場所)へ」
 「〜(量)程の」というときに使用する格。ザックリ言うと英語の「of」「〜’s」「from/to」などにあたる。
(チ)To je kniha Petra.
  (英)This is Peter's book.
  (日)これはペトルの本です。

・与格(3格)ー Dativ
 「◯◯はX歳です」「◯◯に/を〜(買う、助ける、書く、送る、電話)する」など
  コミュニケーション関係のときに使う格。
  ザックリ言うと英語の「to/for〜」みたいな感じ。
(チ)Zavolám Petrovi.
(英)I call to Peter.
(日)私はペトルへ電話する。
 
・対格(4格)ー Akuzativ
 「私は、◯◯を〜(愛する、食べる、飲む、見る、聞く、作る、着る)する」など
  目的語となるものを表すときに使う格。一番使用頻度が多い。
(チ)Dívám se na Petra.
(英)I look at Peter.
(日)私はペトルを見る。

・呼格(5格)ー Vokativ
 「お〜い、◯◯!」「こんにちは、◯◯!」など名前を呼びかけるときに使う。
(チ)Ahoj, Petře!
(英)Hi, Peter!
(日)やあ、ペトル!

・前置格(6格)ー Locativ
 「〜で(場所)」「〜について話す(話題)」など位置と話題について話すときに使う格。
     いつも前置詞とセットで使われる。
(チ)Bavili jsme se o Petrovi v kavárně.
(英)We talked about Peter in the cafe.
(日)私達はカフェで ペトルについて話した。
  
・造格(7格) ーInstrumentál
  「〜と一緒に」「〜の間、前、後、上、下に」など一緒に存在するものと、位置的な情報を伝達するときに使う格。
  ザックリ言うと前者は英語の「with」にあたる。
(チ)Čekám Evu s Petrem před kinem.
(英)I wait for Eva with Peter  in front of the cinema.
(日)私はペトルと一緒に 映画館の前でエヴァを待つ。


チェコ語の「Petr」が格ごとに「Petra」「Petrovi」「Petře」「Petrem」・・・と、変化しているのがわかりますか?

Petr (男性名詞、生命があって動くもの)でこの7通りの変化があります。さらにチェコ語の名詞は「男性名詞、生命がなくて動かないもの」「女性名詞」「中性名詞」があり、これらももそれぞれ異なった7変化をします。7格×4タイプの名詞で28通りのバリエーション。しかし驚くなかれ4タイプの名詞の中でも語尾によってザックリ3通りに分けられ、それぞれ異なった変化をします。男性名詞(生命があるもの)×3、男性名詞(生命がないもの)×3、女性名詞×3、中性名詞×3、だから7格×12パターンで、えーと・・・バリエーションはザックリで84通りです。どうです、気が遠くなってきませんか・・・?(84通りですが、変化がダブっている部分も多少あります)。


そもそも、なぜチェコ語はこんなに複雑な格変化を持っているのか?先生はこのような理由であると説明します。

この英語の文章 Eva loves Peter. (エヴァはペトルを愛する)
を、チェコ語にすると Eva miluje Petra.(対格-Akuzativ)になります。

英語はS(主語)+V(動詞)+O(目的語)の語順が決まっていて、そのルールに沿って話す言語です。SVOの順番を無視したら通じません。ところがチェコ語はSVOの語順を重視しない言語です。Eva miluje Petra.(対格-Akuzativ)の語順をメチャクチャに変えてみましょう。

Petra miluje Eva.
Eva Petra miluje.
Petra Eva miluje.
Miluje Eva Petra?(質問)
Miluje Petra Eva?(質問)

このようにSVOを守らずに語順をメッチャクチャに入れ替えても、目的語となる Petr が Petra(対格-Akuzativ)になっている以上「エヴァがペトルのことを好きなんだな(つまり、愛されているのはペトル)」ということが明確になるんだそうです。

先生はこのようにエクスキューズし、フレキシブルに語順を入れ替えられるチェコ語の利点(!)を説明しますが、外国人からしてみれば「ハア?なんじゃそれ?英語と同じくSVOの語順を守ってれば、複雑な格変化なんていらねえじゃん!」という感じなのであります。しかし英語のSVOに沿ったところで、格変化なし(主格のみ)で話しても、チェコ人には通じないんだそうで・・・。


さて、ここからは私の愚痴になりますので興味のない方はどうぞタブを閉じて下さい・・・。


チェコは小国なので昔はドイツやロシアに侵略されて、チェコ語が禁止されている時代もありました。けれども伝統芸能であるマリオネットの中でだけはチェコ語の使用が許可されていたそうな。今のチェコ語があるのは脈々と続いて来た人形劇のおかげ・・・なんだか胸熱なカルチャー話ですね。しかし、ぶっちゃけ「ドイツの傘下に入っちゃって、完全なドイツ語圏になってた方が、経済的には色々メリットがあってよかったんじゃね?」と思うこともしばしば・・・・。チェコ愛国者が聞いたら卒倒しそうな危険な思想が頭をかすめる私を誰が責められようか、それくらい文法の勉強が大変だったのです。

そもそも・・・文法が複雑すぎて習得難解な上に、仮に習得出来たところで人口たったの1,051万人なんと、東京都より300万人ほど少ない・・・の中欧の海なし小国でしか通じない言語を学習って、どんな罰ゲームよ・・・?!と気絶しそうになります。

チェコ語に使う労力をなー 、フランス語(習得半ばだがチェコ語のためにお休み中) に使えたら、私きっと滝川クリステルも真っ青な仏語力身につけているのではないかと思う訳ですよ・・・。なんならドイツ語でもいい、スペイン語でもいいし、中国語でもいい(学生時代に挫折した経験あり)。もっと世界で使える機会がたくさんあるメジャー言語にこの心血を注ぎたい!

チェコという国にさしたる興味関心もなく、そんなことばかり考えていたので学習に身が入るわけはなく、途中で放り出したフランス語に未練タップリ。「私、チェコ語のコースが終わったらフレンチ・インスティテュートにフランス語習いに行くんだもんね・・・」とインスティテュートのHPをチェックしたりしたこともありました。だってフランス語の音は本当に綺麗。それに比べてチェコ語の音はダサイ、田舎っぽい!この文章を見て下さい。


(日)人生は美しい。
(仏)La vie est belle. (ラヴィ エ ベル)
(チ)Život je krásný. (ズィーヴォット イェ クラースニー)※カタカナ発音は自己流です


ズィーヴォット イェ クラースニー」・・・このチェコ語の田舎っぽさったらないです。フランス語の人生は「ラヴィ」と軽やかで甘く、まさにラヴィアンローズなバラ色の響きですが、チェコ語の人生は「ズィーヴォット」・・・。なんか肥だめにズボっと、いや「ズィヴォ」っとはまってしまったようなトホホホホ〜な人生です。「フランス語と比較しちゃダメよ」と友達にも言われましたが、にしたってダサい、ダサすぎる(そしてフランス語に比べると発音も長い)。

そんなに嫌ならやめれば良いじゃない・・・と呆れ顔で日本の母親は言いますが・・・。しかし、今自分が住んでいるのはプラハというチェコの首都であり、この国の公用語はチェコ語。その国のことを真に理解するにはその国の言語を解し話せないと、 どだい無理な話だと思っているので、腹をくくってやるしかないわけです(学費も納入してしまったし)。嫌よ嫌よも好きのうち、になればいいんですけどね・・・。

ハア〜・・・、と毎日ディープなため息をつきながら教科書を見ているのですが、そんな私にも、ちょっとしたご褒美の瞬間というものが天から与えられる瞬間がないわけではありません。「アッ、通じた・・・!」そう、言いたいことが言えて、ネイティブに理解してもらえた瞬間です。「できた・・・できたじゃん、この私にもできたじゃん!!!」それは幼い頃、バランスを保ちつつ、初めて補助輪なしの自転車をこいだときの開放感に似ています。このままどこまでも走って行きたい・・・と感じ、無限の可能性が目の前に広がっていると錯覚するのです。

そのご褒美な瞬間は本当にささやかなものですが、学習しているからこそ得られる達成感なのでしょう・・・。チェコ語の悪口を言ってばかりで、決して勤勉な学生ではなかったものの、辛抱強く指導して下さった素晴らしい先生方に1,000回のジェクユを捧げたいと思います。また同じ苦労を分かち合い、時に励ましあい、愚痴りあい、共に助けあったクラスメートのみんなにもお礼を言いたいです。毎日学校へ行くモチベーションを引き出してくれたのは、ひたむきに頑張っているクラスメートに良い刺激をもらったから。みんなのおかげで、学内で非リアみつるだった 大学時代の思い出も素敵に上書き保存されました。ということで、私の文章もウエットなキモさを帯びて来たため、エピソード集に映りたいと思います。


後半のエピソード集へ つ・づ・く


追記:チェコ語が難解だというメインの説明として、7つの格変化を挙げましたが、それだけではありません・・・。以下に、私がわかる範囲で難解だと思われる点を追記しておきます。

・疑問詞(WhoとかWhatとか)もそれぞれ7格で変化します。 
・代名詞 (me とか him とか herとか)もそれぞれ7格で変化します。さらに前置詞があるかどうかで2パターンあります。
・形容詞(goodとかbadとか)も7変化します(7格×4タイプ名詞だから28通りか。ダブりもありますが・・・)。
・名詞の複数形も男性、女性、中性で変化します。
・再回帰動詞(seとsi)は二つあり意味によってどちらを使うか違う上に、
 文中での順番(基本的に最初から二番目にくる)に注意を払う必要があります。
・動詞に完了体/不完了体があり、どの体を使うかで意味がかわってきます。
・「行く」が徒歩なのか、それとも乗り物(車、バス、列車/飛行機)に乗るのかでも使用する動詞が違います。

チェコ人が知らないチェコ語〜プラハのチェコ語教室から

チェコ語教室に通い始めて半年が経ちました・・・。最初は挨拶くらいしか話せなかった私ですが、曲がりなりにも次のことが出来るようになりました。

・自己紹介
・買物(チェコ語の数字を理解すること)
・レストランでの注文〜お会計
・自分の好きなこと、嫌いなことを伝える
・現在形・過去形を使っての簡単な会話

やはり自らチェコ語を話すことよりも、誰かが話すチェコ語を聞いて理解する方がずっとずっと簡単です。先生が指示するタスクの内容を理解出来るようになったし、 夫がチェコ語で話している電話の内容も、込み入ったものでなければ概要は理解出来るように!単語量に関しては150語を理解するという犬を越えたという手応えもあります(犬越えで喜んでちゃダメか・・・) !

これから学校が夏休みということで、チェコ語教室通いはしばらくお休みです。週2回、2時間くらいのレッスンだったけど、結果的には通って良かったと思いました。勉強とは別の話になりますが、ほぼ引きこもり状態だった私にとって、週二回のレッスンは1週間のリズムみたいなものを形成する大事な儀式となっていたのです。同じくチェコ語を学ぶ外国人の友人知人が出来たのも大きな収穫と言って良いでしょう。

さて話は変わりますが、ドラマ化もされたエッ セイ漫画「日本人が知らない日本語」が大好きです。個性的な生徒たちのユニークな質問に翻弄された経験のある日本語の先生が原作なだけあって、面白いエピソードが満載でした。読みながら、思わず肩を震わせて笑ってしまうことも・・・。

ここでは「チェコ人が知らないチェコ語」と題して、私が知る限りではありますが、どのような人がプラハのチェコ語学校に学んでいるのか、どのような教室シーンそして放課後シーンが繰り広げられていたかをチェコっと書いてみたいと思います。

※先生と生徒の名前はすべて仮名です。


<チェコ語教室の先生>

ズザナ先生
金髪碧眼のスレンダー系美人教師。特に目の青さはまるでマリンブルーのようで、思わず吸い込まれそうになることも・・・。フレンドリーかつ分かりやすい授業で、生徒たちからも信頼も厚い。ただ、あまりに出来の悪い生徒にはイライラを隠せない場面も。プライベートでは2児のママ。

イリナ先生
ブルネットで豊満な体型の陽気な先生。「仕事が趣味」と言い切るチェコ人にしては珍しいタイプ?ズザナ先生が都合の悪い日にやってくる代理の先生。


<初心者コースでチェコ語を学ぶ生徒たち>

※全員が同じクラスに在籍したわけではなく、入れ替わりがありました。
※レギュラーメンバーには☆がついています。

☆aitan(筆者)
国籍:日本
日本からチェコ人の夫と引っ越して来た日本人主婦。当面の目標は日常生活を円滑に過ごせるチェコ語力を身につ けること(買物、道を聞く、etc)。配偶者がチェコ人なのですぐに上達すると思われているが、夫とは日本語で話している為なかなかチェコ語環境に浸れな いことが悩み。クラスでは劣等生として残念キャラを確立。だが出された宿題はキッチリと仕上げる真面目な劣等生でもある。

☆ヴァンサン
国籍:フランス
チェコ人の彼女とボランティアで出会い、プラハへやって来た造園技師。チェコ語の実力、モチベーションともにクラスナンバーワン(チェコ語でジョークが言えるレベル)。気さくな性格で、クラスのムードメーカー。彼のおかげで放課後にホスポダ(居酒屋)に行く習慣が出来る。時々aitanのつたない仏語会話の練習台に なってくれる心優しい青年。

☆ミゲル
国 籍:スペイン
経済危機の母国からチェコにいるスペインの親戚を頼って来チェコした若者。普段は親戚の食材店やレストランを手伝っている。クラス最年少で仕事でもチェコ語を使っているため飲み込みが早いが、遅刻常習犯で宿題をサボりがち。当面の目標はチェコ人の彼女を見つけることで、積極的にクラブ などへ出かけている。


☆ヨハン
国籍:ドイツ
航空業界で働くフリーランサーでヨーロッパ内だけではなくアジアやアフリカ、南米にも滞在経験がある国際派。スペイン語も堪能。シャイなドイツ人かと思いきや一旦スイッチが入って話し出すと止まらない。映画や文学にも造詣が深く、休日はチェコ人の彼女と劇場で芸術鑑賞をするアート派でもある。

☆ジェームズ
国籍:イギリス
母 国で失業したため、チェコ人彼女(彼氏説もあり)が住むプラハへやって来た。普段はフリーランスの英語教師をしており、結構な売れっ子である。文章の組み立てなどのチェコ語力はヴァンサン以上だが、ものすごいイギリスなまりでグニャグニャとしたチェコ語を話す。英国紳士の名に恥じぬジェントルで知的なメンズ。

ケビン
国籍:アメリカ
嫁がチェコ人で子供が二人いる西海岸出身のアメリカ人。チェコ在住歴10年を 越えるが、「ホスポダ(居酒屋)」という単語の意味を知らずズザナ先生を驚かせた。家族とは英語で会話、仕事は在宅でアメリカの業務をしているためチェコ 語を使う必要がなかったとのこと。途中で、一端アメリカに帰国するためクラスを離脱。


エリザ
国籍:南アフリカ
夫の仕事でプラハへやってきたマダム。超高速の英語を話すが、どうしてもチェコ語の独特な音になじめずに悪戦苦闘。あまりの出来なさからクラスの進行を止めてしまう程の破壊力があった。一端母国へ帰る用事があるということでクラスを離脱。彼女がいなくなったあと、aitanが劣等生の座を引き継ぐことに。


マイケル
国籍:アメリカ
趣味の太極拳を通じてチェコ人の彼女と知り合い、プラハへやって来たモーガン・フリーマン似のお茶目なカルフォルニア人。チェコ人の彼女とは基本的に遠距離で、 お互いに数ヶ月づつ相手の国に滞在するという生活スタイルを取っている。ツーリストビザの期限がせまり、アメリカへ帰るためクラスを離脱。

ハイジ
国籍:ドイツ
ジャーナリズムを学ぶ学生で、プラハにあるドイツ語メディアの会社でインターンをするために来チェコ。ショートカットに鼻ピアスをしてパンクロックな格好をした女子だが、実はとってもシャイ。だがパーティーではハメをはずすことも。インターン終了のためドイツに帰国しクラスを離脱。

アニエス
国籍:フランス
ドイツ人の夫がおり、ヨーロッパ中の大学を転々としている研究者。半年前からチェコ語のコースを取っているが、小さい子供がいるためなかなか出席出来ないのが悩み。キリッとした知性派ウーマンかと思いきや、ホスポダに教材をまるごと忘れるなど抜けているところもあり。子育てのためクラスを離脱。

カティア
国籍:セルビア
プラハで働くセルビア人彼氏がいるためチェコとセルビアを往復しているスラブ系美人。チェコ語学習歴は浅いが、母国語がスラブ系のためとても流暢にチェコ語を操っている。が、彼女に言わせると同じ単語でも意味が微妙に違っ たりしているところがあり逆に大変なのだとか。セルビアに用事が出来たためクラスを一旦離脱。



<教室内エピソード>


・チェコ語の中に定着した英語


チェコ語には、英語から借用したと思われる単語が結構沢山あるようです。 発音が英語そのままのものもありますが、ちょっとチェコ語風の発音/スペルになっているものもあったりして面白いです。母国語英語組は笑っていました。

英/チェコ(チェコ発音)

student/student (ステューデント)学生
weekend/víkend(ヴィーケンド)週末
fine/fajn (ファイン)OK、大丈夫
brother/bratr (ブラトル)兄弟
sister/sestra(セストラ)姉妹
service/servis(セルヴィス)サービス
fact/fakt (ファクト)事実
pardon/pardon (パルドン)すみません

私がドキっとしたのが「fakt」(ファクト)です。英語では「事実」という意味を持つ単語で、チェコ語でもほぼ同じ。しかし、チェコ語では「それ本当なの?」「マジで?」というときに「fakt?」と言います。それが私には「ファック」と、まるで英語の4レターワードのように聞こえしまうのです。最初にチェコ語のズザナ先生が「fakt?」と言うのを聞いた時「先生なのに言葉使いが悪いなあ〜」と思ったのですが、思いっきり私の勘違いでした。先生ごめんなさい。


・名詞に男と女とオカマがあるって ?

ラテン系言語に男性名詞と女性名詞があるのは有名ですが、チェコ語には男性名詞、女性名詞、中性名詞があります。形容詞も後続する名詞 によって性別を変化させなければなりません。しかし名詞の語尾である程度の性別判断が可能なので、例外の単語さえ覚えればなんとかなるという感じみたいで す。その単語が持つジェンダー的イメージにとらわれてしまわないことも大事みたいで・・・。例えばプラハの街を縦横無尽に走るトラム(tramvaj)はイメージ的には一見勇ましくて男性名詞っぽいけど、女性名詞なんだそうです・・・。

こ れを聞いて、母国語が英語組は「オーマイガッ!」という表情を隠しきれない様子。「どうしてトラムが女性名詞なの?トラムはあんなに勇ましくて男っぽいの に・・・」と独自の理論 を展開する人もあり。しかし、フランス、スペイン、ドイツ組は「うちらの言葉には名詞に男性/女性あるから、あまり驚かないなあ〜。逆に英語勉強するとき 『えっ、単語に性別ないの?』ってびっくりしたけど・・・」と言うこと。他の言語と比較すると英語ってシンプルな言葉なのかもしれませんね(尊敬語のフォームもないし)。まあチェコ語が複雑過ぎるってのもあるんだけど・・・。


・チェコ語には「主婦」という概念がない!

日本にいたときは仕事を持っていた私ですが、プラハに引っ越して来た当初の職業は「主婦」でした。主婦はチェコ語でジェナ・ドマースチノスチ(žena domácnosti)と表現しますが、比較的新しい言葉なのだそうです。社会主義だった時代はすべての成人が性別に関わらず仕事を持っていたので「主婦」 という職業は存在していなかったし、現在でもほとんどの既婚女性が仕事を持っているのが普通なんだそう(ただ幼い子供が複数人いる家庭だと奥さんが専業主婦をせざるを得ないケースなんかもあるそうです)。

だ から「主婦」という概念がなく、チェコ語で「女性(ジェナ)」と「家庭内の(ドマースチノスチ)」を組み合わせて「主婦」としているのだそうです。英語に 直訳すると「domestic woman」というそうな。聞いたところ東南アジアでも「主婦」を表現するために現地語で「家庭内女性」という組み合わせをしている国があるそうです。 チェコ語教室で自己紹介させられる度に「わたしは、ジェナ・ドマースチノスチです」と言うのが苦痛というか、なんだかいたたまれない気分になったもので す。その為という訳ではないですが、ちょっとしたアルバイトを始めることにしました。この話はまた別の機会にでも・・・。


・語学教室ではネイティブの友達が出来ない件について


前述したようにチェコ語教室には「チェコ語を勉強する」という目的のもと、様々な国籍の人が集まるのですが・・・。チェコでマジョリティーのチェコ人が先生 以外いないんですね。ネイティブが母国語を勉 強しにくるわけ ねえだろ、ということで当たり前なんだけど、あわよくばチェコ人の可愛い女の子とお近づきになりたいな〜などと思っていたので残念です。目標言語を勉強する為に集まった集団の中にその言語を話す人がいないというのは、少し切ない現象だと思います。イギリスにいたときも、色んな国の友達が出来たけど結局イギ リス人の友達は出来なかったしなあ・・・(そのときにチェコ人の夫と知り合ったのだった)。


・「書く」と「マ◯コ」を混同?!


チェコ語の動詞「書く」は psát(プサート)と言って、現在形は人称ごとにピシュ、ピシェッシュ、ピシェ、ピシェメ、ピシェテ、ピヨウ・・・ と人称活用します。ある日、私は一人称単数の活用「ピシュ」を少し間違えて「ピチュ」と言ってしまいました。その瞬間に小さく吹き出すイリナ先 生。「ピチュ」とは・・・なんと、チェコ語で「女性器」を意味する発音だったのです!!!私は「ピチュ=女性器」ということを知ってはいたのですが、舌が うまくまわらずに「ピシュ」→「ピチュ」と言ってしまったのでした・・・。

幸い、クラス中のだれもそのことを知らないようでその場はスルーでしたが、すごく恥ずかしかった・・・。ちなみにチェコ語で「手紙」は「ドピシュ」と言って、ミスして「ドピシュ」→「ドピ チュ」 にしてしまうと「女性器へ」という意味になってしまうんだそうです!イェジッシマリア〜!←(チェコのオーマイゴット)


・キッチンコーナーは「う◯こ」?!

また下ネタです。部屋探しをしている人の話を聞いて、理想の部屋の見取り図を答えるという授業。チェコ語では、3LDKは3+kk(ツリ プルス カーカー)と表記するらしいです。kkと言うのはチェコ語で言う「キッチンコーナー」の頭文字。

それを聞いてフランス人のヴァンサン、スペイン人のミゲル、ドイツ人のヨハンが「えっ?!」と驚きました。「僕たちの言葉では、カカはうんこって意味だよ」という彼ら。「よりによって台所がうんこ・・・」と爆笑の教室なのでした。ブラジル出身でカカというサッカー選手がいたけど、ワールドカップとき各国 の実況アナウンサーは笑わないように大変だっただろうな・・・(笑)。


・チェコ語と日本語のソラミミアワー(番外編)

ひょんなことからプラハで知り合い、お付き合いさせてもらっているギリシア系フランス人とトルコ人のカップルが います。彼らの息子(10歳)は、フランス語、ギリ シア語、英語、チェコ語を話すマルチリンガル。どの言語も母国語のようにあやつる、私が知る限り最強の語学マスターです。

私が彼に日本語で思わず「ちょっと待って」と言ったら、「『何を持っているか』って聞いているの?」と英語で返されました。え?いや、日本語なんだけど・・・。そこで「ああ!」と頭の中で豆電球が灯りました。「ちょっと待って→ Co to máteツォトマーテ・・・チェコ語で「何を持っていますか?」という意味)」に、似てる〜!!!かけはなれた言語であるチェコ語と日本語の不思議な交差・・・。おもしろいですね。


<放課後エピソード>

・大統領を目撃!

チェ コは小さい国だから、よって首都プラハも小さい。そのせいかはわからないが、プラハ市内で大統領を目撃したクラスメートが何人もいた。道で、コンサート会場で、レストラン で・・・「あれ?あのおじさんどっかで見たことある・・・大統領じゃね?」という風に比較的カジュアルに目撃されているようなのだ。セキュリティーもそん なにヘビーではないらしい。日本の首相と街で偶然会うなんて考えられないから、チェコってよっぽど小さい国なんだろうな。

・ヤングなスペイン人がチェコへ流入


スペインが深刻な経済危機のため、ミゲルのように職を求めてスペインからチェコにやってきるスペイン人の若者が多いのだそうだ。EU内 なら移動も居住も就業も自由だから、特に法律的なハードルもないらしい。街やメトロでもスペイン語を話す若者グループに遭遇することも多いので、やはりス ペイン人が増えているという実感がある。「僕は寂しくないよ!同郷がいっぱいいるから」と笑うミゲル。そんな彼はチェコ人女性と結婚したスペイン人の叔父 のツテで来チェコ。ちなみに私の夫のイトコの彼氏はスペイン人だと言う。これからチェコ×スペインのカップルが増えて行くのだろう。しかしラテンとスラブ の血が混じって、実に可愛い子供が生まれそうなカップリングである。

・やっぱりツアー客は微妙?

国際的な観光都市プラハ。中心部に行くと観光客の姿がたくさん。みんな同じバッジ をつけてガイドさんに従って歩くツアーの人も多い。日本人のツアーはそんなに見かけないが、中国韓国のツアー客はよく見る。どこの国のツアー客(中高年)も概してあか抜けない。集団行動をすると気がゆるみ、母国にいるような感覚になるからだろうか・・・。

ド イツ人のヨハンも同意見のようだ。「街中で大声でドイツ語を話している集団がいると、な〜んか避けたくなっちゃうねぇ」とのこと。ツアーで集団行動してい るのはドイツ、イタリア、イギリス、中国、韓国、ロシアなどだが、フランス人のチームはあまり見かけない。「俺らフランス人は、集団行動には向いてないからさ」とはヴァンサンの弁。ちょっと納得。

・チェコはやっぱり美人の産地?


私のいたクラスのメンズはミゲルを抜 かして全員チェコ人のパートナーがいた。私自身もそうだし、チェコ語教室は「チェコ人パートナーを持つ外国人がチェコに適応するのを助ける」という別の崇高な目 的も持っているようだ。スーパーモデルにスラブ系美女が多いのはよく知られる話だが、やはり西欧諸国でも「チェコの女の子は綺麗」という定説があるらし い。

フランス人のヴァンサンやドイツ人のヨハンが「僕の彼女、チェコ人なんだ(withどや顔)」って母国の友人に言うと「マジかよ〜!どうやって落としたのか教えてくれよ!」って羨ましがられるんだそうな(実際、どちらの彼女も綺麗でナイスなオナゴでした)。逆にヨーロッパでブスが多い国で有名なのはイギリスなんだとか。しかしケイト・モスやジェーン・バーキンとい うアコガレアイコンを生んだ国だし、私はイギリス女性、素敵だと思いますよ。

・いわゆるチェコなまりの英語について


チェコ語教室の先生 は英語で文法や単語の意味を説明してくれます。人にもよるけどチェコなまりの英語はアクセントがなくてとてもフラット。フラットすぎて、なんか「もしかして怒ってる?機嫌悪い?」と心配になるような印象です。チェコ語が高低アクセントの少ない言語だからでしょうか。フラットさで言えば、日本人の英語っぽ いっちゃぽいので私にはチェコ人の英語は聞き取りやすいです。

英語の先生をしているイギリス人のジェームズ曰く、チェコやポーランドの学生を教えている時、彼らの英語の話し方がモノトーンで退屈している印象だったので、授業がつまらないってことを暗に伝えたいのかと思った・・・とのこと。そうなんです、静かにキレてるみたいな感じがするんですよ(人にもよりますが)。

・「東側」という感覚

フランス人のヴァンサンが言うには、歴史や地理の授業でチェコのことを学ぶ機会はほとんどなかったらしい。彼はビロード革命前後に生まれた比較的若い世代にもかかわらず「ドイツから東は、ロシアもウクライナもチェコ もみ〜んなひっくるめて『東側』って感じ」なんだとか。ううむ、物理的には東京と福岡くらいの距離のフランスでもそうなのか・・・。

また、ヴァンサンが言うには「プラハは20年前のフランスって感じ」なんだそうな。西と東で20年の差か・・・。一方ドイツ人のヨハンによると、おとなりドイツも体制が西と東に別れていた名残で、西側に比べると東側は物価が安く田舎っぽい雰囲気があるらしい。もう四半世紀が経つというのに「東側」の存在はまだあるのだなあ〜 と思うのだった。

・国際カップルの悩み

クラスメートのほとんどが国際カップルで、パートナーと一緒に暮らす為にはどちら かの国に住まざるを得ないという状況。母国にいたら相手に仕事がなく、相手の国に行ったら自分の仕事がなくなるという実 に悩ましい状態を経験している人が多い。そんな中、「やっぱり進んでるなあ〜」と思ったのがアメリカ組。彼らはプラハに住みつつもリモートでアメリカの仕 事をしているのだ!「PCがあれば世界中どこでも仕事が出来るし、本当便利だよ」とスマートに言う彼ら。文明の利器ってこんな風に合理的に使ってこそだよなあ〜と思うのだった。

・エラスムスプログラム


放課後に学校近くのホスポダでたまっていると、英語で「君らエラスムスで 来ているのかい?」と話しかけて来たスロバキア人のおじさん(若干酔っている)がいた。欧州には大学同士が連携して学生を交換留学させるというエラスム ス・プログラムというのがあるらしい。「俺は昔エラスムスでフランスに行ったんだよ〜。楽しかったな あ」とそこからおじさんもジョインして一緒に飲むことに「エラスムスは、死ぬまでエラスムスだからな〜ははは!」と終始ご機嫌なおじさんなのだった。

ドイツ人のハイジがチェコでのインターンシップを終えて帰国となり、お別れパーティーに呼ばれたヴァンサンと私。彼女が友人とシェアするフラットには、林立するビール瓶と学生たち。そこに集まったヤングはみなエラスムス・プログラムで来ている各国からの留学生だった。イギリス、ドイツ、スイス、デンマーク、 スロバキア、ブルガリア、スロベニア、ポーランド、そしてヴァンサン(フランス)と私(日本。しかし場の平均年齢を一気に引き上げてしまった)となんだか国際的なパーティーだった。映画「スパニッシュ・ アパートメント」を思い出し、「ああ学生時代にこんなリアみつる留学生活送ってたら、さぞ楽しかっただろうな・ ・・」としみじみ思ったのだった。しかしヤングなイケメンが多くて実に楽しい一夜であった。

・男が先だけどレディーファースト

洋 画などでカップルがレストランに入る際に、男性が女性の為にドアを開けてあげて女性が先に店内へ入るシーンを見る。そうするのが普通だと思っていたが、最近はそうでもないらしい。ドイツ人のヨハン曰く「僕のお母さんもそう言うんだけど、こっちの方が利点があるんだよ。レストランでは男が先に入って『彼女をエスコートしても安全な場所か?』ってのを確認するんだよ」とのこと。なるほど変な酔客などがいたりして場の雰囲気が悪かったりしたら引き返せるから一理ある。私の夫が先にお店に入るのもその為だろうか?いや違うな・・・(笑)

・ステレオタイプな「◯◯人」

私は「スペイン人男子」と聞いて「陽気でセクシーなラテン系(想像図はアントニオ・バンデラスかハビエル・バルデム)」をつい予想しがち。ところがこのステレオタイプはチェコ人も持っているようで、スペイン人のミゲル(彼女募集中)がクラブなどで「僕スペイン人なんだ」って言うとチェコ人女子が「え〜、本当なの?素敵ね!」となって彼女たちのテンションがちょっと上がるんだとか(ミゲル談)。「ギターも弾くんだって言えば、もっと食いつくんじゃね?」とフランス人のヴァンサン。彼も、スペイン人=情熱的なギターを奏でる、みたいなイメージを持っているようだ。こういうステレオタイプ像は、世界中で上映されているハリウッド映画の影響をすごく受けていると思う。私やヴァンサンが持っているスペイン人男子のイメージもまんま「デスペラード」や「それでも恋するバルセロナ」だしな・・・。

一方、ドイツ人のヨハンは「映画の中のドイツ人って大抵悪役だよ・・・」とため息混じりに言う。未だにナチのイメージがついてまわるドイツ人像のステレオタイプは「イングロリアス・バスターズ」のクリストフ・ヴァルツだ。しかし彼は「ジャンゴ 繋がれざる者」で奴隷の味方でめっぽう強い謎のドイツ人歯医者を演じたので、まあ少しはドイツ人=ナチ(でもってサド)が払拭されただろう・・・とヨハン。意地悪な私は彼に「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」のケビン・ベーコン演じるシュミットのことをインプットしておきました(笑)。

一方、フランス人のヴァンサンは「映画の中のフランス人ってキザなやつばっかり。なんかゲイっぽいんだよな」と言う。そんなフランス人像のステレオタイプは「マトリックス リローデット」のランベール・ウィルソンだ(モニカ・ベルッチの夫という設定だった)。気取っていて周りには分からないというのに会話の中にフランス語を交えて話すキザなやつ。シャトーなんちゃらの赤ワインを片手にするともっとべたでわかりやすいフランス人だ、と言うヴァンサン。そう言えばヴァンサンはワインを飲まず、安いチェコビールばかり飲んでいるフランス人だ(笑)。

日本人像ですが、メジャーなところだと最近は「ラストサムライ」なんかで渡辺謙や真田広之演じる武士道なカッコイイ日本人ってのがあるので嬉しいです(それでも国辱ものの日本人描写とかまだありますが)。逆に最悪の日本人描写はオードリー・ヘプバーンの「ティファニーで朝食を」のユニヨシさんである。しかし特殊メイクの域にまで達している出っ歯を持った日本人が実在しているとは、私の友人たちも信じてはいないのでホッとしましたが・・・。まあどの国のステレオタイプなキャラクターも「俺の国こんな風に描かれてるよ・・・」みたいに自虐ネタになる部分もあるっちゃありますね。有名なハリウッド映画だとみんな観てるし、話も弾むというものですよ。

家に帰ってから夫に「ステレオタイプなチェコ人ってどんなの?」と聞いたところ「う〜ん、ビールをいっぱい飲む人かな〜」という答え。え、それだけ?・・・なんか・・・キャラが弱いな!(笑)ステレオタイプな「◯◯人」としてカリカチュアライズされるってことは、メジャー国出身の人に与えられた特権と言えるのかもしれません・・・(笑)。

ダジャレで単語暗記 6(チェコ語、フランス語)

最近どの言葉も絶賛スランプ中の私ですよ。語学の神様を奉っている寺社仏閣教会モスク等があれば、お参りに行きたいくらい。「語学の神様」で検索したけど、ヒットせず。学問の神様が語学も担当されているのだろうか・・・。

そんなスランプ時は、いつにもまして身近にいる数カ国語を話す人が神に見えます・・・。こちらにいる私の友人知人は、ほとんど外国人ですが(チェコ人ではないという意味)彼らは基本トリリンガル以上で、母国語以外の言語を流暢に操っています。

そんなときに私の心の拠り所になるのが「日本語はインド・ヨーロッパ語族(※1)に属する言語ではない、ゆえに孤立言語である日本語(※2)を母国語とする日本人の私には インド・ヨーロッパ語族に属する言語習得においては、欧州出身者よりも高いハードルが課せられているのである!!!」というセオリーです。

(※1)ヨーロッパを中心にアフリカ、中東、南アジアまでカバーする最大の言語系統。その中でもいくつかの語派があり、有名なところだとゲルマン系(英語、ドイツ語、北欧諸国語等)、ロマンス系(スペイン語、フランス語、イタリア語等)、スラブ系(ロシア語、チェコ語、ポーランド語)などがある。
(※2)日本語は系統関係が不明な言語で言語学的には「孤立言語」とされている。他の孤立言語として朝鮮語、バスク語などがある。

こうして理論武装して自分を慰めているわけですが・・・。一度、このような話をチェコ語教室のクラスメートにしたら、みんな真剣に聞いてくれて「日本人にとっては大変なことなんだね」と同情されました。しかし同情されてもなんだか妙〜に残念な感じは払拭出来ず、不勉強を生まれ持った属性のせいにしている自分に自己嫌悪し、もっと落ち込んだりするのでした。語学の勉強はまさに無間地獄やで・・・賽の河原やで・・・。語学オタクだと、こういうハンデを乗り越えようとする瞬間も楽しかったりするんでしょうかねえ。

そして一番身近なところを見てみて仰天したのですが、私のチェコ人夫は英語、フランス語を流暢に話し、少しスペイン語も話します(英仏は学校で勉強、スペイン語は元カノがスペイン人だったせい)。日本語も話すのですが、なんと孤立語である日本語を一番流暢に話すのです。チェコ語が母国語の彼にしてみたら、日本語なんか最高にかけ離れた難しい言葉であるはずなのに。語学の神、思ったよりも近くにいたじゃん!という感じですが・・・。彼の半分・・・いや2割3割くらいでいいから、語学の才能が欲しいと思う今日この頃です。

※語の和訳は基本的な意味に限定しています。
※活用があるものに関しては原形を基本としています。
※この勉強法の利用により生じた失笑等の損害には、一切応じかねますのでご了承下さい。

<チェコ語編>


「なんだこれ?停留所ザ・スターフカ(ザ・ストーブか)?」
zastávka(ザスターフカ)・・・停留所
トラムやバスの停留所は野外なので、冬はかなり寒い。ストーブが設置されればどんなに良いことだろう。

ゴミ箱コシュらないで(こすらないで)」
koš(コシュ)・・・ゴミ箱
ちなみにフランス語ではpoubelle(プーベル)という。やはりフランス語は美しい響きを持った言語だ。

やあ、僕はナスダー(茄子だ)」
nazdar(ナスダー)・・・やあ
フランス語のsalut(サリュ)みたいに使える友人同士のカジュアルな挨拶。無論、茄子が発言しているのをイメージ。

「ドアをノックするのはダーレ(誰)?お入りなさい
dále(ダーレ)・・・お入りなさい
小沢健二の歌で「ドアをノックするのは誰だ」ってのが、あったな〜。懐かしい。

ムル(ムール)貝はトヴィーに噛み付いたので、死んでしまった
mrtvý(ムルトヴィー)・・・死んだ
フランス語のmort(死)にも少し似ているから覚えられそう?

ナー、ラダック地方に旅行しない?」「あそこはいいムードらしいね」
nálada(ナーラダ)・・・ムード
「マーム ドブラー ナーラダ」といえば、「イイ感じ」みたいになるらしい。ラダック地方はインドにあります。

「もう両替所にはスミェナールナ(住めなくなるな)」
směnárna(スミェナールナ)・・・両替所
あるホームレスのつぶやきか?プラハは観光都市なので、両替所があちこちにあります。もちろん英語表記であるので安心!

甘い生活か、スラ(そりゃ)ドキードキするね」
sladký(スラドキー)・・・甘い
新婚さんへかける言葉をイメージ。しかしドキドキが消えた後こそがが真の結婚生活なのだ。

しょっぱーいスラニーよ(そりゃねえよ)!」
slaný(スラニー)
ドキドキが消えた後の結婚生活、相手の嫌な面が見えてしょっぱくなるのかもしれない。上のとセットで!

ベスペ(ベスパ)?チニー(キミ)は安全だ」
bezpečný(ベスペチニー)・・・安全
ペスパに乗っているのなら安全という意味です。危険は否定の「ne」をつけてnebezpečný。

ズボンカル(狩る)?ホッティーて(ほっといて)いいよ」
kalhoty(カルホティー)・・・ズボン
オヤジ狩りならぬズボン狩り。その昔エアマックス狩りとかiPod狩りってのも社会問題になりましたね。


ブラズニ(頭に)乗せてヴィー(V)サイン?そりゃ狂ってるね」
bláznivý(ブラズニヴィー)・・・狂った
ブラジャーを頭に乗せてピース。絵図を想像すると、ちょっと寒気がしますね。


プレシャティー(プレシャスティー)を飲んでいるハゲ
plešatý(プレシャティー)・・・ハゲ
高い紅茶を飲んでいる品のいいイギリス紳士をイメージ。

ムダ毛フル(振る)、ピッと抜けるよ」
chlupy(フルピー)・・・体毛
頭髪(ヴラシー)と体毛(フルピー)は単語が違うので注意が必要だとか。


ロズヴェデニー離婚したそうだ」
rozvedený(ロズヴェデニー)・・・離婚した
ロズヴェって女性の名前のつもりなんですが、ちょい苦しいですね。

チュロスを焼くヴィエックはベトナムです」
člověk(チュロヴィエック)・・・人
なんとなくヴィエックという名前からベトナム人を連想しました。

「ほとんどの(巣)、コロしたね(殺したね)」
skoro(スコロ)・・・ほとんど
達成感に溢れる害虫駆除業者の人のコメント。

ポチャっとなってシーとなる天気だね」
počasí(ポチャシー)・・・天気
少し雨が振って、その後霧雨になる天気だろうか。

モクリー(モクレン)の花が湿っているね」
mokrý(モクリー)・・・湿った
チェコのモクレンは日本のより若干形が丸い様な気がする。

スヘー(すげー)乾燥してるな」
suché(スヘー)・・・乾いた
乾燥ゆえにノドがかすれて「すげー」が「スヘー」になってしまったみたいな。

フラ(ほら)、ドビーがお腹をすかせているよ」
hladový(フラドビー)・・・空腹な
ハリポタに登場するドビーが空腹を訴えているイメージ。

「怠惰な生活ジボット(ズボっと)はまってしまいました」
život(ジボット)・・・人生、生活
昼夜逆転するとダメ人間の始まりである(経験談)。


ズビー(掃除機の音)、ジェ!(驚きを表現する岩手弁)、ペットを吸い込んじゃった」
zvíře(ズビージェ)・・・ペット
NHKの朝ドラ「あまちゃん」からヒントを得ました。

ニェ(ねえ)、グデっとしてないで、どこかへ連れて行ってよ!」
někde(ニェグデ)・・・どこか
家族サービスをせがまれるお父さん。休みの日くらいゆっくりしたいよね。

「私もアニ(兄)、タバコは吸いません
ani(アニ)・・・〜も〜ない
喫煙は百害あって一利無し。プラハは路上で喫煙してる人(女性含む)が多い。

オプラブドゥー(武道)をやってるって本当
opravdu(オプラブドゥー)・・・本当に
オプラとはアメリカの徹子、オプラ・ウィンフリーです。

ストシュニー(主任)はひどいことをしたんだろうな」
strašný(ストラシュニー)・・・ひどい
真面目な話、日本の労働者はもっと団結して権利の為に戦うべきだと思う。

オパコ(十八番)をカラオケで繰り返し歌う=オパコヴァット」
opakovat(オパコヴァット)・・・繰り返す
カラオケ行きたいなあ〜。私のオパコバットは、レベッカの「ラズベリードリーム」です。

自然プシーロダ(後ろだ)」
příroda(プシーロダ)・・・自然
森の入口に立った先生が、引率してきた生徒たちの方を向いて言うのをイメージ。

ポットキャット偶然に出会った
potkat(ポットキャット)・・・偶然に会う
シュール?いや童話っぽくてほのぼの?

退屈なヌッドニー(ヌードに)興味はありません」
nudný(ヌッドニー)・・・退屈な
退屈/退屈じゃないヌードは人によって色々だろう。

をあげてみて」「プ、シークラッド(シークレット)よ」
příklad(プシークラッド)・・・例、サンプル
何をもったいぶっているのやら。

スマート笑う=スマート セ」
smát se(スマート セ)・・・笑う
「セ」は再帰動詞とかいうやつで、フランス語にもある。こいつがマジ面倒くさい。

プラカット(プラカード)をぶつけられて泣いた」
plakat(プラカット)・・・泣く
角があたったらさぞ痛かろう。

メジナドロニー(泥に)入れる国際大会があった」
mezinárodní(メジナードロニー)・・・国際的な
メジナは魚の種類。しかし泥に入れるって、一体何を競う競技なんだろうか。しかも国際大会まで。

トシダ(トシだ)、今クラスにいる」
třída(トシーダ)・・・クラス
僕たちの教室にトシちゃんがやってきた!

たぶん(藻)、ジュナー(受難)」
možná(モジュナー)・・・たぶん
気象の変化で藻が少なくなっているらしい、たぶん。

ドスター(ドサーッ)とファンレターを受け取る=ドスターヴァット」
dostávat(ドスターヴァット)・・・受け取る
私も昔、池野恋先生にファンレターを送ったことがあります。

「それは嘘レッシュ(です)」
lež(レッシュ)・・・嘘
久々にキレのいいのが出来たレッシュ!

との国交を断つセヴェル
sever(セヴェル)・・・北
英語でseverは「切断する」等の意味があるらしい。英チェコ両方覚えちゃおう!

イッシュで起きているんだ!」
jih(イッシュ)・・・南
英語でイッシューは「問題」等の意味。織田裕二風に言うのがコツ。

西の方では雨がザーと振ってパッド(パッと)止む」
západ(ザーパッド)・・・西
むしろこのような気候は東っぽいが、いたしかたない。

「関大会でヴィー(V)、ホッド(ホッと)した」
východ(ヴィーホッド)・・・東
次は全国大会だ!

スポイ(スパイ)と接触した」
spoj(スポイ)・・・接触、接続
007ぽいネタ。ゼロゼロセブンはチェコ語で、「ヌラヌラセドゥム」という。

「姑の訪問ナーヴス(ナーバス)。チェ!(舌打ち音)ヴァ(ババア)」
návštěva(ナーヴスチェヴァ)・・・訪問
こんなダジャレを作ってますが、私と姑の関係は良好ですよ!(汗)

大きな時計オルロイ(あるぞい)」
orloj(オルロイ)・・・大きな時計
プラハの天文時計はオルロイとして有名ですね。

ナイート(ないと)言ってたのに見つかったじゃないか」
najít(ナイート)・・・見つける
そういうもんである。



<フランス語編>

七面鳥ダンドン(ドンドン)お食べ!」
dindon(ダンドン)・・・七面鳥
チキンより脂肪分がなくてボンサンテな七面鳥。

アン、ボーシュ(ボス)、をとかないで」
embauche(アンボーシュ)・・・職
上司に甘えて、首にしないでと願う。

タンテ(探偵)業をやってみる
tenter(タンテ)・・・試みる
いつも試みるは「エッセイエ」を使うが、こちらの方が短くて口を動かしやすそう。

デリでおかずを盗むのは軽罪だ」
délit(デリ)・・・軽罪
おそらく実生活では使わないだろうけど・・・。

コンダネ(今度はねえ)、有罪の判決を下す!」
condamner(コンダネ)・・・有罪判決を下す
裁判長が一度は無罪になった被告人に向かって言う一言。

コメートル(米取る)罪を犯した
commettre(コメートル)・・・罪を犯す
時代が時代なら重罪である。

「そんなことを考えたらソンジェ(損ね)」
songer(ソンジェ)・・・考える、思う
考えるは「パンセ」や「クロワール」がメジャーだけど、こんなのもあるんだ。

(酢)、トランンペ(トランプ)を間違えた」
se tromper (ス トロンペ)・・・間違える、思い違いをする
お酢とトランプを間違えるなんて、一体どうしてしまったのだろう。

押し込み強盗カンブリヨ(寒ブリを)盗んで行った=カンブリヨルール」
cambrioleur (カンブリヨルール)・・・押し込み強盗
はあ、ブリ食べたいな〜。

コンバンキュ(今晩キュ)っとやる確信に満ちている」
convaincu(e) (コンバンキュ)・・・確信に満ちた
要するに今晩飲みにいくってことですね。


ダジャレで単語暗記5(チェコ語)

は〜、チェコ語難しい・・・。単語なら丸暗記しちゃえばいいけど、動詞活用と前置詞の難しさは異常!またもどんどんクラスメートとの差がついていくのであった・・・。

私がチェコ語を難しいと思うことのひとつに、主語を省略してもOKというルールの存在があります。例えば英語だと「I go to〜」仏語だと「Je vais à〜」というように「私」という主語「I」「Je」が絶対に必要。しかしチェコ語だと「jdu(私は行く)」と人称ごとに活用させた動詞からスタートできるんですね。「Já jdu」といって私(Já)から始めてもいいんだけど、それを付けると「他の誰でもない、この私が行くのです」という強調のニュアンスが出るんだとか・・・(時と場合にもよるようですが)。

英語や仏語で「わたし」「あなた」「彼」「彼女」「わたしたち」「あなたがた」「彼ら、彼女ら」っていう主語を発音している間はほんの一瞬だけど、この一瞬に次の動詞活用を一生懸命考えるクセがついてしまっているし、主語+動詞活用のセットで記憶に定着されたものもある。だからいきなり活用した動詞から始まるってのも戸惑ってしまうわけです。しばらくはチェコ語の主語を付けてしまうだろうけど、これが取れた頃には中級、いや初心者卒業への道が開けてくるのでしょうか・・・?

あと最近感じるのが「言語間のスイッチング」問題。何かで読んだけど、言葉をいくつか話す人の脳の中にはそれぞれの言語のスイッチみたいなものがあって、それをシーンごとに上手く切り替えて(スイッチング)して言語を運用しているのだそうです。日本語の中にも「タメ口モード」「敬語モード」「方言モード」なんかがあるのと同じような感じだそう。

私の脳みその中には「日本語(一応社会人レベル)」「英語(高校生くらい)」「仏語(小学校低学年くらい)」のスイッチがあって、シーンに合わせてパチパチと切り替えて運用していると仮定します(各言語のレベルは勝手な自己評価)。しかし「チェコ語」のスイッチがまだ存在していないので、「外国語を話す」モードになると一番未熟である「仏語」のスイッチが入ってしまうようです。まずは目標言語であるチェコ語をたくさん話して「チェコ語」専用スイッチを作ることが大事なのかな・ ・・という気がします(頭では理解してるんだけど、実践は難しいんだな・・・)。

外国語を勉強していると「今日はわりとうまく話せているな(ルンルン♪)」という日と「今日は全然口が動かない・・・(ズドーンorz)」という日がありませんか?言葉にも波があるんですよ波が!精神的なものだと思うんですが一度スランプに陥ると、なかなか抜け出せないような気がします・・・。複数言語を運用していて、そのうちの一つで上手く行かない場合、その悪影響が他の言葉にも及んでる気が・・・怖いな、怖いな〜。逆にどれか一つでルンルンのときに、ルンルンが他言語に波及するかっていうとそれは違うような気がします。

あと、同じ外国語でも話す相手によって上手になったりヘタになったりする。こちらもメンタルのせいだと思うんですが、リラックスして目標言語を話せる相手を見つけるのも習得には大事なんだなあと思います。「外国語をマスターするには、その国の恋人を作るのが良い」と言われるけど、なるほど一理あるなあと思います。しかし私の連れ合いは日本語が流暢なので、恋人メソッドはお互いが相手の言葉に精通していないという条件が前提なのかもしれません。

※語の和訳は基本的な意味に限定しています。
※活用があるものに関しては原形を基本としています。
※この勉強法の利用により生じた失笑等の損害には、一切応じかねますのでご了承下さい。

<チェコ語編>

必要なら、ジャムをヌットニー(塗ってね)」
nutný(ヌットニー)・・・必要
九州弁っぽくもある。

ミートはよく洗って下さい」
mýt(ミート)・・・洗う
お肉はよく洗って下さいということです。スペルは違うが「持つ」という意味でもミートというのがある。

ザ・ハラダって感じのだね」
zahrada(ザハラダ)・・・庭
原田さんという人の好みがよく現れている庭なのだろう。

脳みそは知識のモゼーク(モザイク)だ」
mozek(モゼーク)・・・脳
そのモザイク、細かいのと荒いのとどっちがいいのだろうか。

(酢)と一緒に砂糖を入れます」
s(ス)・・・一緒に
英語でいうwithはs。これだけ!チェコ語は変なところでシンプルだ。

私と一緒にスミノウ(隅の方)へ来て下さい」
se mnou(スミノウ)・・・私と一緒に
シンプルかと思いきや、私という単語と組み合わせるとseになったりする!

イェ、ノム(いえ、飲む)だけです」
jenom(イェノム)・・・~だけ
ちょっと引っ掛けて帰り、ご飯は家でっていうパターンか。


ジュディいつもご機嫌だ」
vždy(ジュディ)・・・いつも
いつもニコニコしているジュディさんという外国人女性をイメージ。

二グディーきらい(肉大嫌い)、絶対食べない」
nikdy(二グディー)・・・絶対(~ない)
シリアスなベジタリアン。

どこカム(噛む)んだ?」
kam(カム)・・・どこ
SとMの会話。

どれクテリー(食ってもいい)の?」
který(クテリー)・・・どれ
スーパーの試食コーナーでのシーンをイメージ。

ホリッチ床屋さん行って来たの?」
holič(ホリッチ)・・・床屋
月曜日、頭がスッキリしている同僚の堀内さんに言う台詞。

動詞、どうしよう・・・!チェコ語の動詞が全然覚えられない件について

チェコ語を勉強しだして約3ヶ月・・・。動詞活用の壁にぶつかっている私です。名詞や形容詞や決まりきったフレーズに関しては、なんとな〜くだけど出来た。しかし、動詞を活用出来なければ会話は成立しないわけで・・・・。動詞どうしよう・・・!浮かんで来るシャレは冴え渡っているというのに・・・。

私が通っているチェコ語教室ですが、3ヶ月でメンバーもだいぶ入れ替わりました。私のクラスは残念ながら日本人がいなくて、ほとんどが欧米系のメンズ(皆フツメン・・・残念w)。嫁や彼女がチェコ人で、プラハに住んでいるというメンズが多いです。ニューカマーから 在住10年を超える人まで様々。初心者クラスのはずなんだけど、すでに先生とチェコ語で世間話的なトークが出来ている人もいて焦ってしまいます。

クラスメートの入れ替わりの末、一番の落ちこぼれになったのがこの私なわけで・・・。現クラスメートは20代前半の若者ばかりで、彼らの日々の進歩には目を見張るものがあります。彼らは若いし、母国語がチェコ語とかけ離れてはいないヨーロッパ諸国出身なんだから習得が私よりもたやすいのだろう、とは思いますがそんなことを言っている自分、かっこ悪い・・・(ラモスの「いじめ、かっこ悪い」風に)。

ということで落ちこぼれから脱出は出来ないとは思うのだけど、少しでもマシな落ちこぼれを目指して動詞を集中的に勉強してみることにします・・・。

※見出しの動詞は原型です(少しづつ活用もアップしていきたいと思っています)。
※一部、助動詞も入っています。
※併記した英訳は 基本的な意味に限定しています。
※活用ファミリー別にソートしてみましたが、間違ってるかもしれません。
※カタカナの発音は自己流なのであまり信用しないで下さい。
※この勉強法の利用により生じた失笑等の損害には、一切応じかねますのでご了承下さい。
※チェコ語熟練者の方:もし間違いがあればコメント欄から教えて頂けると大変助かります。

<ATファミリー>

・běhat (run)
発音:ベハート
覚え方:ベハー(ベン・ハー)(と)走る。
                 古代ローマにタイムスリップしたのだろう。
活用形:ja běhám, ty běháš , on/ona běhá , my běháme, vy běháte, oni běháju
過去形:behal

・čekat (wait)
発音:チェカート
覚え方:チェ(ちぇっ)、カート待たなきゃ。
     カートはコバーンでもラッセルでもお好きな人をどうぞ。
活用形:ja čekám, ty čekáš, on/ona čeká, my čekáme, vy čekáte, oni čekáju
過去形:čekal

・dělat (make, do)
発音:ジェラート
覚え方:ジェラート(イタリア風アイス)を作る。
     寒いプラハだけど意外とアイスクリーム屋さんが多い気がする。
活用形:ja dělám, ty děláš, on/ona dělá, my děláme, vy děláte, oni dělají
過去形:dělal

・hledat (search)
発音:フレダート
覚え方:雨雲を探せフレ(降れ)、ダート(だーっと)=フレダート
     雨乞いのシーンをイメージ。
活用形:ja hledám, ty hledáš, on/ona hledá, my hledáme, vy hledáte, oni hledají
過去形:hledal

・obědvat (have lunch)
発音:オビエトバート
覚え方:オビエト(怯えた)バートランチを食べている。
     セサミストリートのバートがビックバードに追いかけられた後、昼食を食べているシーンをイメージ。
活用形:ja obědvám, ty obědváš, on/ona obědvá, my obědváme, vy obědváte, oni obědvájí
過去形:obědval

・odpočívat (to rest)
発音:オドポチバット
覚え方:オド(夫)とポチ(犬)と休む=オドポチバット
     東北出身の女性が夫と愛犬と休日を楽しんでいるのをイメージ。
活用形:ja odpočívám, ty odpočíváš, on/ona odpočívá, my odpočíváme, vy odpočíváte, oni odpočívájí
過去形:odpočíval

・poslouchat (to listen)
発音:ポスロウハット
覚え方:ポスロウハットの新曲聴いた
     ポスロウハットというアーチストがこの世に存在するのかわかりませんが・・・。
活用形:ja poslouchám, ty posloucháš, on/ona poslouchá, my posloucháme, vy posloucháte, oni poslouchají
過去形:poslouchal

・snídat (have breakfast)
発音:スニダート
覚え方:朝食スニダート(済んだの)?
     謎の方言である。
活用形:ja snídám, ty snídáš, on/ona snídá, my snídáme, vy snídáte, oni snídají
過去形:snídal

・stávat (get up)
発音:スタヴァット
覚え方:スタバに行こうとして起きる。=スタヴァット
     プラハは素敵なカフェが沢山あるのでスタバに入っちゃうのは、ちょっともったいないです。
活用形:ja stávám, ty stáváš, on/ona stává, my stáváme, vy stáváte, oni stávájí
過去形:stával

・znát (know)
発音:ズナート
覚え方:それ知ってるズナート?
     謎の方言である(2回目)。
活用形:ja znám, ty znáš, on/ona zná, my známe,vy znáte,oni znají
過去形:znál

<Iファミリー>

・jíst (eat)
発音:イースト
覚え方:イースト菌を食べる。
                それってつまりパンを食べているってことなんだろうか。
活用形:ja jím, ty jíš, on/ona jí, my jíme, ty jíte, oni jedí
過去形:jedl

・mulvit (speak)
発音:ムルビート
覚え方:ムール貝がビートを刻んで話し出した。
                 食べようと思ったムール貝が急にマシンガントーク、そんなバカな!
活用形:ja mluvím, ty mluvíš, on/ona mluví, my mluvíme, vy mluvíte, oni mluví
過去形:mluvil

・musit (must)
発音:ムシット
覚え方:嫉妬してはいけない、ムシット(無嫉妬)だ。
                 You mustn't be jealous.という英文が下敷きになっています。
活用形:ja musím, ty musíš, on/ona musí, my musíme,vy musíte, oni musí
過去形:

・myslet (think)
発音:ミスレット
覚え方:ミス・レット考える。
                レットさんという若い女性が何かを考えているのをイメージ。
活用形:ja myslím, ty myslíš,on/ona myslí, my myslíme, vy myslíte, oni myslí
過去形:myslel

・řídit (drive)
発音:ジジット
覚え方:ジジ(おじいさん)(と)運転する。
                運転席でおじいさんのヒザに乗せられた小さな孫の台詞。
活用形:
過去形:

・rozumět (understand)
発音:ロズミェット
覚え方:ローズミェット理解し合える仲だ。=ロズミェット
     この単語は初心者でもよく使う。なぜなら「ネロズミーム、チェスキー(チェコ語わかりません)」と言う機会が多いからだ。
活用形:ja rozumím,ty rozumíš, on/ona rozumí, my rozumíme, vy rozumíte, oni rozumìjí
過去形:

・slyšet (hear)
発音:スリシェット
覚え方:悪いニュースばかり聞くと耳がスリシェット(すり減ると)。
     世の中暗いニュースばかりだとね。
活用形:
過去形:slyšel

・spát (sleep)
発音:スパート
覚え方:眠りのラストスパート。
                 この単語は「オン スピー (彼は眠っている)」などと活用して、まるで寝息のようだから覚えやすい。
活用形:ja spím, ty spíš, on/ona spí, my spíme, vy spíte, oni spí
過去形:spal

・stát (to stand)
発音:スタート
覚え方:スタートラインに立っている。
     実に美しい出来映え。今の季節にぴったりだ。
活用形:ja stojím, ty stojíš, on/ona stojí ,my stojíme, vy stojíte, oni stojí
過去形:stál

・uklízet (to clean)
発音:ウクリゼット
覚え方:ウクリ(浮いている栗)を掃除する。=ウクリゼット
     空中に浮いている栗を掃除しているイメージ。あり得ない状況だけど許して下さい。
活用形:ja uklízím, ty uklízíš, on/ona uklízí,my uklízíme,vy uklízíte, oni uklízejí
過去形:

・umět (can)※能力がある、やり方を知っているという意味
発音:ウミェット
覚え方:ウミェット(海へと)泳げる能力がある。
     内陸国チェコから海へアクセスするにはブルタバ川を下ればよいのだろうか・・・。
活用形:ja umím,ty umíš, on/ona umí, my umíme, vy umíte, oni umìjí
過去形:

・vařit (to cook)
発音:バジット
覚え方:バジルを使って料理する。=バジット
     シャレ成立ならず。ジェラートだのムール貝だのバジルだの、なんか登場する食がイタリアンだな。

活用形:
過去形:


<OVATファミリー>

・cestovat (to travel)
発音:チェストバット
覚え方:チェストバットを持って旅立つ。
     これは既に出ましたね。
活用形:ja cestuju, ty cestuješ, on/ona cestuje, my cestujeme, vy cestujete, oni cestují
過去形:cestoval

・lyžovat (to ski)
発音:リーゾバット
覚え方:リゾートでやるスキー。=リーゾバット
     私はスキーが苦手なので使う機会はないだろうが。
活用形:
過去形:lyžoval

・nakupovat (buy)
発音:ナクポバット
覚え方:ナクポ(泣く子)にバット買ってやる。
     泣きながらバットを振り回すなんて、逆に危なそうだが。
活用形:ja nakupuju ,ty naupuješ , on/ona nakupuje , my nakupujeme , ty nakupujete , oni nakupují
過去形:nakupoval

・malovat (to paint, draw)
発音:マロバット
覚え方:マロ(麻呂)を描いてみる。=マロバット
     平安時代の貴族の肖像画を描いているイメージ。
活用形:
過去形:maloval

・potřebovat (to need)
発音:ポトジェボバット
覚え方:ポトジェ(プロトジェ<because>のフランス語風発音)、
    ボバット
(美しいバットという意味のフランス語)が必要なのです。
仏人クラスメートに言わせると、私のチェコ語はフランス語なまりなのだそうな。まだチェコ語固有のスイッチが脳内に出来ていないため、「すわ、外国語!」となるとフランス語のスイッチが入ってしまうからだと思う(だからと言ってフランス語が流暢なわけではないのが悲しいところだ)。
活用形:
過去形:potřeboval

・pracovat (work)
発音:プラツォバット
覚え方:プラツォ(ぷらっと)せずに働け=プラツォバット
     社会主義時代は国民全員に就労の義務があったらしい。
活用形:
過去形:
pracoval

・studovat (to study)
発音:ストドゥバット
覚え方:studyのovat形なので、特になし。
     チェコ語には英語から借用した動詞にovatを付けたものが多い。全部このタイプならいいのにな・・・。
活用形:
過去形:studoval

・sportvat (do sports)
発音:スポルトバット
覚え方:sportsのovat形なので、特になし。
     そういえば「すぽると!」ってスポーツ情報番組があったな。
活用形:
過去形:sportval

・telefonovat (to call, telephone)
発音:テレフォノバット
覚え方:telephoneのovat形なので、特になし。
     この英動詞+ovatのパターンで、sexovatという動詞もあるから笑える。
活用形:
過去形:telefonoval

・tancovat (to dance)
発音:タンコバット
覚え方:タンコ(ゴ)を踊る。=タンコバット
     本当にタンゴから来た単語かは不明です。
活用形:
過去形:tancoval


<イレギュラー活用ファミリー>

být (to be)
発音:ビート
覚え方:ビートたけしが、いる。
     世界のたけし、チェコ語にも進出。
活用:ja jsem, ty jsi, on/ona je, my jsme, vy jste, oni jsou
過去形:byl

・chtít (want)
発音:フチート
覚え方:チのところが、チート(少し)欲しいのですが。
                 巻き寿司なんかはフチのところに具がはみ出てたりして、美味しいですよね。
活用形:ja chci, ty chceš, on/ona chce, my chceme, yy chcete, oni chtějí
過去形:chtěl

・číst (read)
発音:チースト
覚え方:「チース!」(「ちーす!」と)本を読みながら登場。
     気さくな二宮金次郎みたいな人をイメージ。
活用形:ja čtu, ty čteš, on/ona čte, my čteme, vy čtete, oni čtou
過去形:četl

・hrát (to play)
発音:フラート
覚え方:フラートプレイヤー。
     フラートは英語で「浮気な遊び人」みたいなニュアンスを持つ形容詞。プレイボーイやプレイガールをイメージしてみた。
活用形:ja hraju,ty hraješ,on/ona hraje ,my hrajeme, vy hrajete,oni hrajou
過去形:hrál

・jet (go by transport)
発音:ジェット
覚え方:ジェット機で行く。
     チェコ語は同じ「行く」でも徒歩の場合と交通機関使用の場合で単語が異なる。メンドクサイ!
活用形:ja  jedu, ty jedeš, on/ona jede ,my jedeme,vy jedete, oni jedou
過去形:jel

・jít (go by foot)
発音:イート
覚え方:イートしながら歩く。
     食べるはイーストなので混同注意。プラハではピザやサンドイッチなどを食べながら歩いている人をよく見かける。
活用形:ja jdu, ty jdeš, on/ona jde, my jdeme, vy jdete, oni jdou
     一人称単数と三人称複数の活用が日本語の「移動」みたいになるのが面白い。
過去形:šel, šla, šli

mít (have)
発音:
ミート
覚え方:ミートボール持ってる
    お弁当の定番である。
活用形:ja mám, ty máš, on/ona má , my máme, vy máte, oni mají
過去形:měl

・moct (can)※実現可能だ、可能性があるという意味。
発音:モツト
覚え方:可能な限りモツト(持つと)。
    「先方は可能な限りお金を払うと言っている」のこなれた表現。
活用形:ja můžu, ty můžeš, on/ona může, my můžeme, vy můžete, oni můžou
過去形:mohl 

・pít (to drink)
発音:ピート
覚え方:ピート(英語でピーターの愛称)、何飲む
                もちろんピヴォ(ビール)!
活用形:ja piju, ty piješ, on/ona pije, my pijeme, vy pijete, oni pijou
過去形:pil

・plavat (swim)
発音:プラバット
覚え方:プラバット(プラスチックのバット)を持って泳ぐ。
     私はほとんど泳がないので、これも使う機会はないだろうが。
活用形:ja plavu,ty plaveš, on/ona plave, my plaveme,vy plavete, oni plavou
過去形:plaval

・psát (write, spell)
発音:プサート
覚え方:プサー(プーさん)(と)いて。
                私の夫は幼い頃プーさんの友達ピグレットが好きだったそうな。
活用形:ja píšu, ty píšeš, on/ona píše ,my píšeme, vy píšete, oni píšou
過去形:psal



ダジャレで単語暗記4(チェコ語、フランス語)


チェコ語教室に通い始めて約3ヶ月。だんだんと難しくなってきました・・・。簡単な挨拶、形容詞の男性/女性/中性の活用、ある程度型が決まったフレーズ、数字・・・などやってきましたが、初級の最初の難関(私が勝手に決めた)である動詞の活用が出て来てしまいました。本当に頭が痛いです。

フランス語の動詞活用も気絶しそうになりながら、何度も書いて覚えた記憶がありますが、あのとき私は若かった・・・。今はそんな情熱もやる気もありません。だいたいどうしてこんなマイナー言語を勉強してるんだ?私(※チェコに住んでるからです)。

しかし、やるしかないのです。よくドラマの中でキャリアウーマンが「男は裏切るけど、仕事は裏切らない」と言ったりするでは ないですか。しかし私の経験から思うことなのですが、時として仕事も裏切るんですよ(特に大きな会社で働いてたりする場合は)。自分の能力や職責とは及ばない範囲で起きたこと、例えば上層部社内政治の結果とかトップダウンで下りて来たものによって、どんなに頑張っていても「裏切られた!」と思うことだってあるんです。まあ仕事というより「会社」に裏切られるということなのかもしれないけど、お勤めしている人にとっては仕事と会社はほぼ=の存在ということで・・・。

しかし遅まきながら私、気付いちゃったんですよ(稲川淳二風)、勉強は裏切らないということに!語学にしろ資格試験にしろキャリアアップのためにしろ、自分のためにやる勉強は一生懸命やればやるほど実り多きものとなって自分に帰って来るし、自分のさじ加減しかない世界だから、思もよらぬところで他人に裏切られることもないじゃないか・・・ということに最近気が付きました。これがリアル成果主義!だから頑張ろうじゃないか・・・!と挫折しそうな自分への励ましなのでした・・・。偉そうにサーセン。

※原語は面倒くさいので併記しません。
※語の和訳は基本的な意味に限定しています。
※活用があるものに関しては原形を基本としています。
※この勉強法の利用により生じた失笑等の損害には、一切応じかねますのでご了承下さい。


<チェコ語編>



同じホテルにステイニー(ステイね)」
ステイニー・・・同じ
海外旅行中の北斗晶一家をストーカーする岡本夏生をイメージ。

「『小さな魔女ジニー』のDVDあったよ」「違う、これじゃない」
ジニー・・・違う
そういうタイトルの海外ドラマがあるようですが、未見です。

違うイエニー(家に)住むことになりました」
イエニー・・・違う
いわゆる別居である。

「あのトブーイ(飛ぶ家)は君の?」
トブーイ・・・君の
かなりあり得ないシチュエーションだけど、許して下さい。

「このバーシュ(バッシュ)はあなたのものですか?」
バーシュ・・・あなたの
若かりし頃はコンバースのハイカットなどを履いていたものである。チェコ語ではフランス語と同じく親密度によって「きみ」「あなた」を使い分ける。無論活用も違うので大変だ。

イェイー彼女のアドレスゲットだぜ!」
イェイー・・・彼女の
「彼の」は、イェホ。

は寒いからジムニー(ジムに)行こう」
ジムニー・・・冬
しかし、真冬の朝でもジョギングをしている人がプラハにはいっぱいいます。

ズリーな、この意地悪!」
ズリー・・・意地悪
日本語とチェコ語の奇跡のコラボ、再び。

「太陽が、スルンと消えた、ツェ(ちぇ)!」
スルンツェ・・・太陽
と言いたくなってしまう程、冬の間の太陽は貴重だ。

「言うことを聞かないこの女の子ホルカー(放るか)?」
ホルカー・・・女の子
暖かいという形容詞もホルカーと言うらしい(発音は微妙に違うらしいが)。 ホットなオナゴは、ホルカーホルカーになる。

「この男の子クルックって鳴いてまるで鳩みたい」
クルック・・・男の子
子供を持つなら男の子がいいと最近思います。男の子の方が可愛くないですか?

オブホッドっていうなんだよ」「変な名前だな」
オブホッド・・・店
もうシャレでさえないけど、すべては暗記の為。許して下さい。

マグカップの中のコーヒーがヘルネッ(減るね)ク~(く~)ッ!」
ヘルネック・・・マグカップ
飲んでないのにコーヒーが減って行く不思議なマグカップなのだろう。

早くリフレに行こうよ」
リフレ・・・早く
日本にあるリフレと言う名前のマッサージチェーンに、早く行きたいというシチュエーションを想定。

「このブフ・ブルギニョン、レベル!」
ブフ・・・神
無宗教の人が多いチェコだが、「オーマイゴッド」に相当する表現で「イェジシマリア」というのがある。イエスとマリアの名を叫ぶことで、驚き等の気持ちを表現しているのが面白い。

プラーヴォ(ブラボー)!と右手を上げる」
プラーヴォ・・・右
右はヴレヴォ。プラーヴォ(右)という名前の新聞があるが、保守層が読む新聞なのだそうだ。日本ではそんなストレートなネーミングちょっとないなあ。


誕生日ナロ、ゼニニー(なろう、銭に)」
ナロゼニニー・ ・・誕生日
意味不明ですが、誕生日は周りの人にお金をかけてもらえるという日ということで。

プジェスニー(プレスリー)は時間を守る男だったそうだ」
プジェスニー・・・時間に正確な
ロックスターだけど時間厳守なプレスリーをイメージしてみた。

お義母さんも、もうトヒニェ(歳ね)」
トヒニェ・・・義理の母
クヒニェ(台所)と区別するのが難しい義理の母。義理の父はトゥハーン。

「ここにジーット(じっと)住んでいます」
ジーット・・・住む
プラハの街にはゴーレムという妖怪が住んでいるという伝説がある。


「鼻をにしたらナホル(治る)」
ナホル・・・上
鼻血が出た時の対処法をイメージ。

ドレを向いてごらん」
ドレ ・・・下
それでも鼻血が止まらないときは、下を向いてどんどん出した方が良い(かも)。

「遠くから来た、この子はダレ?(誰、子)」
ダレコ・・・遠く
近いはポブリーシュ。

水曜日に来る人はシュトレーダ(ストレートだ)」
シュトレーダ・・・水曜日
ゲイばかり来るお店だが、水曜日はストレートの人が多いというシチュエーションをイメージ。

木曜日チトブルッテク(ちと、ぶるってく→ちょっと寒くなる)」
チトブルテック・・・木曜日
予報によると、ちょっと寒くなる木曜日。チェコ語の曜日で、水木の発音の難しさは異常である。


<フランス語編>

「こんなコートを着るなんて、彼はパーデュッスー(パーです)」
パーデュッスー・・・(男性用)オーバーコート
コート全般は「マント」というけど、あえて男性用と言いたければこっちみたい。

編み物トリコなの!」
トリコ・・・編み物
トリコ・コムデギャルソンというブランドがあるけど、そういうことだったのか。直訳すると「編み物・男の子のように」

ラテを飲んでいたら、電車に乗り損ねた
ラテ・・・乗り損ねる、失敗する
英語でいうところの「アイミスザトレイン」ですね。

サーンス(算数)を勉強する意味がわからな い」
サーンス・・・意味、感覚
小学生時代の私の叫び。とにかく計算が苦手だった。それに比べたらまだ動詞活用の方が簡単かも?

ダジャレで単語暗記3(チェコ語、フランス語)

第3弾が出来たのでアップします。だんだんとチェコ語学習が進み、この前は男性形/女性形/中性形の違いを学習しました。チェコ語の数字も出て来て難しくなって来ています。とはいってもまだまだ初心者レベルですが・・・。そうそう、この前はスーパーのレジで合計金額をたどたどしいチェコ語で読んだら、レジのおばちゃんが微笑んでくれました。チョッピリ嬉しい瞬間です。

一方フランス語は、だんだん自習に時間を裂くことが難しくなってきそうな予感が・・・。なるべくラジオフランスインターナショナル(ネットでも聴取可能)を聞いて、スピードラーニング的ソリューションを取ることにしました。なにもやらないよりは、マシなはず・・・。

今回、マレー語はおやすみです。

※原語は面倒くさいので併記しません。
※語の和訳は基本的な意味に限定しています。
※活用があるものに関しては原形を基本としています。
※この勉強法の利用により生じた失笑等の損害には、一切応じかねますのでご了承下さい。

<チェコ語編>


ウホ、いい!」
ウホ・・・耳
ホモの男性が好きなタイプの耳を見て、喜んでいるのをイメージ。

ウースタ(ウスター)ソースがついてるよ」
ウースタ・・・口
とんかつにむしゃぶりついているシーンをイメージ。

指輪をはめる、ズボニット(ズボっと)!」
ズボニット・・・指輪
勢い良く言うのがポイント。

チキンクウジェ(食うぜ)!」
クウジェ・・・チキン
チェコでは鶏が1羽400円くらいで買える。

兵士が『もう戦争は嫌だ』とボヤーク(ぼやく)」
ボヤーク・・・兵士
ラブアンドピースな一作。

小さいパンですか、ホースカ(そうすか)」
ホースカ・・・小さいパン
チェコ人はパンも大好きだ。

「あの外国人女性チズィンカ(知人か)?」
チズィンカ・・・外国人女性
外国人男性はチズィネッツ。

コニチキー(小錦)の趣味は?」
コニチキー・・・趣味
普通に英語でホビーと言っても通じるらしい。

ライツェ(来世)では、トマトになりたい」
ライツェ・・・トマト
「私は貝になりたい」ではなく「私はトマトになりたい」

モレそうだから、で用を足す」
モレ・・・海
みんなしたことあるでしょう?ちなみにチェコには海がないのだった。

スメタナクリームがお好き」
スメタナ・・・クリーム
作曲家のスメタナは甘党説。コーヒーに入れるクリームもスメタナ。てかこれダジャレじゃないですね。

お金持ちボハティ(防波堤)を作った」
ボハティ・・・お金持ち
しかし防波堤を作ったところで、チェコに海はないのだった。

貧乏なのでフディー(フーディー)を着る」
フディー・・・貧乏
フーディーは英語でフード付きパーカーのこと。「8 mile」のエミネムをイメージして。

トルスティ(トルストイ)の分厚い本」
トルスティ・・・厚い
たぶんチェコ人でロシア文学を学ぶ人は絶対ダジャレにしている、はず。

10時にデセット(デザート)を食べよう」
デセット・・・数字の10
10時のオヤツです。数字の9はデビエット。どちらも「デ」から始まるので混じってしょうがない。

100人がストを行った」
スト・・・数字の100
まだチェコでストにあたったことはないけど、労働者の団結力はすごそうな気が。

お腹が空きすぎて、フラッド(ふらっと)する」
フラッド・・・空腹
「お腹が空いた」は「マームフラッド」。ドイツ人のバビーチカが最初に覚えたフレーズだそうだ。


おならが、プルット(プルっと)出た」
プルット・・・おなら
語感と体感の絶妙。第一弾で出たマレー語の「チリビリ(下痢)」と同じくらいハマる。やはり下ネタは鉄板なのだった。


<フランス語編>

「そこに着飾った人がオルネ
オルネ・・・飾る
オルネ・ド・フォイユってお店があるけど、葉っぱでデコったって意味なんだろうな。

デマレ(だまれ)、発進するぞ! 」
デマレ・・・(乗り物が)発進する
チープなサスペンス映画でよく見るシーンをイメージ。このあとはハイウェーでカーチェイスだ。

「それは間違っトールよ」
トール・・・間違い
日本語とフランス語が繋がった。

砂利だらけのグラビエ(グラビア)アイドル」
グラビエ・・・砂利
下積みの頑張ってるグラビアアイドルをイメージ。

「これバケツ?」「ソーです」
ソー・・・バケツ
映画「マイティー・ソー」は強いバケツってこと?

デブルイエ(デブる家)の謎を解明する
デブルイエ・・・解明する
そんな家いやだ〜!

ぬかるみにはまり、ブーたれる」
ブー・・・ぬかるみ
ジェーン・バーキンの歌で「ぬかるみ」というのがあるけど、それは「ラ・ガドゥー」って言ってたなあ。どう違うのだろう?

タイルを張り替えるのダルいな~」
ダル・・・タイル、敷石
覚えてもいいけど、果たして使う機会があるのだろうか・・・。

アラシェ(嵐)のようにプレゼントの包み紙をはぎ取る
アラシェ・・・はぎ取る
プレゼントを開けるとき、日本人は包装紙を破らないように綺麗に綺麗に開けるけど、欧米ではビリリと破くのがスタンダードなようだ。一節には「中に何が入ってるの?待ちきれない!」という気分を表すとも言われている。しかし、どうしても綺麗に開けてしまう私はやはり日本人だ。

「このブラゼー(ブラジャー)にはもう飽きたわ」
ブラゼー・・・飽きさせる
女性誌等では、下着に気を使うのが本当のお洒落だとか、女力だとか言われているが・・・。私にはどうでもいいのだった。

ぶらぶら歩いて、フラフラネ
フラネ・・・ぶらぶら歩く
ある女性セレブ(私もファン)のサイトで使われていた言葉なので、気になって調べてみました。しかし、伝えたい和文の意味を考えると少し仏文が違うような気も。こういう外国語のちょっとしたズレって世の中にいっぱいあるんだろうなあ。

ダジャレで単語を暗記2(チェコ語、フランス語、マレー語)


先日アップして大好評だったダジャレで単語暗記・・・。いまのところ拍手4つ!自己ベスト更新です。拍手クリックをして下さった皆さん・・・本当にどうもありがとうございます。コメントをくれた、さちよさん&umeko&あみーごもありがとう♥♥♥ ”大好評”のこのネタ、早くも第二弾が登場ですよ。チェコ語、フランス語、ほんのおまけにマレー語もつけてみました。お楽しみ頂ければ幸いです。

※原語は面倒くさいので併記しません。
※語の和訳は基本的な意味に限定しています。
※活用があるものに関しては原形を基本としています。
※この勉強法の利用により生じた失笑等の損害には、一切応じかねますのでご了承下さい。

<チェコ語編>


美しさクラーサい(下さい)!」
クラーサ・・・美しさ
女の切実な願いとチェコ語が結びついた!

ヴラシ(ブラシ)でをとかします」
ヴラシ・・・髪
隣接関係にあるモノ同士なので覚えやすい。

を割っちまった、ズルツァルド(ずらかるぞ)!」
ズルツァルド・・・鏡
実際の発音はとっても難しいです。

「欲しいバッグをパソコンで、ポチータッチュ(ポチったっちゅ)」
ポチータッチュ・・・パソコン
可愛く言えば、ムダ使いも許されると思っているのだろう。しかし実に可愛い響きの単語である。

クジャーク(クジャク)は喫煙者
クジャーク・・・喫煙者
羽を広げながらヤニるクジャクをイメージ。

ドスット(ドスっと)、これで充分です」
ドスット・・・充分
チェコ語と日本語オノマトペの素敵なコラボ

ソースをかけるのは、ちょっとオマーチカ(お待ち)」
オマーチカ・・・ ソース
まずは素材そのものの味を味わってからにして!とコダワリ派のお店らしい。

オレイ (お礼)にを塗って差し上げます」
オレイ・・・油
一体どんなシチュエーションなのだろうか。油谷さん?

コレノー(これのう)、ワシのヒザじゃよ」
コレノー・・・ひざ
ボケかけたおじいさんが、ヘルパーさんに告げる。

「あの人にはお世話になったから、キュウリでもオクルカ(贈るか)」
オクルカ・・・キュウリ
キュウリを贈られても、あまり嬉しくないが・・・。

が散る頃には、リストが聴きたくなるんだ」
リスト・・・葉
リストはクラシックの作曲家。ムーディーな晩秋をイメージした美しい一文。

「コレ、ストロウム(ストローを産む)です」
ストロウム・・・樹
かなり苦しいけど、中国人が話しているイメージで。

足の甲ナールト(なると)がついてるよ」
ナールト・・・足の甲
よっぽど急いでラーメンを食べたのだろう。

ボク(僕)がを振るから、君は動かなくていいよ」
ボク・・・腰
下ネタの記憶定着率の高さは驚異的である。

「このインコ、手に乗ルカ(乗るか)なあ?」
ルカ・・・手
インコ好きの友人Cakeyに捧げる。

「えっ、ポットを集めてるの?!」
ポット・・・汗
変態である。

トゥクばかり乗っていたら、脂肪がついちゃった」
トゥク・・・脂肪
トゥクは東南アジア全域にある三輪タクシーのこと。トゥクで風を切って走るのは最高である。

「わしは、退屈ヌダ(のだ) 」
ヌダ・・・退屈
バカボンのパパ風に。

「今日は晴れヤスノ(やんすの)」
ヤスノ・・・晴れ
調べたところ「やんす」は広島方言らしい。

「明日はデーシュ(でーしゅ)、チッ!」
デーシュチ・・・雨
幼児が天気予報を見て悪態をついているのをイメージ。

ホラだ!」
ホラ・・・山
英語で「ケーブ(警部)、ほら穴です!」という名作単語暗記ダジャレがある

ネベ(ねえべ)」
ネベ・・・空
田舎から上京してきた人が、高層ビルばかりの東京の空を見上げて一言。

孤独サムさん」
サム・・・孤独
安室ちゃんと離婚したからだろうか?

ネボ(寝坊)OR徹夜、どっちを取る?」
ネボ・・・または、か(英語でいうor)
このまま中途半端に寝るよりは、朝まで起きていた方がよいときもある。

彼女オナ(女)です」
オナ・・・彼女
これもチェコ語と日本語の奇跡のコラボ。

彼らオニ(鬼)だ!」
オニ・・・彼ら
いったいどんな彼らなんだろうか。

「僕のは東京ドゥーム(ドーム)より広いんだ」
ドゥーム・・・家
見栄っ張りな子供が言う。

コインミンツェなさい(見せなさい)」
ミンツェ・・・コイン
チェコのコインの大小/価値がいまだに覚えられません。

チェ、ホットナー(ホットな)アイドルがまたデキ婚かよ」
チェホットナー・・・妊娠
ぼやくファン。気持ちはわからないでもないが。

ベタ文章書くよね~」
ベタ・・・文章
私のことだろうか。

キノ(昨日)、映画館に行ったんだ」
キノ・・・映画館
映画大好き!

チェストヴァット(バット)を持って旅行に行こう」
チェストヴァット・・・旅行
家具を持って行くとは、旅行というより引っ越し?

「このヤクどうやってキメたらいいの?」
ヤク・・・どうやって
アンダーグラウンドな作品。

グドい」
グド・・・誰
ルー大柴のことを知らない人が言ってるイメージ。

「もうグデグデ(ぐでんぐでん)・・・ここはどこ?」
グデ・・・どこ
チェコ語と日本語オノマトペの素敵なコラボ2

電車ヴラック(ブラック)企業へ通勤」
ヴラック・・・電車、列車
憂鬱な朝の通勤風景を描写。

チホ静かになさい!」
チホ・・・静かに(してください)
騒がしいチホちゃんにお母さんが言う台詞。

クニハ(クニは)、が好きなんだね」
クニハ・・・本
いつも本を読んでいるクニという男の子に友人が言う台詞。

移住してきたオサダです」
オサダ・・・移住
チェコでオサダさんという人は、Mr.移住か。

「おい、そこのムーシュ(無視)するな!」
ムーシュ・・・男
フランス語のムッシューとも相通じる。

クロバーサ(黒いばあさん)が焼くソーセージ
クロバーサ・・・ソーセージ
バーサは「魔女の宅急便」の登場人物。老婦人宅にいる「あたしゃ電気は嫌い」のお手伝いさんだ。

「あの人は狂ってるかもシレニー(しれない)」
シレニー・・・狂った
こんな発言をしている人こそ狂ってるかもシレニー。

「いまだにフロウピー(フロッピー)を使ってるなんて馬鹿だ」
フロウピー・・・馬鹿な
私もその昔は使ってました。

ピエクニーッ(ピクニック)に行くなんて素敵ね!」
ピエクニー・・・素敵な
アメリカ英語風にテンション高く読むのがコツ。

オソバ(お蕎麦)を食べる
オソバ・・・人
チェコ語と江戸の粋な食文化が奇跡のコラボレーション!

両方ともオバさんだよ」
オバ・・・両方とも
2対2の合コンで、メンズの胸中やいかに。

恐怖オババ
オババ・・・恐怖
学校の怪談風。「オ」から始まる単語は鉱脈がザクザク埋まっている予感・・・!


<フランス語編>


壊れているアンパン
アンパン・・・壊れている
マレーシアのクアラルンプールにはアンパン公園や、アンパンモールという場所がある。もちろん正常に機能していた。

アンサン(アンさん)が妊娠した」
アンサン・・・妊娠
アンという外国人女性のおめでたをイメージ。

コンソメスープを消費する
コンソメ・・・消費する
カルビーポテトチップのコンソメ味が食べたいなあ~。

オランダ人オランデ
オランデ・・・オランダ人
女性形はオランデーズ。こちらでも代用可能。

「このサリー汚れてるよ」
サリー(ル)・・・汚す
カレーの染みがついてしまっ たサリーをイメージ。

白状するアブエ(阿部)ちゃん」
アブエ・・・白状する、罪を認める
かなり苦しいけど、単語暗記のために少しだけ目をつぶって下さい。

ランジェ(ランジェリー)を整頓する
ランジェ・・・整頓する
下着のオーガナイズには、区分けされた箱が便利。

プーサン(プーさん)はまだまだヒヨッ子
プーサン・・・ひよこ
「くまのプーサン」は「くまのひよこ」になる。

「そんな運転だとタイヤがパンクしてクルヴェ(来るべ)」
クルヴェ・・・破裂/パンクする
破裂は瞬間動詞なのでかなり違和感があるが、単語暗記のためにお目こぼしを。

パリエ(パリへ)、行けるかどうか賭けよう」
パリエ・・・賭ける
こちらは綺麗にまとまった一文。

トレネー(取 れねえ)!と足を引きずる
トレネ・・・引きずる
そしてパリ名物、犬のうんこを踏んでしまったとさ。


<おまけのマレー語編>

「お前の見てるとムカつくんだよ!」
ムカ・・・顔
このようにダジャレ文章だけど普通の文が成立してしまうのがマレー語である。

ポトン切り落とす」
ポトン・・・切る
野菜のヘタをポトン。

ナンカ(なんだか)、ジャックフルーツ食べたい気分」
ナンカ・・・ジャックフルーツ
とかいいつつ、ジャックフルーツをまだ食べたことないかも。

アハッ、じゃあ日曜日にね!」
アハッ・・・日曜日
はにかみつつデートの約束だろうか、初々しい。

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